無在庫転売とは?メリット・デメリット、利益を上げるコツを紹介

こんにちは!

中国輸入代行「誠」のパンダの社長こと酒井(@makoto1688)です^^

 

パンダ娘
中国から仕入れて日本で無在庫で販売することを考えています。友人から儲かると聞いたのでなんとなく興味が出てきました。お金を払って学んでいる人もいるので、やり方を全部教えてほしいとは言いません。もしよろしければ、ヒントや方向性だけでも教示いただけないでしょうか。

このような疑問にお答えします。

 

無在庫転売に関するtweet

「無在庫転売って違法ではないのですか?」

はい。違法ではないですよ。少なくとも現時点では、無在庫転売を取締る法律はありません。ただし、販売という括りでは許認可が必要な商品もありますし、発送できないと民法第415条に基づいて「債務不履行」として訴えられる可能性もあります。

この記事は、長年、物販ビジネスを営むパンダの社長が書いています

パンダの社長
結論、無在庫は違法ではないですよ!

 

それでは見ていきましょう。

 

無在庫転売とは?

無在庫転売は、在庫を自前で持たずに商品を販売するビジネスモデルです。

中国など海外から商品を仕入れ、注文が入ってから仕入先から直接顧客に商品を発送するため、在庫リスクが軽減されます。

はじめての方でも低コストではじめられる点が魅力です。

はじめに、無在庫転売の基本や収益性、法的な注意点について、わかりやすく解説します。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

無在庫転売はどんなビジネス?

無在庫転売は、在庫を持たずに商品の販売を行うため、初期投資が少なく始められるビジネスです。

注文が入った時点で商品を仕入れるため、在庫管理の手間が大幅に軽減されます。

主に中国など海外の仕入先から商品を取り寄せ、日本の市場で販売します。

オンラインショップやオークションサイトを利用して、幅広い顧客にアプローチすることが可能です。

成功するためには、信頼できる仕入先の選定と適切な価格設定がポイントになります。

 

物販ビジネスで物販が流行っている理由

ネットショッピングの普及により、消費者が手軽に商品を購入できる環境が整ったことが背景にあります。

低い初期投資ではじめられるため、個人や中小企業でも参入しやすく、ビジネスチャンスが拡大しています。

技術の進歩とデジタルマーケティングの普及により、効率的な集客や販売戦略が可能となりました。

また、消費者のライフスタイルの多様化に伴い、オンデマンド型の購買行動が加速している点も注目されます。

これらの理由から、物販ビジネスは現在も高い人気と成長性を維持しています。

 

無在庫転売は儲かる?

無在庫転売の利益は、商品の仕入れ価格と販売価格の差額によって決まります。

適切な市場調査と戦略を実施すれば、十分な利益を得ることが可能です。

ただし、競争が激しいため、差別化とマーケティングの工夫が必要です。

利益を最大化するには、商品の品質や顧客サービスの向上にも注力すべきです。

初心者でも、知識と経験を積むことで安定した収益を上げられる可能性があります。

 

無在庫転売は違法?

無在庫転売自体は法律で禁止されている行為ではありません。

しかし、知的財産権や商標権を侵害しないように、取り扱う商品の権利関係には十分注意する必要があります。

商品の品質表示や広告内容も、消費者保護法などの法令を遵守することが求められます。

不適切な取引や偽装表示があれば、法的なトラブルに発展するリスクがあります。

安心してビジネスを展開するためには、必要に応じて専門家の助言を仰ぐことが大切です。

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無在庫転売のメリット

ここでは、無在庫転売のメリットを解説します。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

初期投資がほぼない

初期費用がほとんど不要なため、個人でも気軽にはじめられます。

在庫を持たないため、資金不足が参入障壁になることが考えにくいです。

運営に必要な基本的なツールやサイト運営費用だけで済む点が魅力です。

低リスクで市場に参入できるため、初心者でも安心してチャレンジできます。

初期費用が少ないことで、失敗しても大きな損失が発生しにくいのが大きなメリットです。

多くの人が、ツールにさえお金をかけないです。逆に、月数千円〜1万円のツール代を惜しまないことが成功のポイントですよ!

