
こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダの社長こと酒井(@makoto1688)です^^

今回はこちらの疑問にお答えします。
▼タオバオに関するtweet▼
タオバオのアカウント。
閉鎖になったとき、再開するために必要な書類に、「購買履歴」があります。99%再開は難しいので、新規アカウントを作るのが手っ取り早いのですが、中国語ができる人であれば、購買履歴のスクショを貯めておくのも手かもしれませんね#中国輸入
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行「誠」 (@makoto1688) August 1, 2023
タオバオのアカウント。
閉鎖になったとき、再開するために必要な書類に、「購買履歴」があります。
99%再開は難しいので、新規アカウントを作るのが手っ取り早いのですが、中国語ができる人であれば、購買履歴のスクショを貯めておくのも手かもしれませんね。
この記事は、長年、タオバオ輸入で物販ビジネスを営むパンダの社長が書いています。

詳しくみていきましょう。
(タップできる)もくじ
はじめに:タオバオでのアカウント健全性に関する基礎知識
タオバオで購入するには、タオバオのアカウントを要します。
アカウントは、タオバオで登録することで容易に取得することができます。
ただし、アカウントを取得しますと、タオバオの規約で謳われている「アカウント健全性に関するルール」に則る必要があります。
日本の各販売サイトでも、アカウントを発行しますし、各販売サイトの規約に準じる点ではタオバオも同じです。
日本の各販売サイトがそうなのかはわかりませんが、少なくともタオバオには、アカウント健全性に関し、非公開のルールが存在します。

詳しくみていきましょう。
一日あたりの購入制限がある
そもそもタオバオは、中国国内の消費者(=エンドユーザー)をターゲットとしたプラットフォーム(=ECサイト)です。
業務用アカウントのようなものは存在しません。
立場にかかわらず、タオバオを利用するすべての方が同じルールでアカウントを所有しています。
代行業者のような業者がタオバオで大量することは禁じられています。
なぜなら、タオバオには、中国国内向けのサイトと中国国外向けのサイトがあるためです。
タオバオの立場としては、代行業者ではなく、中国国外向けのサイトを利用してほしいです。
そこで、タオバオのアカウントには、一日あたりの購入制限(金額や点数)が設けられています。
「大量購入をするアカウント=代行業者」と見なせますからね。
ちなみに、代行業者でなくとも、個人で大量に購入するとアカウントが止まりますよ。

注文点数の上限は何点か?
ここで最も気になるのは、1日あたり何点までの注文ならアカウント閉鎖にならないのかということではないでしょうか。
この点も、前述のお偉い方に尋ねたところ、以下の回答をいただきました。







タオバオ直取りの方は要注意!
タオバオの店舗と「直取り=直接取引」している方(タオバオの国際版で購入)は要注意です。
当社の経験としては、1アカウントで1日50点以上購入すると閉鎖リスクが高まります。
1日10点以下で購入されることをオススメはします。
タオバオは、BtoCやBtoCのプラットフォームであることをお忘れなくですね!
念押しですが、10点以下とはあくまでも経験上の私見であり、タオバオの正式見解ではありませんよ。

アカウントは点数制で管理されている

タオバオに新規登録した時点で、そのアカウントに対し400点が付与されています。
パソコンですと、ログイン後のトップ画面左上に表示されているご自身のアカウント名にカーソルを当てると上記の画面が表示されます。
この点数が0になるとアカウントが閉鎖します。
以下、点数に影響する行為の事例です。
購入者都合でのキャンセル
タオバオで購入した商品をキャンセルするには、購入者は店舗へキャンセルの申請をする必要があります。
キャンセルの理由に応じ、「店舗都合」または「購入者都合」を選択します。
「店舗都合」ですと購入者の点数は減りませんが、「購入者都合」ですと購入者の点数が減ります。
一方、「店舗都合」でキャンセル申請をおこなうと、店舗の点数が下がります。
店舗は、店舗が承認をしない限りお金が戻ってこないルールを逆手に取り、「購入者都合にしないと承認しない」ということも往々にしてあります。
特に、「転売ヤー」が運営している店舗です。
結果、購入者はお金を返してほしいので「購入者都合」で再申請を行い、自身のアカウント点数を減らすことになります。
くどいようですが、タオバオは中国人の消費者向けのサイトです。
中国人の消費者はお金を返してほしく、点数が減っても常に大量購入するわけではないので、店舗の指示に従わない理由がありません。

