中国輸入での通関の流れと必要書類|通関を早くする方法も紹介

こんにちは!

中国輸入代行「誠」のパンダの社長こと酒井(@makoto1688)です^^

 

パンダ娘
中国からはじめて商品を輸入しようと思ったんですが、“通関”って専門用語が多すぎて、どんな書類を用意して、どんな順序で進めればいいのか全然わかりません…不備があると突然止められちゃうって聞いて、準備段階からそわそわしてます…

このような悩みにお答えします。

 

中国輸入で通関を早くしたいと思ったことはありませんか。個人事業主は、税関輸出入者コードを取得する。法人は、法人番号やJASTPROコードを取得する。これで通関が少し早くなります。さらに法人は、NACCSのリアルタイム口座へ登録することで、通関時に関税引落ができ、さらに通関が早くなりますよ。

この記事は、長年、中国輸入代行を営むパンダの社長が書いています。

パンダの社長
そのお気持ち、すっごくよくわかります!はじめてだと“インボイス”に“パッキングリスト”、“輸入許可通知書”なんて聞くだけで頭がこんがらがりますよね。でも安心してください。この記事では、必要書類をステップごとにわかりやすく整理して、通関の手順を“初めての方もスッと理解できるように”お伝えしています!

 

それでは見ていきましょう。

 

中国輸入でも通関手続きはある?

中国から商品を輸入する場合でも、日本での「通関手続き」は必ず必要になります。

これは、たとえ個人利用の少量輸入でも基本的には避けられないステップです。

この記事では、通関とは何か、どんな書類が必要なのか、関税の支払いタイミングや早く通関するコツなどを初心者向けにわかりやすく解説します。

 

 

詳しく見ていきましょう。

 

通関とは?

通関とは、海外から届いた荷物を日本に正式に「入国」させるための手続きのことです。

税関が内容をチェックし、必要に応じて関税や消費税が課されます。

商品によっては検査や書類の確認が必要になることもあります。

通関手続きが完了しないと、荷物は受け取れません。

スムーズに受け取るためには、正確な申告が重要です。

 

中国輸入でも通関は必要?

はい、中国からの輸入であっても通関は必須です。

たとえ個人がAliExpressなどで買い物をした場合でも、税関による審査はおこなわれます。

商用利用で大量に仕入れる場合は、さらに詳細な書類提出が求められます。

逆に、個人利用で小規模な荷物は簡易通関で済むこともあります。

ただし、免税になるとは限らないので注意が必要です。

 

必ず関税を支払う必要はある?

関税が発生するかどうかは、商品価格や種類、数量によって異なります。

一般的に1万円以下の商品は免税となるケースが多いですが、これはあくまで目安です。

関税だけでなく、消費税がかかる場合もあります。

また、個人利用か商用かによっても扱いが変わります。

事前におおよその税額を調べておくと安心です。

 

関税を支払うタイミングは?

関税は、荷物が日本に到着して通関されるときに支払います。

多くの場合は、配達業者(ヤマト、佐川、日本郵便など)から請求される形になります。

代金引換のように商品を受け取るときに一緒に支払うスタイルが一般的です。

法人輸入や商用輸入の場合は、別途振込などで支払うこともあります。

輸入前に想定しておくとスムーズです。

 

関税は誰が払うの?

基本的には「輸入者」が関税を支払います。

AliExpressなどで買い物をした場合は、購入者本人が輸入者と見なされます。

転送サービスを使った場合でも、最終的に商品を受け取る人が支払うことが多いです。

業者が代行して支払う場合もありますが、費用に上乗せされている可能性があります。

支払い義務の所在を事前に確認しておくことが大切です。

 

通関時の注意点

偽の申告(低価格での申請など)はペナルティの対象になります。

商標権侵害や輸入禁止品が含まれていると、没収や罰金の可能性もあります。

インボイス(納品書)や発送ラベルの記載内容に不備があると、通関が遅れる原因になります。

関税や消費税の請求が来たときは、速やかに支払うようにしましょう。

事前に輸入する商品の条件やルールを調べておくことが安心のカギです。

目次に戻る▶▶

 

