
こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダの社長こと酒井(@makoto1688)です^^
このような疑問にお答えします。
▼国際郵便に関するtweet▼
宅配便と郵便を混同して使用している人がいます。郵送は郵便局のサービス、宅配はその他キャリアのサービスです。たまに、「郵送お願いします」という人がいますが、国際便の場合、EMSで送ってほしいのかな?と理解します。違いがわかるリンクはこちらですhttps://t.co/QWoMio34On
— パンダ社長@中国輸入代行「誠」OEMと無在庫直送の専門業者 (@makoto1688) March 31, 2022
この記事は、長年、中国輸入代行を営むパンダの社長が書いています。
それでは見ていきましょう。
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中国から日本への主な配送方法とは?
中国から日本へ商品を送る際、さまざまな配送方法がありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
特に中国輸入ビジネスや個人輸入をおこなう場合、適切な配送方法を選ぶことは、コストや時間、セキュリティの面で重要です。
ここでは、代表的な配送方法である航空便と船便、国際宅配便の特徴と選び方について詳しく解説します。
配送方法 | メリット | デメリット |
航空便 | スピードが速い、到着までにトラブルが少ない | 送料が比較的高い、送れない商品がある |
EMS | スピードが速い、到着までにトラブルが少ない | 送料はリーズナブル、だいたい発送できる |
船便 | 送料が安い、大量の荷物をまとめて送れる | 到着までに時間がかかる、遅延が発生する可能性がある |
国際宅配便 | ドア・トゥ・ドアで配送、セキュリティが高い、追跡機能が充実している | 送料が高くなることが多い |
詳しくみていきましょう。
航空便
航空便は、最も速く商品を日本に届ける手段です。
通常、2~4日程度で到着するため、早く商品を手に入れたい場合に最適です。
急ぎの商品やキャッシュフローを重視するビジネスには特に向いています。
国際スピード郵便(EMS)
国際スピード郵便(EMS)は、日本郵便が提供している国際配送サービスで、世界各国へ比較的速く荷物を送ることができる手段です。
中国から日本への輸送にも多く利用されており、急ぎの荷物や小~中規模の商品の輸送に適しています。
EMSは国際郵便の一種であり、航空便で運ばれるため、他の配送方法に比べて速く、料金も比較的リーズナブルです。
船便
船便は、航空便よりもコストを抑えたい場合に適しています。
特に大量の荷物を送る際や、商品の到着を急がない場合に効果的です。
しかし、到着までには3週間から1ヶ月ほどかかるため、在庫管理や配送スケジュールの調整が重要です。
国際宅配便
国際宅配便は、ドア・トゥ・ドアのサービスを提供しており、荷物を自宅や倉庫に直接届けてもらうことが可能です。
DHLやFedEx、UPSなどの大手配送会社がこれに該当します。
追跡機能が充実しており、セキュリティ面でも安心です。
各配送方法の送料比較
中国から日本へ商品を配送する際、送料は選ぶ配送方法によって大きく異なります。
航空便や船便、国際宅配便など、さまざまな選択肢がある中で、それぞれのメリットやデメリットを正確に把握しておくことは、コスト削減やスムーズな配送を実現するために重要です。
ここでは、主要な配送方法ごとの送料の違いについて詳しく解説します。
詳しくみていきましょう。
航空便の送料
航空便は配送スピードが速く、緊急性の高い商品や日持ちしない食品などに適しています。
送料は他の方法と比べて割高ですが、時間を優先する場合には最適な選択肢といえます。
たとえば、5kg以下の小型荷物であれば、国際小包の航空便を利用すると比較的手頃な価格で送ることができます。
国際スピード郵便(EMS)の送料と特徴
