こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^
今回は、こちらのご質問にお答えします。
▼タオバオに関するtweet▼
タオバオ。会員登録せずとも利用できますが、機能が制限されます。一例として、バリエーションごとの価格が表示されないため、購入に影響が生じます。そこで、現在当社では、タオバオに会員登録しなくても、会員登録した状態で、しかも日本語で買い物ができる新たなサイトを構築中です。あとちょい❓
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行-誠 (@makoto1688) April 24, 2024
タオバオ。会員登録せずとも利用できますが、機能が制限されます。一例として、バリエーションごとの価格が表示されないため、購入に影響が生じます。そこで、現在当社では、タオバオに会員登録しなくても、会員登録した状態で、しかも日本語で買い物ができる新たなサイトを構築中です。あとちょい?
この記事は、長年、中国との貿易仲介業を営むパンダ社長が書いています。
それでは見ていきましょう。
(タップできる)もくじ
検索機能を使うには会員登録が必要
「タオバオを利用したい。でも会員登録するのは不安」
そう思う方は少なくはないかもしれません。
しかし、タオバオは会員登録せずに利用しようとすると、とても使いにくい仕様になっています。
会員登録しなくても、トップページから商品ページへの遷移はできますが、検索や絞り込みなどの重要な機能を使いたいのであれば、会員登録は必須です。
決済時の本人確認と手数料に注意
タオバオは会員登録しないと使える機能が制限されます。
言い換えれば、会員登録すれば検索機能が活用でき、商品の効率的な検索が可能です。
タオバオ登録時に求められるのは電話番号認証だけです。
その後、メールアドレス、パスワードとユーザーネームの設定をします。
ただし決済の際には、アリペイかクレジットカードの登録が必要です。
アリペイを利用するには、パスポートによる本人確認とクレジットカード登録が求められます。
また商品代に加え、チャージや為替の手数料なども徴収されます。
アリペイを利用せず、自分のクレジットカードで直接決済もできます。
ただし前払い決済であれば、「商品が届かない」「店舗と連絡がとれない」などの問題に対処するのが困難です。
こちらも海外事務手数料などが追加で必要です。
また、日本のクレジットカードに対応していない店舗もあるので注意しましょう。
タオバオを個人で利用した際に考えられる問題
タオバオに会員登録したくないと考える方々の多くは、タオバオを個人で利用することに対し、何らかの不安を感じています。
タオバオは危険なサイトなのでしょうか。
個人で使う際に考えられる問題について詳しく解説します。
詳しくみていきましょう。
悪質な店舗や不具合品、粗悪品がある
タオバオはCtoC向けのECサイトであり、出店のハードルは比較的低く設定されています。
そのため、さまざまな商品に出会えるメリットがありますが、一方で、悪質な店舗がまぎれているというデメリットもあります。
詐欺まがいの商品・粗悪品・不具合品などが届くおそれがあるのです。
また、注文した商品とサイズや色が異なるものが発送される場合もあります。
さらには、代金を支払ったにもかかわらず商品が届かないといったケースも見られます。
輸入時にトラブルが発生することがある
日本への輸入時に、トラブルが発生することも問題のひとつです。
タオバオには、日本への発送に対応している店舗とそうでない店舗があります。
そのため、購入したい商品があっても、個人では日本に輸入できないケースがあるのです。
また、中国や日本の関税を通る際、書類の不備をはじめとする税関トラブルが発生することもあります。
加えて、日本国内のECサイトとは異なり、商品の到着時期が想定より遅くなることも少なくありません。
仕入れ先までの距離が遠い
中国から日本へと仕入れる際には、距離に応じた送料がかかります。
店舗からの直送を選択すると、注文時に送料の目安が表示されますが、これは後になって変更されることがあります。
店舗からの直送ではなくタオバオの公式転送サービスを選択した際は、注文した複数の商品が中国国内の倉庫に集められ、一括して配送されます。
