こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^
今回は、こちらのご質問にお答えします。
▼アリババとアリエクに関するtweet▼
アリババを使ったことはあるけれど、アリエクスプレスは使ったことがない。また逆も然りで、そのような方、案外いらっしゃるかもしれません。同じ商品も売られていますが、異なる商品も並んでいます。商品の幅を広げる点で、どちらも仕入れ先にしてよい。と思いますよ。日本語表示です
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行-誠 (@makoto1688) May 15, 2024
アリババを使ったことはあるけれど、アリエクスプレスは使ったことがない。また逆も然りで、そのような方、案外いらっしゃるかもしれません。同じ商品も売られていますが、異なる商品も並んでいます。商品の幅を広げる点で、どちらも仕入れ先にしてよい。と思いますよ。日本語表示です
この記事は、長年、中国との貿易仲介業を営むパンダ社長が書いています。
それでは見ていきましょう。
(タップできる)もくじ
アリババとアリエクスプレスの違い
アリババ(Alibaba.com)とアリエクスプレス(AliExpress)は、どちらも中国の巨大企業アリババグループが運営するECサイトです。
両者の大きな違いはターゲットです。
アリババはBtoB向けサイトで、仕入れを目的とした企業をターゲットにしています。
それに対し、アリエクスプレスはBtoCサイトであり、ターゲットは個人消費者です。
この違いは商品の価格設定にも表れています。
アリババは企業による大量購入を前提に、卸売価格で販売しています。
一方、アリエクスプレスでは最低注文数が設定されておらず、少量でも購入できるため、商品単価はアリババよりも高い傾向にあるのです。
また、商品のカスタマイズが可能か否かも異なります。
アリババでは商品を注文する際、購入者が色やロゴをカスタマイズできます。
アリエクスプレスでは商品のカスタマイズが不可能です。
Alibaba.com(アリババ)とは
前述のとおり、Alibaba.com(アリババ)はBtoBのECサイトです。
アリババグループが運営するほかのECサイトと区別し「Alibaba.com(アリババドットコム)」と呼ぶこともあります。
工場と直接交渉できることが特徴で、価格・納期・発送方法の交渉や商品のカスタマイズの依頼も可能です。
個人での購入もできますが、主に企業や店舗の仕入れ先として使われます。
AliExpress(アリエクスプレス)とは
AliExpress(アリエクスプレス)はAlibabaと同じく、中国のアリババクループが運営しています。
中国国内向けではなく、海外向けのBtoBのECサイトで、やりとりは基本的に英語です。
中国本土や香港からの出店が多く、日本の主なECサイトより安い価格設定です。
そのため個人使用目的で購入するほか、仕入れに使うこともできます。
中国から商品を輸入できるその他のサイト
中国国内にはAlibabaやAliExpressのほかにも、人気の高いECサイトがあります。
次に、中国から商品が輸入できるECサイトを3つご紹介しましょう。
詳しくみていきましょう。
1688(アリババ)
1688.comはAlibaba.comの中国国内向けサイトです。
世界中から利用者が集まるAlibaba.comに対し、1688.comは中国国内を対象にしたBtoBサイトです。
とても安く購入できますが、中国国内からの利用を前提としています。
支払いを行うためには中国に銀行口座を開設する必要があり、海外への発送に対応していない店舗がほとんどです。
そのため、日本から個人で1688.comを利用することは困難です。
タオバオ
タオバオは、Alibaba.com・1688.com・AliExpressと同じく、中国のアリババグループが運営しています。
CtoC向けを基本とする巨大ECモールで「見つからないものはない」と言われるほど商品の種類が豊富です。
1個からでも商品を購入できますが、単価はAlibabaよりも高めに設定されています。
また出店数が多い分、店舗や商品の質はさまざまです。
購入する前に店舗の評価を確認し、大量購入する前に、少量のテスト購入をおすすめします。
参考:タオバオ公式サイト
天猫
天猫(テンマオ)もアリババグループが運営するECモールです。
タオバオの店舗や商品の質に不満を訴える声が増えたことを受け、より信頼できるECモールを目指して天猫が生まれました。
