こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^
今回は、こちらのご質問にお答えします。
▼並行輸入品に関するtweet▼
輸入物販で並行輸入品!といえば、欧米からの仕入れをイメージすることが多いです。加えて最近では、中国ブランドも世界的に名が知られてきています。たとえば、化粧品やアパレルなどに加え、DJIなどのドローン勢もあります。中国並行輸入品についてさらに理解を深めるのもよいかもしれません♂️
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行-誠 (@makoto1688) March 1, 2024
輸入物販で並行輸入品!といえば、欧米からの仕入れをイメージすることが多いです。加えて最近では、中国ブランドも世界的に名が知られてきています。たとえば、化粧品やアパレルなどに加え、DJIなどのドローン勢もあります。中国並行輸入品についてさらに理解を深めるのもよいかもしれません。
この記事は、長年、中国との貿易仲介業を営むパンダ社長が書いています。
それでは見ていきましょう。
(タップできる)もくじ
並行輸入品と正規輸入品の違いとは?
並行輸入品と正規輸入品の違いは、主に「輸入経路」と「保証やアフターサービス」の有無にあります。
正規輸入品は、メーカーや公式代理店を経由して輸入されるため、品質や信頼性が保証され、メーカーのサポートや保証サービスを受けることができます。
たとえば、家電やブランド品であれば、故障した際に正規ルートの修理や交換が可能です。
また、正規輸入品はメーカーが定めた適切な価格で販売されるため、価格面では一定の信頼感があります。
一方、並行輸入品は、メーカーの公式代理店を経由せず、独自のルートで輸入された商品です。
このため、正規輸入品と比べると価格が安く設定されることが多く、日本未発売の商品や限定品を手に入れることもできるのが魅力です。
しかし、並行輸入品には偽物が混入するリスクがあります。
正規の品質チェックがないため、悪質な業者によってコピー品が流通することもあります。そ
のため、購入者は商品の真贋を確認するために、信頼できる販売者から購入することが重要です。
また、並行輸入品は日本国内でのアフターサービスを受けられないことが一般的です。
たとえば、並行輸入の時計や家電製品を購入した場合、正規代理店では修理やメンテナンスが拒否されることがあります。
並行輸入品が安い理由と偽物のリスク
並行輸入品は、正規輸入品に比べて安く手に入ることから、消費者にとって非常に魅力的な選択肢です。
しかし、その価格の安さには理由があり、また偽物が紛れ込むリスクも存在します。
並行輸入品を購入する際は、なぜ安いのかという背景を理解するとともに、偽物を見分けるためのポイントを押さえることが重要です。
ここでは、並行輸入品が安い理由とそれに伴うリスクについて詳しく解説していきます。
詳しくみていきましょう。
並行輸入品が安い理由
並行輸入品が正規輸入品よりも安い理由の一つは、輸入経路の違いにあります。
正規輸入品は、メーカーが指定した代理店を通じて輸入されるため、輸入の各段階で仲介業者が関与し、その分のコストが価格に上乗せされます。
また、メーカーが販売価格を厳密に管理しているため、価格の自由度は低くなります。
一方、並行輸入品は、代理店を通さない独自の輸入ルートを使って商品を仕入れます。
これにより、代理店の手数料やマーケティングコストなどがカットされるため、消費者に対して安い価格で提供することが可能になります。
また、並行輸入業者は自分たちで自由に価格設定をおこなえるため、市場状況や為替の変動に応じて価格を柔軟に変えることができるのも価格が安い理由の一つです。
たとえば、海外でのセール時期に安く仕入れた商品をそのまま日本国内で販売する場合、正規品よりも大幅に安く提供されることがあります。
このように、並行輸入品は、仕入れコストを抑えることができる点で、消費者にとって魅力的な選択肢となっているのです。
偽物のリスク
一方で、並行輸入品には偽物のリスクがつきまといます。
正規輸入品は、メーカーやブランドが輸入段階で厳しく管理するため、偽物が混入する可能性は非常に低いですが、並行輸入品では正規のルートを通さないため偽物が流通しやすくなります。
