代行業者を経由する中国輸入の方法【アリエクスプレス経由も解説】

こんにちは!

中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^

 

中国輸入ビジネスをはじめたい子侍
中国輸入ビジネスをはじめたいです。どうやって商品を日本へ送ればよいですか?商品に日本を送るには代行業者を経由しないといけない。と本で読んだことがあります。代行業者を経由しなくても日本に送れる方法はないですか?AliExpressって何ですか?

このような疑問にお答えします。

 

AliExpressを利用した中国輸入に関するtweet

中国輸入ビジネスは、代行業者を経由しなくてもでもできますよ。AliExpressで注文すれば、決済~国際発送まで完結できます。代行手数料がかからないのがよいですね。ただ、AliExpressで出来ないことは、「検品」と「商品加工」です。返品率が60%というデータもあります。中国輸入は「検品」が肝です😌

この記事は、長年、中国輸入での物販ビジネスと仲介貿易業をやっているパンダ社長が書いています。

 

この記事でわかること

  • 中国輸入には、代行業者を経由する方法とAliExpressへ直接注文する方法がある
  • タオバオやアリババには、中国版と国際版がある
  • 中国輸入では代行業者を経由するのが定番な理由
  • 中国輸入での、支付宝(alipay、アリペイ)の可能性
  • 中国輸入でAliExpress(アリエクスプレス)を利用する方法

 

中国輸入ビジネスには、大きく分けて2つの方法があります。

1つは「代行業者を経由する」方法で、もう1つは「代行業者を経由しない」方法です。

はじめに、メリットデメリットをまとめました。

 

方法 メリット デメリット
代行業者を経由する
  • 検品できる
  • 仕入先との交渉ができる
  • 納期管理がしやすい
  • 国際送料が安い
  • 代行手数料が生じる
  • 月額利用料が生じるところもある
  • クレカが使えないところもある
代行業者を経由しない
  • 代行手数料が不要
  • クレカが使える
  • 検品がない
  • 中国語または英語が必要
  • 国際送料が高目

 

どちらがよいということではなく、どちらの方法でも稼ぐことができます。

使い分けがポイントです。

 

この記事では、「代行業者」を経由する中国輸入と「代行業者」を経由しない中国輸入の良し悪しについて紹介しています。

 

中国輸入では中国版タオバオから注文する

「タオバオ(天猫)」や「アリババ」には、それぞれ「中国版」と「国際版」があります。

日本で、「タオバオ」と検索してみると、下記のURLが表示されます。

https://world.taobao.com/

実は”world”を含むURLは、国際版タオバオのURL(=中国以外の国と地域からアクセスしている証)です。

 

モール名 中国版URL 国際版URL
タオバオ(淘宝) https://www.taobao.com https://world.taobao.com/
アリババ(阿里巴巴=1688) https://www.alibaba.com/ https://www.1688.com/
天猫(T-mall) https://www.tmall.com https://www.tmall.com/

パンダ社長
上記はトップページのURLです。「タオバオ」の商品ページのURLは、中国版も国際版も"https://item.taobao.com/*"や"https://s.taobao.com/*"です。*の部分に下部階層のアドレスが入ります。

 

中国輸入では代行業者経由が定番な理由

国際版の「タオバオ」や「アリババ」でも、クレジットカードがあれば日本から直接購入することができます。

では、日本からでも「国際版タオバオ」へアクセスし購入できるのに、どうして「代行業者」を経由する方法が定番なのでしょうか。

 

理由を詳しくみていきましょう。

  • 粗悪品への対応
  • 国際送料が高い
  • 品質の問題(検品)

詳しく見ていきましょう。

 

粗悪品への対応

中国輸入に関わらず、インターネットで物品を購入すると、粗悪品が届くことがあります。

店舗へのクレーム、返品・返金・交換・補填等の依頼や交渉。

案外手間です。店舗とトラブルになることもあります。

 

国際貿易(=中国輸入)となるとさらに増えます。

そこで、「代行業者」を間に入れることで、交渉を代行してもらうことができます。

パンダ社長
AliExpressを利用する主要国は、欧米諸国とロシアです。日本のシェアは数%です。品質に寛容な欧米諸国でさえ、返品率が60%以上あると言われていますよ。日本ならさらに増えそうな気がします^^;

 

国際送料が高い

「タオバオ」や「アリババ」の店舗は、国際発送の専門業者ではありません。

そのため、あなたが国際発送できる店舗を見つけ、国際発送の依頼ができたとしても、国際送料は「代行業者」に比べ非常に高いです。

パンダ社長
タオバオやアリババの国際版は4pxを利用しています。国際送料は代行業者よりとんでもなく高いです^^

 

たとえば、「タオバオ」の国際発送ができる店舗へ注文した場合、商品は、次の流れで日本へ届きます。

タオバオ店舗 → 4px(中国の国際転送業者) → 中国通関 → 日本通関 → 日本の指定住所

 

