個人事業主で輸入物販をやるならPL保険にぜひ加入を!保証内容・保険料も紹介

こんにちは!

中国輸入代行「誠」のパンダの社長こと酒井(@makoto1688)です^^

 

子パンダ
商工会議所に加入したときに、物販をやるならPL保険に入っておいた方がよいですよ。とパンフレットをいただきました。実際のところ、輸入ビジネスではPL保険に加入した方がよいのでしょうか。アドバイスいただけると助かります。

ずばりこの疑問にお答えします。

 

輸入ビジネスでのPL保険に関するtweet

輸入ビジネスをやっている人は、小規模であってもPL保険(生産物賠償責任保険)には加入しておいた方がよいですよ。販売した商品がエンドユーザーに万が一をもたらすと、賠償金や弁護士費用が生じます。年商1,000万円までであれば年間5,000円ほどで加入でき、お近くの商工会議所も窓口です

この記事は、長年、中国輸入で物販ビジネスを営むパンダの社長が書いています。

パンダの社長
保険は自身の安心のためです。加入は任意です!

 

それでは見ていきましょう。

 

PL保険とは?

物販を始めると、万が一の商品トラブルに備える必要があります。

そんなとき役立つのが「PL保険(生産物賠償責任保険)」です。

特に輸入品を扱う個人事業主にとっては安心材料となります。

はじめに、PL保険の基本をわかりやすく解説します。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

PL保険の基本的な仕組み

PL保険は、販売した商品が原因で第三者に被害を与えたときに補償してくれる保険です。

たとえば家電が発火してケガや火災が起きた場合などが対象になります。

物販をしている以上、どんなに検品をしてもリスクをゼロにはできません。

そうしたリスクをカバーするのがPL保険です。

個人事業主でも加入できるのがポイントです。

 

加入するメリット

PL保険に加入すると、予期せぬトラブルが起きても安心です。

顧客からの損害賠償請求に対応できるため、経営の継続性を守れます。

取引先によっては「PL保険加入」が条件になっている場合もあります。

加入しているだけで信頼性がアップするのも大きなメリットです。

事業を長く続けるなら必須の備えといえます。

 

保証される内容

PL保険は、主に「人身事故」「物損事故」に対応します。

たとえば商品が原因でケガをした、持ち物を壊したといったケースです。

医療費や修理費用、さらには裁判費用まで補償されることがあります。

保険会社によって対象範囲は異なるので確認が必要です。

自分の扱う商品のリスクに合った補償を選びましょう。

 

保険料の目安

PL保険の保険料は、事業規模や売上高によって変わります。

個人事業主なら年間数万円程度で加入できるケースが多いです。

高額ではありますが、万一のトラブル時に比べれば安い投資です。

補償内容を見比べて、コストと安心のバランスを考えましょう。

最初は小規模向けプランから始めても十分です。

目次に戻る▶▶

 

PL保険がカバーする保証範囲

PL保険は、物販をしていると避けられない「もしものリスク」をカバーしてくれます。

補償の範囲を知っておくことで、自分のビジネスに合った保険を選びやすくなります。

ここでは、代表的な保証範囲を紹介します。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

人身事故に対する補償

販売した商品が原因で顧客がケガをした場合、PL保険で医療費などが補償されます。

たとえば輸入した家電が発火して火傷を負わせてしまったケースです。

こうした事故は予測できないため、補償があると安心です。

重大な事故では高額な賠償になる可能性もあります。

PL保険は事業を守る大きな支えになります。

 

物損事故に対する補償

商品が原因で他人の物を壊してしまった場合にも対応できます。

たとえば充電器が故障してパソコンを壊した、といったケースです。

修理費や買い替え費用は高額になることがあります。

PL保険に入っていれば、その費用をカバーできます。

万一の物損リスクを考えると必須の備えです。

 

裁判や示談にかかる費用の補償

事故が発生すると、顧客との間でトラブルが裁判に発展することもあります。

その際に必要となる弁護士費用や裁判費用もPL保険で補償される場合があります。

法律の知識がない個人事業主にとっては大きな安心材料です。

示談交渉のサポートを受けられるケースもあります。

金銭的にも精神的にも負担を減らせます。

目次に戻る▶▶

 

輸入物販におけるPL保険の適用例

輸入物販で、過去にPL法が適用された例を紹介します。

  • ブラウスに付いていた針が刺さった
  • 木の置物にカビが生えており幼児が手で触れその手を舐め腹痛を起こした
  • モバイルバッテリー付属の製品が突然爆発し火傷を負った
  • ブレーキペダルが利かずに衝突事故を起こした
  • 急ブレーキの際に、シートベルトのロックが外れ頭を強打した
  • 車のフォグランプが点灯せずトンネルで追突した
  • 筋トレマシンのバネが外れ、腹部に重傷を負った
  • ゴム製の筋トレ用具が切れ、ゴムの跳ね返りが目に当たり失明した
  • ローラースケートのタイヤが外れ、足首を骨折し全治1ヵ月の入院となった

PL法は『製造物責任法』といって、売った商品で事故やケガが起きたら販売者も責任を負う法律ですよ!

