
こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダの社長こと酒井(@makoto1688)です^^
今回は、こちらのご質問にお答えします。
▼中国OEMに関するtweet▼
わたしの経験では、中国無在庫の利益率の目安は、平均20%です。中には、数%〜50%をこえる商品もありますが、年間を通じ、やっぱり20%ほどで落ち着きます。30%を超える実績があるなら実績として申し分ないです。ただし、ツールや外注コストがかかっているはずなので、営業利益もポイントになります
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行-誠 (@makoto1688) June 12, 2025
わたしの経験では、中国無在庫の利益率の目安は、平均20%です。中には、数%〜50%をこえる商品もありますが、年間を通じ、やっぱり20%ほどで落ち着きます。30%を超える実績があるなら実績として申し分ないです。ただし、ツールや外注コストがかかっているはずなので、営業利益もポイントになります。
この記事は、長年、中国輸入で物販ビジネスを営むパンダの社長が書いています。
それでは、見ていきましょう。
中国輸入無在庫の利益率について
中国輸入での無在庫販売は、初期コストを抑えながらはじめられるビジネスモデルです。
しかし、「本当に利益が出るの?」「在庫を持たないとどれくらい稼げるの?」と不安に思う方も多いでしょう。
はじめに、有在庫との違いや、他の販売手法との比較を交えながら、無在庫販売の利益率の実態について解説していきます。
詳しくみていきましょう。
有在庫との違い
無在庫販売は、在庫を持たずに注文が入ってから仕入れる販売方法です。
これに対して有在庫販売は、事前に商品を仕入れて保管し、すぐに発送できる体制を取ります。
有在庫の方が単価交渉や仕入れコストを抑えやすく、利益率は高くなりやすい傾向にあります。
一方、無在庫は在庫リスクがなく、初期費用を抑えて始められるのが大きなメリットです。
利益率は劣るものの、商品選定や販売戦略によって十分に稼ぐことは可能です。
ドロップシッピングとの違い
ドロップシッピングは、商品ページを用意して注文が入ると、提携先が直接顧客に発送してくれる仕組みです。
一方、中国輸入無在庫では、自身でタオバオやアリババなどから仕入れて転送・発送をおこなうのが基本です。
ドロップシッピングよりも手間がかかる分、価格設定の自由度が高く、利益率も比較的取りやすくなります。
また、日本人向けに商品の翻訳や画像加工を加えることで、他店との差別化が可能です。
販売管理や発送サポートを代行業者に依頼するケースも増えてきています。
無在庫の利益率の目安
一般的な中国輸入の無在庫販売では、利益率は10~30%前後が目安とされています。
たとえば、タオバオで1,000円の商品を仕入れ、送料や手数料を含めて1,500円で仕入れ完了とした場合、
販売価格が2,000円であれば、差額の500円が粗利益(=25%)となります。
ただし、実際にはクレーム対応や返品などのコストが発生することもあるため、利益の調整は必要です。
価格競争に巻き込まれないよう、相場よりも付加価値を意識した価格設定が重要になります。
利益が出やすいカテゴリー
無在庫販売で利益が出やすい商品カテゴリーには、いくつかの特徴があります。
たとえば、スマホアクセサリー、ペット用品、美容グッズ、雑貨などは小型で回転率が高く、送料も抑えられます。
また、ファッション系のニッチ商品やマニア向けのキャラクターグッズなども高単価が期待できます。
競合が少ないキーワードや、レビューが少ないジャンルを狙うのも戦略のひとつです。
価格だけでなく、「この店で買いたい」と思わせる写真や説明文も差別化に有効です。
無在庫をやめる理由と継続できる人の違い
無在庫販売を途中でやめてしまう人は、利益が出ない、トラブルが多い、作業が煩雑などの理由が多いです。
一方、継続して利益を出している人は、「検品代行の活用」「リサーチの徹底」「価格競争を避ける」などの工夫をしています。
また、SNSやブログなどで販路を複数持っている人は、無在庫販売のリスクを分散させやすいです。
稼げない理由を「商品や市場」のせいにせず、自分の改善点に目を向けられる人が長続きします。