輸入業者が意図的に偽物を扱っている場合もあれば、輸入過程で偽物が混入してしまうケースもあります。
たとえば、ブランド品や高級時計など、高価な商品ほど偽物のリスクが高く、消費者がその真贋を確認することは難しい場合があります。
さらに、並行輸入品は正規ルートから外れているため、アフターサービスや保証が受けられないことが多いです。
偽物を購入してしまった場合、修理や返品をおこなえないことがあるため、注意が必要です。
安全に並行輸入品を購入するための対策
並行輸入品を購入する際に偽物を避けるためには、信頼できる販売者を選ぶことが最も重要です。
販売者のレビューや実績、取扱商品に対する評価を確認することで、ある程度のリスクを軽減できます。
また、並行輸入品であっても、アフターサービスがしっかりしている業者を選ぶことも安心して購入するためのポイントです。
並行輸入品は偽物だらけではない
結論として、並行輸入品は偽物に溢れているわけではありません。
並行輸入品とは、正規の販売網(=ルート)を介さず、たとえば他国から輸入される正規品のことを指します。
品質は、正規品と変わりありません。
代理店を介さないことで、より安価に販売できるメリットがあります。
消費者にとっては、安くブランド品を購入できるチャンスです。
ただし、正規のルートを使わないデメリットもあります。品質管理が正規ルートに比べて緩やかです。
そのため、偽物が紛れやすくなります。
以下、さらに並行輸入品について詳しく解説します。
詳しくみていきましょう。
並行輸入品は基本的に合法品
並行輸入品は基本的に合法品であり、メーカーが異なる市場向けに生産した正規の商品です。
品質は、正規で販売されている商品と変わりません。
そのため、日本でも販売が認められています。
並行輸入品の流通は、次のようなルートが代表例です。
- 海外の正規販売店で購入
- 日本へ合法的に持ち込み
一方、偽物は正規メーカーの許可なく製造された商品です。
流通ルートが分かりにくく、品質も本物に比べると劣ります。
このように並行輸入品と偽物は、メーカーとの関係や品質が大きく異なるのです。
信頼性の低い販売者から購入すると偽物の確率が高め
信頼性の低い販売者は、並行輸入品を装って偽物を販売します。
正規品に比べて、並行輸入品は流通時に偽物が紛れやすくなる傾向があります。
たとえば正規品であれば、メーカー側から輸入する際に厳しいチェックがあります。
一方、並行輸入品は品質管理が甘く、偽物が紛れ込んでいても気づかれないことがあります。
また、偽物を並行輸入品と偽って販売する例も数多く報告されてきました。
消費者の誤解を招く情報を掲載する、悪徳な販売者を利用するのは避けましょう。
並行輸入品を購入する際は、信頼できる販売者を選ぶことをおすすめします。
偽物を見分けるポイント:初心者でもできるチェック方法
並行輸入品は本物であることが多いものの、偽物が紛れ込む危険性もあります。
以下の特徴に注意することで見分けることができます。
詳しくみていきましょう。
価格が異常に安い
次に、価格面です。
並行輸入品は、正規品よりも価格が安く設定されています。
ただし、市場価格と大きく乖離するようなものではありません。
一方、偽物は市場価格と大幅に異なる低価格です。
正規品の品質、製造コストから考えると、市場価格以下で販売されている商品は疑ったほうがよいでしょう。
並行輸入品が偽物か悩んだときは、まずは正規品の価格を調査します。
たとえば通常数十万円するアイテムが、数万円で販売されていたら、偽物だと疑ったほうがよいでしょう。
商品の出所や販売者の信頼性をよく調べて、購入するかどうかを判断しましょう。
パッケージの不自然さ
偽物の並行輸入品には、パッケージの不自然さが目立つことがあります。
具体的には、以下のような点に注意が必要です。
- 正規品のロゴやブランド名に微妙な違いが見られることがある。
- 色合いやフォントが正規品と比べて粗悪な場合が多い。
- 正規品では丁寧に作られたパッケージが、偽物では簡素で低品質なケースが多い。
シリアルナンバーや認証の欠如
シリアルナンバーや認証の有無は、偽物を見分ける重要なポイントです。
正規品には通常、シリアルナンバーや認証コードが付属しており、これを使って公式サイトで製品の正当性を確認することができます。
しかし、偽物にはこうしたシリアルナンバーや認証が欠如していることが多く、あったとしても偽造されている場合があります。
