
こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダの社長こと酒井(@makoto1688)です^^
このような疑問にお答えします。
▼輸入ビジネスの資金に関するツイート▼
資金があまりなくても、日本政策金融公庫の新創業融資制度を利用すれば、最大3,000万円の融資が受けられますよ。資金はあればあるほど、事業にレバレッジがかけやすく、成長も早くなります。株式投資と同じです
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行「誠」 (@makoto1688) December 18, 2021
資金があまりなくても、日本政策金融公庫の新創業融資制度を利用すれば、最大3,000万円の融資が受けられますよ。資金はあればあるほど、事業にレバレッジがかけやすく、成長も早くなります。株式投資と同じです
この記事は、合計1億円近くの融資を受けてきたパンダの社長が書いています。
それでは見ていきましょう。
(タップできる)もくじ
中国輸入せどりには一体いくらかかる?
中国輸入ビジネスを始めるにはいくらかかるのか、今持っている資金で足りるのか、疑問に思う方が多いことでしょう。
端的にいえば「いくらでもかまわない」というのが1つの答えです。
しかし少額の資金で開業するのは、おすすめできません。
その理由について解説します。
詳しく見ていきましょう。
いくらからでもはじめられはする
中国輸入は、資金が少なくてもスタートできるのが魅力です。
たとえば、アリババやタオバオで1000円程度の商品を数点仕入れて、メルカリやヤフオクで販売するだけでも始動できます。
月数万円の利益を目指すなら、初期資金は3〜5万円でも足ります。
ですが、在庫管理や送料、関税などを考慮する必要があり、資金ギリギリではリスクも伴います。
最初は「少額でテスト販売」を繰り返すのがおすすめです。
「何をどれだけ売りたいか」から考える方法も
はじめに「月どれくらい稼ぎたいのか」「何を売るのか」を明確にすると、必要な資金が逆算しやすくなります。
たとえば、月10万円の利益を目指すなら、売上30万円以上が必要となり、仕入れには10〜15万円以上かかる場合もあります。
ターゲット商品が大型なのか小型なのか、OEMか無在庫かでも資金は大きく変わります。
事前の計画で想定外の出費を防ぎましょう。
「手持ちの資金で少額から」は遠回り
「とりあえず手持ちの3万円でやってみよう」は、遠回りになりやすいです。
少額仕入れでは販売量も限られ、売れ筋データも取りにくいからです。
しかも、送料や関税の影響が大きく、1商品あたりの利益が思ったより出ないことも。
少なくとも10万円以上の資金を用意して、3〜5種類の商品を試す形が効率的です。
初期投資が多いほど、成功のスピードも上がります。
実際にかかる主な初期費用の内訳(有在庫の場合)
初期費用の主な内訳は「仕入れ代」「送料」「関税」「代行手数料」「販売手数料」です。
たとえば、10万円の予算がある場合、仕入れに5万円、送料に2万円、代行や関税に1〜2万円、販売サイトの手数料が1万円程度かかるイメージです。
商品によっては検品費やパッキング費も必要になるため、余裕を持った資金設計が重要です。
仕入れに全額を使い切らないよう注意しましょう。
資金が足りないときの調達方法
自己資金だけでは足りない場合、クラウドファンディングや小規模事業者持続化補助金などの支援制度を活用する手もあります。
また、知人からの借入や、少額で始めるためのOEM注文の相談なども現実的な方法です。
最近では副業向けローンやフリーランス向けの金融サービスも増えてきています。
焦って借金をするより、まずは「売れる確率の高い商品」を厳選することが先決です。
実際にかかる主な初期費用の内訳
初期費用にはいくつかの項目がありますが、主に「商品仕入れ費」「国際送料」「関税」「代行業者の手数料」「販売手数料」の5つが基本です。
たとえば、アリババでの仕入れに5万円、国際送料に2万円、関税に1万円、代行業者に1万円、販売サイト(メルカリ・BASEなど)の手数料で1万円かかることもあります。
特に送料と関税は商品サイズや重さによって変動が大きいため注意が必要です。
また、検品代やラベル貼り代などのオプション費用も加わる場合があります。
資金配分は「仕入れ:送料・税金:運用費=5:3:2」くらいが目安です。
中国輸入せどりを融資を受けてはじめるべき理由
ビジネスをやるには、資金が必要です。
中国輸入なら10万円からでもできますが、本当にお金が増えません。
増えないので、ビジネスを止めたくなってきます。
そこで、融資を前提にはじめてみてはいかがでしょうか。
資金がないなら、融資(借りる)を受ければよいのです。
日本政策金融公庫(日本政府100%出資の金融機関)へ電話すれば、やさしく丁寧に教えてくれます。
住宅ローンでの何千万円の借金に抵抗を感じる人は多くはないかもしれません。
一方、事業融資を受けることには抵抗を感じる人は多いです。
どちらも借金です。
住宅ローンはお金を生みませんよ。
事業融資を受けるメリット
事業融資を受けるデメリットは、金利です。
ただし、金利は事業の利益の中で返せます。
たとえば、日本政策金融公庫で100万円を借入するなら、仮に金利が1.5%で5年償還だとすると、金利は月々約250円ほどです。
5年では、15,000円です。
月に250円の利益を出せるなら、100万円借りるのもありかもしれませんね。
次に、事業融資を受けるメリットです。
事業融資を受けるメリットは3つです。
詳しくみていきましょう。
PayPal手数料が削減できる
中国輸入ビジネスでの決済方法は、PayPal決済か銀行決済が一般的です。
PayPal決済とは、クレジット決済と同じです。
クレジットカード会社への支払いは、決済後約1ヵ月後くらいです。
この1ヵ月の間に、販売先のサイトから入金がないと、資金ショートするリスクがあります。
また、PayPalへ支払う決済手数料は3.6%+40円です。
10万円の決済ですと3,640円です。
なかなかの金額です。
融資を受けることができれば、現金支払いができ、銀行振込手数料の数百円になります。
3,000千円以上利益が出ます。
これだけで、250円はペイできますね。
仕入れの幅が広がる
資金がないと、仕入れできる商品量に制限がかかります。
資金があれば、仕入れの幅が広がり、売上に繋がりやすい経営体質になります。
たとえば、これまでに次のようなことはありませんでしたか?