購入して点数を増やす
逆に、購入実績があると点数が増えます。
1点購入すると1点増えるわけでもなさそうですが、購入していると増えます。
ただし、1回での「購入者都合」キャンセルでの減り幅よりも、1点購入した時に増え幅は非常に少ない印象です。
(1点では増えていないので......)
アカウントを守るためには、出来る限りキャンセルをしない(=自腹で損切りする)ことが求められます。
代行業者でのキャンセル
代行業者は、毎日、数百名から数千名のお客様の商品を受注しており、キャンセルを受けることもあります。
ただし、上述の理由から、キャンセル自体を受け付けない代行業者が「ほとんど」です。
当社も、キャンセルを受け付けていた時期もありました(=当社が損分を補填していた^^;)。
当社の意思に関わらず、タオバオの運営より指導を受けたため、今ではキャンセルを受け付けない体制としています。
また、「ほとんど」とは書きましたが、「キャンセル」を受け付けるようになると、すべての代行業者はアカウントが閉鎖になると思います。
結果、タオバオでの買付代行サービスは淘汰されることになります。
以前の当社のように、代行業者が損分を持っていては、代行業者は潰れるでしょう。
なお、アリババでのキャンセルは、店舗との交渉の猶予がまだあります。
理由は、ロット購入つまり、「工場」や「卸」「メーカー」が出店者のことが多いためです。
タオバオは、「転売ヤー」が多く交渉にならないのです。

タオバオサポートへのクレーム案件が増える
QQなどの中国のチャットサービス(LINEグループのようなイメージ)には、タオバオの店舗が集まっているコミュニティがあります。
そのコミュニティの中の話題として、「キャンセルが多い購入者の情報」が取り上げられています。
たとえば、直取りの方のアカウント情報や代行業者のアカウント情報が上がっています。
(厳密には、直取りとか代行業者といった特定はできません)
タオバオの店舗は、情報が上がった購入者からの購買履歴を確認し、キャンセルが多いアカウントとわかると、各社一斉にタオバオ本体へ通報します。
そうすることで、通報を受けたアカウントは点数に関わらず、四の五の言う間もなく閉鎖になることもあります。

タオバオのアカウントが凍結する原因
タオバオではセキュリティの観点から、不正アクセスや規約違反の疑いがある場合にアカウントを一時的に制限します。
ただし、意図的でなくてもロックされてしまうケースは意外と多いです。
ここでは、よくある5つの原因を見ていきましょう。
詳しくみていきましょう。
《原因①》長期間利用がない
一定期間ログインしていない場合、セキュリティ保護のためアカウントが自動的にロックされることがあります。
特に半年〜1年以上放置していると、システム側で不正利用防止のために凍結対象となることが多いです。
この場合は、再ログイン時に本人確認を求められることもあります。
ログインできなくなった場合でも、登録メールや電話番号を使えば復旧可能です。
今後は定期的にログインして、アカウントを維持しましょう。
《原因②》ログイン情報の誤入力
パスワードやSMSコードを複数回間違えて入力すると、セキュリティロックがかかります。
これは他人による不正アクセスを防ぐための仕組みです。
誤入力を繰り返した後は、数時間〜24時間の一時ロックがかかることがあります。
この場合は時間をおいて再度ログインするか、パスワードをリセットしましょう。
不安な場合は、公式アプリの「アカウント安全センター」からサポート申請をおこなうのがおすすめです。
《原因③》支払い関連のトラブル
支払いエラーや未完了の注文、返金申請中の不具合などが原因でアカウントが制限されることがあります。
特に、同じクレジットカードで複数のアカウントを使うと、不正利用とみなされる場合があります。
また、海外ユーザーがVPNを使って決済を試みると、セキュリティ警告が発生しやすいです。
このような場合は、正しい支払い方法(例:Alipay国際版)を使用するようにしましょう。
支払い履歴を確認して、トラブルが解消すれば制限も解除されます。
《原因④》他人のアカウントとの混同・共有
家族や友人と同じ端末やネットワークを使って複数のタオバオアカウントにログインしていると、不審なアクセスとして検出されることがあります。
特に、同じWi-FiやIPアドレスで短時間に複数のアカウント操作をすると、セキュリティシステムが「異常」と判断します。
この場合、片方のアカウントが一時的にロックされるケースもあります。
同じ端末を使う場合でも、必ずログアウトしてから他のアカウントに切り替えましょう。
アカウント共有は避けるのが安全です。
《原因⑤》不正アクセスや情報漏えいの疑い
タオバオ側が異常なログインパターンを検出した場合、即時に凍結されることがあります。
例として、中国国外からの連続アクセスや、短時間での大量注文などが挙げられます。
この場合、本人確認のためにパスポート画像の提出やSMS認証が必要になることも。
焦らず、指示に従って本人確認を完了すれば、数日以内に復旧できるケースが多いです。
もし見覚えのない活動がある場合は、パスワードをすぐに変更してください。
凍結されたタオバオアカウントの解除方法①
アカウントが凍結されても、焦らなくて大丈夫です。
タオバオでは本人確認さえ通れば、ほとんどの場合すぐに利用を再開できます。
ここでは、実際の解除手順を初心者にもわかりやすく説明していきます。

