
こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダの社長こと酒井(@makoto1688)です^^

今回は、こちらのご質問にお答えします。
▼アリエクに関するtweet▼
アリエク。返品したいときには「紛争」申請するのが手っ取り早そうですが、販売者とやり取りした履歴のスクショ(英語or中国語)を添えた方が自身が望む結果になることが多いです。ので、面倒でもありますけれど、まずは販売者に相談し、それでも解決しない場合は「紛争」といった手順がベター
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行-誠 (@makoto1688) June 21, 2025
アリエク。返品したいときには「紛争」申請するのが手っ取り早そうですが、販売者とやり取りした履歴のスクショ(英語or中国語)を添えた方が自身が望む結果になることが多いです。ので、面倒でもありますけれど、まずは販売者に相談し、それでも解決しない場合は「紛争」といった手順がベター。
この記事は、長年、中国輸入で物販ビジネスを営むパンダの社長が書いています。

それでは、見ていきましょう。
(タップできる)もくじ
アリエクでの返品条件とは?
アリエク(AliExpress)で商品を返品したいとき、一番気になるのが「返送料は誰が負担するの?」という点ではないでしょうか。
結論から言うと、ケースによって異なり、「元払い(購入者負担)」になることが多いですが、特定の条件を満たせば返送料が無料になることもあります。
はじめに、返品条件について解説します。
詳しく見ていきましょう。
①「返品無料」サービスの対象商品

一部のアリエク商品には「Free Return(返品無料)」のマークがついており、これが表示されている商品は理由を問わず1回に限り無料で返品が可能です。
このサービスは主に衣類や靴など、サイズが合わない可能性がある商品に多く適用されています。
返品申請は購入後15日以内に「My Orders」からおこなう必要があり、期限を過ぎると適用されないので注意が必要です。
返送後、出品者側で商品の確認が取れ次第、全額返金される仕組みです。
②「購入者保護」マークがある商品

商品ページに「購入者保護」マークが表示されている場合、返品・返金のサポートを受けやすくなります。
たとえば「届いた商品が説明と違った」「破損していた」といったケースでは、出品者とのやりとりを通じて返品が可能になる場合があります。
ただし、このマークがあっても、購入者が返送料を負担するケースが多いです。
返送料の条件は出品者によって異なるので、事前に商品ページの返品ポリシーを確認しておきましょう。
中国までの送料が高額になることもあるため、商品価格によっては返品せず返金だけを求める選択肢もあります。
③「choice」対象の商品

「choice」マークのついた商品は、AliExpressが発送・返品をサポートする特別なカテゴリです。
この場合、一部の商品は国内倉庫への返品が可能で、送料も無料または安く済むことがあります。
たとえば日本の倉庫に送り返せるケースでは、普通郵便で対応できることも。
返品の可否や条件は購入後に確認できるため、「choice」対象商品を選んでおくと安心です。
ただしすべての「choice」商品が送料無料で返品できるわけではない点に注意してください。
④出品者が返金を受け入れた場合
出品者とのチャットで「返品なしで一部返金OK」や「全額返金のために返品して」といった対応をしてくれる場合もあります。
この場合、返品が必要なときは誰が送料を負担するか事前に確認しておくことが大切です。
たとえば「こちらが送料を出すので返品してください」と言ってくれる出品者もいます。
一方で、何も言わずに「返品して」とだけ言われた場合は、購入者が元払いで対応する可能性が高いです。
やりとりの証拠はスクリーンショットで保存しておくと、後々トラブル時にも役立ちます。

⑤紛争(Open Dispute)で承認された場合

商品が届かなかった、破損していた、説明と違うなどのトラブルがあったときは、「Open Dispute(紛争を開く)」を通じてアリエク側に解決を依頼することができます。
紛争が認められると、返金・返品の指示が届きます。
このときも、アリエクまたは出品者が送料を負担するケースと、購入者が負担するケースの両方がありえます。
「返送不要で全額返金」となることもあり、その場合は送料は不要です。
交渉中は自分に不利な内容で承認しないように、内容をよく読んでから対応しましょう。
「無料」で返品する手順
「Free Return(返品無料)」マークのある商品を購入した場合、条件を満たせば送料をかけずに返品・返金が可能です。
ここでは、実際に返品する際の流れをステップごとに解説します。
詳しく見ていきましょう。
①マイオーダーから返品申請をおこなう
まずはAliExpressの「My Orders(注文一覧)」ページにアクセスし、対象商品を見つけて「Return/Refund」ボタンをクリックします。
「Free Return」の対象であれば、選択肢に「無料で返品」が表示されます。
返品理由を選び、必要であれば写真も添付して申請を進めます。
申請が承認されると、返送先の住所とQRコードが表示されます。
ここまでの作業はアプリでもブラウザでも簡単にできます。
②商品を国内の指定倉庫に返送する
「返品無料」対象商品は、日本国内の指定倉庫に返送すればOKです。
ヤマト、佐川、日本郵便など、指定の配送業者を使えば送料は発生しません。
返送後は、「返品輸送しました」ボタンを必ず押下してください。
押し忘れて返品期限が過ぎると、返金されません。
また、商品と一緒にQRコードや返品コードを印刷・同封するよう指示されることが多いです。
梱包は、商品が破損しないよう丁寧におこなう必要があります。
送り状の控えは、トラブル時に備えて保管しておきましょう。

