
こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^
ずばりこの疑問にお答えします。
▼アリババに関するtweet▼
中国輸入の仕入先といえば、アリババとタオバオが定番です。いづれかのIDを持っていれば、どちらも利用できます。それぞれ異なるIDを持っているメリットは特にありません。アカウント閉鎖対策という人もいますが、IPアドレスで紐づいているので、不正をすればどちらも閉鎖になります
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行「誠」 (@makoto1688) April 15, 2022
この記事は、長年、アリババ輸入代行を営むパンダの社長が書いています。
それでは見ていきましょう。
(タップできる)もくじ
アリババの買い方①:アカウントを取得する手順
アリババへアクセスし、[登录]を押下する。
タオバオで登録したIDとパスワードを入力、[登录]を押下する。
「はじめてのアリババへの登録になりますので、《阿里巴巴服务条款》《隐私政策》《支付宝服务协议》の規約をお読みいただき理解頂いた上で、同意にチェックを入れてください。」
デフォルトの[我要在1688进货]を選択し、「*」の必須項目を入力し、[保存]を押下する。
①您的姓名=あなたの名前
②会员身份=会員区分(左から、企業単位、事業単位/社会団体、個人事業、個人)
③主营方向=主な用途(左から、売りたい、買いたい、両方とも)
④主营身份类型=主な利用目的(ここでは「個人利用」を選択しています)
補足:タオバオの会員登録方法
アリババは、タオバオのアカウントを持っていれば利用できます。
タオバオのアカウントを取得する方法は次の記事を参考にしてください。
補足:アリババに登録できない場合の対処法
アリババアカウントを登録する際、さまざまな理由で登録がうまくいかない場合があります。
まず、最も一般的な問題は、入力した情報に不備がある場合です。
特に、メールアドレスや電話番号の入力ミス、パスワードの規則に違反しているケースが多いです。
この場合、正確な情報を再確認し、アリババの規定に沿った形式で再度入力してください。
次に、国や地域の制限が影響することもあります。
アリババは一部の国や地域で利用が制限されている場合があるため、VPNを使用するなどして、接続元の地域設定を変更することで解決できることがあります。
また、アカウント登録時に確認メールが届かないという問題もあります。
この場合、迷惑メールフォルダを確認するか、メールサービスのフィルター設定を見直し、再送信リクエストをおこなってください。
それでもメールが届かない場合は、別のメールアドレスで試してみることも有効です。
アリババでの買い方②:商品を購入する手順
1688.comで商品を購入する前には、会員登録を済ませてから、欲しい商品のページに入り、価格を確認して見積もりを依頼します。
1688.comは卸売ECサイトのため価格交渉が前提です。
購入個数に応じて、表示価格よりもお得に仕入れができる場合も多いため、価格交渉をして購入する方法が一般的です。
詳しく見ていきましょう。
①欲しい商品を検索する
日本のECサイトを利用するときと同様に、欲しい商品を探すときには、検索機能を使います。
タオバオや1688.comは中国のサイトのため、商品の名前や製品の総称で検索する場合、中国語で記載する必要があります。
日本語や英語には対応していないため、インターネット上の無料翻訳ソフトや辞書を用いて、中国語で検索することがおすすめです。
欲しい商品が決まっているなら、画像検索を利用してもよいでしょう。
Alibaba.comはグローバル向けのため、英語でも検索できる他、商品次第ではAlibaba.comのほうが安いものもあります。
②価格を確認する
商品の注文個数に応じて数段階の値段設定がされており、通常は発注個数が増えるごとに単価が安くなります。
表記額よりも安く発注できる場合もあるため、見積もりや交渉は必ず行いましょう。
なお、1688.comの価格記号には「¥」が使われていますが、日本円表記ではないため勘違いしないように気を付けましょう。
日本円での決済を希望している場合は、人民元のレートを調べて円での価格を割り出しましょう。
価格交渉も可能
見積もりを依頼した段階で価格交渉が可能です。
注文個数が多い場合は、商品ページに表記されている価格よりも安く仕入れができる場合もあります。
見積もりを取ってからでないと購入できないシステム上、業者も価格交渉に慣れているため、いくらで購入したいのかという希望を伝えることがおすすめです。
価格交渉や見積もりなしでの購入は基本的には受け付けておらず、商品ページ上に表記されている最低注文個数を超えていても少ない注文数の場合、業者から断られる場合もあります。
③購入手続き・決済をする
