
こんにちは!
中国輸入代行-誠(Makoto)のパンダ社長こと酒井隆太(@makoto1688)です^^

「商品が届かない」「不良品ばかり」「税関で没収」なんて話をよく聞きます。
初心者が失敗しないためには、どうすればいいですか?
今回は、こちらの疑問にお答えいたします。
▼中国輸入のトラブルに関するPost▼
中国輸入をはじめたいけれど、「商品が届かなかったら?」「不良品ばかりだったら?」「税関で止まったら?」と考えると、不安で一歩が止まってしまう方も多いです。ですが、トラブルの多くは、起きる理由を知っておくだけで事前に防ぎやすくなります🛡️
— パンダ社長(酒井隆太)@中国輸入代行-誠🇨🇳🇯🇵🇺🇸🇰🇷 (@makoto1688) June 11, 2026
この記事は、長年、中国輸入代行を営むパンダ社長が書いています。

でも、トラブルには必ず「原因」と「対策」があります。
この記事では、よくあるトラブル事例と回避策に加えて、「すでに起きてしまったときの対処手順」まで全て解説しますね!
それでは、見ていきましょう!
中国輸入でトラブルが起きやすい4つの理由

日本の通販と同じ感覚で中国から商品を仕入れると、痛い目を見ます。
中国輸入でトラブルが起きやすいのは、次の4つの構造的な理由があるからです。
- ① 言語・商習慣の壁:交渉や契約の認識が日中でズレやすく、店舗側の「在庫あり」「発送済み」も日本基準では信用できない。
- ② 国際物流・通関の壁:輸送距離が長く業者間の引き継ぎが多いため、遅延・紛失・誤出荷が国内通販より圧倒的に起きやすい。
- ③ 品質基準の差:中国の出荷基準は日本より緩く、ノーチェックで仕入れると不良品が混入する。
- ④ 法規制の知識不足:関税法・知的財産権・PSE法などを知らないまま輸入すると、没収や法律違反に直結する。
トラブルを「運が悪かった」で終わらせないためにも、まずは原因の構造を知りましょう。
中国輸入で発生するトラブルは、大きく分けて以下の4つに分類されます。
正しい知識と対策があれば、9割以上のトラブルは事前に防ぐことが可能です。
| トラブルの分類 | よくある具体的な事例 | 主な防衛策 |
| 仕入れ・取引 | 連絡が取れない、在庫切れ、詐欺ショップ、条件の食い違い | 事前確認の徹底・代行業者の利用 |
| 配送・通関 | 届かない、誤出荷、紛失、税関没収、関税が高い | 余裕を持った納期設定・正確な申告 |
| 商品・品質 | 不良品、破損、写真と違う、数量不足 | 中国国内での検品 |
| 法律・アカウント | 商標権侵害、法律違反、アカウント凍結 | 法規制の事前学習 |
【仕入れ・取引編】中国輸入のよくあるトラブルと対策
まずは、商品を注文する「仕入れの段階」で起きるトラブルです。
言葉の壁・決済システムの壁・商習慣の壁が、初心者の前に立ちはだかります。
詳しくみていきましょう。
1. 店舗と連絡が取れない・無視される
タオバオなどで商品の詳細を聞きたくても、チャットの返信が来ないことがあります。
中国語の翻訳機を使った不自然な文章だと、相手にされないケースも多いです。
また、不良品の返金交渉を個人で行うのは、非常にハードルが高いのが現実です。
【解決策】
- 取引前に「反応速度」を確認する:注文前に簡単な質問を送り、返信の速さと丁寧さで店舗の対応力を見極めます。返信が遅い店舗は、トラブル時にも放置される可能性が高いです。
- 簡体字+短文で質問する:翻訳ツールを使う場合は、一文を短く区切ると誤訳が減り、返信率が上がります。
- 交渉をプロに任せる:代行業者を使えば、現地のスタッフが中国語でスムーズに連絡・交渉をしてくれます。
2. 決済エラー・支払いトラブル(クレジットカードが弾かれる)
中国のサイトで日本のクレジットカードを使おうとすると、セキュリティではじかれることが多々あります。
アリペイ(Alipay)に登録しても、海外のカードは制限がかかる場合があるのです。
また、銀行への直接送金を求めてくる店舗は、前払い金の持ち逃げリスクがあるため要注意です。
【解決策】
- 買い手保護のある決済方法を選ぶ:プラットフォーム内の正規決済(アリペイ等)を必ず使い、個人口座への直接送金は絶対に避けます。
- 日本の銀行振込を利用する:代行業者にお金を日本円で振り込めば、面倒な外貨決済やカードエラー自体を回避できます。