③倉庫での検品・確認を待つ
返送された商品は、国内倉庫で一度検品されます。
商品の状態が返品条件に合致していれば、AliExpress側が返金処理をおこないます。
検品には通常、2〜5営業日ほどかかります。
汚れや破損、使用感がある場合は返品が拒否されることもあるため注意が必要です。
検品完了後は、アカウントに通知が届き、返金処理が始まります。
④返金完了を確認する
返金は、元の支払い方法に対して自動的におこなわれます。
クレジットカードの場合、明細に反映されるまでに数日かかることがあります。
AliExpressの「My Orders」画面で返金状況を随時確認できます。
返金が処理されたタイミングで、アプリやメールでも通知が届きます。
返金が遅い場合は、カスタマーサポートに問い合わせると対応してくれます。
返送料は誰が負担する?
返品のときに一番気になるのが「送料は誰が払うのか?」という点です。
アリエクでは、ケースによって送料負担が変わるため、注意が必要です。
詳しく見ていきましょう。
セラー都合の場合
商品が破損していたり、説明と違うものが届いた場合は、セラー(販売者)が送料を負担することが多いです。
購入者は、証拠として写真や動画を添えて「紛争(Dispute)」を開く必要があります。
その後、セラーが承認すれば返送料は無料になります。
もしセラーが応じない場合は、アリエクの運営が仲裁してくれる仕組みです。
初心者の方は、返品理由をしっかり証明することが大切です。
購入者都合(自己都合)の場合
「サイズを間違えた」「イメージと違った」など購入者の都合で返品する場合は、送料を購入者が負担します。
国際送料は高額になることもあり、場合によっては商品代金よりも高くつくこともあります。
そのため、商品説明やレビューをよく確認してから購入するのがおすすめです。
返品を決める前に、まずセラーと相談してみるのもよいでしょう。
返金までの日数について
アリエクで返品や返金を申請すると、「どのくらいでお金が戻ってくるの?」と気になる方が多いと思います。
実際には手続きの流れによって日数が変わります。
詳しく見ていきましょう。
セラーの承認にかかる時間
返品や返金のリクエストを出すと、まずはセラーが内容を確認します。
通常は数日以内に承認されますが、混み合っている場合は1週間程度かかることもあります。
スムーズに進めるためには、証拠写真や動画をしっかり提出しておくと安心です。
セラーが承認すると、次のステップでアリエク側の処理がはじまります。
アリエクの処理期間
セラーが返金に同意したあとは、アリエクの運営が返金処理をします。
この作業自体は通常3〜5営業日で完了します。
ただし、休日や大型連休にあたると少し遅れる場合もあります。
返金処理が完了すると、アリエクからメールで通知が届きます。
支払い方法ごとの反映速度
実際にお金が口座やカードに戻るまでのスピードは、支払い方法によって変わります。
クレジットカードの場合は1〜2週間程度かかることが多いです。
PayPalを使った場合は比較的早く、数日で返金が反映されるケースもあります。
銀行口座やデビットカードは、金融機関の処理時間に左右されやすいです。
紛争になった場合の日数
セラーと購入者で話がまとまらず「紛争(Dispute)」に発展した場合は、返金までさらに時間がかかります。
アリエクの運営が仲裁に入るため、解決までに1〜3週間ほどかかることもあります。
証拠がしっかり揃っていればスムーズですが、やり取りが長引くことも少なくありません。
焦らずに状況を見守ることが大切です。
全体の目安
返品から返金完了までの全体の目安は、早ければ1週間程度、長いと1か月以上かかる場合もあります。
国際取引である以上、どうしても時間はかかるものだと理解しておくことが安心につながります。
待っている間は、アリエクの注文画面からステータスをこまめにチェックするとよいでしょう。
アリエクで「紛争(Open Dispute)」する手順
アリエクで商品が届かない、破損していた、説明と違った…そんなときは「Open Dispute(紛争を開く)」という仕組みを使って返金や返品を申請できます。
これは購入者保護制度の一環で、出品者と直接交渉ができない場合や、話がまとまらないときの最終手段ともいえます。
ここでは、紛争の具体的な申請手順をわかりやすく解説します。
詳しく見ていきましょう。
①注文一覧から該当商品を選ぶ
まずはアリエクの「My Orders(注文一覧)」にアクセスし、問題のある商品を見つけます。
該当商品の「Open Dispute」ボタンをクリックして、申請画面へ進みましょう。
購入後15日以内、または配送保証期間中である必要があるのでタイミングには注意が必要です。
この申請はアプリからでもPCからでもおこなえます。
出品者と話が合わないと感じたら、迷わず使いましょう。
②返金希望か返品・返金希望かを選ぶ
申請画面では「Refund Only(返金のみ)」か「Return Goods(返品して返金)」のどちらかを選択します。
届いていない商品や、明らかに偽物の場合は「返金のみ」を選ぶのが一般的です。