購入前には必ずシリアルナンバーや認証コードの確認を行い、信頼できるルートで購入することが大切です。
製品の品質が劣る
偽物の並行輸入品は、正規品に比べて品質が明らかに劣ることが多いです。
たとえば、使用されている素材が安価であったり、製品の仕上げが雑な場合があります。
また、耐久性や機能性が低いため、長期間使用することが難しいこともあります。
特に有名ブランド品では、縫製の精度や細部の作りが正規品と異なることがあり、細かい部分をよく観察することで偽物であることが判明するケースが多いです。
販売者が信頼できるかを見極める
並行輸入品が偽物かを識別する方法は、販売者が信頼できるかどうかを見極めることです。
信頼できる販売者は正規メーカーと同じような保証サービスを設けていたり、口コミの評価が高かったりします。
一方、信頼できない販売者は実績がほとんどなかったり、口コミが悪かったりします。
たとえば、次のような販売者は利用を控えたほうが無難です。
- 特商法上の情報の記載がない(販売者名や名責任者名、住所、返品ルールなどの記載がない)
- 商品の詳細情報の記載がない
- 問い合わせに対する回答が遅い
偽物を避けたいときは、評価が高くコミュニケーションの取りやすい販売者を選びましょう。
メーカーに確認する
最後に、メーカーに確認する方法です。
メーカーは、商品の仕様や偽物の特徴に関する情報を持っています。
購入前に確認したいときは、メーカーにシリアル番号や写真などの詳細を送って確認を求める方法もあるでしょう。
またメーカーの中には、並行輸入品を正規品と同じ保証対象にしているケースもあります。
すでに購入した並行輸入品が偽物か判断したいときは、修理に対応しているメーカーに持ち込む方法もあります。
メーカーに直接確認を取ると、偽物を購入するリスクが大幅に減らして買い物ができるでしょう。
偽物を避けるための信頼できる販売者の選び方
並行輸入品を購入する際、正規品と比べて価格が安く手に入りやすいというメリットがありますが、一方で偽物が混じっているリスクも存在します。
そのため、信頼できる販売店を選ぶことが非常に重要です。
ここでは、並行輸入品を購入する際に、安心して取引できる販売店を見極めるためのポイントを詳しく解説します。
正しい判断を行い、偽物に惑わされないための基本知識を身につけましょう。
詳しくみていきましょう。
公式認証やレビューを確認
販売店がメーカーや正規代理店から公式認証を受けているか確認しましょう。
信頼できる店舗では、公式サイトや第三者機関で認証が表示されている場合が多いです。
また、購入者のレビューをチェックすることも有効です。高評価が多い店舗は、信頼性が高い傾向にあります。
保証や返品ポリシーの確認
信頼性の高い販売店は、商品に対して保証や返品・返金ポリシーを明示しています。
購入後に問題があった場合、これらのポリシーが整備されている店舗では、スムーズな対応が期待できます。
具体的には、以下の点に注意しましょう。
- 保証期間が設けられているか
- 返品や交換が可能かどうか
- 返金手続きが迅速に行われるか
店舗の運営実績や歴史
長期間にわたって運営されている店舗は、信頼性が高い可能性が大きいです。
数年にわたり同じビジネスを続けている店は、商品品質やサービスに問題が少なく、安定した信頼関係を築いていることが多いです。
たとえば、設立から数年以上の歴史がある店や、多くの顧客から信頼を得ている実績があるかどうかを確認しましょう。
明確な会社情報や連絡先の提示
信頼できる販売店は、公式サイトや販売ページに会社の所在地、連絡先、運営者情報を明確に記載しています。
住所が確認でき、さらに日本国内にオフィスやサポートセンターがある場合は、トラブル発生時に連絡が取りやすく、安心感が高まります。
連絡先が記載されていない場合や不明確な場合は、偽物を取り扱っている可能性があります。
認知度の高いショッピングプラットフォームを利用する
並行輸入品を購入する際、eBay、Amazon、楽天市場といった信頼性の高いショッピングプラットフォームを活用するのも一つの方法です。
これらのプラットフォームでは、購入者の保護制度や返品・返金保証が整備されており、購入者がリスクを最小限に抑えられるような仕組みが用意されています。
特に、出品者の評価やレビューを確認し、信頼できる販売者を選ぶことが重要です。