無在庫でも成功するには「継続」と「改善」の意識が不可欠です。
カテゴリーごとの利益率の目安
無在庫販売では、扱う商品のジャンルによって利益率が大きく異なります。
たとえば、小型で単価の安い雑貨やアクセサリーは仕入れコストが低く、利益率を高めやすい傾向があります。
一方で、アパレルや家電などは返品リスクや送料がかさむため、粗利が圧迫されやすいです。
初心者のうちは、低単価・高回転・トラブルが少ないカテゴリーからはじめるのがおすすめです。
以下の表では、代表的なカテゴリーごとの利益率の目安を紹介します。
商品カテゴリー | 商品例 | 利益率の目安 |
---|---|---|
スマホアクセサリー | ケース、保護フィルム、スタンドなど | 約20~30% |
美容グッズ | フェイスマスク、美顔ローラー | 約15~25% |
ファッション雑貨 | バッグ、帽子、アクセサリー類 | 約10~20% |
ペット用品 | 首輪、おもちゃ、給水器など | 約15~25% |
アパレル | Tシャツ、ワンピース、靴下など | 約10~15% |
小型家電 | 加湿器、LEDライト、小型スピーカー | 約8~12% |
キャラクターグッズ | アニメ雑貨、フィギュア、ぬいぐるみ | 約15~30% |
中国無在庫で儲かりやすい商品の特徴(差別化のために)
中国輸入の無在庫販売では、商品そのものの「差別化」が利益を生むカギです。
誰でも仕入れられる商品は競合が多く、価格競争に巻き込まれがちです。
しかし、ちょっとした工夫で「売れる商品」に変えることも可能です。
ここでは、初心者でもすぐに活かせる“儲かりやすい商品の特徴”を7つご紹介します。
詳しくみていきましょう。
ニッチで専門性のある商品
ニッチ商品とは、特定の趣味や用途に特化したものを指します。
たとえば「爬虫類の飼育ケース」や「ハンドメイド向けの金具パーツ」などが該当します。
大手が参入しにくいため価格競争が起こりにくく、リピーターもつきやすいです。
検索ボリュームは少なめでも、熱量の高い購入者層がいるのが特徴です。
商品知識をブログやSNSで発信することで、さらに差別化できます。
日本未発売・海外限定デザイン
タオバオや1688には、日本で手に入らないユニークな商品が多く存在します。
たとえば、海外限定カラーのスマホケースや、現地デザインのステーショナリーなどです。
日本では珍しいため、「希少性」や「限定感」を前面に出すと高単価でも売れやすくなります。
現地の流行をいち早くキャッチすることで、ブルーオーシャン市場を開拓できます。
「日本未発売」「日本未入荷」といったキーワードも購買意欲を刺激します。
複数の商品を組み合わせてセット化
単体では目立たない商品も、セットにすることで価値を高められます。
たとえば、ネイルチップと専用グルー、収納ケースの3点セットなどが挙げられます。
セット販売は他店との差別化になるだけでなく、客単価もアップします。
さらに、梱包や見た目にこだわることで「ギフト需要」も狙えます。
セット内容を工夫するだけで、誰でもオリジナル商品が作れるのが魅力です。
写真映え・SNS映えする商品
インスタやTikTokでの「映え」は、購入の動機になりやすい要素です。
たとえば、光るLED雑貨、キラキラ系のスマホグッズ、かわいい収納ボックスなど。
若年層や女性をターゲットにするなら、写真の印象がとても大切になります。
中国にはデザイン性の高い商品が多いため、輸入元のセンスをうまく活かすのがコツです。
購入者がSNSで投稿したくなるような商品は、自然な宣伝にもつながります。
購入後のトラブルが少ない商品
無在庫では「返品対応」が難しいため、サイズ違いや動作不良などが起こりにくい商品を選ぶのが安心です。
たとえば、アクセサリー類や雑貨、小物系などは、不具合によるクレームが少ない傾向にあります。
逆に、衣類や家電などは「色味の違い」や「仕様違い」でトラブルになりがちです。
初心者はまず、トラブルリスクの低いアイテムからチャレンジするのがベターです。
評価やレビューを事前にチェックして、仕入れ前に不安を解消しておきましょう。
季節やイベントに合わせた商品
季節やイベントに特化した商品は、期間限定で需要が高まりやすいのが特徴です。
たとえば、夏なら「冷感タオル」、冬なら「ヒートグッズ」、バレンタインには「ギフト用パッケージ商品」など。