3. 在庫切れ(空売り)で発送されない
サイト上では「在庫あり」なのに、注文後に「実は在庫がない」と言われるケースです。
中国ではこの「空売り」が非常に多く、発送を待っている間に時間が無駄になります。
資金だけが拘束され、ビジネスのスピードが大幅に落ちてしまいます。
【解決策】
- 注文前の在庫確認:購入前に必ずチャットで在庫の有無と発送可能日を確認します。
- 発送期限を決めて注文する:「◯日以内に発送されなければキャンセル」と先に伝えておくと、資金の拘束を最小限にできます。
- 代行業者を利用する:代行業者なら在庫確認を標準でおこない、在庫切れの場合は同等品を扱う別店舗の提案も可能です。
4. アリエク(AliExpress)等での詐欺ショップ被害
個人輸入で人気のアリエクですが、極端に安い商品は詐欺の可能性があります。
「商品が届かない」「偽物の追跡番号を教えられる」といった被害が後を絶ちません。
安いからと飛びつかず、店舗の評価を見極めるスキルが必要です。
【解決策】
- 店舗の運営歴と評価を確認する:運営年数が長く、評価件数が多い店舗を選びます。開店直後+激安は危険信号です。
- 相場より極端に安い商品は避ける:同一商品を複数店舗で比較し、1店舗だけ異常に安い場合は仕入れません。
- 買い手保護期間内に紛争申請する:届かない場合は、購入者保護期間が切れる前に必ず返金申請(ディスピュート)をおこないます。
5. 言語・商習慣の違いで取引条件が食い違う
「言った・言わない」「含まれる・含まれない」の認識ズレは、中国輸入で最も根深いトラブルです。
日本人特有の曖昧な表現(「なるべく早めに」「いい感じに」など)は、中国の商習慣では通用しません。
納期・数量・梱包方法・不良時の対応などの条件が曖昧なまま取引すると、後から必ず揉めます。
【解決策】
- 条件は数字で明文化する:「◯月◯日までに発送」「不良率◯%以上は返金」など、解釈の余地がない形でチャットに残します。
- チャット履歴を証拠として保存する:口頭・電話でのやり取りは避け、すべて文面で残すことが交渉時の武器になります。
- 現地スタッフに交渉を任せる:商習慣を熟知した代行業者が間に入れば、認識ズレそのものを防げます。
【配送・通関編】中国輸入のよくあるトラブルと対策

海を渡る国際物流では、国内通販ではあり得ないような遅延やトラブルが起きます。
GSC(検索データ)上でも「中国 誤出荷」「中国 荷物 届かない」は特に検索の多い悩みです。
お客様に迷惑をかけないための、配送と税関の対策を解説します。
詳しくみていきましょう。
6. 中国から荷物が届かない・大幅な配送遅延
発送通知から2週間経っても商品が届かないことは、中国輸入では日常茶飯事です。
原因は、春節(旧正月)や国慶節などの大型連休、税関の混雑、現地物流のキャパオーバーなど様々です。
お客様を不安にさせないためにも、事前に遅延を想定しておく必要があります。
【解決策】
- 余裕を持った納期設定:販売ページには「発送まで2〜3週間」と記載しましょう。
- イベント時期を避ける:春節(1月下旬〜2月中旬)や国慶節(10月上旬)の前後は物流が完全にストップするため、1ヶ月前倒しで発注します。
- 追跡可能な配送方法を選ぶ:多少高くても、追跡番号付きの配送ルートを選ぶことで「届かない」事故への対応力が上がります。
※すでに荷物が届かず困っている方は、後述の「商品が届かないときの確認手順」をご覧ください。
7. 中国からの誤出荷(別の商品・別人の荷物が届く)
日本に届いた段ボールを開けたら、頼んだ覚えのない商品が入っていたというケースです。
中国の工場や物流倉庫では出荷量が膨大なため、ラベルの貼り間違いによる誤出荷が一定の確率で発生します。
日本に届いてから気づいても、中国への返品送料が高すぎて手遅れになるのが最大の問題です。
【解決策】
- 注文情報と荷物の照合を依頼する:発送前に「注文番号・品名・数量」を店舗側に再確認させるだけでも誤出荷率は下がります。
- 中国国内での検品:日本へ送る前に、代行業者の倉庫で「中身が注文と合っているか」を必ず確認してもらいます。中国国内なら数百円で返品・交換が可能です。

日本に届いてからでは送料負けするので、水際(中国国内)で防ぐことが絶対に必要です!
