
こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダの社長こと酒井(@makoto1688)です^^
今回は、こちらのご質問にお答えします。
▼無在庫に関するtweet▼
無在庫。手元のデータによると、中国輸入でやっている人は、2020年をピークに年々減少傾向にあります。理由は、①長期の円安、②移民への嫌悪感、③Temuなどの格安サイトの参入。などが考えられます。やる人が減れば競合も減るのでチャンスでは?と捉え、そんな人が生き残ります。十人十色です
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行-誠 (@makoto1688) March 22, 2025
無在庫。手元のデータによると、中国輸入でやっている人は、2020年をピークに年々減少傾向にあります。理由は、①長期の円安、②移民への嫌悪感、③Temuなどの格安サイトの参入。などが考えられます。やる人が減れば競合も減るのでチャンスでは?と捉え、そんな人が生き残ります。十人十色です。
この記事は、長年、中国輸入で物販ビジネスを営むパンダの社長が書いています。
それでは、見ていきましょう。
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中国輸入で無在庫販売する8つのリスク
中国輸入での無在庫販売は、魅力的な価格設定や豊富な商品ラインナップが期待できます。
一方で、さまざまなリスクが潜んでいます。
これからはじめる方でも分かりやすいよう、具体例を交えながら各リスクについて解説します。
各リスクは実際の事例やわたしの経験に基づくものです。
リスクをしっかり理解し、対策を講じることで、より安全にビジネスを展開することができます。
早速、中国輸入×無在庫販売の8つのリスクを見ていきましょう。
詳しく見ていきましょう。
①品質を確認できない
無在庫では、商品の品質を直接確認することが難しいため、思わぬ不良品が混じる可能性があります。
たとえば、オンラインで写真だけで判断した商品が実際には素材が安く耐久性に欠けるといったこともあります。
実際に、購入後の返品やクレーム対応に追われるケースもあります。
信頼できるサプライヤーを見極めるために、取引前にサンプルを取り寄せるなどの対策が必要です。
品質問題を未然に防ぐための事前調査が、後のトラブル回避に大きく寄与します。
②国内仕入れに比べ納期が長い
中国からの輸入では、商品の発送や通関手続きに時間がかかり、国内仕入れに比べ納期が長くなります。
結果、イベントやセールに合わせたタイムリーな配送が困難になることがあります。
実際、販売計画に影響を及ぼし、顧客からの信頼が損なわれることにつながります。
予め納期の余裕を持ったスケジュール調整が求められます。
納期の遅れが収益や顧客満足度に直結するため、十分な計画が必要です。
③信頼できない店舗もある
中国には信頼性が低い店舗や業者も存在し、詐欺や偽ブランド品のリスクが懸念されます。
ネット上の評価だけでなく、第三者の口コミや実績を確認することが重要です。
たとえば、過去にトラブルが多い業者から商品を仕入れてしまい、返品・返金の対応に追われるといった事例もあります。
信頼できる取引先を見極めるためには、取引実績や認証マークの有無を確認する必要があります。
正しい情報収集と慎重な判断が、トラブル防止に直結します。
④文化的な感覚の違いがある
中国と日本では、商品のデザインや使い方に対する感覚が大きく異なる場合があります。
たとえば、中国でヒットしているデザインが日本市場では受け入れられにくいことがあります。
また、やり取りにしても、「言った言わない」をはじめ、意思疎通が難しく、納期がゆるいことも往々にしてあります。
現地のトレンドや顧客ニーズをしっかりと把握しローカライズする努力と意思疎通の精度向上が必要になります。
文化の違いを理解し、適切な対応策を講じることが成功の鍵です。
⑤利益はでるが利益率が小さい
中国輸入では低コストで仕入れができるため、利益自体は見込めるものの、無在庫では利益率は低くなる傾向があります。
競合他社との価格競争が激化するため、マージンを確保するのが難しい状況です。
また、広告費や物流コストが嵩むことで、見込み利益が削られるケースもあります。
コスト管理と効率的な運用が重要となり、販売戦略の工夫が求められます。
利益率を改善するためには、商品価値の向上や付加価値サービスの導入が有効です。
⑥参入者が増加傾向
中国輸入での無在庫販売は成功事例が多く、参入する業者が増加しています。
競争が激化する中で、差別化が難しくなるため、他社との差別化戦略が不可欠です。
実際、同じ商品を多数の業者が取り扱い、価格競争のみで戦う状況が見受けられます。
