
こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダの社長こと酒井(@makoto1688)です^^
AliExpressで買い物しようと思っていた商品が、日本の他サイトでは半額ほどで売られていました。中国のサイトなので怖いです。購入を躊躇しているのですが、たとえば個人情報は保護されているのでしょうか?
今回は、こちらのご質問にお答えします。
▼アリエクスプレスに関するtweet▼
AliExpressやTemuやSHEIN。会員登録は、XやInstagramのアカウントでも簡単に登録できますが、絶対におすすめしないですよ。SNSに登録しているあなたの個人情報が、簡単にサイト運営側(中国)へ流出するリスクがあるからです。どうしても買い物がしたいなら捨てアドを使いましょう
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行-誠 (@makoto1688) April 20, 2025
AliExpressやTemuやSHEIN。会員登録は、XやInstagramのアカウントでも簡単に登録できますが、絶対におすすめしないですよ。SNSに登録しているあなたの個人情報が、簡単にサイト運営側(中国)へ流出するリスクがあるからです。どうしても買い物がしたいなら捨てアドを使いましょう。
この記事は、長年、中国輸入で物販ビジネスを営むパンダの社長が書いています。
それでは、見ていきましょう。
(タップできる)もくじ
AliExpressの個人情報流出に関する現状
2024年7月25日発行のソウル聯合ニュースによると、次のような個人情報流出に関する報道がなされています。
以下、要約です。
韓国の個人情報保護委員会は、中国の通販サイト「アリエクスプレス」が韓国ユーザーの個人情報を十分な保護措置なしに海外の出店者に提供していたとして、約2.2億円の課徴金と過料を科しました。ユーザーへの告知不足や、退会ページが見つけづらく英語表示である点も問題視されました。今後は個人情報の取り扱い改善や退会手続きの簡素化が求められます。なお、同様の調査対象となった通販サイト「Temu」については、引き続き審議される予定です。
また、2025年1月17日発行のセキュリティ対策Labによると、次のようなことがあったとされています。
以下、要約です。
欧州のプライバシー擁護団体「None of Your Business(noyb)」は、TikTok、Temu、SHEIN、AliExpress、WeChat、Xiaomiの6社が、EU市民の個人データを違法に中国へ転送しているとして、GDPR(一般データ保護規則)違反の苦情を各国のデータ保護当局に申し立てました。これらの企業は、データ転送先や受け手の明確な開示を怠り、ユーザーのアクセス要求にも適切に対応していないとされています。特に、中国の法律では当局によるデータアクセスを制限しておらず、EUの標準契約条項(SCC)も中国国内法との矛盾により有効に機能しないと指摘されています。noybは、これらの企業に対し、中国へのデータ転送の即時停止とGDPR準拠のデータ処理体制の構築を求めており、違反が認定された場合、世界全体の収益の最大4%に相当する罰金が科される可能性があります。
AliExpressが謳う個人情報保護に関するポリシー
AliExpressは、利用者の個人情報を保護することを重視しており、公式サイトの「プライバシーポリシー」にてその方針を明確にしています。
たとえば、氏名・住所・電話番号・クレジットカード情報などの個人データは、注文処理やカスタマーサポートの提供など、サービス提供のためにのみ使用されると説明されています。
また、ユーザーの同意なしに第三者へ提供されることはないと明記されています。
さらに、国際的なデータ保護基準(例:GDPR)への対応もおこなっており、データの暗号化やアクセス制限などの技術的対策も導入されています。
ただし、上記で紹介したように実際の運用面でのトラブルも一部報道されています。
信頼性を過信しすぎず、必要以上の情報を入力しない、パスワードを定期的に変更するなど、利用者自身の対策も重要です。
個人輸入や海外通販に不安がある方は、AliExpressのプライバシーポリシーを確認しつつ、安全な利用方法を心がけましょう。
AliExpressから個人情報を守るためにできる対策
最後に、AliExpressから個人情報を守るためにできる対策を紹介します。
詳しくみていきましょう。
コンビニ払いにする
コンビニ払いを選ぶことで、クレジットカードや銀行情報を入力する必要がなく、個人情報を守ることができます。
コンビニでの支払いは、オンライン決済に比べてリスクが低いため、特に個人情報が漏れることを心配している場合には有効な方法です。
購入後、支払い番号が送られてくるので、それを使って最寄りのコンビニで支払いを済ませるだけで完了します。
これにより、クレジットカード情報を提供することなく、安心して買い物ができます。
VISAプリペイド払いにする
VISAプリペイドカードを使用すれば、クレジットカードの情報を直接入力せずに済みます。
プリペイドカードは、事前にチャージした金額しか使えないため、万が一の不正利用でも被害を最小限に抑えることができます。
クレジットカードの詳細を入力することなく決済できるため、個人情報漏洩のリスクを避けることができます。
プリペイドカードはコンビニなどで簡単に購入できるので、便利で安全な方法です。
必要最低限の情報のみを登録する
AliExpressでは、購入に必要な最低限の情報だけを登録することが大切です。
住所や電話番号など、購入品の配送に必要な情報以外は登録しないようにしましょう。
特に、不要な個人情報を求められても、そのまま入力せずにキャンセルすることをおすすめします。
必要のない情報を登録することは、個人情報漏洩のリスクを高める原因となるため、最小限にとどめておくことが安全です。
メールアドレスは捨てアカにする
オンラインでの買い物では、個人のメールアドレスが他のサイトに流出する可能性があります。
そのため、メインのメールアドレスを使用するのではなく、捨てアドレスや一時的なメールアドレスを作成して使用することをおすすめします。
この方法なら、広告や不要なメールが送られてくることを防ぎ、個人情報の漏洩リスクを減らすことができます。
捨てアドレスを使用することで、プライバシーを守りながら安全に買い物をすることができます。
SNSアカウントを登録しない
SNSアカウントをAliExpressに登録することは、個人情報が広く共有されるリスクを増やします。
SNSアカウントを利用したログインは便利ですが、個人の情報が他のネットワークと連携してしまうことがあるため、可能であれば避けることをおすすめします。
アカウント情報を他のサービスと連携させることで、意図せず情報が流出するリスクが高くなります。
捨てアドで登録したアカウントを使用する方が、個人情報を守りやすくなります。
公式URLから登録する
AliExpressに登録する際は、必ず公式サイトのURLを確認しましょう。
偽サイトやフィッシングサイトが存在し、個人情報を不正に取得しようとするケースがあります。
公式URLは「https://ja.aliexpress.com/」ではじまりますので、必ずそのURLからアクセスして、ログインや登録を行うようにしてください。
リンクをクリックする際には、ドメイン名が正しいかどうかを確認することが重要です。
まとめ
- AliExpressでは過去に個人情報漏洩の問題が発生したため、安心して利用するためには慎重な対策が必要です。
- 支払い方法では、クレジットカード情報を入力せずにコンビニ払いかVISAプリペイドカードを使用することでリスクを減らせます。
- 登録情報は必要最低限にとどめ、メールアドレスは捨てアドレスを使用するのがおすすめです。
- SNSアカウントを登録せず、公式URLからの登録を徹底することで、個人情報を守ることができます。