 

在庫管理が必要ない

商品の在庫を抱える必要がなく、管理や保管のコストがかかりません。

注文が入るたびに仕入先から直接発送されるため、在庫リスクが大幅に低減されます。

余剰在庫の処分や保管場所の確保といった煩雑な作業から解放されます。

運営に専念できるため、マーケティングや顧客サービスにリソースを集中できます。

在庫管理が不要な点は、効率的なビジネス運営に大いに役立ちます。

有在庫では倉庫にあずけ発送を委託することもできますが、倉庫利用料などのコストが嵩みますね!無在庫であれば、自身を通さずダイレクトにエンドユーザーへ届けることができます!

 

扱う商品が無限にある

無在庫転売では、仕入先の豊富な商品ラインナップから自由に選ぶことができます。

中国の市場には多種多様な商品が存在し、トレンドに合わせた品揃えができます。

顧客のニーズに合わせて新たな商品を容易に追加できる柔軟性があります。

これにより、常に最新の市場動向を取り入れながらビジネスを拡大できます。

扱う商品の幅が広いため、ニッチな市場にも対応しやすいのが特徴です。

出品は無料ですし、多く出品すればするほど売上につながりやすくなりますね!

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無在庫転売のデメリット

次に、無在庫転売のデメリットを解説します。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

納期の確約が難しい

中国から直接輸入するため、発送から到着までに時間がかかることがあります。

納期の確約が難しい点は、顧客満足度に影響を与えます。

なお、ドロップシッピングであれば仕入れ先と提携しているため、在庫確保もでき、納期の変更は無在庫転売に比べ起こりにくいです。

無在庫転売では、予期せぬ遅延が生じるリスクがあるため、事前の説明や対応策が必要です。

顧客への連絡や情報提供を丁寧におこなうことで、信頼を維持する努力が求められます。

 

有在庫に比べ競合が多くなりがち

無在庫転売は、在庫リスクが低いため、参入者が多く市場が飽和状態になる可能性があります。

競合が多いと、価格競争に巻き込まれ利益率が低下することが懸念されます。

差別化や独自のマーケティング戦略が不可欠となります。

市場調査を十分におこない、ニッチ市場を狙う工夫が必要です。

競争環境に対応するためには、常に新しいアイデアと戦略が求められます。

 

マインドセットが必要

低コストではじめられる反面、本気で取り組む人が少ない傾向があります。

ビジネスとして成功させるためには、正しい知識と強い意志が求められます。

収益を上げるための戦略や継続的な学習が不可欠です。

多くの人が気軽にはじめるため、真剣に取り組む意識の差が結果に大きく影響します。

成功するためには、自己管理と目標達成への強いコミットメントが必要です。

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無在庫転売のやり方

無在庫販売は、在庫を持たずに商品の販売を行い、注文が入った時点で仕入れるビジネスモデルです。

利益を出すために大切なことは「売れる商品をたくさん見つけ出すこと」と「たくさん出品すること」です。

ここでは、無在庫販売をする場合の商品やプラットフォームの選び方、購入された場合の発送方法などについて詳しく解説します。

手順は、次のとおりです。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

売れ筋商品とトレンドを調査する

ランキング上位の売れ筋商品を検索サイトやECサイトなどで検索して、販売する商品を選定します。

売れ筋商品をいくつか選定した後は、選んだ商品から、価格比較サイトやECサイトなどで利益が出せそうな商品を探します。

1つの商品あたりの純利益が小さい場合も、売れ行きがよい商品を選べば利益を伸ばせる可能性が高いため、売りたい商品よりも売れる商品を選びましょう。

 

販売するプラットフォームを選ぶ

売りたい商品を決定し、その商品に合ったプラットフォームを選びます。

プラットフォームの利用者層の傾向を把握して出品できれば、より効率よく販売ができるでしょう。

ただし、利用したいプラットフォームの利用規約に、無在庫販売(ドロップシッピングを含む)が禁止されていないかは、事前に確認しておく必要があります。

禁止されていた場合は、有在庫にするかプラットフォームを変更することをおすすめします。

Amazonは条件付きで、楽天市場は無在庫での更新が年々厳しいです。

2024年10月現在、ヤフーショッピングやQoo10、auPayマーケット、BASE、shopify、ebayあたりが無在庫okではないかと思われます。

メルカリも出来ないことはありませんが納期があるので要注意です。

 