「タオバオ」の決済画面で4pxを選択すると、450gの夏物ワンピースの場合、72元前後が表示されます。

当社ですと500gまでが55元ですから、差額は17元(=250円)程度が生じます。

パンダ社長
注文確定ボタンを押下すると次の画面で「国際発送できません」といったオチもよくありますよ^^

 

「タオバオ」はCtoC(またはBtoC)をターゲットにしたモールです。

あなたが一元さんの消費者(C)であれば「国際版タオバオ」は利用の価値はあります。

ただ、「タオバオ」に出品中のすべての商品が国際発送できるわけではないのです。

 

そのような理由から、ビジネスで中国輸入を実践する場合は、「代行業者」に任せる(=中国版タオバオを利用する)ことで、「タオバオ」のすべての商品を対象にリサーチすることができ、リサーチにかける時間と手間を省くことができるようになります。

 

品質の問題(検品)

「タオバオ」の店舗から国際発送ができたとしても、品質や色、サイズは気になります。

穴あき、破損、汚れ、付属品、個数、バリエーションは同じなのか。。

 

「タオバオ」には、メーカーもいますが、転売ヤーもいれば、無在庫セラーも多く出店しています。

店舗の評価が高くとも、あくまで評価しているのは購入した中国人(タオバオは中国人をターゲットにしているモールです)です。

パンダ社長
タオバオでの購入は、現物を確認した上で国際発送するのが無難です。一度国際発送すると、返品7日までルールにより返送・返品は難しいです。また、代行業者の規約によりますが、概ね日本→中国の国際送料もあなた持ちです。

パンダ社長
代行業者へ検品を依頼することで不具合のリスクを軽減することができますよ。ちなみに、当社での検品不良率は、2020年0.21%、2021年0.27%です。(検品不良率=利用者からの不良申請の数÷期間中の注文数*100)

 

参考:無在庫転売の方は特に必見!タオバオリサーチで「在庫切れ」リスクを回避する方法

 

中国輸入での、支付宝(alipay、アリペイ)の可能性

中国国内から「タオバオ」や「アリババ」で決済する方法は、支付宝(alipay、アリペイ)という電子マネーです。

クレジットカード決済でも銀行振込でもすべて支付宝に紐づけて決済します。

 

逆に、支付宝があれば、「代行業者」を経由せずとも「タオバオ」や「アリババ」で決済することができます。

しかし、外国人がalipayに登録するには「中国での銀行口座が2つ」や「中国国内で利用できる電話番号」が必要で、現地在住者でない限りなかなかハードルが高いです。

参考:支付宝(alipay、アリペイ)のホームぺージ

パンダ社長
補足として、alipayを作ることができたとしても、タオバオのすべての店舗が国際発送に対応できるわけではないのですね。。

 

中国輸入で、AliExpress(アリエクスプレス)を利用する方法

「代行業者」を経由せずに中国輸入するには、「AliExpress」(アリエクスプレス)というモールを利用することで可能になります。

「AliExpress」であれば、あなたが買付を行い、あなたが国際発送までを指示することができます。

 

また、世界中に発送可能なモールのため、中国語は元より英語でもやり取りすることができます。

「AliExpress」を利用した中国輸入ビジネスで、1商品で月利数百万円~数千万円を稼いでいる方もいます。

参考:AliExpressのホームぺージ

パンダ社長
今回は、「AliExpress」でのリサーチ方法については詳しく触れませんが、イメージとしては、日本で売れ筋の商品や関連商品、中国で流行っている商品を「AliExpress」で試しに数点購入し、日本のアマゾンや楽天市場、メルカリなどでテスト販売。売れ行きがよい商品をリピートするといった輸入ビジネスでは定番の手法です。テスト販売によるマーケティングリサーチの手法ですね。

 

Aliexpressでできないこと

  • 検品
  • タグ付け
  • おまけセット
  • OEMやちょっとした商品加工

パンダ社長
4pxの利便性を取るのか、代行業者の融通性を取るのか。といった具体ですね。

参考:代行業者不要?AliExpressなら買付から国際発送まで自社で完結できます!

 

結論:中国輸入のやり方は、あなたに合った方法が一番です

まとめます。

  • タオバオには、中国版と国際版がある。
  • 「代行業者を経由する」理由は、「粗悪品への対応」「国際送料の高さ」「品質問題(検品)」を回避するため。
  • 支付宝(alipay、アリペイ)があれば、自分でも中国版タオバオで注文できる。
  • 「代行業者を経由する」方法と「代行業者を経由しない」方法はどちらがよいということはない。
  • 「代行業者を経由する」方が、コストが割安なケースが多い。
  • その商品の信頼度により、「代行業者を経由しない」AliExpress(アリエクスプレス)を利用する方法も選択肢となる。

 

本日もお読みいただき、誠にありがとうございました^^

参考:中国輸入におけるアリエクスプレスの店舗リサーチ方法【評価基準も紹介】