
こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^
今回は、こちらの疑問にお答えします。
▼中国からはじめて仕入れた商品に関するtweet▼
【中国輸入を検討orすでにやられている方へ②】
はじめて出品した(予定の)商品は、次のうち、どちらですか❓#パンダアンケート
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行「誠」 (@makoto1688) September 1, 2023
この記事は、長年、貿易仲介業を営むパンダ社長が書いています。
それでは見ていきましょう。
(タップできる)もくじ
中国からアパレル商品を仕入れるメリット
アパレル製品の仕入れをするなら、中国との取引がおすすめです。
中国製品の販売は、個人事業主から大手企業までどなたでも参入できます。
はじめに、アパレル製品を中国から仕入れるメリットについて紹介します。
詳しく見ていきましょう。
仕入れ価格を抑えられる
中国輸入ビジネスが人気の理由は、あらゆるカテゴリーで儲かる実績が上っていることがあります。
あらゆるカテゴリーとは、車・バイクパーツやスマホガジェット、アウトドア製品、日用品といった具合です。
Amazon や楽天市場を覗くと、至るところで中国製商品が出品されていることがわかります。
特に、顕著なカテゴリーはアパレルです。
中国は世界のアパレル工場が集まっており、仕入れ価格を抑えられる点も魅力的です。
資金力に不安がある事業者でも、中国はアパレル事業に挑戦しやすい環境にあります。
仕入れ価格を抑えられるメリットは、事業をはじめやすいだけでなく、利益を上げやすいということも意味します。
安心のノーブランド商品が多い
中国製品には、偽ブランド品が混ざっていることもあります。
そのため、仕入れる商品をノーブランドから選ぶことは、必ず取るべきリスク回避手段です。
中国の仕入れ先プラットフォームはノーブランド商品の取り扱いが多いため、それらを仕入れるとよいでしょう。
ノーブランド商品から、トレンドに合致した売れやすいものを見つけ出し、売上実績を積み上げて安定的な事業継続につなげましょう。
ブランドものやメーカーものを仕入れようとすると、偽物やコピー品をつかまされてしまう可能性があるのは否めません。
トラブルを避けるためにも、ノーブランド商品の仕入れに限定することをおすすめします。
定番商品のリピート販売が可能
物販ビジネスでは、同じ商品をリピートで仕入れ、販売することがあります。
アパレル事業はトレンドに左右される性質がありますが、トレンドに左右されない定番商品を扱えれば、安定的な売上につなげられるでしょう。
定番アイテムを取り扱うことで、仕入れの選定の際にかかる時間や労力などのコストを削減できるという利点もあります。
定番アイテムは、アパレル事業に慣れている方にも初心者にもメリットがある商品です。
OEMをしやすい
中国の工場の多くは小ロットから発注でき、OEMを始めたいと考えている小規模事業者にとってもハードルが低くおすすめです。
世界中の企業が中国で商品を生産しており、実績が豊富な工場が多い点は安心材料といえるでしょう。
ノーブランドの無地Tシャツにオリジナルロゴをつけるような簡易OEMが可能な工場も多くあります。
質の良し悪しはあれど、中国には多くの工場があります。
実績をみたり信頼できる人から紹介してもらったりなどして、信用できそうな工場を選びましょう。
とは言っても、信用を何で判別するのは経験しかありません…
無在庫ができる
無在庫販売で最も売れるカテゴリーは、アパレルです。
無在庫のメリットは、不良在庫や商品管理コストのリスクを抱えることがない点です。
資金力や保管場所に乏しい事業者でも、ある程度は品揃えが豊富なショップを開けます。
無在庫販売の性質上、実店舗よりもオンラインショップ向きの業務形態といえるでしょう。
無在庫販売を禁止していないECサイトを利用すれば、初心者や個人であっても、すぐに販売開始が可能です。
アパレル商品を中国仕入れする際の注意点
アパレル製品を中国から仕入れる際には、いくつか注意すべき点があります。
メリットを享受するためにも、これからご紹介する点に留意して仕入れ業務にあたりましょう。
詳しく見ていきましょう。
粗悪品も出回っている
業者次第ですが、日本ではありえないような粗悪品を出品している仕入れ先もあるため注意が必要です。
粗悪品の一例としては、以下のようなものがあります。
- サイズ表記と実物のサイズが違う
- 縫製が非常に雑
- ボタンがない
- においがついている
- 生地が薄すぎる
同じ商品でもサイズが一定とは限らない
仕入れ先に選んだショップも、あらゆる工場や卸、店舗から商品を仕入れています。
同じ商品であっても、複数の工場から仕入れている場合があります。