「返品して返金」を選ぶと、返送先住所と送料負担の情報が後から提示されます。
自分の状況に合わせて選択しましょう。
判断がつかないときは、画面内の説明も参考にできます。
③証拠として写真や説明を添付する
トラブルの状況を詳しく伝えるために、画像や動画、説明文を添付しましょう。
たとえば「壊れていた」「サイズが違う」「色が全く異なる」といった具体的な内容があると、審査に通りやすくなります。
写真がないと判断が難しくなり、返金額が減らされることもあります。
英語で入力するのが基本ですが、簡単な英文で問題ありません。
翻訳ツールを使ってでも、なるべく具体的に伝えるのがコツです。
④出品者との交渉とアリエクの判断
申請後は、まず出品者が内容を確認し、和解案を提示してきます。
合意できれば紛争は終了し、返金処理がはじまります。
合意できなければ、AliExpressのサポートが間に入り、最終的な判断を下してくれます。
このプロセスは数日〜1週間ほどかかることがあります。
提示された解決案に納得できない場合は、受け入れる前によく確認しましょう。
⑤「紛争」する場合の注意点
紛争を申し立てる前に、まずは出品者とのチャットで解決を試みることが推奨されています。
感情的にならず、冷静に状況を説明することで、スムーズに返金されるケースもあります。
また、証拠が不十分なまま紛争を申し立てると、購入者に不利な判断が下されることもあるので注意が必要です。
紛争中は、出品者が提示する条件をしっかり読み、不用意に同意しないことが大切です。
一度合意してしまうと、その後の変更や再交渉は基本的にできません。
アリエクでの返品・返金についてのよくある質問
アリエクを利用していて、返品や返金が発生したときに気になる点をまとめました。
最後に、はじめての方でも安心して対応できるよう、よくある質問に簡潔にお答えします。
詳しく見ていきましょう。
全額返金はできますか?
はい、条件を満たせば全額返金は可能です。
たとえば商品が届かなかった場合や、破損・偽物だった場合などが該当します。
「Open Dispute(紛争)」を通じて申請し、アリエクまたは出品者が認めれば返金されます。
場合によっては、返品不要で全額返金になるケースもあります。
出品者とのやりとりや証拠の提出がカギとなるため、丁寧に対応しましょう。
返送料を無料にするにはどうすればよいですか?
「Free Return(返品無料)」のマークがある商品を選ぶのが最も確実です。
このマークがついていると、国内倉庫への返送で送料がかからず、手続きも簡単です。
また、「choice」対象商品にも一部返品補償があります。
出品者との交渉次第で、出品者側が送料を負担してくれる場合もあります。
購入前に商品ページの返品ポリシーをよく確認することが大切です。
返品できないものはありますか?
はい、返品できない商品もあります。
たとえば「Free Return」対象外の商品、使用済み・破損済みの商品、衛生用品などは対象外になることがあります。
また、明らかな自己都合(色のイメージが違った、サイズを間違えたなど)の返品は認められないこともあります。
返品可否は商品ページに記載されているので、事前の確認が重要です。
迷ったら購入前に出品者に問い合わせてみるのもひとつの方法です。
返金はどこにされますか?
返金は、購入時に使用した支払い方法へ自動的に戻されます。
たとえばクレジットカードで支払った場合は、そのカードの利用明細に反映されます。
PayPalやコンビニ決済を利用した場合も、同じ手段に返金される仕組みです。
返金処理後、反映までに数日〜1週間ほどかかることがあります。
「My Orders」やメール通知で返金状況を確認できます。
返金されなかった場合はどうすればいいですか?
まずは、返金ステータスを「My Orders」で確認しましょう。
「返金済み」と表示されているのに入金がない場合は、支払い元(カード会社など)に問い合わせるのも有効です。
それでも不明な点がある場合は、AliExpressのカスタマーサポートに問い合わせましょう。
チャット機能やヘルプページから問い合わせが可能です。
念のため、注文番号やスクリーンショットを手元に用意しておくとスムーズです。
まとめ
- 商品ページに「Free Return」「購入者保護」「choice」などのマークがあるかを必ずチェックしましょう。該当する商品は返品・返金の際に送料負担が軽減される可能性があります。
- 基本的に返送料は購入者負担ですが、不良品や説明と異なる商品などセラー都合の場合、送料がセラー負担になるケースもあります。
- 「Open Dispute(紛争)」で承認されれば、返送料不要の全額返金や返品不要対応になることもあります。
- 返金には申請から処理完了まで時間がかかることがあるため、慌てず「My Orders」画面で進捗を確認しましょう。
- はじめて利用する人ほど、商品ページのポリシー確認やセラーとのやり取りを丁寧に行うことが、トラブル回避の鍵です。