通関手続きの流れと必要書類

中国から商品を輸入する際には、「通関」というプロセスを順番にこなす必要があります。

通関がスムーズにいかないと、荷物の到着が遅れたり、最悪の場合は没収されることも。

ここでは、通関の一般的な流れと、その際に必要となる書類について、初心者向けにわかりやすく解説します。

 

 

詳しく見ていきましょう。

 

①必要書類の準備

通関にはいくつかの基本的な書類が必要です。

主なものは「インボイス(納品書)」「パッキングリスト」「B/L(船便)またはAWB(航空便)」「輸入者の情報」です。

これらは中国の仕入れ先や代行業者から提供されることが多いです。書類の内容が正確でないと、税関で止められる原因になります。

必ず早めに確認・準備しておくようにしましょう。

  • インボイス(商業送り状):取引内容と価格を示す書類で、輸入商品の詳細が記載されています。
  • パッキングリスト:商品数量や梱包の詳細が分かるリストです。
  • 輸入申告書:関税手続きで提出が必須です。
  • 税関申告補助書類:商品によっては、検査や特定の証明が必要です。
  • 運送に関する書類:B/L(船荷証券)やAWB(航空貨物運送状)などが含まれ、輸送業者から提供される書類です。

正直、はじめてですとなかなか厳しいです...代行業者や通関業者へ委託した方がスムーズかと思います!

 

②税関への輸入申告

書類がそろったら、税関に対して正式な輸入申告をおこないます。

これは「NACCS(ナックス)」という通関システムを通じて、業者または通関士が手続きを代行するのが一般的です。

内容には商品名、価格、数量、用途などの詳細が含まれます。

虚偽の申告や記載ミスがあるとトラブルになるため、正確な情報が必要です。

自己申告も可能ですが、初心者には代行利用が安心です。

 

③税関の審査・検査

税関は申告内容をもとに審査をおこないます。

内容に問題がなければそのまま進みますが、疑義がある場合は実際の商品の検査が入ることもあります。

特にブランド品や医薬品、電気製品などはチェックが厳しくなる傾向があります。

書類の不備や不明瞭な申告があると、ここで通関がストップします。

事前にリスクのある商品かどうか確認しておくのが大切です。

 

④関税・消費税の支払い

審査が通ると、次に関税や消費税の支払いが必要になります。

金額は申告価格をもとに自動計算され、通関業者や配達業者を通じて請求されます。

個人輸入の場合は、荷物到着時に代引きのような形で支払うことが多いです。

法人や事業者輸入では、請求書払いも可能です。

支払いが完了しないと、商品は受け取れないので注意しましょう。

 

⑤輸入許可の取得と商品の引き取り

関税の支払いが終わると、税関から「輸入許可」が正式に出ます。

これにより、荷物は日本国内へと正式に通ることができるようになります。

その後、商品は配送業者によって自宅や倉庫に届けられます。

自分で引き取りに行くケースは少なく、通常は宅配で届きます。

ここまでが一連の通関手続きの流れです。

目次に戻る▶▶

 

通関を早くする手順①:輸出入者コードの取得

通関を早くしたいなら、次の2つの書類を用意しておきましょう。

  • 法人の場合:法人番号+リアルタイム口座
  • 個人の場合:税関輸出入者コード(+リアルタイム口座)

 

法人の場合は、法人設立時に法人番号が発給されます。

法人番号はすでにお持ちですから、NACCSへ登録し、リアルタイム口座を取得する手続きをおこないましょう。

個人の場合は、少なくとも税関輸出入者コードは取得しましょう。

参考税関 > 税関輸出入者コードの新規申請手続 へのリンク

上記の書類の準備ができたら、あとはやることは2つです。

  1. 輸出国のシッパーに連絡する。
  2. 日本の通関業者へ連絡する。

 