8. 輸送中の紛失(トラッキングが動かない)
追跡番号(トラッキング)が途中でピタッと止まり、荷物が行方不明になるトラブルです。
中国国内の配送業者の手違いや、通関作業中に紛失することが稀にあります。
この場合、自力で中国の配送業者に問い合わせて探し出すのはほぼ不可能です。
【解決策】
- 追跡が2週間止まったら動く:発送元(店舗または代行業者)へ調査依頼を出し、紛争申請の期限を確認します。放置が一番危険です。
- 返金保証のある代行を使う:万が一紛失した際に、商品代金を補償してくれる代行業者を選びましょう。
9. 税関で止まる(通関保留・通知ハガキ)
突然、税関から「外国郵便物課税通知書」や「認定手続開始通知書」などのハガキが届き、荷物が止まることがあります。
インボイス(仕入書)の記載不備や、申告価格が怪しい(アンダーバリューの疑い)と判断された場合です。
無視すると商品は破棄されるため、速やかに必要書類を提出して説明しなければなりません。
【解決策】
- 正しいインボイスを作成する:品名・数量・実際の取引価格を正確に記載します。虚偽申告(アンダーバリュー)は脱税にあたり、ペナルティの対象です。
- 支払い証拠を保管しておく:税関から価格の根拠を求められた際、注文画面や決済記録をすぐ提出できるようにしておきます。
- 代行業者にインボイス作成を任せる:通関に慣れた業者なら、不備による保留そのものを防げます。
10. コピー品・禁止品として税関で没収・廃棄される
偽ブランド品や、武器に似たおもちゃなどは、税関で没収・廃棄されます。
仕入れ代金や国際送料は一切戻ってこないため、完全な赤字になります。
「偽物と知らなかった」では済まされないため、輸入前の確認が命綱です。
【解決策】
- ブランド品・キャラクター商品は仕入れない:中国ECサイト上のブランド品は偽物前提で考え、ノーブランド商品を中心に仕入れます。
- 輸入禁止・規制品目を事前に確認する:税関サイトの「輸出入禁止・規制品目」で、扱う商品が該当しないか必ずチェックします。
11. 想定外の関税・追加送料で赤字になる
「利益が出るはずだったのに、関税が高すぎて赤字になった…」という失敗です。
革製品やニット、靴などは関税率が非常に高く設定されており、送料も含めた金額に対して課税されます。
さらに、北海道・沖縄・離島などへの配送では、クーリエ(DHLやFedEx)から1件数千円の「遠隔地配送料」を追加請求されることもあります。
【解決策】
- 関税込みの「総原価」で利益計算する:商品代+国際送料+関税+消費税+手数料を合算してから仕入れ判断をします。
- 高関税カテゴリを把握する:革製品・ニット・靴などは要注意。仕入れ前に税関サイトで実行関税率を確認しましょう。
- 配送ルートを使い分ける:遠隔地料金がかからないEMSや船便など、届け先に合わせて配送方法を代行業者と相談します。
【商品・品質編】中国輸入のよくあるトラブルと対策

続いては、届いた商品の「中身」に関するトラブルです。
日本品質を基準に考えると、痛い目を見ます。
詳しくみていきましょう。
12. 商品が破損・汚損している(不良品)
箱がボロボロに潰れていたり、服に汚れがついていたりするケースです。
中国国内の配送は扱いが乱暴なことが多く、輸送中に破損することがあります。
これをそのままお客様に発送してしまうと、大クレームに繋がります。
【解決策】
- テスト仕入れで不良率を測る:本発注の前に少量を仕入れ、その店舗の品質レベルを実測します。
- 中国での到着検品:代行倉庫に届いた時点で検品し、破損があれば中国国内で店舗に返品・交換させます。
13. 写真と実物が違う(デザイン・素材・色・サイズ)
「モデル着用の写真と、届いた服が全然違う!」という、非常によくあるトラブルです。