EMSの送料は、発送元の国、荷物の重量、送付先の地域によって異なります。
たとえば、日本郵便が提供するEMSでは、500g以下の荷物を中国から日本へ送る場合、おおよそ1,000~2,000円程度の料金が発生します。
重量が増えるごとに料金は上がりますが、航空便としては比較的リーズナブルな価格帯です。
船便の送料
船便は、大型の商品や重量のある荷物を低コストで配送したい場合に最適です。
配送に時間がかかるため、緊急性の低い商品に向いています。
たとえば、家具や大量の衣料品などをまとめて送る際に便利です。
国際宅配便の送料
DHLやFedEx、UPSといった国際宅配便は、スピードと安全性を兼ね備えた配送方法です。
料金は高めですが、追跡機能や補償サービスが充実しており、貴重品や高額商品を送る際におすすめです。
送料を安く抑えるためのポイント
中国から日本への輸入ビジネスや個人輸入では、送料が大きなコストとなるため、これをいかに抑えるかが利益を最大化する鍵となります。
送料を賢く抑えるためには、単に安い配送業者を選ぶだけでなく、さまざまな方法や戦略を活用することが重要です。
ここでは、具体的な方法とともに、中国輸入代行-誠が提供するサービスを紹介しながら、送料を安くするためのポイントを解説します。
詳しくみていきましょう。
輸送方法を見直す
まず、送料を抑えるために最初に見直すべきなのが輸送方法です。
航空便は速くて便利ですが、コストが高くなりがちです。
反対に、船便は到着までに時間がかかるものの、送料が大幅に安くなることが多いです。
- 航空便:急ぎの小さな荷物や高価な商品に向いていますが、送料は比較的高いです。
- 船便:大量の商品を送る場合や、到着までの時間に余裕がある場合には、コストを大幅に抑えることができ
注文量をまとめる
送料を抑えるもう一つの方法は、注文量をまとめることです。
小さな荷物を何度も送るよりも、一度にまとめて送る方が、送料単価を下げることができるため、コスト効率が高くなります。
特に、船便を利用する場合には、重量や容積が増えるほど、送料単価が下がることが一般的です。
- 一度に大量の商品を仕入れることで、1つあたりの送料が安くなるため、利益を最大化しやすくなります。
配送スケジュールを最適化する
送料を抑えるためには、配送スケジュールも重要な要素です。
たとえば、年末年始や中国の大型連休(春節や国慶節など)は、配送需要が増加するため、送料が上がることがあります。
こうした時期を避け、ピークを外した時期に配送を計画することで、コストを抑えることができます。
- 輸送需要が少ない時期に合わせて配送計画を立てることで、通常よりも安い送料で送ることが可能です。
輸入代行業者を活用する
輸入代行業者を活用することも、送料を安く抑える一つの有効な手段です。
輸入代行業者は通常、大量の輸送を取り扱っているため、送料の割引を受けられることが多く、個別に手配するよりも安く済む場合があります。
また、複数の配送業者と提携しているため、最適な配送方法を選ぶことができるのも大きなメリットです。
- 輸送コストの削減に加えて、商品検品や代行サービスなども併せて利用できるため、全体のコスト削減に寄与します。
中国国内の送料を抑える
輸送費には、国際送料だけでなく、中国国内での送料も含まれることを忘れてはいけません。
工場から代行業者までの距離が遠いと、中国国内送料が高くなります。
そのため、工場や発送拠点と代行業者の距離を考慮して選ぶことが大切です。
- 発送元と代行業者が近ければ近いほど、中国国内の送料を抑えることができます。
発送までの日数と注意点
中国から日本への輸入では、商品が到着するまでにかかる日数は、選んだ配送方法や商品の内容によって異なります。
ビジネスにおいては、商品がどれくらいの期間で届くのかをあらかじめ把握しておくことが、在庫管理や販売計画を立てる上で非常に重要です。
また、輸送中に発生し得るトラブルを避けるために、いくつかの注意点を理解しておくことが必要です。
ここでは、主な配送方法ごとの到着までの日数と、それに伴う注意点について詳しく解説します。