詳しくみていきましょう。
《手順①》ログインを試みる(凍結のメッセージが表示される)
まずは、タオバオのアプリまたはWebサイトでいつも通りログインを試してみましょう。
このとき「アカウントが制限されています」や「異常な活動を検出しました」などのメッセージが表示されます。
これが、アカウントが一時的にロックされているサインです。
慌てず、その画面の案内に従って解除手続きに進みましょう。
不正アクセス防止のための一時的な制限なので、正しく操作すれば問題ありません。
《手順②》「去解除」を押下する
凍結メッセージが表示されたら、「去解除(解除へ進む)」というボタンが出てきます。
このボタンを押すと、本人確認のステップに移動します。
「去解除」を押すのは解除手続きの最初の一歩です。
ボタンが見つからない場合は、ブラウザを変えるかアプリを最新版に更新してみましょう。
この操作で、アカウント復旧プロセスが正式にスタートします。
《手順③》「实名认证」で「护照认证」を選択する
次に、「实名认证(実名認証)」の画面が表示されます。
日本在住者の場合は、「护照认证(パスポート認証)」を選びましょう。
これは、中国の身分証を持っていない外国人ユーザーが使う方法です。
間違えて「身份证(身分証)」を選んでしまうと認証に進めないので注意。
パスポートを手元に準備しておくとスムーズに進められます。
《手順④》パスポート情報を入力し、顔認証する
最後に、パスポート情報(氏名・パスポート番号など)を入力します。
その後、カメラが起動し、顔認証をおこなう画面に切り替わります。
指示に従って顔を動かしたり、まばたきしたりすることで本人確認が完了します。
審査は通常、数分〜数時間で終わることが多く、通過すればアカウントが復活します。
解除後は、すぐにパスワードを変更し、セキュリティを強化しておきましょう。
凍結されたタオバオアカウントの解除方法②
「凍結されたタオバオアカウントの解除方法①」で「去解除」を押下したあと、SMS(登録電話番号)にメッセージが届くことがあります。
このメッセージには、タオバオのカスタマーサポートの電話番号が記載されています。
英語もしくは中国語を選択すると、タオバオ側のタイミングで電話がかかってきます。
私の場合は、英語を選択しましたが中国語でかかってきました^^
聞かれることは3つです。
- 本人ですか?→「はい」
- 利用している国→「日本」
- 登録の電話番号→「自身の電話番号」
これらを中国語もしくは英語で答えることで数分でロックが解除され、タオバオが利用できるようになります。
ちなみに、電話に出ないと、翌日以降にかかってきます。
050ではじまる番号だったと記憶しています。
凍結・ロック解除できなかった場合の対処法
上記の手順を試しても解除できない場合でも、まだ方法はあります。
原因によっては、タオバオ側で自動的に制限を解除できないこともあります。
そんなときは、以下の2つの方法を試してみましょう。
詳しくみていきましょう。
《対処法①》新たな電話番号で登録する
どうしてもアカウントが復旧できない場合は、新しい電話番号で再登録するのが確実な方法です。
タオバオは電話番号をアカウントIDとして管理しているため、以前の番号でログインできないと復旧が難しい場合があります。
日本の電話番号でも登録可能ですが、SMS認証が届かないこともあるため、Google VoiceやLINEモバイルなどのSMS受信対応番号を使うとスムーズです。
登録後はAlipay(アリペイ)も同じ番号で認証しておくと、決済面のトラブルを防げます。
《対処法②》Makotoモールを利用する