商品画像は美しく加工されており、実際にはペラペラの安物が届くこともあります。
また、赤を頼んだのに青が届く、LサイズなのにMサイズが届くといった店舗側のピッキングミスも頻発します。
【解決策】
- 購入者レビューを見る:商品ページにある、一般客が投稿した「実物の写真レビュー」を必ず確認しましょう。加工された公式画像は信用しません。
- サイズ表の実寸を確認する:中国サイズは日本より1〜2サイズ小さいことが多いため、S/M/L表記ではなく実寸(cm)で判断します。
- 発送前に実物写真を確認する:代行業者によっては、発送前に実物写真を送ってもらえます。日本にいながら自分の目で色・形をチェックできます。
14. 数量が足りない(パーツの欠品)
「100個頼んだのに95個しかない」「組み立て式なのにネジが入っていない」といったトラブルです。
中国の工場は数量管理が甘いことがあり、平気で数が足りないまま発送してきます。
日本に届いてから気づいても、追加で送ってもらう送料のほうが高くつきます。
【解決策】
- 到着後すぐに全数を数える:不足を申告できる期限は短いため、受け取り後すぐに数量と付属品を確認し、不足分は証拠写真とともに即連絡します。
- 数量・付属品の検品オプション:代行業者に依頼し、日本へ送る前に細かいパーツの有無や正確な数量を数えてもらいます。
15. 電化製品が動かない・すぐ壊れる
中国製の安い電化製品やガジェットは、初期不良の確率が高いです。
「電源が入らない」「充電できない」といったトラブルは、外観の検品だけでは防げません。
電化製品を扱う場合は、品質の高い工場を見極める目が必要です。
【解決策】
- 通電検品を依頼する:代行業者のオプションで「通電検品(電源が入るかの確認)」を依頼しましょう。
- 販売実績の多い工場・店舗を選ぶ:取引件数とリピート率が高い店舗の商品は、初期不良率も相対的に低い傾向があります。
【法律・アカウント編】中国輸入のよくあるトラブルと対策
最後に、ビジネスの根幹を揺るがす重大なトラブルです。
知らなかったでは済まされない法律や、アカウントの凍結問題です。
詳しくみていきましょう。
16. 知的財産権(商標・意匠)の侵害による警告
「ノーブランドだと思って売ったら、実は有名ブランドの意匠(デザイン)をパクった商品だった」というケースです。
Amazonなどで販売していると、権利者から警告が届き、最悪の場合はアカウントが停止・閉鎖されます。
ブランド品だけでなく、キャラクターグッズや独自のデザインにも注意が必要です。
【解決策】
- J-PlatPatで権利を調べる:特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」で、商標や意匠が登録されていないか仕入れ前に検索します。
- 判断に迷ったら専門家へ:調べても分からない場合は、弁理士・弁護士に確認してから仕入れるのが安全です。
- ノーブランド商品を中心に仕入れる:有名ブランド・キャラクターに似た商品は、最初から扱わないのが鉄則です。
17. 法規制(PSE・食品衛生法・薬機法など)違反に気づかず販売
日本への輸入は、商品カテゴリーごとに異なる法規制が適用されます。
これらを知らずに輸入・販売すると、法律違反で罰せられる可能性があります。
特に注意すべき法規制は以下のとおりです。
| 法律 | 対象商品の例 | 必要な対応 |
| 電気用品安全法(PSE) | コンセントに挿す家電、モバイルバッテリー | PSEマークの取得・表示 |
| 食品衛生法 | 食器、調理器具、乳幼児向けおもちゃ | 輸入届出・検査 |
| 薬機法 | 化粧品、美容機器、健康器具 | 許可・届出(個人の商用輸入は原則不可) |
| 電波法 | Bluetooth・Wi-Fi機器 | 技適マークの確認 |