配送方法 | 到着日数 | 注意点 |
航空便 | 2~4日 | 送料が高い、送れない商品がある(液体やバッテリー) |
船便 | 3週間~1ヶ月 | 到着まで時間がかかる、天候や港の状況で遅延する可能性あり |
国際宅配便 | 3~7日 | 送料が高いが、セキュリティが高く追跡機能が充実 |
EMS | 2~5日 | 重量制限があり、特定の商品が送れない |
詳しくみていきましょう。
航空便の場合
航空便は最も速く商品を日本に届けることができる方法です。
通常、2~4日程度で到着するため、急ぎの注文や、キャッシュフローを重視したいビジネスには最適な選択肢です。
EMS(国際スピード郵便)の場合
EMSは、日本郵便が提供する国際配送サービスで、航空便を利用しています。
到着までのスピードが早く、2~5日程度で商品が届くため、航空便と同様に速さを求める方に適しています。
また、追跡機能があり、荷物の状況を常に確認できるのも大きな魅力です。
船便の場合
船便は、送料を抑えるための手段としてよく利用される方法です。
大量の商品や、重い荷物を輸送する場合には、船便を使うことで大幅にコストを削減できます。
ただし、到着までに時間がかかる点には注意が必要です。
国際宅配便の場合
国際宅配便(DHL、FedEx、UPSなど)は、ドア・トゥ・ドアで配送され、迅速かつ安全に荷物が届くため、高価な商品や壊れやすい商品を送る場合に最適です。
追跡機能が充実しており、荷物の状況を常に確認できるため、信頼性の高い配送手段です。
注意点
中国からの輸送には、いくつかの共通した注意点があります。
まず、中国の大型連休(春節や国慶節)は、輸送が大幅に遅れる可能性があるため、これらの時期を避けて発送することを推奨します。
また、税関で止まることがあり、特に偽物や危険物が含まれている場合は輸送が大幅に遅延することがあります。
輸送に関わる全ての書類が正しく準備されているか確認することも重要です。
中国から日本への送料を抑えるための最適なタイミングとは?
中国から日本への輸送をおこなう際、送料は時期やタイミングによって大きく変動することがあります。
特に、繁忙期や特定の時期には輸送需要が高まり、送料が上がることが一般的です。
これを避け、最適なタイミングで発送をおこなうことで、送料を大幅に抑えることが可能です。
ここでは、送料を抑えるために知っておきたい時期や、その対策について解説します。
詳しくみていきましょう。
大型連休を避ける
中国には、年間を通じて多くの大型連休がありますが、特に影響が大きいのが春節(旧正月)と国慶節です。
この時期になると、工場が長期間休業したり、物流業者が通常の業務を停止するため、輸送が大幅に遅延し、送料も高騰します。
さらに、航空便や船便の予約も取りづらくなるため、発送のスケジュールに支障をきたすことがよくあります。
- 春節(旧正月):通常、2月頃に1週間以上の連休があります。この時期は中国全土で経済活動がストップし、輸送費も上がる傾向があります。
- 国慶節:10月初旬に1週間ほどの連休があり、こちらも物流が滞るため、送料が高くなることがあります。
オフシーズンに発送する
繁忙期に比べて、オフシーズンに発送することで、送料が安くなることがあります。
オフシーズンは、通常、輸送需要が少ない時期を指し、特に年末年始や大型イベントが終わった後などがこれに該当します。
この時期は、物流業者に余裕があるため、送料が下がることが多く、また、輸送の遅延リスクも低くなります。
- 送料が安くなるだけでなく、輸送がスムーズに進み、トラブルも少ないため、全体的にコストを削減できます。
気候や季節の影響を考慮する
中国からの輸送は、気候や季節によっても影響を受けることがあります。
たとえば、台風シーズンや冬季の寒冷期には、船便が遅延する可能性が高くなります。
こうした時期に発送をおこなうと、輸送期間が長引くだけでなく、追加の費用が発生することもあるため注意が必要です。
- 台風シーズン:特に夏から秋にかけて、台風の影響で船便が遅延したり、運航が中止されることがあります。この時期の船便は避けるのが賢明です。
