中国輸入の利益率は平均いくら?無在庫とOEMの目安・計算式を公開

こんにちは!

中国輸入代行「誠」のパンダの社長こと酒井(@makoto1688)です^^

 

パンダ娘
中国輸入ビジネスは儲かるのでしょうか。だいたいで構いませんので、利益率の目安を教えていただけないでしょうか。

今回は、こちらのご質問にお答えします。

 

中国輸入に関するtweet

 

わたしの経験では、中国無在庫の利益率の目安は、平均20%です。中には、数%〜50%をこえる商品もありますが、年間を通じ、やっぱり20%ほどで落ち着きます。30%を超える実績があるなら実績として申し分ないです。ただし、ツールや外注コストがかかっているはずなので、営業利益もポイントになります。

この記事は、長年、中国輸入で物販ビジネスを営むパンダの社長が書いています。

パンダの社長
この記事では、手法ごとの利益率の平均目安と、初心者が見落としがちな「隠れたコスト」を含めた正しい利益計算の方法を解説します!

 

それでは、見ていきましょう。

 

中国輸入の利益率目安|無在庫と有在庫(OEM)の比較

中国輸入には大きく分けて「無在庫」と「有在庫(OEM)」があり、それぞれ狙える利益率やビジネスモデルが異なります。

まずは一覧表で、それぞれの収益性の違いを確認してみましょう。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

【一覧表】無在庫・簡易OEM・完全OEMの利益率の違い

ビジネスモデルごとの利益率の目安をざっくり比較してみました。

手法利益率目安特徴
無在庫転売10~30%リスクゼロで開始可能。薄利多売モデル。
簡易OEM30~40%既存品にタグ付け等で差別化。中利益。
完全OEM40~50%以上完全オリジナル。高利益だが在庫リスク有。

無在庫は在庫リスクがない分、どうしても利益率は低くなる傾向があります。

一方でOEMは、大量仕入れで原価を下げるため利益率は高いですが、売れ残るリスクも背負います。

初心者はまず無在庫で「売れる感覚」を掴んでから、徐々に利益率の高い有在庫へ移行するのが鉄板の成功ルートです。

 

利益率が決まる「4つのコスト」内訳(仕入れ・送料・手数料・関税)

中国輸入の利益計算式と4つのコスト(原価・送料・手数料・関税)の内訳イメージ

「販売価格 ー 仕入れ値 = 利益」だと思っていませんか?

実はその計算だと赤字になります。

中国輸入には「商品原価」「国際・国内送料」「販売手数料」「関税」の4つのコストが必ずかかります。

特に初心者が計算をミスしやすいのが、重量やサイズで決まる「国際送料」と、輸入時にかかる「関税」です。

これらを差し引いても利益が20%残るように、最初の価格設定を厳しめにするのがコツです。

 

無在庫輸入で「利益が残らない」失敗パターンの共通点

無在庫で稼げない人には、いくつかの共通する失敗パターンがあります。

一番多いのは、Amazonやメルカリの最安値に合わせて価格競争をしてしまうことです。

また、重たい商品を扱ってしまい、予想以上に国際送料が高くついて利益が消えるケースも多々あります。

リサーチ不足で「売れない商品」を大量に出品しても、ツール代や外注費ばかりがかさんでしまいます。

「薄利」はいいですが、「赤字」にならないよう事前の計算を徹底しましょう。

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【ジャンル別】中国輸入無在庫で利益が出やすい商品カテゴリー

ここからは、初心者でも始めやすい「無在庫販売」にフォーカスして、利益が出やすいジャンルを紹介します。

扱う商品の選び方ひとつで、手元に残る利益はガラリと変わります。

商品カテゴリー商品例利益率の目安
スマホアクセサリーケース、保護フィルム、スタンドなど約20~30%
美容グッズフェイスマスク、美顔ローラー約15~25%
ファッション雑貨バッグ、帽子、アクセサリー類約10~20%
ペット用品首輪、おもちゃ、給水器など約15~25%
アパレルTシャツ、ワンピース、靴下など約10~15%
小型家電加湿器、LEDライト、小型スピーカー約8~12%
キャラクターグッズアニメ雑貨、フィギュア、ぬいぐるみ約15~30%

実際に、わたしがやっていたときの目安です!

 

 

詳しくみていきましょう。

 

スマホ・ガジェット系(高回転・低送料)

中国輸入で利益が出やすいスマホケースとケーブルの豊富な種類一覧

スマホケースや充電ケーブルなどは、軽くて小さいので国際送料を安く抑えられます。

新機種が出るたびに需要が生まれるため、回転率が非常に高いのも魅力です。

デザインの種類が豊富なので、日本では見かけない珍しい柄を扱えば差別化も容易です。

ただしライバルも多いので、画像加工などで見せ方を工夫する必要があります。

まずは「送料負けしない」このジャンルから始めるのがおすすめです。

 

アパレル・ファッション雑貨(高単価・返品リスクあり)

中国輸入で高単価が狙えるレディースアパレルとバッグの商品例

レディース服やバッグなどは、1点あたりの単価が高く、大きな利益額を狙いやすいジャンルです。

流行のサイクルが早いため、トレンドをいち早く取り入れれば爆発的に売れる可能性があります。

一方で、サイズが合わない、イメージと違うといった理由での「返品・交換」が多いのが難点です。

返品コストを見越して、少し高めの利益率を設定しておくことが重要になります。

検品をしっかり行ってくれる代行業者を選ぶことも、利益を守るポイントです。

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【販路別】Amazon・メルカリ・BASE等の利益率シミュレーション