利益が出やすそうな商品ほど、裏に高いハードル(法律)があると考えましょう。
【解決策】
- 商品選定の最初に法規制を確認する:リサーチ段階で上の表に該当しないかをチェックし、初心者のうちは規制対象カテゴリを避けます。
- 規制対応の実績がある代行業者に相談する:食品衛生法などの手続きに対応できる業者なら、輸入許可が下りないトラブルを回避できます。
18. タオバオ・アリババのアカウントが突然凍結される
「突然タオバオにログインできなくなった」という相談が後を絶ちません。
日本からのアクセスや登録に対するセキュリティが厳しくなっており、一度凍結されると解除は至難の業です。
アカウントが使えなくなると、仕入れが完全にストップしてしまいます。
【解決策】
- ログイン環境を固定する:VPNの切り替えや複数端末からのアクセスは凍結リスクを高めるため、同じ環境からログインします。
- 代行業者のアカウント経由で買う:自分のアカウントを使わず、代行業者の注文システムを使えば凍結リスクはゼロです。
中国輸入でトラブルが起きてしまったときの対処法

どれだけ対策をしても、トラブルをゼロにすることはできません。
大切なのは、起きてしまったときに「正しい順番」で「期限内」に動くことです。
ここでは、相談の多い3つのケースの対処手順を解説します。
詳しくみていきましょう。
商品が届かない・追跡が止まったときの確認手順
中国からの荷物が届かないとき、闇雲に問い合わせる前に、次の順番で確認します。
- STEP1. 追跡番号を確認する:17TRACKなどの一括追跡サイトで荷物の最終地点を特定します。「中国国内で停止」か「日本到着後に停止」かで連絡先が変わります。
- STEP2. 春節・国慶節と重なっていないか確認する:連休期間中は2〜3週間の遅延が「正常」です。まずは焦らず待ちます。
- STEP3. 発送元へ調査依頼を出す:2週間以上動きがなければ、店舗(または代行業者)へ追跡番号を添えて調査を依頼します。
- STEP4. 期限内に返金申請する:調査で解決しない場合は、プラットフォームの購入者保護期間が切れる前に紛争(ディスピュート)を申請します。期限を過ぎると返金は受けられません。
不良品・違う商品が届いたときの返金・交換交渉
不良品や注文と違う商品が届いた場合、感情的にクレームを入れても解決しません。
中国の店舗は「証拠」がなければ動かないため、交渉は証拠集めから始まります。
- STEP1. 開封時に証拠写真・動画を撮る:外箱・伝票・商品の状態を、開封の流れごと記録します。開封動画は最強の証拠です。
- STEP2. 受取確認前に店舗へ連絡する:プラットフォーム上で「受取確認」を押すと交渉の難易度が一気に上がります。確認前に証拠を添えて連絡します。
- STEP3. 解決しなければ紛争機能を使う:店舗が応じない場合は、プラットフォームの紛争(仲裁)機能で運営に判断を委ねます。
- STEP4. 次回から中国国内検品に切り替える:日本到着後の交渉は返送料の壁で泣き寝入りになりがちです。根本対策は「日本に届く前に弾く」ことです。
税関から通知書が届いたときの対応手順
税関からのハガキは、種類によって意味と対応が全く異なります。
絶対にやってはいけないのは「放置」です。
- STEP1. 通知書の種類を確認する:「課税通知書」なら関税・消費税を支払えば受け取れます。「認定手続開始通知書」は知的財産権侵害(偽物)の疑いがある状態です。
- STEP2. 記載された期限を確認する:回答期限(多くは10日程度)を過ぎると、自動的に没収・廃棄の手続きが進みます。
- STEP3. 求められた書類を提出する:価格の確認であれば、注文画面・決済記録などの証拠を提出して説明します。
- STEP4. 偽物の疑いなら争わない判断も:正規品である証明ができない場合、「任意放棄」を選び損失を最小限に抑えるのが現実的です。判断に迷う場合は通関士や弁理士に相談しましょう。
