タオバオ輸入で関税はかかるのか?支払い方法とタイミングも解説!

こんにちは!

中国輸入代行「誠」のパンダの社長こと酒井(@makoto1688)です^^

 

パンダ男
タオバオから輸入したとき、関税がかかるときとかからないときがあります。違いがよくわかりません。教えていただけませんか?

今回は、こちらのご質問にお答えします。

 

タオバオに関するtweet

#タオバオ で購入し、関税がかからないように別送を希望なされる方。関税を抑えることができたとしても、別送により国際送料が割高になりますし、また、別送の期間をそれなりに開けないと税関で同じ荷物扱いになることもあります。別送のメリットはない。と、考えておくのがよいかと思いますよ。

 

この記事は、長年、タオバオ輸入代行を営むパンダの社長が書いています。

パンダの社長
関税は、課税価格が1万円以下のときには、例外を除きかからないですよ!

 

それでは見ていきましょう。

 

タオバオ輸入では関税はかかるの?

タオバオ公式サイト(241221)

タオバオで商品を購入して日本に輸入するとき、関税がかかることがあります。

関税の有無は、輸入する商品やその金額、そして輸入の目的(個人輸入か商用輸入か)によって異なります。

一般的に、個人輸入では「免税範囲」があり、商品価格が16,666円以下の場合は関税が免除されることが多いです。

ただし、課税対象となる商品や課税基準は税関で定められており、輸入品の種類によって異なるため注意が必要です。

また、商用輸入の場合は免税が適用されず、すべての商品に関税や消費税が課されます。

輸入する前に、対象商品がどのような税率で計算されるのかを確認しておくことが重要です。

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個人輸入か商用輸入かで関税のかかり方が異なる!

タオバオから商品を輸入する際に、個人輸入と商用輸入の違いは非常に重要です。

それぞれの輸入形態によって、関税の計算方法や免税の範囲が異なり、輸入コストに影響します。

ここでは、その違いと関税額が変わる理由について詳しく解説します。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

個人輸入とは?関税が優遇される

個人輸入とは、あくまで自分や家族が使う目的で少量の商品を海外から取り寄せることです。

この場合、一定金額(たとえば16,666円以下)の商品は、関税・消費税が免除されることがあります。

たとえば、趣味で中国雑貨を1~2点購入するようなケースが該当します。

ただし「数量が多い」「同じ商品を繰り返し買っている」といった場合は商用とみなされることもあるので注意しましょう。

輸入時には「個人使用である」と申告することが、税関での扱いを左右します。

 

商用輸入とは?課税対象が広がる理由

商用輸入は、転売目的やビジネスとして商品を輸入することを指します。

この場合、すべての商品に対して関税や消費税が課せられます。

輸入申告書の提出が必要になり、関税率や消費税率の適用も厳密に計算されます。

たとえばアパレルや家電などでは、10〜30%ほどの関税がかかる場合もあります。

「副業だから少量だけ」と思っていても、税関では商用とみなされるケースも多いので要注意です。

 

関税額が変わる理由

関税額は「商品価格」だけでなく「送料」や「保険料」も含めた総額で計算されます。

また、商品ジャンルごとに決められた関税率や消費税率が異なります。

アパレルなら関税+消費税、アクセサリーなら高率の関税、食品なら検疫も必要と、商品によって負担が大きく変わるのです。

さらに、1回の輸入量や梱包の仕方によっても課税対象としての扱いが変わることがあります。

そのため、事前に関税率を調べたり、代行業者に相談するのが安心です。

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カテゴリーごとの関税率の目安

輸入する商品の品目により関税率が異なります。

タオバオから輸入する商品のうち、よくある品目について関税率をまとめました。

最新の関税率は、日本税関の事前教示回答事例(品目分類関係)で確認できます。

カテゴリー関税率の目安
0% ~ 10%
アクセサリー0% ~ 5%
カバン0% ~ 5%
0% ~ 10%
おもちゃ0% ~ 8%
スマホガジェット0% ~ 8%
DIY用品0% ~ 8%
ぬいぐるみ0% ~ 10%
日用雑貨0% ~ 8%
アニメグッズ0% ~ 8%
アウトドア用品0% ~ 8%
カー・バイク用品0% ~ 8%

0%は、輸入目的が個人使用の場合で、課税価格が16,666円の場合を想定しています。記載した最大値でしておくのが無難ですよ!私の場合は、個々に計算するのは面倒なのでざっくり15%として試算しています。

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《計算方法》タオバオ輸入でかかる関税・消費税はいくら?

タオバオで商品を購入する際、関税や消費税がどのように計算されるのかを正しく理解しておくことは重要です。

特に、個人輸入や商用輸入をおこなう場合には、事前に費用を把握することで予期せぬ出費を防ぐことができます。

ここでは、関税と消費税の計算方法、そしてその際のポイントを詳しく解説します。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

関税の計算方法

関税は、輸入する商品の価格や種類、そして輸入目的によって異なります。

以下は、関税の計算方法の基本です。

課税価格の計算

課税価格は、商品の購入価格に加え、送料や保険料を含めた金額が基準になります。

課税価格 = 商品価格 + 国際送料 + 保険料

上記は商用輸入の場合です。個人輸入の場合は、上記に60%をかけた金額が10,000円以下であれば免税になります!

