
こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダの社長こと酒井(@makoto1688)です^^

ずばりこの疑問にお答えします。
▼義烏に関するtweet▼
代行を選ぶときに、中国内での「所在地」は結構大事ですよ。北京は地価が高いですし、内陸は国際発送に向いていないです。多くの代行は沿岸部にあり、特に、義烏や広州に集まっています。上海空港と港があるためです。ただし、人件費と地価が高騰していることもあって、年々廃業傾向にあります
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行「誠」 (@makoto1688) February 19, 2022
この記事は、長年、中国輸入代行を営むパンダの社長が書いています。

それでは見ていきましょう。
義烏に市場が集まっている理由
義烏(イーウー)は、世界中のバイヤーが集まる巨大な卸売り都市です。
はじめに、義烏がこれほど注目され続ける理由をかんたんに解説します。
詳しくみていきましょう。
世界最大級の卸売り市場がある
義烏には「義烏国際商貿城」という、世界でも最大クラスの卸売り市場があります。
とにかく広く、数万店舗が並んでいる巨大なエリアです。
日用品からファッション小物まで、ほぼ何でもそろうのが特徴です。
一つの場所で商品をまとめて見られるので、初心者でも比較しやすい点が魅力です。
買付の効率がとても高い都市といえます。
ロットの小ささと柔軟な交渉が可能
義烏は小ロット仕入れに対応している店舗が多く、少ない数量からでも取引しやすいです。
とくに初心者や小規模事業者にとっては、この柔軟さが大きなメリットになります。
現地では価格交渉もしやすい雰囲気があります。
売り手側も海外バイヤーに慣れているので、対応がスムーズです。
はじめての買付でもハードルが低く感じられます。
OEM・カスタム対応もしやすい
義烏の工場や店舗は、オリジナル商品への対応にも積極的です。
たとえばロゴ入れやカラー変更といった軽いカスタムであれば、短い期間で対応できます。
小ロットOEMに慣れているお店も多く、初心者でも挑戦しやすい環境です。
工場との距離も近いため、やり取りもスムーズです。
オリジナル商品作りの入口としても利用しやすい地域です。
物流が整っていて発送が早い
義烏は物流ハブとしても発展しており、世界中への発送ネットワークが整っています。
日本向けの発送ルートも多く、スピードも安定しています。
代行業者が密集しているため、発送や検品もスムーズに依頼できます。
発送コストも比較的安く抑えられます。
輸入ビジネスの初心者でも扱いやすい環境です。
代行業者が豊富でサポートが充実


次に、輸入代行業者の拠点を調べてみましょう。
この記事では、ホームページを持っている輸入代行業者約70社の会社情報(や特定商取引法上の情報)を集計しました。
以下が集計結果です。
| 浙江省 | 27 | |
| 浙江省義烏市 | 20 | |
| 浙江省杭州市 | 3 | |
| 浙江省金华市 | 3 | |
| 浙江省紹興市 | 1 | |
| 広東省 | 19 | |
| 広東省広州市 | 11 | |
| 広東省深圳市 | 7 | |
| 広東省東莞市 | 1 | |
| 江蘇省 | 5 | |
| 江蘇省南通市 | 4 | |
| 江蘇省無錫市 | 1 | |
| 山東省 | 山東省青島市 | 5 |
| 上海市 | 上海市 | 4 |
| 北京市 | 北京市 | 3 |
| 香港 | 香港 | 4 |

義烏を拠点としている輸入代行業者
義烏での買付は魅力が多い一方、商品の品質確認や値段交渉、発送の手続きなど、初心者にはむずかしい部分もあります。
とくにタオバオでは日本語対応がなく、中国語でのやり取りが前提になるため、トラブルのリスクも高めです。
そこで役に立つのが、義烏を拠点にした「輸入代行業者」です。
代行を利用すれば、仕入れ・検品・発送までほぼ丸ごと任せられるため、はじめての方でも安心してスタートできます。
ここでは、義烏を拠点としている輸入代行業者を紹介します。
詳しくみていきましょう。
イーウーパスポート

イーウーパスポートは、義烏市場での仕入れから日本国内への輸送まで一貫したサポートを提供しています。
商品の品質検査や現地交渉に長けており、多くの実績を持っています。
利用者には、初回から安心して取引が進められるようなきめ細かなフォローが評価されています。
また、オンラインでの取引システムが整備されているため、迅速な対応が魅力となっています。
さらに、利用者からのフィードバックを取り入れ、サービスの改善に努めている点が特徴です。

株式会社B4U

株式会社B4Uは、義烏に根ざしたネットワークを活かし、現地の最新情報を常に提供しています。
商品の選定から輸送手配、通関手続きまで、全てのプロセスをワンストップでサポートしています。
また、顧客のニーズに合わせたカスタマイズサービスが充実しており、ビギナーでも安心して利用できる仕組みを実現しています。
さらに、透明性の高い料金体系を採用しており、初めての方でもコストを把握しやすい環境です。
経験豊富なスタッフが丁寧にアドバイスを行い、取引成功へと導いています。
株式会社AiO

株式会社AiOは、義烏での長年の実績を背景に、多様な商品ラインナップを取り扱っています。
仕入れ先との強固な関係を活かし、良質な商品の調達に定評があります。
お客様が安心して輸入ビジネスを開始できるよう、初期のサポート体制を整えている点が特徴です。
また、柔軟な対応力で予期せぬトラブルにも迅速に対処する姿勢が評価されています。
さらに、情報提供や市場分析も充実しており、輸入に不慣れな方でも学びながら取引を進められます。
義烏桜洋貿易有限会社