ニッチ市場を狙うか、独自の付加価値を提供する方法を模索する必要があります。
市場の動向を常に把握し、柔軟な対応策を講じることが重要です。
⑦取扱商品の差別化が難しい
中国輸入で提供される商品は、世界中で広く流通しているため、他社との差別化が難しい場合が多いです。
たとえば、同じデザインのアクセサリーやガジェットが多数存在し、価格やプロモーションでしか差がつかないケースがあります。
その結果、顧客が価格重視になりやすく、ブランド力の構築が求められます。
独自性を出すためには、商品説明やパッケージング、アフターサービスで差別化を図る必要があります。
市場での独自のポジショニングを明確にする戦略が成功につながります。
⑧イレギュラー時の対応に中国語が必要になる
取引やトラブル対応で、中国語の知識が求められるケースが多く存在します。
たとえば、発送遅延や品質問題が発生した際、直接サプライヤーとやり取りする必要が生じることがあります。
言語の壁が原因で、誤解やコミュニケーションのミスが起こりやすくなります。
翻訳ツールや通訳サービスを活用するなど、事前の準備が求められます。
中国語の基礎知識や信頼できるパートナーの確保が、イレギュラー対応時のリスク軽減につながります。
中国輸入×無在庫販売でのリスクを回避するための対処法
ここでは、上記で紹介したリスクに対し対処法を、実例を交えながら解説します。
対策を講じることで、トラブル発生時のリスクを回避し、安定したビジネス運営ができるようになります。
詳しく見ていきましょう。
①信頼できる店舗を見極める
天猫や1688などの信頼性の高いプラットフォームを利用することで、安全な取引先を選定できます。
評価が4.7以上の店舗から仕入れることで、実際の顧客満足度が高い取引が期待できます。
例えば、天猫では多数の購入者のレビューが掲載され、評価が高い店舗が信頼の証となります。
信頼できる店舗からの仕入れは、品質や納期のトラブルを大幅に減らす効果があります。
常に最新の評価情報をチェックし、実績ある店舗を選ぶことが成功のカギです。
②納期に余裕を持つ
中国からの輸入はどうしても納期が長くなるため、余裕を持ったスケジュール管理が求められます。
たとえば、イベントやセールのタイミングに合わせるより、事前に十分な余裕を持って注文することが重要です。
納期遅延が発生しても、計画に余裕があれば機会損失のリスクを最小限に抑えられます。
顧客満足度が低下するよりも、多少の機会損失を受け入れる方が、リピーターの獲得には有効です。
事前に物流状況や通関手続きの遅延リスクを把握しておくと、対策がしやすくなります。
③利益計算を正確に
仕入れや販売にかかるコストを正確に把握することが、安定した利益確保のために重要です。
利益率の目安として20〜30%を確保するよう、事前にエクセルなどで計算をおこないましょう。
たとえば、仕入れコスト、広告費、物流費を含めたトータルコストを算出し、利益率をシミュレーションすることが実践的です。
正確な計算により、予想外のコスト増加にも迅速に対応できる体制が整います。
収支計画を見直し、定期的に利益計算をおこなうことで、健全なビジネス運営ができるようになります。
④簡易OEMによるブランド化
慣れてきた段階で、自社ブランドの簡易OEMを導入することで、他社との差別化を図ることができます。
商品のパッケージやロゴを変更し、オリジナル感を演出する工夫が効果的です。
たとえば、SNSでの商品紹介を行う際、オリジナルブランドとしてのストーリーを伝えることで、顧客の信頼を得ることができます。
一手間かけることで、価格競争から脱却し、独自のブランド価値を築くことが可能です。
ブランド化は、将来的なリピーター獲得や価格競争の回避に大きなメリットをもたらします。
⑤代行業者を活用する
中国語に堪能で国際物流に精通した代行業者を利用することで、言語や手続きの障壁を解消できます。
自力で全てをおこなうリスクを回避し、専門家のサポートを得ることでトラブルが少なくなります。
代行業者は、在庫確認や品質問題、納期調整、国際便の手配など、中国輸入に必要なタスクを代行してくれます。
はじめての輸入取引においても安心感をもたらし、効率的なビジネス運営に寄与します。
信頼できるパートナーを見つけるために、複数の業者の実績や口コミを比較検討してみましょう。
まとめ
- 中国輸入の無在庫販売は魅力的だが、品質確認や納期、信頼性の面でリスクが存在する。
- 天猫や1688などの信頼できるプラットフォームを活用し、評価の高い店舗を選ぶことが重要。
- 納期に余裕を持ったスケジュール管理と、正確な利益計算(20〜30%を目安)でリスクを低減できる。
- 簡易OEMによるブランド化やSNSでの効果的な商品紹介で、他社との差別化を図る。
- 中国語や国際物流に不安がある場合は、代行業者の活用でスムーズな取引を実現する。