そのため、サイズが必ずしも一定とは限りません。
サイズだけでなく、色合いやボタンの位置などに関しても同様のことが起こりえます。
また、S・M・Lなどサイズ表記は同じでも、商品ごとにサイズ感が異なることはよくあるケースです。
商品に記載されている寸法通りではない場合もあるため、仕入れの際はその点への考慮も必要です。
なお、中国製品は、日本製品よりもサイズがやや小さめな傾向があります。
コピー商品もある
中国市場は、コピー商品もあります。
コピーされているものは商品だけではなく、ショップページや商品画像がコピーされている場合もあるため、目的のショップを間違えてしまわないように気を付けましょう。
コピー品と知らずに仕入れてしまっても、ノーブランドなら知的財産権を侵害する恐れはありませんが、商品画像とは仕様の異なる商品が届くリスクがあります。
売れている商品ほどコピー品も出回っており、面倒に感じる可能性もありますが、仕入れ前に商品リサーチをした方がよいでしょう。
洗濯表示・品質表示タグの用意が必要
中国から仕入れるアパレル商品の洗濯表示・品質表示タグは、当然ながら中国語です。
商品によっては付いていない場合もあります。
日本では、消費者が商品の購入をする際に適切な情報提供を受けられるよう「家庭用品品質表示法」が制定されています。
そのため、日本語表示のタグに付け替えなければ販売できません。
タグの付け替えは自身でおこなうケースと製造元や代行業者へ依頼するケースがあります。
ただし、仕入れ時に付いている表示が必ずしも信用できるとは限らないため、初心者がつまづきやすいポイントでもあります。
詳しくは次の関連記事を参考にどうぞ。
運送の際に遅延・損傷などの恐れがある
商品自体には何も問題がなくても、商品を運送する際にトラブルが生じることは珍しくありません。
とくに無在庫販売は、運送トラブルの影響を受けやすい業務形態といえます。
運送の際に生じるトラブルは、以下のようなものがあります。
- 店舗が発送しない(店舗に在庫がない、店舗が受注確認をしていないなど)
- 運送会社の商品の扱いが雑(紛失・破損など)
- 国際便の運送業者の対応が遅い
アパレル仕入れする際のリスクヘッジ
前述したとおり、中国からアパレル製品を輸入して無在庫販売をおこなおうとすると、さまざまな注意点やリスクがあります。
ここでは、アパレル商品を中国から仕入れる際のリスクヘッジについて解説します。
詳しく見ていきましょう。
仕入れ先を厳選する
中国には、アパレルの製造工場が非常に多く、選択肢が多いという特徴がある一方、商品の品質には大きくムラがあります。
仕入れに失敗しないためには、仕入れ先を厳選し、粗悪品にあたるリスクを減らすことが重要です。
仕入れ先の調査時には、仕入れサイトの「店舗リサーチ基準」を参考にすることがおすすめです。
相場より安い商品は、粗悪品にあたる確率が高いといえます。
掘り出し物に出合う可能性もありますが、安すぎる商品は避けることが無難です。
テスト仕入れをおこなう
実際に販売を開始する前に、現物をテストとして仕入れておくと、その商品に問題がないかを目で見て確認できます。
テスト仕入れでチェックすべき箇所は、次のとおりです。
- 画像と同じデザインか
- 商品説明に記載のサイズと実寸は同じか
- 素材は薄すぎないか
- 裏地はあるか
- 縫製の状態
- シミや破れ、ほつれはないか
上記以外にも、商品の品質に不都合なところはないかを細かくチェックしましょう。
1商品に対してテスト品は3点ほど仕入れるのがおすすめです。
販売可能な品質であれば、仕入れた商品を実際に販売してみて、売れ行きを試すとよいでしょう。
中国の代行業者を利用する
代行業者に依頼する方法もあります。
代行業者は、中国の事情に精通していたり、日本語でやり取りできたりする点など、とくに初心者にとって心強い存在です。
相性の良い代行業者に出会えれば、ビジネスがスムーズに進むことにも期待できます。
ただし、すべての代行業者が高い品質だとは限りません。
品質があまりよくない代行業者もおり、そのような業者にあたると商品の紛失や雑な検品などのトラブルに見舞われる危険性が高くなります。
業者選びの際には、以下の内容を確認することがおすすめです。
- 日本語対応しているか
- レスポンスは早いか
- 輸入規制のある商品をチェックしているか
- 適正料金か
- 日本に銀行口座があるか
- 法人か(個人であれば社会的信用をどのように判断するか)
- 商品開発(OEMやODM)のサポートはあるか
まとめ
本記事では、アパレル事業を開始するにあたり、商品を中国から仕入れるメリットについてご紹介しました。
中国仕入れはリスクこそあるものの、上手く扱えばよいアパレル輸入ビジネスを展開できます。
まずは商品リサーチからです。
その後、仕入れ先や代行業者を探す。
皆様が成功できるよう、当社も全力でサポートさせていただきます。