どこで売るかによって「販売手数料」が異なるため、最終的な利益率は変わってきます。

自分の売りたい商品や戦略に合わせて、最適なプラットフォームを選びましょう。

販路手数料目安特徴と利益率への影響
Amazon8~15%
+月額/FBA
集客力は最強だが、固定費と手数料が高い。
高単価・高回転商品でないと利益が薄くなる。
メルカリ10%計算が簡単。送料込み文化のため価格設定に注意。
値下げ交渉により利益が削られることがある。
BASE等約3~6%
+決済手数料
手数料は安いが、集客コスト(広告費)がかかる。
ブランディングできれば最も利益率が高い。

 

販路による手数料の違いと使い分け

Amazonは集客力が最強ですが、大口出品料や販売手数料がかかり、利益率は圧迫されがちです。

メルカリは手数料が10%と計算しやすいですが、値下げ交渉文化があるため薄利になりやすいです。

BASEなどの自社サイトは手数料が安めですが、自分で集客をする必要があり、広告費がかかる場合もあります。

初心者はまず集客力のあるAmazonかメルカリで、相場感を養うのが近道です。

慣れてきたら、複数の販路を使い分けてリスクを分散させましょう。

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中国輸入無在庫で利益率30%超えを目指す「差別化」リサーチ術

ただツールで出品するだけでは、利益率は10%程度で頭打ちになってしまいます。

利益率30%の壁を超えるには、ライバルが真似できない「ひと工夫」が必要です。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

ニッチ市場×専門性(マニア向け商材の選定)

大衆向けの商品はライバルだらけですが、マニアックな商品は「言い値」で売れやすいです。

たとえば「爬虫類の飼育グッズ」や「特定のハンドメイド用パーツ」などが挙げられます。

探している人が少ない反面、その商品を熱望しているため、多少高くても購入されます。

専門的な知識が必要な場合もありますが、その分ライバルが参入しづらく利益を独占できます。

「狭く深く」攻めることが、高利益率への近道です。

 

日本未発売・海外限定デザイン

「日本未発売」や「海外限定」という言葉には、強力な付加価値があります。

タオバオには、日本の店舗では絶対に手に入らないユニークなデザインの商品が山ほどあります。

これらを扱うことで、価格競争ではなく「デザインの魅力」で勝負できるようになります。

「ここでしか買えない」と思わせれば、相場より高くても喜んで買ってもらえます。

常に中国のトレンドをチェックし、日本にない新しい風を取り入れましょう。

 

セット販売(バンドル)による客単価アップ戦略

単価の安い雑貨などは、単品で売ると送料や手数料で利益がほとんど残りません。

そこで、「スマホケースと保護フィルム」や「ネイルパーツの5色セット」のようにまとめ売りをします。

セットにすることで客単価が上がり、1回分の送料で済むため利益率がグンと伸びます。

お客様にとっても「一度に揃う」というメリットがあり、満足度向上にもつながります。

組み合わせを考えるだけで、誰でも簡単にオリジナル商品が作れるのが魅力です。

 

写真映え・SNS映えする商品

InstagramやTikTokで映える商品は、機能性よりも「見た目」で衝動買いされやすいです。

キラキラした雑貨や、面白い形のインテリアなどは、SNSでの拡散も期待できます。

中国商品はデザイン性が高いものが多いため、画像の見せ方一つで価格以上の価値を感じさせられます。

ターゲット層が好む世界観を写真で演出できれば、高値でも指名買いされます。

リサーチの際は、SNSで話題になっているハッシュタグも参考にしてみましょう。

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利益率を圧迫しないための「仕入れ・配送」の注意点

売上が上がっても、経費がかかりすぎては手元にお金が残りません。

特に無在庫販売で一番の敵となる「無駄なコスト」を削る方法をお伝えします。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

「国際送料負け」を防ぐサイズ・重量の許容範囲

中国輸入の国際送料計算における実重量と容積重量の違い

商品は「実重量」だけでなく、箱の大きさである「容積重量」でも送料が決まることがあります。

軽くて大きいぬいぐるみや、クッションなどは送料が高額になりやすく、利益を吹き飛ばします。

初心者のうちは、クリックポスト等で安く送れる「厚さ3cm以内」の商品を中心に扱いましょう。

大型商品を扱うのは、ボリュームディスカウントが効くようになってからで十分です。

仕入れる前に、梱包サイズまでしっかり確認する癖をつけてください。

 

初期不良やトラブルが少ないこと

返品や交換が発生すると、その商品の利益が消えるどころか、返送料でマイナスになります。

特に精密機械や、サイズ感がシビアな靴などはトラブルになりやすいです。

最初は「壊れにくい」「サイズ関係なし」のアナログな雑貨や文具などが安心です。

タオバオの店舗評価やレビューを事前にチェックし、品質の悪い店からは仕入れないようにしましょう。

トラブル対応の時間を減らすことも、時給単価(実質的な利益)を上げる重要な要素です。

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まとめ:中国輸入無在庫は利益率20%を基準に「回転率」で稼ぐ

  • 中国輸入無在庫の利益率の目安は10〜30%。まずは20%を目標にしよう。
  • 「仕入れ値」だけでなく「国際送料・関税」を含めた正確な計算が必要。
  • 初心者はスマホグッズなど「小さくて軽い」商品から始めるのが鉄則。
  • 「日本未発売」や「セット販売」で差別化すれば、30%超えも十分狙える。
  • 販路ごとの手数料を理解し、赤字にならない価格設定を徹底しよう。

利益率は大事ですが、一番大切なのは「継続すること」です。まずは小さくはじめて、少しずつ利益の出る商品を増やしていきましょう!質問、いつも歓迎です!本日もお読みいただき、ありがとうございました^^

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