義烏桜洋貿易有限会社は、現地での調達・仕入れサービスを中心に、個人事業者から大手企業まで幅広い顧客層をサポートしています。
独自の情報網を通じて、希少で質の高い商品の発見に長けています。
サービス利用の流れもシンプルで、はじめての輸入でも安心して利用できるシステムを備えています。
また、現地スタッフが直接対応することで、文化や言語の壁を感じさせないサービスが提供されています。
継続的な顧客フォローにより、信頼性の高い長期的な取引関係が築かれています。
義烏輸入代行の費用相場とコスト構成
義烏(イーウー)の輸入代行を利用する際にかかる費用は、「代行手数料」だけではありません。
初心者の方にとって、どんなコストが発生するのかを事前に理解しておくことが、予想外の出費を防ぐ第一歩になります。
ここでは、主な費用項目と相場の目安をわかりやすく紹介します。
詳しくみていきましょう。
代行手数料の相場
代行手数料は、商品代金の3〜10%ほどが一般的です。
金額が大きくなるほど手数料率が下がる「スライド制」を採用している業者もあります。
最近では、無料や一律料金をうたう業者も増えていますが、別の名目で費用がかかることもあります。
見積もりの段階で、何にいくらかかるかをしっかり確認しましょう。
信頼できる業者ほど料金体系が明確です。

検品や梱包のオプション費用
検品サービスは、品質トラブルを防ぐためにとても重要です。
基本検品は無料でも、細かい検品や撮影付き検品は1商品あたり数元〜数十元かかる場合があります。
破損防止のための特別梱包や防水対応も追加費用が発生します。
安さだけでなく、どの程度の検品が含まれているかを確認するのがポイントです。
特にアパレルや雑貨は検品精度が売上に直結します。
国際送料と国内送料
義烏から日本までの送料は、航空便か船便かで大きく異なります。
航空便なら1kgあたり25〜35元、船便なら10〜15元が目安です。
また、中国国内での送料も別途かかる場合があります。
商品が複数の仕入れ先から届くと、それぞれに送料が発生する点にも注意。
発送ルートによっては到着までの日数にも差が出るので、納期とコストのバランスを見極めましょう。
関税や消費税などの税金
日本に商品が届く際には、関税と消費税が課されることがあります。
個人輸入では免税範囲もありますが、商用輸入になると課税の対象となります。
関税率は商品カテゴリによって異なり、アパレルや雑貨などはおおむね10〜20%ほどです。
代行業者によっては、関税の見積もりを事前に出してくれるところもあります。
あとで想定外の請求がこないよう確認しておくと安心です。
その他の費用(銀行送金手数料や保管料など)
商品代金を支払う際の国際送金手数料も見落としがちなコストです。
1回あたり1,000円前後かかることもあります。
また、代行業者の倉庫で長期間商品を保管する場合は、保管料が発生する場合があります。
さらに、返品・再梱包などの追加対応にも別途料金がかかることがあるため、事前に規約を読んでおくことが大切です。
細かな部分の確認が、結果的にコスト削減につながります。
義烏輸入代行を利用するときに気をつけること
便利で魅力的な義烏の輸入代行サービスですが、注意すべき点もあります。
トラブルを避けるためには、あらかじめ知っておくことがとても大切です。
ここでは、義烏の代行業者を利用する前に押さえておきたいポイントを紹介します。
詳しくみていきましょう。
代行業者の質には差がある
義烏には多くの代行業者がありますが、サービス内容や対応力には差があります。
料金が安くても対応が雑だったり、トラブル時に連絡が取れなかったりするケースも。
日本語が通じるからといって、安心できるとは限りません。
実績や口コミ、サポート体制などを事前によく確認することが大切です。
信頼できる代行業者選びが、中国輸入成功のカギを握ります。
すべての商品が高品質とは限らない
義烏では安くて魅力的な商品が多く並んでいますが、中には粗悪品も含まれます。
見た目ではわからない不良品やコピー品が混ざっていることもあります。
代行業者によっては、十分な検品をおこなっていないケースもあります。
商品の品質を重視するなら、検品オプションをしっかり活用しましょう。
信頼性の高い商品だけを選ぶ目も、徐々に養っていくことが重要です。
関税や送料に注意が必要
義烏からの仕入れでは、商品代金だけでなく関税や国際送料が発生します。
特に送料は商品の重さやサイズによって大きく変動するので要注意です。
「思ったより高くついた…」という失敗談も少なくありません。
あらかじめ代行業者に見積もりを取るか、目安を確認しておくと安心です。
利益計算には、関税・送料を含めた総コストで考えることが基本です。
日本で販売できない商品もある
中国では普通に売られていても、日本では法律上販売できない商品もあります。
たとえばPSEマークが必要な電化製品や、商標権・著作権に関わるキャラクター商品などです。
知らずに仕入れてしまうと、販売停止やペナルティのリスクもあります。
商品選定の段階で、国内の規制をしっかり調べておくことが大切です。
不安がある場合は、代行業者や専門家に確認をとるのがおすすめです。
代行手数料やオプション費用がかさむこともある
義烏の輸入代行では、商品代金とは別に手数料が発生します。
検品・写真撮影・ラベル貼りなどのオプションをつけると、追加費用がかかります。
安さ重視で選んでも、最終的に費用が高くなるケースもあるので注意が必要です。
各代行業者の料金体系を事前に確認し、見積もりで総額を把握しましょう。
利益をしっかり残すためには、費用対効果を見極めることが大切です。
まとめ
- 義烏は小型商品やOEM対応が充実し、少量仕入れにも柔軟な市場環境を提供
- 各地域の立地条件が料金、配送速度、サービスの質に大きく影響する
- 信頼できる代行業者を選ぶため、実績や口コミ、日本語対応の有無をチェックすることが重要
- 市場調査と複数業者との比較検討が、輸入ビジネス成功の鍵となる


