- 毎月100個売れている商品を見つけました。資金がなくて、50個しか調達できない。
- 商品Aと商品B。どちらも売れている。資金がなくて、商品Aしか調達できない。
- 売れている商品を見つけました。資金がなくて、何も調達できない。
資金があるとこうなります。
- 毎月100個売れている商品を見つけました。よし、仕入れ!
- 商品Aと商品B。どちらも売れている。よし、どちらも仕入れ!
- 売れている商品を見つけました。よし、仕入れ!
事業の成長が加速する
資金10万円よりも資金100万円の方が、事業の成長速度は速いです。
やれることも増えます。
たとえば、商品仕入れの他にも、外注さんを雇用したり、ツールを作ったりできます。
資金があると、レバレッジがかけやすくなり、お金をさらに増やしやすくなります。
外注で時間を買えるようになる
資金に余裕があれば、商品登録や画像加工、発送などの作業を外注できます。
とくに副業で中国輸入をする場合、自分の時間が足りずに販売チャンスを逃すことも多いです。
外注化により、作業を効率化し、本業と両立しやすくなります。
また、プロに任せることで商品ページの質も上がり、売上につながることもあります。
資金=効率化への投資という考え方も重要です。
信頼できるパートナーと契約しやすくなる
良質な代行業者やOEM工場と取引するには、ある程度のロット注文や前金が求められます。
つまり、まとまった資金があることで、信頼関係を築きやすくなります。
実績ある業者と契約できれば、品質面・納期面でも安心感があり、トラブルも減ります。
また、交渉の場面でも「資金力」は大きな武器になります。資金がある=選択肢が増える、ということを意識しましょう。
中国輸入せどりで必要な融資額
中国輸入ビジネスで必要な初期資金は、50万円~100万円です。
無在庫でも有在庫でもOEMでも、それくらいです。
有在庫やOEMなら、在庫を持って販売するので仕入れ代としての資金と理解しやすいです。
一方で、無在庫の人は注意が必要です。
売れた商品が返品されたら、国際送料や代行手数料はあなたが負担することになります。
代行が負担することは滅多にありません。
つまり、資金0円ではじめて、はじめて売れた商品が返品となれば、いきなり借金ですね。
ですから、資金はあった方がよいということです。
仮に、100万円の融資を受けられれば、無在庫ではなく有在庫で転売できますね。
もしくは、無在庫+有在庫という二刀流もできますね。
わたしは、日本政策金融公庫からは5,000万円借入していますよ。
今は新型コロナウイルス感染症特別貸付というのもあって、金利優遇も受けられます。
また、新型コロナウイルス感染症特別利子補給事業に申請すると利息が返ってくるので、実質無利子なんですね。
追記(2023/12/24):
この新型コロナウイルス感染症特別貸付の融資を受けるには一定の条件が必要ですが、条件を満たせば低金利で融資が利用できるのでおすすめです。
この制度はいつまで利用できるかは分かりません。申請はそう難しくありませんので、思い立ったらすぐにはじめましょう。
出典:中小企業庁 > 新型コロナウイルス感染症特別利子補給事業
日本政策金融公庫で融資を受ける手順
日本政策金融公庫で融資を受けるには、事業計画書と融資申込書が必要です。
事業計画書にハードルを感じる人もいるかもしれませんが、ここをがんばるとお金が借りられるのですよね。
事業計画書は、A4で1~2枚程度でokです。
量よりも内容が大事です。
一度審査に通過すると、二回目以降は求められないです。
あとは、担当者と面談して終わりです。
日本政策金融公庫で融資実績を作れると、他の銀行でも融資を受けられるときの信頼を得られます。
融資を受けるまでの手順
- 管轄の日本政策金融公庫へ電話し、融資を受けたい旨を伝える
- 担当者から指示のあった資料(事業計画書や創業計画書など)を準備する
- Zoomまたは訪問で、面談する。融資申込書をその場で記載する。
- 審査結果を待つ
- 指定口座にお金が振り込まれる
日本政策金融公庫で融資を受ける方法は、アダチさんのブログ記事に詳しいです。
参考にしてみてください。
参考:アダチさんのブログ記事
まとめ
- 輸入ビジネスを融資を受けてはじめる理由は、資金が必要だから。
- 事業融資を受けるメリット
①PayPal手数料が削減できる
②仕入れの幅が広がる
③事業の成長が加速する - 中国輸入ビジネスで必要な融資額は、50~100万円。
- 日本政策金融公庫で融資を受ける手順
①管轄の日本政策金融公庫へ電話し、融資を受けたい旨を伝える
②担当者から指示のあった資料(事業計画書や創業計画書など)を準備する
③Zoomまたは訪問で、面談する。融資申込書をその場で記載する。
⓸審査結果を待つ
⑤指定口座にお金が振り込まれる