仕入れ先の選定

無在庫販売の基本は、信頼できる仕入れ先を見つけることです。

タオバオやAliExpress、国内の卸業者などが一般的な選択肢です。

仕入れ先を選ぶ際は、価格、納期、返品ポリシーを確認し、安定的に供給してくれるかどうかを見極めることが重要です。

 

選定した商品を出品する

無在庫販売の場合、選んだ商品の画像や説明を出品先のプラットフォームへ商品登録します。

このとき、面倒に感じても商品の説明を詳細に記し、競合に負けないように商品のアピールをしましょう。

商品を出品した後は、商品が売れるまでは仕入れ先の在庫状況を頻繁に確認することをおすすめします。

仕入れ先の在庫が無くなった場合、購入者へ発送遅延の連絡やキャンセルをしなければなりません。

 

商品が購入されたら仕入れて発送する

商品が購入された場合、2パターンの発送方法があります。

1つ目は、商品を仕入れて自分で発送する方法、そして2つ目は、仕入れ先から直接購入者へ発送する方法です。

仕入れ先から直に購入者へ発送する方法は、商品の到着までの時間を節約できる一方、商品の検品ができないというデメリットもあります。

商品の検品ができていないと、商品が届かなかったり不良品だったりすることも考えられるため、どちらの方法を選ぶかは慎重に考えましょう。

 

顧客対応とアフターサービス

顧客とのコミュニケーションは無在庫販売での成功の鍵となります。

商品が届くまでの期間が通常よりも長くなるため、配送状況をこまめに報告することが重要です。

また、返品やキャンセルの対応についても柔軟に対応できる体制を整え、信頼性のある店舗運営を心掛けましょう。

 

マーケティングと集客

無在庫販売は商品が豊富にあることを前提にしているため、集客が非常に重要です。

SNS広告やSEO、リスティング広告を活用して、自社サイトやプラットフォーム内での商品ページの露出を最大化します。

InstagramやTwitterでのフォロワーを増やす、ブログ記事を定期的に更新するなど、コンテンツマーケティングも効果的です。

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無在庫転売ができるECサイト

ここでは、無在庫転売ができる日本のECサイトを紹介します。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

Amazon・ebay|ドロップシッピングが条件付きで可能

Amazonとebay、どちらも原則として無在庫転売は禁止ですが、ドロップシッピングは認められています。

ドロップシッピングとは、出品者が卸売業者やメーカーとあらかじめ契約しておくシステムです。

卸売業者やメーカーは、注文が入ると注文内容に従って購入者へ商品を発送します。

ドロップシッピングは無在庫転売ではありませんが、無在庫販売の一種と考えてよいでしょう。

ドロップシッピングという条件付きではありますが、無在庫転売が認められている貴重なプラットフォームです。

 

楽天市場|可能・禁止はないが事前審査あり

楽天市場の利用規約には、無在庫転売に触れた箇所がありません。

しかし、取扱禁止商材・禁止行為ガイドラインでは、メーカー直送品や海外直送品を扱う際に事前審査が必要であると規定しています。

審査の申請は、楽天市場のサイトにある店舗運営システムツール「RMS」を使って、無料でできます。

事前審査は確認書や販売方法などを考慮しておこなわれ、審査が完了すれば「取り扱い許可」の通知が届き、メーカー直送品や海外直送品を扱うことが可能になります。

 

Yahoo!ショッピング|可能・取締強化

Yahoo!ショッピングは、2024年5月に「ストア運用ガイドライン」を改定し、その中で無在庫転売に関する取り締まりを強化しました。

商品を500点以上出品する個人事業主に対し、運営状況の確認や在庫の保管場所の資料提出などを求める内容で、無在庫転売を目的とした店舗を排除する方向に舵を切っています。

無在庫転売ができないわけではありませんが、実質的に難しい状況です。

無在庫販売によって発送が遅延する、もしくは発送をキャンセルするといったことが重なると、以後出品できなくなるおそれがあります。

 