BtoCが基本で、出店に際しての審査が厳しく、出店してからも保証金・年会費・販売した金額に応じた手数料を支払う必要があります。
商品の価格設定はほかのECサイトよりも高めですが、質のよい店舗や商品を求める利用者に支持されています。
参考:天猫公式サイト
個人輸入の方法を紹介
中国のECサイトから商品を仕入れる際、個人輸入する方法は主に3つあります。
ここでは、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
詳しくみていきましょう。
個人で直接輸入する
まず挙げられる方法は、個人での直接輸入です。
ECサイトにアクセスし、店舗とのやりとりや決済、輸入手続きまですべて自分でおこないます。
海外への発送に対応している店舗であれば、日本のECサイトと同じような感覚で購入できます。
ただし、店舗とのやりとりは基本的に中国語や英語です。
中国語や英語に精通していなければ、翻訳ツールの使用が必須です。
また、関税の手続きや商品到着後の検品作業も、すべて自分でおこなう必要があります。
中国人のパートナーを探す
次に、中国人のパートナーを探して仕入れ業務を依頼する方法です。
友人・知人に中国人がいないときは、中国人向けの掲示板やクラウドソーシングサイトを使ってパートナーを募集します。
中国語と日本語が堪能で、スムーズにコミュニケーションがとれる人を探すことが必要です。
また、彼らとビジネスパートナーとしての信頼関係を構築するまでに、ある程度の時間がかかることに注意が必要です。
中国輸入代行業者を利用する
最後に挙げる方法は、中国輸入代行業者の利用です。
店舗との交渉や関税手続きなど、仕入れに関する多様な手続きを輸入のプロに任せられます。
検品作業や不具合品の返品手続きなども委託できます。
輸入代行を利用すると代行手数料はかかりますが、トータルで見るとお得になることが多いです。
自分に合った業者を選べば、仕入れを効率よくおこなえます。
個人輸入時の注意点
個人輸入ビジネスをおこなう際、注意しておきたい点があります。
まずは利益計算です。
国内での仕入れとは異なり、輸入には配送料のほかさまざまな費用がかかります。
それらを原価に含めなければ正しい利益計算は不可能です。
中でも重視したいものは関税です。
輸入する商品の税率を把握しておきましょう。
次に、輸入した商品にまつわるトラブルの考慮です。
消費者庁は「海外の製品を並行輸入品や個人輸入品として購入するときの注意点」を公式サイトに公開しています。
これによると、個人輸入や並行輸入による商品の事故は2013年1月1日から2019年7月31日までに118件報告されています。
中には「バイオエタノール暖炉が爆発して火傷を負った」「抱っこひもの肩ひもが破損して乳児が落下しそうになった」などの事例もありました。
このような事故が起きた際、個人輸入による商品は販売元のサポートや補償を受けられないことがあります。
個人輸入にはこうしたリスクがともなうことへの理解が大切です。
加えて、輸入しようとしている商品がリコールの対象でないか、日本への輸入が禁止されていないかなどを事前に確認しておきましょう。
中国から商品を仕入れる際のおすすめの方法
中国から商品を安全に確実に仕入れるなら、輸入代行の利用をおすすめします。
輸入代行は、購入者に代わって輸入に必要なさまざまな手続きを代行する業者です。
その業務内容は、注文・価格交渉・決済・輸送の手配・通関手続き・検品など多岐にわたります。
利用する主なメリットは次のとおりです。
- 日本語でやりとりできる。
- 日本からは購入できない商品も購入できる。
- 中国国内で検品し、問題があれば返品や交換の手続きをしてもらえる。
- 輸送費や関税などの計算がしやすい。
中国からの仕入れがはじめての人はもちろん、頻繁に仕入れる人にもおすすめです。
輸入代行の利用が輸入ビジネスの効率化につながるでしょう。
まとめ
アリババとアリエクスプレスは、どちらもアリババグループが運営するECサイトです。
両者の大きな違いはターゲットで、前者がBtoBに対し、後者はBtoCです。
またロットの点では、アリババがロット設定されているのに対し、アリエクスプレスは1点より購入できます。
上記のECサイトは個人でも直接購入することができます。
しかし、店舗とのやり取りが中国語であったり、通関トラブルへの対処も必要となります。
そのため、代行業者を通じ調達してもらう方がリスクを軽減し、輸入することができます。
ご質問、いつも歓迎です!
本日もお読みいただき、ありがとうございました^^