そのため、送料は安く抑えられますが、店舗から倉庫までの送料や倉庫での保管料がかかるケースがあります。
また、為替レートの影響や交渉の手間も考慮しなくてはなりません。
禁制品が売られていることがある
タオバオで売られている商品の中には、日本の法令で認可されていないものもあります。
日本での禁制品を注文すると、購入はできますが、税関を通れません。
どのような物品が禁制品にあたるのか、事前に確認しましょう。
特に、偽ブランド品・キャラクターのコピー商品・薬物など、輸入禁止となっているものは、うっかり購入しないよう注意が必要です。
税関で止められ、破棄・没収されると、赤字を出すことになります。
コミュニケーションが難しい
タオバオの店舗と連絡を取る際、言語の壁によるコミュニケーションに不安を感じる方が多く見られます。
中国ECサイトとの取引では、日本では考えられないトラブルが起きるおそれがあります。
個人でタオバオを利用するならその対応は自己責任です。
店舗とのやりとりは、基本的にチャットツールを利用して英語か中国語でおこないます。
翻訳サイトを利用すれば基本的なやりとりはできますが、細かいニュアンスを伝えるのは難しいでしょう。
タオバオを安全に使う方法
不安要因を取り除きタオバオを安全に使うには、どのような点に注意すればよいでしょうか。
次に4つのポイントを紹介します。
詳しくみていきましょう。
店舗評価の内容と量を確認する
商品を購入する際は、販売している店舗に対する購入者の評価を確認しましょう。
店舗の評価は、次のような項目から確認できます。
- 店舗運営年数
- 商品の品質に対する購入者の評価
- 問い合わせに対する返信の速さや内容への評価
- 配送のスピードや届いた商品の状態への評価
これらを総合的に読み取り、店舗の信頼度を判断します。
ここで注目したいのは評価の数です。
評価数が極端に少ない店舗は、たとえ評価が高くても、その評価が信頼できるかは疑問です。
このような店舗には注意しましょう。
費用と予算を確認する
タオバオから商品を購入する際は、商品原価のほかにもさまざまな費用がかかります。
発送方法に応じて送料や手数料が変わりますので、それらも原価に加え、利益計算をする必要があります。
また、クレジットカードを利用して支払いをする際、決済手数料が発生するので、その計算も重要です。
商品原価が安いという理由だけで購入を決めてしまうと、それ以外の費用がかさんで予算をオーバーする恐れがあります。
原価以外の費用と予算を、よく確認しましょう。
返品・キャンセルポリシーや期間を確認する
タオバオに限らず、中国ECサイトから商品を購入すると、不具合品が届くこともあります。
その際の返品やキャンセルのポリシーについては、事前確認が重要です。
タオバオでは基本的に7日間理由なしで返品できるルールが適用されますが、商品の種類によっては例外もあります。
商品が配達されたら、すぐに検品をおこないます。
不具合品が見つかった際、すみやかに返品手続きへと進めるよう、返品可能な条件・期間・手続き方法などを事前に把握しておきましょう。
代行業者を利用する
個人でのタオバオ利用に不安を感じる方は、輸入代行を利用する方法があります。
輸入代行業者に依頼すれば、日本語、日本円で仕入れが完了します。
一部の代行では、タオバオに登録しなくても専用のシステムやWebサイトから中国製品のチェックや注文ができます。
さらに、配送や関税など輸入に関するさまざまな手続きを代行してもらうことが可能です。
前述の不具合品の検品・返品・発送にもすべて対応してくれます。
輸入代行の利用には代行手数料がかかりますが、トータルで見ると個人で輸入するよりも仕入れ単価は安くつくでしょう。
購入に関する不安が解消されるほか、手間や時間も軽減できるなど、さまざまなメリットがあります。
まとめ
タオバオは、会員登録しなくても利用できますが、機能に制限がかかります。
たとえば、バリエーションを確認することができないため、価格を特定することが難しくなります。
タオバオで買物をする際は、まずは会員登録からはじめましょう。
また、極力リスクを軽減するために、タオバオのルールや店舗評価を確認した上で、購入なさることをおすすめします。
ご質問、いつも歓迎です!
本日もお読みいただき、ありがとうございました^^