輸出国のシッパーとは、中国輸入の場合、代行業者です。

invoiceへの輸出入者コードの記載とリアルタイム口座での引き落としであることを伝えてください。

また、日本の通関業者へは、NACCS利用であることと、会社名、輸出入者コードを伝えてください。

せっかく輸出入者コードを取得していても上記の連絡を行っていないと通関スピードに反映しません

必ず行うようにしましょう。

特に、2.の日本の通関業者への連絡は、中国側からはできませんので、あなた自身が行うことを忘れずに。

目次に戻る▶▶

 

通関を早くする方法②:NACCSとリアルタイム口座の利用方法

NACCS公式サイト

中国輸入でスムーズな通関手続きを実現するためには、NACCS(輸出入・港湾関連情報処理システム)とリアルタイム口座の活用が重要です。

これらのシステムを利用することで手続きを迅速化し、トラブルや遅延のリスクを軽減できます。

 

 

詳しく見ていきましょう。

 

NACCSの概要と利用方法

NACCSは、税関をはじめとする関連機関とのデータ交換をオンラインでおこなうシステムです。

輸出入業者は、NACCSを通じて申告や手続きができ、以下のようなメリットがあります。

  • 即時性:データが即時に税関へ送信されるため、手続きのスピードが大幅に向上します。
  • 一元化:通関に必要な申告内容や書類をデジタルで一元管理できるため、業務効率が上がります。
  • エラー防止:システムによりデータ入力ミスが減少し、確認プロセスの効率も向上します。

 

たとえば、NACCSを利用することで、関税や通関手数料の支払いがリアルタイムで完了し、税関の承認もスムーズに得られます。

これにより、従来の紙ベースでの申告と比較して通関手続きが迅速になります。

公式NACCS公式サイト

 

リアルタイム口座の活用方法

リアルタイム口座は、輸出入に関する手数料や税金の支払いを迅速におこなうためのオンライン口座です。

これにより、輸入時に発生するさまざまな費用の支払いがすぐに完了し、通関処理も速く進みます。

  • 即時決済:通関手数料や関税の支払いが即時に処理され、税関への支払い待ち時間が削減されます。
  • トラブル防止:支払い確認の手間が省け、支払い漏れや入金エラーが少なくなります。
  • 透明性の向上:口座の利用履歴が確認できるため、取引の透明性が向上し、経費管理が容易になります。

 

リアルタイム口座の利用には、あらかじめ申請が必要ですが、一度登録すると輸入時の手続きを速やかにおこなえます。

NACCSと連携させることで、輸入申告から支払い、税関承認までがスムーズに流れるため、特に多頻度の輸入業務において効果的です。

 

NACCSとリアルタイム口座の連携による効果

NACCSとリアルタイム口座を組み合わせて利用することで、通関手続きを短時間で完了する体制が整います。

書類作成、データ送信、支払い、税関承認が一つのシステムで管理されるため、輸入業務の大幅な効率化が可能です。

目次に戻る▶▶

 

通関を早くする方法③:5つの審査区分

日本での通関には、通関審査区分が5つあります。

通関審査区分により、通関のスピードが変わります。

5つの区分は下記のとおりです。

  • 区分1・・・簡易審査扱い
  • 区分2・・・書類審査扱い
  • 区分3・・・検査扱い(見本検査)
  • 区分4・・・検査扱い(一部検査)
  • 区分5・・・検査扱い(全検査)

 

区分1は、物量が相当あって、毎回同じ品目を申告している人(企業)の荷物です。

たとえば、毎月コンテナ輸送している場合はこれに当たる可能性が高いです。

個人輸入規模ですと、区分2~区分5です。

<binvoiceに記載のHSコードが輸入不可品目のコードであったり、invoiceの課税申告価格と物量が一致しないと税関が判断すると、区分3~区分5</bになります。

 