関税率の適用

商品の種類によって関税率が異なります。

たとえば、衣類や靴などは関税率が高い傾向があります。

一方、書籍や一部の電子機器などは非課税となる場合があります。

関税額の計算式

関税額 = 課税価格 × 関税率

たとえば、タオバオで20,000円の商品を購入し、送料が3,000円かかった場合、課税価格は23,000円となります。

この場合、関税率が10%の商品であれば、関税額は2,300円となります。

 

消費税の計算方法

日本に商品を輸入する際には、消費税も課されます。

消費税の計算は以下の手順でおこないます。

課税価格に関税を加算

消費税は、課税価格に関税額を加えた金額に基づいて計算されます。

消費税計算基準 = 課税価格 + 関税額

消費税率の適用

現在、日本の消費税率は10%です(軽減税率の適用がある場合を除く)。

消費税額の計算式

消費税額 = 消費税計算基準 × 消費税率

たとえば、課税価格23,000円の商品に関税が2,300円加算されると消費税計算基準は25,300円となり、その10%が消費税額となります。

よって、消費税額は2,530円です。

 

関税・消費税の計算時のポイント

商品の課税対象を確認する

商品によっては関税が免除されるものや、特定の条件で税率が変わるものがあります。

輸入前に税関のウェブサイトで確認しましょう。

免税範囲を把握する

個人輸入では、課税価格が16,666円以下の場合、関税や消費税が免除されることがあります。

ただし、商用輸入では免税が適用されません。

送料を含めた計算をする

課税価格には送料が含まれるため、商品価格だけでなく送料も加算して計算する必要があります。

送料が高額になる場合は、関税額や消費税額が大きくなる可能性があります。

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タオバオ輸入でよくある免税になるケース

ここでは、タオバオ輸入における代表的な免税範囲や注意点について、具体的な例を交えて解説します。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

課税価格が16,666円以下

課税価格が16,666円以下であれば、多くの品目では免税対象です。

低価格な取引であるため、関税やその他の税負担が軽減される仕組みが設けられています。

少額の輸入品では、通関手続きも比較的シンプルに進むため、迅速な配送が期待できます。

ただし、免税適用の条件は国や取引内容によって異なるため、最新の情報を確認することが重要です。

 

少量の衣類

少量の衣類の輸入は、一般的に免税の対象となる場合が多いです。

数量が限定されているため、個人利用やサンプルとしての輸入であれば課税対象外となる可能性があります。

衣類の種類や材質によっては、別途規制がある場合もあります。

輸入前には、関係する規制や免税基準を事前にチェックすることをおすすめします。

衣類の縫製の仕方により課税となるケースもありますよ!

 

少量の雑貨やアクセサリー

少量の雑貨やアクセサリーは、1回の注文で購入する数量が少ないため、免税対象となりやすいです。

発送時の合計課税価格が低く抑えられることから、通関時に課税対象外となるケースが多く見られます。

こうした品目は、個人利用やギフト目的での輸入として扱われる場合が多いです。

雑貨やアクセサリーは単価が低いため、たくさん仕入れても16,666円を越えないこともよくありますね!

 

個人利用の小口輸入

個人利用の小口輸入の場合、商品の総額が一定の免税基準を下回るため、関税が免除される可能性が高いです。

こうした取引は、事業用ではなく個人の使用目的とみなされるため、厳格な審査を回避できる傾向があります。

輸入者が自らの名前で手続きを行い、商品の利用目的を明確にすることがポイントです。

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関税の支払い方法とタイミングもチェック!

タオバオで輸入した商品に関税がかかる場合、「どうやって支払うの?」と不安になりますよね。

実は支払い方法はとてもシンプルで、購入者が手続きすることはほとんどありません。

ただし、タイミングや支払先を理解しておかないと、突然の請求に驚くことも。

ここでは、関税の支払い方法とタイミングについて、順を追ってご紹介します。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

関税はいつ、どこで支払うの?

関税は、商品が日本に到着したあとに税関で審査され、課税される仕組みです。

支払いは「宅配業者(ヤマトや佐川、郵便局など)」が代行してくれます。

商品を届けに来た配達員から、関税・消費税を請求され、その場で支払います。

クレジットカードではなく、現金での支払いを求められることが多いので注意しましょう。

受け取りの際に支払う「代引き形式」だと覚えておくと安心です。

 

支払い金額はどのように決まる?

関税や消費税は、商品価格(元の通貨での価格)に送料と保険料を加えた「CIF価格」が基準になります。

税関が内容を確認し、商品ジャンルに応じた関税率を適用します。

たとえば、衣類なら約10%、靴なら最大30%の関税がかかることも。

さらに、その合計に対して日本の消費税(現在は10%)が上乗せされます。

輸入価格によっては、合計で商品価格の15〜40%程度になる場合もあります。

 

関税がかかるかどうかを事前に知るには?

実は事前に関税額の目安を調べる方法があります。

「関税率表(税関サイト)」や「HSコード」を使うことで、おおよその税率を確認できます。

また、中国輸入代行業者に見積もりを依頼すれば、関税や送料を含めた合計金額を提示してもらえます。

はじめての輸入なら、代行業者を活用するのが安心です。

特にタオバオは中国語表記のため、トラブル時の対応も含めプロに任せるメリットがあります。

 

商品の受け取りを拒否するとどうなる?

関税がかかると聞いて受け取りを拒否する人もいますが、それはおすすめしません。

なぜなら、返送費用や破棄手数料を購入者側が負担するケースがあるからです。

また、タオバオでは未受領による返金がスムーズにいかないことも多いです。

事前に関税の有無を理解し、予算に含めておくことが大切です。

安さに惹かれて注文したのに、思わぬ出費で損をする…ということを防ぎましょう。

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まとめ

  • タオバオ輸入では個人用途か商用かで関税の扱いが変わる。
  • 商品価格・送料込みの金額が一定額を超えると関税が発生する。
  • 関税の支払いは配達時に現金で支払うのが基本。
  • 商品ジャンルによって関税率は大きく異なるため事前確認が重要です。
  • 不安がある場合は中国輸入代行業者に相談するのが安心。

ご質問、いつも歓迎です!本日もお読みいただき、ありがとうございました^^

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