どうしてもタオバオの本人認証が通らない、英語や中国語の画面で詰まってしまう。
そんな方には、Makotoモール(中国輸入代行 誠)の利用がおすすめです。
Makotoモールでは、タオバオや1688などの中国ECサイトの商品を、日本語だけで注文・決済・配送まで代行してもらえます。
アカウント登録や認証、海外決済の手間が一切なく、購入代行スタッフが安全に取引を進めてくれるので初心者でも安心です。
特に「パスポート認証がうまくいかない」「Alipayが使えない」という方にとっては、もっとも現実的な解決策といえます。
一度Makotoモールを利用すれば、以後はタオバオにログインしなくても、中国商品を日本語でスムーズに仕入れられます。
タオバオのアカウントを作り直す方法
アカウントの作り直しは、通常の方法と同じです。
新しいメールアドレスや新しい携帯番号を使って新規登録します。
凍結されたアカウントやサブで登録してあるアカウントの電話番号や、メールアドレスは使えません。
複数のアカウントを利用する場合は、同一端末(同IPアドレス)でアクセスすると凍結や制限される可能性があるため、1つの端末で1つのアカウントを使うか、IPアドレスを完璧に使い分ける必要があります。
また、IPアドレスは、クラウドデスクトップ(仮想デスクトップ)を利用することで新たに取得できます。
「クラウドデスクトップ」のキーワードでググってみると、各社サービスがわかりますよ。
参考:デスクトップクラウド(仮想デスクトップ)比較6選|おすすめは?安いのは?

タオバオのアカウント凍結に関するよくある質問
タオバオはセキュリティ対策を重視しており、不正アクセスの検知も行われています。
それ自体は歓迎すべきことですが、不正アクセスをしていないにもかかわらず、一部のタオバオユーザーがアカウント凍結されてしまうケースがあります。
最後に、アカウント凍結に関するよくある疑問に、まとめてお答えします。
詳しくみていきましょう。
タオバオのアカウント凍結解除代行とは?
「タオバオ アカウント凍結解除代行」などで検索すると、凍結解除を請け負う業者が表示されます。
しかしできるかどうかわからない解除にお金を払うよりは、新しいアカウントを作成する方が賢明でしょう。
凍結解除が難しい理由は、以下のとおりです。
タオバオとのやり取りは、中国語で行う必要があります。
中国語が堪能でない方でも、中国語のできる友達や通訳を雇って、タオバオへ凍結解除の問い合わせをすれば凍結解除ができる可能性は0ではありません。
しかし凍結解除には購入履歴が必要なため、購入時に輸入代行サービスを利用していると、購入者本人とは認められずに凍結解除できないケースがほとんどだと言われています。
また輸入代行を利用していなかった場合でも、アカウント凍結が解除できたケースは稀なようです。
タオバオのアカウント作成に同じ電話番号は使用できる?
一度凍結されたり、利用せずに放置してアカウントが消えた場合などに、以前タオバオへ登録した電話番号では、再登録ができないと言われています。
そのため、新規でアカウントを取得するには自分の電話番号を変えるか、新たに電話番号を取得して新規登録をして登録しなおす必要があります。
ただし、SMS認証ができる電話番号の登録が必須のため、自宅の固定電話やIP電話などは利用できない可能性があります。

電話番号を増やす方法は?
- 新しくSIMを買う
- 家族にアカウントを作ってもらう
- GoogleVoice など
新しいSIMを購入する方法は簡単な一方で、タオバオの凍結で何度もSIMを購入すると余計な費用がかかります。
家族にアカウントを作ってもらい、必要な時に情報を共有する方法も考えられますが、ビジネス利用には適さないでしょう。
北米向けの「Google Voice」サービスは無料で電話番号を取得できるサービスですが、日本で利用するには制約があります。
VPNを使用する必要があるため、IPアドレスの問題で凍結される可能性もあることに注意する必要があります。
また、「Google Voice」の利用で必ずタオバオのアカウントが作れる保証もありません。

凍結されたアカウントが解除されなかった場合、どうすればいいですか?
凍結解除がうまくいかない場合、いくつかの代替手段があります。
たとえば、新しいアカウントを作成するか、代理購入サービスを利用することが考えられます。
また、他の中国ECサイト(アリババや京東など)を利用することも検討できます。
詳細は「凍結解除できなかった場合の代替手段」を参考にしてください。
複数のアカウントを持っても大丈夫ですか?
タオバオでは、複数のアカウントを持つことが禁止されています。
たとえば、転売目的で複数のアカウントを利用することや、凍結回避のために新たなアカウントを作成することは、さらに厳しい制裁を受けるリスクを伴います。
一つのアカウントで規約を守り、誠実な利用をおこなうことが推奨されます。
まとめ
- タオバオアカウント凍結の主な原因は、複数アカウントの使用や不正な支払い方法などが挙げられます。
- アカウントの再開には購買履歴や本人確認の書類が必要ですが、再開は難しい場合が多いです。
- 再発防止のためには、アカウント管理を慎重に行い、タオバオの利用規約を遵守することが重要です。
- 新規アカウントの作成が解決策になる場合もありますが、事前の予防策を徹底することで凍結のリスクを減らせます。


