無在庫であっても「期間を読んだ販売タイミング」で売り逃しを防げます。
カレンダーを意識した商品選定は、初心者でも取り入れやすい戦略です。
「母の日ギフト特集」や「クリスマス飾りセット」などのページをつくるのも効果的です。
送料が安く済む小型・軽量商品
無在庫販売では、商品を一度中国から日本へ発送するため、国際送料がコストに直結します。
そこで、重さが軽く、サイズが小さい商品は送料負担が少なく利益が出しやすくなります。
例として、ピアス・シール・ケーブル類・折りたたみ雑貨などが挙げられます。
仕入れ価格が安くても、送料次第で利益率が逆転するケースもあるため要注意です。
商品選定では「販売価格」だけでなく「梱包後のサイズ・重量」も考慮しましょう。
利益率が高い商品の選定基準
中国輸入の無在庫販売では、どんな商品を選ぶかで利益が大きく変わります。
同じ仕入れ価格でも、売り方やジャンル次第で利益率に差が出るのが現実です。
最後に、初心者でも取り入れやすい「利益率が高くなりやすい商品選びのコツ」を紹介します。
詳しくみていきましょう。
仕入れ価格と販売価格のバランスがとれている
利益率を上げるには、「仕入れ価格が安く、販売価格に十分な幅が取れる商品」を選ぶことが基本です。
たとえば、仕入れが300円で、2,000円で販売できる商品なら、手数料や送料を引いても十分な利益が残ります。
見た目が高級そうに見える商品、またはブランド風のデザインは価格を高く設定しやすい傾向があります。
一方、500円の商品を1,000円で売るのは、一見倍に見えても実際には利益がほとんど出ない場合もあります。
商品を探すときは、「最低でも販売価格の3〜5倍で売れるか」を基準にすると判断しやすいです。
価格競争になりにくいジャンルを狙う
市場に出回りすぎている商品は、どうしても価格競争になり、利益が取りづらくなります。
同じ商品を他のセラーが大量に出している場合は、価格を下げざるを得ず、結果的に儲かりません。
そこで、「ニッチな分野」や「オリジナル性のある商品」を選ぶことが大切です。
たとえば、用途が限られたDIYパーツや、ハンドメイド素材などは競合が少なく、自由に価格設定ができます。
ライバルが少ないジャンルを見つけることが、安定して稼ぐ第一歩です。
リピートやまとめ買いが期待できる商品
一度売れたら終わりの商品よりも、「何度も買ってもらえる商品」の方が利益は安定します。
たとえば、消耗品(マスク・シール・ネイルパーツなど)や、使い切り系アイテムはリピートにつながりやすいです。
また、最初から3個セット、5個セットなどのまとめ売りにすることで客単価を上げることもできます。
利益率が少し低くても、継続的に売れる商品は結果的に大きな利益をもたらしてくれます。
「また買いたい」と思わせる使いやすさやパッケージにも注目しましょう。
国際送料が安く済む商品であること
無在庫販売では、商品を中国から日本へ配送するため、国際送料が利益を圧迫する大きな要因になります。
そのため、小型・軽量の商品を優先的に選ぶことで、送料コストを最小限に抑えられます。
たとえば、アクセサリーやスマホパーツ、文房具などは送料も数百円以内で済みやすいです。
一方で、かさばる商品や壊れ物は送料が高く、梱包や破損リスクも増えるため初心者には不向きです。
「梱包後のサイズ」と「実重量」まで意識することが利益率を上げるカギです。

初期不良やトラブルが少ないこと
販売後のトラブル対応に追われる商品は、たとえ利益率が高くても長期的には非効率です。
特に電化製品やサイズ選びが難しいアパレル類は、返品・交換対応が発生しやすい傾向があります。
初心者はまず、構造がシンプルで壊れにくい商品を選ぶのが安心です。
たとえば、文具やインテリア雑貨、装飾パーツなどは不良が少なく、管理がしやすいです。
トラブルの少ない商品を選ぶことで、ストレスなく安定した無在庫運営が可能になります。
まとめ
- 中国輸入の無在庫販売は、初期コストを抑えてはじめられるビジネスモデルです。
- 利益率の目安は10〜30%前後で、商品選定と価格設定が収益性を左右します。
- 小型・軽量・ニッチ・トラブルが少ない商品が無在庫向き。
- セット化や季節性を活かした販売で差別化と客単価アップが可能です。
- 利益率を維持するには、リサーチ量と継続改善が鍵です。