- 冬季の影響:寒冷な気候の影響で、道路や港が閉鎖されることがあり、物流が滞ることがあります。冬季に発送する際は、航空便の利用を検討するのも一つの手段です。
ピーク時を避けたまとめ発送
送料を抑えるためには、輸送のタイミングだけでなく、まとめ発送をおこなうことも効果的です。
少量の商品を頻繁に送るよりも、ある程度の量をまとめて送ることで、1つあたりの送料を大幅に下げることができます。
また、ピーク時を避けてまとめて発送することで、さらにコストを抑えることが可能です。
- 一度に大量の商品を発送することで、送料単価が下がり、全体的なコスト削減に貢献します。
補足:関税や税金に関する基礎知識
中国から日本へ商品を輸入する際、関税や消費税が発生する場合があります。
関税は、輸入品の種類や価格に基づき税率が設定されており、国内産業保護の目的で課されています。
たとえば、衣料品には約10%の税率が適用されることがあります。
消費税は、関税額を含む商品価格に10%が課されます。
個人輸入では16,666円以下の商品が免税対象となることもありますが、金額を超えると課税対象になります。
税金は通常、配達時に配送業者を通じて支払います。
関税を抑えるためには、商品の分類を確認し、少量ずつ輸入するなどの工夫が効果的です。
正確な知識を持ち、適切な手続きをおこなうことで、輸入時のトラブルを防ぐことができます。
補足:少量の国際宅配小包を利用する事例
中国輸入で国際宅配小包を利用する事例を紹介します。
ちなみに、当社は国際宅配小包のことを、「小形包装物」と「通常サイズ」と呼んでいます。
「小形包装物」の要件は、次のとおりです。
- 容積:3辺合計が100cm以内、かつ1辺は40cm以内
- 重量:8kgまで(ヤマトの場合)
「通常サイズ」とは、小形包装物の規格を除く要件だと思っていただいて構いません。
ここでは、小形包装物の用途について紹介します。
詳しくみていきましょう。
無在庫商品の発送
1つ目は、無在庫商品の発送です。
無在庫で転売している人は、1商品ごとに国際発送(同梱しても数点)することがほとんどです。
そのため、エア便での国際宅配便(=国際小包)を利用することが多くなります。
OEMでのサンプル発送
2つ目は、OEMでのサンプル発送です。
季節商品や時限商品のOEMで、急にサンプルが必要な時にも国際小包を利用するのは有効です。
一般に、「EMS」を利用されるケースが多いですが、中国→日本であれば「航空小包」でも2~4日で届きますから国際送料が安い「航空小包」を利用するのはアリだと思います。
日本の中堅以上の企業でも、海外発送=EMSと思っている担当者もいるようで、日本から当社へ到着するサンプルのほとんどがEMSで到着しています。
少量での転売商品の発送
3つ目は、少量での転売商品の発送です。
国際送料は、21kg以上になるとキロ単価が急激に下がります。
21kgとは、だいたい150サイズ(50*40*60cm)のダンボール1箱分くらいです。
中国輸入で、単純転売ビジネス(たとえば、Amazonやメルカリ、ヤフオク!などのモールでの転売)をはじめたばかりで物量が少ない場合は、21kg以上になるまで注文を続けるか、早く販売したい場合は、EMSで発送することになります。
補足:郵送と宅配の違い
郵送と宅配には違いがあります。
物を届けるというサービス自体は同じです。
違いは、サービスを提供する企業です。
郵便は「郵便局」がサポートし、宅配は「郵便局」を除くキャリアがサポートしています。
- 郵送:「郵便局」が提供するサービス
- 宅配:「クロネコヤマト」や「佐川急便」が提供するサービス
まとめ
- 中国から日本への配送方法には、航空便、船便、国際宅配便、EMSがあり、それぞれに特徴がある
- 航空便はスピードが速く、急ぎの商品に最適ですが、送料は高め。
- 船便は送料が安く、大量の商品を輸送する際に適していますが、到着までに時間がかかる。
- EMSや国際宅配便は速さとセキュリティのバランスが良く、追跡機能も充実している。