1688.comサイト上か、阿里旺旺やQQを利用して見積もりをとった後、業者からサイト上の支払いフォームで商品代金+送料の合計額や詳細を送ってもらいます(まれに、送料は別で請求される場合があります)。
メッセンジャーアプリのやQQで指定された相手先の口座へ直接支払う方法は、詐欺にあう危険があるため、必ず1688.comのサイト上で支払いましょう。
1688.comのサイト上で決済をした場合、こちらに商品が無事に届いたことを知らせるまでは、業者側にお金は支払われません。
④商品到着後検品をする
商品が到着したら、個数や商品の状態などを確認しましょう。
日本で買い物した場合は写真や見本と相違ない商品が届けられる一方、中国では「似ていればOK」と考えている業者も多いため、日本で商品として売れないレベルのものが送られてくることもあります。
そのため、個数や商品の状態を全て確認してから取引を終了させましょう。
⑤トラブルがあった場合には随時対応する
アリババは自社検品をしていないため、自分で検品をしなければいけません。
最近は高度な偽造品を売る業者もいます。
例えば、256GBのUSBメモリを購入したはずが、中身は4GBしかなかったというようなこともよくあります。
PCで容量を確認した場合も「256GB」と表示させるように書き換えてあり、取引を終了した後、4GB以上使うまで偽造に気が付かないということも後を絶ちません。
起こり得るトラブルを事前に予測し、商品到着後は必ず入念なチェックをして、トラブルがあった場合は、すぐに業者へ連絡をしましょう。
アリババ買い方③:輸入代行業者の選び方
アリババでの購入をよりスムーズに進めるためには、信頼できる輸入代行業者の選定が欠かせません。
この記事では、輸入代行業者の特徴や選び方のポイントについて詳しく解説します。
初心者でも安心して取引できるよう、業者選びの具体的な注意点を分かりやすくまとめました。
詳しく見ていきましょう。
アリババ輸入代行業者とは?
アリババ輸入代行業者は、日本をはじめ中国国外からのアリババでの商品購入をサポートするサービスを提供しています。
言語の壁や文化の違いを乗り越え、円滑な取引を実現するための橋渡し役を果たします。
多くの業者が、商品の検品や発送、通関手続きなど、複雑なプロセスを代行しています。
利用者は専門知識を持たない場合でも、安心して海外取引をおこなうことができます。
実績と信頼性を確認する
業者の実績は、過去の取引履歴や顧客の評価を通じて確認することが重要です。
信頼性の高い業者は、長年にわたる実績と豊富な事例を持っています。
口コミやレビューをチェックすることで、利用者の満足度やトラブルの有無を把握できます。
さらに、業界内での評価や認定資格も、信頼性の判断材料となります。
手数料を確認する
輸入代行業者を選ぶ際には、手数料の明瞭さが重要なポイントです。
各社で手数料の設定方法や料金体系が異なるため、事前に詳細な説明を受けることが推奨されます。
予想外の費用が発生しないよう、契約前に全てのコストをしっかり確認しましょう。
納得のいく料金設定であるかどうかを見極めることが、満足度の高い取引に繋がります。
レスポンスの速さを確認する
業者のレスポンスの速さは、急なトラブルや問い合わせに迅速に対応できるかどうかを判断する重要な要素です。
素早い返信は、国際取引における不安を大幅に軽減します。
問い合わせ時の返答の内容や対応の丁寧さも、サービスの質を測る指標となります。
迅速なコミュニケーションを実現している業者を選ぶことで、安心して取引を進めることができます。
アリババについてのよくある質問
アリババを利用する際には、はじめての方や慣れていない方が疑問を抱くことが多くあります。
最後に、よくある質問とその回答を紹介します。
詳しく見ていきましょう。
アリババのアカウント作成に費用はかかりますか?
アリババのアカウント作成自体は無料で行えます。
ただし、特定のビジネス機能やサポートサービスを利用する場合には、追加料金が発生することがあります。
基本的な利用には料金がかからないため、まずは無料アカウントを作成してプラットフォームの機能を試してみるとよいでしょう。
アリババと1688.comは何が違いますか?
アリババとはアリババグループのことを指す一方、Alibaba.comのことも「アリババ」と呼ぶ場合もあり、分かりにくいと感じる人もいるでしょう。
Alibaba.comは中国国外向けの卸売ECサイトで、1688.comは中国国内向けの卸売ECサイトです。
1688.comは基本的なやり取りを中国語でするほか、国外への発送に対応していない業者が多いため、1688.comから仕入れる場合は輸入代行業者を使うことが一般的です。
ただし1688.comは多くの場合、Alibaba.comよりも費用を抑えて商品を仕入れられます。
詳しい違いは次の記事を参考にどうぞ。
アリババでの購入は個人でも可能ですか?
