中国輸入ビジネスでの原価計算する方法・ポイントを解説!

こんにちは!

中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^

 

子パンダ
中国輸入をはじめてから数ヵ月が経ちましたが思うように利益が出ていません。そもそも、仕入れるときの数値基準が決まっていなくても、だいたいの感で仕入れています。仕入れの精度を上げたいです。どうすればよいかアドバイスいただけませんか。

 

今回は、こちらのご質問にお答えします。

 

原価計算に関するtweet

この記事は、長年、中国との貿易仲介業を営むパンダ社長が書いています。

 

パンダ社長
売上から仕入れを引いたら利益ではないですよ!

 

それでは見ていきましょう。

 

売上に対して生じた費用が売上原価

原価とは、商品やサービスの販売までに要した費用のことです。

売上に対して生じた費用を売上原価と呼びます。

 

ここで注意すべきことは、「売上に対して」ということです。

たとえば、1個30円のリンゴを10個仕入れて、100円で販売し3個売れたとします。

売上原価は、300円ではありません!

これがポイントです。

正解は、売上原価は90円です。

 

なぜなら、売上原価とは、売れた商品に対して生じた費用だからです。

リンゴを1個30円で仕入れて3個売れたので、「売上に対して」かかった費用は90円になります。

つまり、粗利は、210円です。

 

  • 売上:300円(=100円×3個)
  • 売上原価:90円(=30円×3個)
  • 粗利=売上-売上原価=210円(=300円-90円)

 

売上原価に関しては、こちらの記事も参考にどうぞ。

 

中国輸入における売上原価と原価計算の例

特に中国輸入では、仕入れた商品自体の費用だけでなく、仕入れの工程で要したすべての費用が原価となります。

次の表は、中国輸入で生じる売上原価となり得る項目をまとめたものです。

 

  • 月額利用料
  • 商品代
  • 中国国内送料
  • 国際送料
  • 代行手数料
  • 検品代
  • 関税
  • 輸入消費税
  • 地方消費税

 

以下、上記項目をもとに、売上原価の計算をしてみます。

たとえば、1点50円の衣料品を100点仕入れて、300円で販売し30個売れたとします。

便宜上、月額利用料と中国国内送料は無料としましょう。

国際送料は8000円、代行手数料は500円、検品代は500円、関税と消費税は合わせて1000円だったとします。

 

間違った売上原価の例

商品代は5000円(=50円×100点)だから、あとは他の手数料を足し算すればよい!

だから、15000円!(=5000円+8000円+500円+500円+1000円)

というのは、よくある売上原価の誤った計算です。

 

なぜなら、売上原価とは、売れた商品に対して生じた費用だからです。(2回目)

上記の15000円は、正確にいうと仕入れ金額です。

売上原価と仕入れ金額は違います。

売上から仕入れを引いたら利益というのも厳密には間違いです。

 

売上9000円(=300円×30点)に対し、仕入れは15000円生じています。

なので、6000円の赤字(=9000円-15000円)とはならないのですね。

あくまで、現金(キャッシュ)が6000円ショートしている状況であり、粗利が赤字というわけではありません。

キャッシュフローと損益計算を混同している方、結構いますし、以前のわたしもそうでした。

 

正しい売上原価の計算

仕入れ金額は15000円ですから、1個あたりの原価は150円(=15000円÷100個)になります。

今回は30個売れたので、売上は9000円で、売上原価は4500円になります。

つまり、粗利は4500円(=9000円-4500円)です。

中国輸入のように商品代の他にも手数料が複数ある場合は、1点あたりの原価(=仕入価格)を計算しておくとよいですよ!

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原価計算をおこなう際のポイント

原価計算の方法に続き、計算する際のポイントを解説します。

手作業で一つずつ原価を計算すると、手間がかかるうえに計算ミスを招きます。

そこで、目標原価率からの逆算と、データシートの活用がおすすめします。

 

目標となる原価率から逆算する

目標原価率から逆算すると、適正な原価の算出が可能です。

原価率とは、売上高に対する売上原価の割合を指します。

たとえば、10,000円の売上を達成するまでに4,000円の売上原価を要した場合、原価率は40%です。

 

中国輸入が初心者であれば、目安として20%以上の原価率を目標にしてください。

現状の原価率と発生原価を踏まえ、不要な費用を削減できれば目標の原価率に近づきます。

売上原価率20%以上の理由は、個人であれば所得税、法人であれば法人税が最終的に引かれるためです。

 

原価計算にはExcelやスプレッドシートを活用する

また、Excelやスプレッドシートを活用した原価計算が効率的です。

毎回同じ計算式を利用する原価計算では、数式の機能が活用できます。

特定の教材やツールを購入する必要はなく、Excelで表を自作すれば充分に実用できます。

 

あるいは、「Excel 原価計算」で検索すると無料のテンプレートを入手可能です。

ダウンロードした表を実務の都合にあわせて作り直すと便利です。

輸入ビジネスをやるなら表計算ソフトは必須ですよ!

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まとめ

粗利とは売上から売上原価を引いたものであり、売上から仕入れを引いたものではありません。

また、売上原価とは、「売上に対して」かかった費用のことです。

 

物販ビジネスをおこなう上で、原価計算の理解は必須です。

いくらよい商品を仕入れられても、原価計算が出来ていないと赤字になったり資金がショートし、倒産リスクが高まります。

損益とキャッシュフローの理解を深めることも、物販ビジネスでの成功のポイントです。

 

ご質問、いつも歓迎です!

本日もお読みいただき、ありがとうございました^^

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