並行輸入品におけるアフターサービスの有無とその対応策
並行輸入品は、正規輸入品と比べて安価で手に入ることが多く、消費者にとっては魅力的な選択肢です。
しかし、並行輸入品を購入する際に注意しなければならない点として、アフターサービスの有無があります。
多くの場合、並行輸入品では正規のアフターサービスを受けられないことが多く、故障や不具合が発生した際の対応に困るケースもあります。
ここでは、並行輸入品のアフターサービスの現状と、それに対処するための具体的な方法を解説します。
詳しくみていきましょう。
並行輸入品におけるアフターサービスの有無
並行輸入品の最大のデメリットの一つは、アフターサービスが提供されないケースが多い点です。
正規輸入品の場合、メーカーが国内の正規代理店を通して販売するため、購入後の修理や保証などのアフターサービスがしっかりしています。
しかし、並行輸入品はその正規ルートを通さず、個人や業者が独自に輸入した商品であるため、メーカーが提供する保証や修理サービスを受けられないことが一般的です。
たとえば、海外のブランド品や家電製品を並行輸入で購入した場合、故障した際に国内の正規代理店での修理を断られることがよくあります。
これは、メーカーが正規代理店を通じた販売以外の製品に対して、保証や修理サービスを提供しない方針を取っているためです。
そのため、並行輸入品を購入する際には、アフターサービスが期待できないことを前提にしておく必要があります。
並行輸入品のアフターサービスがない場合の対応策
並行輸入品に対してアフターサービスが提供されない場合でも、いくつかの対策を講じることで安心して商品を使用することができます。
まず、保証がないことを前提にした購入計画を立てることが重要です。
たとえば、高価な家電や精密機器を並行輸入で購入する際は、事前にその商品の評判や耐久性をしっかりと確認し、修理が必要になる可能性を見越して購入することが求められます。
また、並行輸入業者が独自に提供している保証や返品ポリシーを確認しておくことも重要です。
次に、海外のメーカーに直接問い合わせるという方法があります。
並行輸入品であっても、メーカーが国際的な保証を提供している場合や、修理対応をしてくれるケースもあるため、海外のメーカーの公式サイトやサポート窓口に問い合わせてみるとよいでしょう。
さらに、国内の修理業者に依頼するという手段もあります。
並行輸入品の中には、正規代理店で修理できない場合でも、専門の修理業者に依頼すれば修理が可能なこともあります。
特にブランド品や家電製品の場合、修理に対応してくれる業者を探すことで、問題を解決できる可能性があります。
並行輸入品のリスクを減らすための購入のポイント
並行輸入品を購入する際は、信頼できる販売者を選ぶことが重要です。
長年の実績や評判が高い並行輸入業者から購入することで、アフターサービスに対する不安も軽減できます。
また、並行輸入業者が提供する独自の保証や返品対応について、購入前にしっかり確認することがトラブルを防ぐポイントです。
並行輸入品は価格の魅力が大きい一方で、アフターサービスや保証の有無が購入後の満足度に大きく影響します。
購入前にリスクを理解し、必要な対応策を講じることで、安心して並行輸入品を利用できるようになります。
主要媒体別!並行輸入品の偽物について解説
並行輸入品の偽物はどこに潜んでいるかわかりません。
出品される媒体によっても、偽物である確率や注意点が異なります。
ここでは、メルカリ・Amazon.co.jp・楽天に出品されている並行輸入品について見ていきましょう。
詳しくみていきましょう。
メルカリの並行輸入品で安すぎるのは偽物?
メルカリに関する口コミを見ると「出品されている並行輸入品は偽物が多い」という意見が目につきます。
特に価格が安すぎる商品は、その多くが偽物だといわれています。
メルカリでは購入するときだけでなく、出品する際にも注意が必要です。
並行輸入品を出品するなら、メルカリの利用規約をよく読んで、正しく販売してください。
メルカリでは、ブランド品の偽物はもちろんのこと、正規品と確証がない商品の販売を禁じています。
出品の際に「シリアルナンバーの写真が掲載されていない」「購入経路が不明確」というケースは、商品削除や利用制限などのペナルティを受けるおそれもあります。
注意しましょう。
Amazon.co.jpの並行輸入品は偽物?安全?