アリババは主に企業間取引(B2B)向けのプラットフォームですが、個人でも購入は可能です。
ただし、最低注文数が設定されていることが多く、個人で利用する場合は少量から購入できるサプライヤーを探す必要があります。
また、仕入れ数量や交渉次第で柔軟に対応してくれる業者もあるため、事前に確認することをおすすめします。
アリババでの支払い方法は何ですか?
アリババでは、クレジットカード、銀行振込、電子決済サービス(PayPal、Alipayなど)を使って支払いが可能です。
取引相手によっては、異なる支払い方法が提示されることもあります。
安全に取引を行うために、信頼できる支払い方法を選択し、支払い前にサプライヤーとの確認を徹底しましょう。
アリババグループにはほかにどんなサイトがありますか?
小売事業の越境ECサイトには「天猫国际」「AliExpress」「LAZADA(ラザダ)」などがあります。
越境ECサイトでは、中国語以外の言語で買い物できるほか、中国国外への発送も可能です。
また、中国国内向けのECサイトには「天猫(Tmall)」「淘宝网(タオバオ)」「阿里健康」などがあります。
BtoB卸売業では、中国国内サイトが「1688.com」国外向けサイトが「Alibaba.com」があります。
アリババとAliExpressの違いは何ですか?
アリババとAliExpressは同じ企業グループが運営していますが、目的が異なります。
アリババは企業向けのB2B取引に特化しているのに対し、AliExpressは主に個人向けのB2C(企業対消費者)プラットフォームです。
個人が少量の商品を購入する場合は、AliExpressの方が使いやすい場合があります。
タオバオとアリババならどちらで買った方が安いですか?
アリババは卸売サイトのため、100個や1,000個単位などで仕入れることが必要です。
その分、商品1つあたりの単価はタオバオで購入するよりも費用を抑えられます。
送料でも、大量仕入れの方が1つあたりにかかる費用が低くなる傾向にあります。
ただし、少数の仕入れやテストで仕入れをしたい場合はタオバオの利用がオススメです。
用途に合わせて賢く使い分けましょう。
アリババを日本語で表示する方法はありますか?
Alibaba.comには日本語サイト「alibaba.com Japan」があり、国際サイトの1番下にも日本語サイトへのリンクがあります。
また、国際サイトの「右上」あたりにある地域設定の表示を、英語から日本語へ切り替えることでも、日本語表示が可能です。
1688.comの場合は、Google Chromeでサイトを表示させて「ページを翻訳」させれば日本語で表示させられます。
ただし、この方法では画像内にある中国語は翻訳できません。</b
アリババはどこに本社を構えていますか?
アリババグループは中国の「浙江省杭州市」に本社があります。
1999年に杭州市出身のジャック・マー(馬雲)さんをはじめとした18人で設立しました。
アリババという名前は、世界中の人が発音し親しみをもてるように、そして「アリババと40人の盗賊」に出てくる魔法の呪文のように、中小企業がこのプラットフォームを通じて幸運の扉を開けるようにという気持ちが込められています。
各国に手を広げており、Alibaba.com Japanは東京都の中央区京橋に本社を構えています。
認証SMSが電話番号に届きません
アリババのサービスを登録する際に、認証でつまづくことがあります。
一時的にSMSの送信エラーが起きているケースもあるため、しばらく時間を置いてから再度手続きをするとSMSが届く場合もあります。
それでも届かない場合は0を抜いて電話番号を入れ直してみましょう。
というのも、+81のあとに0を抜かずに電話番号を頭から入力した場合も、届かない原因になっている可能性があるためです。
そのほか、試してもSMSが届かない場合は、異なる番号で登録をする方法もあります。
通信の問題も考えられるため、お使いの通信キャリアもしくはアリババのカスタマーサポートへ相談してください。
まとめ
- アリババは、タオバオのIDが使える。
- タオバオのIDを持っていない人は、タオバオでIDを作成するかアリババで作成するかは任意。
- 仕入れ先は、タオバオもアリババでもあった方がよい。(無在庫で在庫切れリスクを防げる)
- トラブルを回避するなら輸入代行への依頼がおすすめ