また、通関スピードは、区分1→区分5の順に遅くなります。

区分1は、輸入許可通知書に記載の関税を支払えば審査なしで通関できます。

区分3~区分5はまとめて検査扱いと呼ばれています。

  • 区分1・・・審査を必要としない通関です。
  • 区分2・・・invoiceで審査を行う通関です。
  • 区分3・・・箱を開けず見本審査を行う通関です。
  • 区分4・・・いくつかの商品のみをピックアップして審査を行う通関です。
  • 区分5・・・すべての商品の審査を行う通関です。

詳しくは、日本貿易振興機構(JETRO、ジェトロ)のサイトを参考にしてみてください。

参考JETRO > 輸入における税関の書類審査と現物検査:日本 へリンク

目次に戻る▶▶

 

補足:小形包装物での通関について

最後に、中国輸入における無在庫販売での関税の考え方について補足します。

無在庫の場合、1商品で課税価格1万円を越えることは珍しいです。

invoiceに記載する課税申告価格の合計額が1万円以下であれば非課税です。

ただし、次の場合には、無在庫でも課税される可能性があるので注意してください。

  • 同梱(=複数商品を1つにまとめて発送する)
  • 課税価格1万円以上の商品
  • 革製品や靴、編み物など、1万円未満での関税が生じる品目

当社は、関税の立替もサポートしていますよ!

 

課税されるということは、通関業者で関税の請求書を作成したり、あなたが支払いしたりと通関を遅くする原因になります。

関税を免税にする方法については、次の記事を参考にどうぞ。

目次に戻る▶▶

 

中国輸入で通関するなら「誠」

中国輸入代行-誠

通関は輸入ビジネスの中でも特にミスが許されない重要なステップです。

書類の不備や知識不足によって、商品が止められてしまうこともあります。

そんなときに頼りになるのが、中国輸入代行「誠」(まこと)です。

最後に、そのサービスの特徴と安心できる理由を紹介します。

 

 

詳しく見ていきましょう。

 

中国輸入代行「誠」とは?

「誠」は、中国輸入に特化した代行サービスで、仕入れから検品、発送、通関サポートまでを一括して対応しています。

初心者でも安心して利用できるよう、難しい手続きや専門的な部分をサポートしてくれるのが特徴です。

また、日本語でやり取りができるため、現地とのコミュニケーションで悩むこともありません。

輸入がはじめての方でも、必要な流れを丁寧に案内してくれるので安心です。

「はじめての輸入は誠に任せた」という利用者も少なくありません。

中国OEM・タオバオ代行・アリババ仕入れなら|中国輸入代行-誠

 

支持されている理由

多くの利用者から支持されている理由のひとつは、スピーディーな対応力です。

通関に必要な書類や情報を代行業者が揃えてくれるため、スムーズに進むのが魅力です。

また、過去の事例に基づいてトラブルを回避するノウハウを持っている点も安心材料になります。

料金体系も明確で、初心者にとって「思っていたより高かった」という心配が少ないのも好評です。

「誠に任せれば安心」という口コミが多いのは、こうした理由からです。

 

実績・口コミ・評判

「誠」はこれまでに数多くの輸入者をサポートしてきた実績があります。

口コミでは「初めてでも安心して輸入できた」という声が多く見られます。

また、リピーターが多いことも評判の良さを裏付けています。

SNSやレビューサイトでも「対応が丁寧」「レスポンスが早い」といったコメントが目立ちます。

こうした実績と口コミが、利用者からの信頼を集めているのです。

 

利用方法

Makotoモール

STEP
Makotoモールへ (無料の)会員登録をする
STEP
Makotoモールにて注文開始

目次に戻る▶▶

 

まとめ

  • 通関手続きは書類の正確な準備が重要です。
  • NACCSを活用することで、迅速に通関手続きが可能になります。
  • リアルタイム口座を利用すると、税金支払いがスムーズに進みます。
  • 通関代行サービスを検討することで、複雑な手続きも円滑化されます。
  • 課税問題や遅延を防ぐため、HSコードや税額の確認が大切です。

ご質問、いつも歓迎です!本日もお読みいただき、誠にありがとうございました^^

Xでフォローしよう