厳しく規制しているにもかかわらず、時おりブランド品の偽物が並行輸入品としてAmazon.jpに出品されることがあります。
本物を見極めるには、次のような点に注意しましょう。
- 安すぎる商品は避ける
- 出品者や商品のレビューを確認する
- 販売元がAmazon.co.jpの商品を選ぶ
- 発送元が海外の場合は避ける
Amazon.co.jpでは、並行輸入品の販売に際して、細かな規約を設けています。
簡単に説明すると、並行輸入品である旨を明示し、通常商品とは別の商品詳細ページに出品することが必要です。
また、一部のブランドに関しては、並行輸入品の出品を禁止しています。
出典:Amazon.co.jp >ヘルプ&カスタマーサービス >並行輸入品について
楽天ユーザー必見!並行輸入品には補償がある
楽天市場には「楽天あんしんショッピングサービス」という、利用者を守るシステムがあります。
その中の1つが「ブランド模倣品の補償」です。
偽物と思われるブランド品を購入してしまった際に購入代金の補償を申請できる仕組みで、1,000以上のブランド、30余りの品目を対象としています。
並行輸入品の販売に対し、特に厳しい規制は設けていません。
正規店の価格と比べて安すぎる商品や、EMS(国際郵便)を利用してアジア圏から発送される商品は偽物である可能性が高いと、公式サイトのインフォメーションで注意をうながしています。
補足:せどりで並行輸入品を取り扱うメリット
せどりで並行輸入品を取り扱いたいと考えている人もいるでしょう。
ここでは、せどりで並行輸入品を取り扱うメリットを紹介します。
詳しくみていきましょう。
希少性のある商品が獲得できる
大きなメリットは、日本では手に入りにくい商品を販売できることです。
市場に珍しい商品を提供することで、他のせどり業者との価格競争に巻き込まれません。
また、貴重な商品が欲しい人は、高価でも購入します。
その結果、大きな利益を得ることも可能です。
具体的には、アメリカやヨーロッパで限定販売された商品や日本未発売の商品は、高額な取引が期待できます。
珍しい並行輸入品があれば、せどりで取り扱うことを検討してみるとよいでしょう。
金額的に低コストで真正品を調達できる
メリットの2つ目は、仕入れ値が安いことです。
海外の正規販売店から直接商品を購入することで、国内の流通コストや中間マージンがかかりません。
また、同じブランドでも国によって異なる価格が設定されています。
そのため、安価に提供されている国から仕入れると、せどりの利益が出やすくなります。
たとえばイタリアに行き、ブランドバッグを正規販売店で直接購入すれば、日本の正規店で購入するよりも安価での仕入れが可能です。
仕入れの予算を抑えたい人は、並行輸入品を取り扱うメリットが感じられるでしょう。
補足:せどりで並行輸入品を取り扱う際に気を付けたいこと
並行輸入品のせどりにはメリットがありますが、気を付けたい点もあります。
ここからは、3つの注意点を紹介します。
詳しくみていきましょう。
偽物の可能性がある
せどりで並行輸入品を取り扱う際には、偽物の危険性がある点に特に注意を払う必要があります。
並行輸入品は正規の流通ルートを経由しません。
偽物を購入するリスクは、正規ルートよりも高くなります。
第三者から購入した並行輸入品をせどりに利用するときは、信頼性の高い販売者の利用がおすすめです。
安く仕入れたい一心で偽物を仕入れてしまうと、顧客からの信頼を失います。
そのうえ、法的な問題に発展するリスクがあります。
せどりで並行輸入品を取り扱う際には、偽物の危険性に十分気を配りましょう。
品質管理に注意する
並行輸入品の品質管理には、十分注意するようにしましょう。
海外の正規店で販売した並行輸入品のメンテナンスは現地のみの対応で、日本で対応していないことが珍しくありません。
さらに日本未発売の並行輸入品は、日本の気候に適していない素材を使用していることがあります。
たとえば日本未発売のブランドバッグを他の商品と倉庫で管理をしていたら、高温多湿で色が変わってしまったという事態がおきることもあります。
商品に品質劣化が起きても正規店のメンテナンスが受けられず、販売できない事態になるおそれもあります。
品質管理を徹底し、信頼できる商品の提供に努めましょう。
関税や輸送費など、費用計算をしっかりおこなう
並行輸入品を仕入れて販売する際は、日本国内の正規販売店で購入する場合とは異なり、商品の本体価格以外にもさまざまな費用がかかります。
関税・通関手数料・輸送費用といった諸費用の計算を、しっかりおこなってください。
いくら商品本体の価格が安くても、こうした費用がかさむと思わぬ損失を生じるおそれがあります。
仕入れを決める前に、諸費用も商品の原価に加えて利益計算をしましょう。
まとめ
- 並行輸入品は正規輸入品よりも安価で購入できるが、偽物のリスクが伴う。
- 安価な理由は、正規ルートを通さず、仲介コストが削減されているため。
- 偽物を見分けるには、信頼できる販売者や業者から購入することが重要。
- 並行輸入品はアフターサービスが受けられないことが多いため、購入前に保証や修理対応の確認をすることが大切。
- 安全な購入のためには、事前のリサーチと信頼できる業者選びが必須。
ご質問、いつも歓迎です!
本日もお読みいただき、ありがとうございました^^