メルカリ|禁止

メルカリでは無在庫販売が禁止されています。

出品者の手元にない商品の出品や、海外のECサイトから購入者の元へ商品を直送することを禁止しています。

商品が手元にないことによって生じる「商品についての質問に回答できない」「発送できない」「発送が遅延する」といったトラブルを防ぐのが目的です。

禁止されている行為と見なされた場合、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置が取られるおそれがあります。

 

auPayマーケット|禁止とも解釈できる条項あり

「au PAY マーケット 出店店舗規約」には、無在庫販売禁止とも解釈できる条項があります。

内容は次のとおりです。

第17条 本規約の違反等について
d. 真に出品する意思のない出品を行ったと当社が判断した場合
o. 購入者から商品等の不着・不提供・到着遅延、商品等の瑕疵、又は返金等に関する問合せ・クレームがあった場合

 

この内容に従うなら、商品を登録する前に仕入れ先へ在庫確認をしたほうがよいでしょう。

規約には解釈によって捉え方が変わる側面があります。

不明な点は、au PAY マーケットの運営に確認するのがおすすめです。

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無在庫転売で利益を上げるコツ

最後に、無在庫販売で利益を上げるためのコツをか紹介します。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

市場のリサーチを欠かさない

市場のリサーチは欠かさずに行いましょう。

利益を伸ばしている人は、価格のチェックや利益が出る商品のリサーチを毎日行っています。

商品のトレンドは毎日移り変わり、最新の商品は次々と発売されているため商品の波にうまく乗りましょう。

自分の得意分野で商品を販売するとリサーチもしやすいため、得意分野で勝負をすることもおすすめです。

 

利益率の高い商品を取り扱う

利益率の高い商品を取り扱いましょう。

売れ筋商品や新商品などを常にリサーチしていると、利益率の高い商品を見つけられる場合があります。

リサーチし始めの頃は、利益率の高い商品を見つけるまでに時間がかかってしまっても、慣れてくると簡単に見つけられるようになるでしょう。

 

利用者の流入を狙いやすい商品ページを作る

インターネットで商品を検索する人が入れると想定されるキーワードを、売りたい商品説明欄や商品名に少しずつ入れて、検索に引っかかりやすい商品ページをつくりましょう。

商品を見られる回数が増えれば、顧客を増やせる可能性が高まります。

検索欄にキーワードを入れたときの予測を見る(=サジェスト)だけでも、どのようなワードでの検索が多いかが分かります。

慣れてきたら、キーワード分析用ソフトを利用することもおすすめです。

 

リピーター獲得を重視する

リピーターの獲得を狙うためには、独自の販売ページやカテゴリーを絞り、同じ商品があった場合でも、そのページから買いたくなるような独自性を意識しましょう。

リピーターを獲得し続けられれば利益を伸ばせます。

メルマガやSNSを利用して新商品や便利グッズの紹介などをするような、直接的な働きかけもおすすめです。

 

送料を含む諸経費は常に考慮する

送料や箱、梱包などの諸経費は、忘れずに考慮しましょう。

利益率が高い商品を見つけたと感じたときには、その製品のサイズや重量、発送元を確認し経費がいくらかかるかをはじめに考えることをおすすめします。

その結果、利益率が悪い場合は、いくらおすすめしたい商品だとしても、きっぱりとあきらめることも大切です。

 

複数サイトを利用してデータを取得する

販売は有在庫でも無在庫でも、リサーチ力が利益に反映されます。

昨今では、無料でも使える便利なサイトが、インターネット上に多くあるため、複数のサイトを利用してリサーチしましょう。

初心者の方は、価格比較サイトや売れ筋ランキングサイト、流入キーワード検索サイトで調べるとトレンドの傾向を掴める可能性があります。

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まとめ

  • 無在庫転売は、在庫リスクを避けながらビジネスをはじめられる効率的なモデル。
  • メリットとして、初期投資が少なく、幅広い商品を取り扱える点が挙げられる。
  • デメリットとして、在庫切れや発送遅延、商品品質に関するトラブルが発生しやすいことがある。
  • これらのリスクを回避するためには、複数の仕入れ先を確保し、在庫管理ツールや自動化ツールを活用することが重要。
  • 無在庫転売で成功するためには、リサーチとトラブル対策をしっかりとおこない、顧客満足度を高めることがカギ。

ご質問、いつも歓迎です!本日もお読みいただき、ありがとうございました^^

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