中国輸入のトラブルを未然に防ぐ3つの鉄則
ここまでの18事例に共通する、トラブルを未然に防ぐための「3つの鉄則」をまとめました。
これを守るだけで、中国輸入のリスクは劇的に下がります。
詳しくみていきましょう。
鉄則1:少量のテスト仕入れからはじめる
いきなり大量に発注するのは、初心者が大損する最大のパターンです。
まずは数個〜数十個を仕入れて、品質・納期・店舗の対応力を実際に確かめましょう。
テスト仕入れのコストは「保険料」と考えれば安いものです。
鉄則2:関税・送料込みの利益計算を徹底する
商品代金だけを見て「安い!」と仕入れるのは危険です。
関税・消費税・国際送料・代行手数料を含めた「総原価」で利益が出るかを必ず試算します。
また、為替レートの変動でも仕入れ原価は変わるため、円安局面では利益率に余裕を持たせた商品選定が必要です。
鉄則3:中国国内での検品体制をつくる(代行業者の活用)
不良品・誤出荷・数量不足は、日本に届いてからでは手遅れです。
中国国内で検品し、問題があればその場で返品・交換できる体制が、品質トラブルへの唯一の根本対策になります。
なお、タオバオやアリババの店舗の多くは日本への直送に対応していないため、現実的には「代行業者の中国倉庫で検品→日本へ転送」という流れが標準です。
ただし「代行業者選び」自体を間違えると、新たなトラブルの原因になるので注意が必要です。
中国輸入のトラブルに関するよくある質問
最後に、中国輸入のトラブルについて特によくいただく質問にお答えします。
詳しくみていきましょう。
税関で没収された商品の代金は戻ってきますか?
戻ってきません。
偽ブランド品や輸入禁止品として没収・廃棄された場合、商品代金も国際送料も一切補償されず、全額が損失になります。
「偽物と知らずに買った」場合でも没収は免れないため、仕入れ前の確認が唯一の防衛策です。
中国輸入は違法になることがありますか?
中国から商品を輸入して販売すること自体は、完全に合法です。
ただし、偽ブランド品の輸入(商標権侵害)、輸入禁止品の持ち込み、PSE法や食品衛生法など他法令への違反、関税の過少申告(アンダーバリュー)は違法行為となり、罰則の対象です。
扱う商品ごとの規制を確認すれば、違法リスクは確実に避けられます。
個人でも中国の店舗に返金交渉はできますか?
可能ですが、ハードルは高いです。
中国語での交渉力と証拠(開封時の写真・動画)が必須で、店舗が応じない場合はプラットフォームの紛争機能を使うことになります。
日本到着後だと返送料の負担が大きく泣き寝入りになりやすいため、中国国内検品の段階で代行業者に交渉してもらうのが最も確実です。
中国からの荷物は通常どれくらいで届きますか?
配送方法にもよりますが、航空便で1〜2週間、船便で2〜4週間が目安です。
ただし、春節(1月下旬〜2月中旬)や国慶節(10月上旬)の前後は、これに2〜3週間の遅延が上乗せされるのが普通です。
発送通知から2週間以上追跡が動かない場合は、発送元へ調査依頼を出しましょう。
まとめ:中国輸入のトラブルは「事前対策」で9割防げる
- 中国輸入のトラブルは「仕入れ・配送・品質・法律」の4つに分類され、それぞれに明確な原因と対策がある。
- 誤出荷・不良品・数量不足は「中国国内での検品」が唯一の根本対策。日本に届いてからでは手遅れになる。
- トラブルが起きたら「証拠の確保」と「期限内の申請」が鉄則。放置が一番の損失につながる。
- 税関没収や法律違反など、致命的な失敗を防ぐための事前リサーチは必須。
- 検品・交渉・通関をプロに任せられる代行業者を使えば、リスクは最小限に抑えられる。

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