目次に戻る▶▶

 

PL保険の加入方法と保険料

PL保険は難しそうに感じますが、実際の加入手続きはシンプルです。

保険料も事業規模に合わせて選べるので、個人事業主でも無理なく加入できます。

ここでは、加入の流れと保険料の目安を紹介します。

商工会議所経由の方が直よりも若干安いかもしれません。

参考商工会議所会員向け保険制度へのリンク

 

 

詳しくみていきましょう。

 

加入までの流れ

まずは取引している保険会社や商工会議所、または中小企業向けの保険を扱う窓口に相談します。

申し込みには事業内容や取り扱う商品の情報が必要です。

審査を経て問題なければ契約が成立し、すぐに補償がスタートします。

オンラインで申し込みできるプランも増えています。

初心者でも安心して加入できる仕組みです。

  1. 保険会社または商工会議所へコンタクトする
  2. 見積を依頼する
  3. 自身にあった保険会社へ申し込む

商工会議所経由の場合も、商工会議所を通じ提携の保険会社を紹介してくれます。提携している保険会社のパンフレットが商工会議所に設置されていることがほとんどです。

 

保険料

PL保険の保険料は、売上規模や業種によって変わります。

個人事業主であれば年間数万円程度から加入できるケースが多いです。

商品リスクが高い場合は保険料が上がることもあります。

高額に感じても、万一の賠償金額に比べればとても安い備えです。

安心料として事業計画に組み込むのがおすすめです。

  • ~年商1,000万円:年5,000円~10,000円
  • ~年商5,000万円:年3~50,000円

年商と保険内容により、保険料が変わるしくみです。

目次に戻る▶▶

 

個人事業主がPL保険に加入するポイントとリスク

個人事業主は大手企業と違い、資金や体制に余裕がありません。

そのため、PL保険に加入する際はポイントを押さえて慎重に判断することが大切です。

最後に、加入時の注意点とリスクを紹介します。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

扱う商品のリスクを考える

取り扱う商品によって、事故のリスクや補償の必要度は大きく変わります。

たとえば食品や家電は事故の可能性が高いため、保険が必須です。

一方で雑貨や衣類などはリスクが比較的低めです。

自分の扱う商品を冷静に分析しましょう。

リスクを把握することが加入判断の基準になります。

 

保険会社やプランを比較する

PL保険は保険会社ごとに補償範囲や保険料が異なります。

複数社の見積もりを取り、内容を比較することが大切です。

安さだけでなく、どこまで補償されるのかを確認しましょう。

初心者は商工会議所や業界団体の団体保険を利用するのもおすすめです。

比較検討することで無駄なく加入できます。

 

必要以上の補償をつけすぎない

安心を求めるあまり、過剰な補償をつけると保険料が高くなります。

事業規模や売上に合った範囲を選ぶのがポイントです。

無理に高額プランを契約する必要はありません。

必要最低限から始め、事業が拡大したら見直せば大丈夫です。

シンプルに始めることが続けやすさにつながります。

 

保険に加入してもリスクはゼロではない

PL保険に入っていても、すべてのリスクが完全になくなるわけではありません。

補償対象外のケースもあるため、契約内容を確認しておくことが大切です。

商品選定や品質管理も並行して取り組む必要があります。

保険はあくまで「最後の備え」と考えましょう。

油断しない姿勢が安全な運営につながります。

 

加入しない場合のリスクを理解する

PL保険に加入しなければ、事故の賠償をすべて自分で負担することになります。

数百万円から数千万円規模の請求になるケースも珍しくありません。

個人事業主にとってこれは致命的なリスクです。

保険料は負担でも、リスクと比べれば非常に安い投資です。

加入しないことの危険性をしっかり理解しましょう。

目次に戻る▶▶

 

まとめ

  • PL保険は、販売した商品によるケガや物損へ備えられる重要な補償です
  • 個人事業主でも加入でき、万が一のトラブルから事業と自分を守れます
  • 自分の扱う商材のリスクに応じて、必要十分な補償を選ぶことがポイントです
  • 加入の流れは簡潔で、事業内容の申告と審査を経ればすぐにスタート可能です
  • 保険料は年間数万円程度が目安で、安心への投資として非常に合理的です

ご質問、いつも歓迎です!本日もお読みいただき、ありがとうございました^^

Xでフォローしよう