
こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダの社長こと酒井(@makoto1688)です^^
今回は、こちらのご質問にお答えします。
▼アリエクに関するtweet▼
「アリエクで買い物をしたらコピー品らしいものが届いたのでどうすればよいか」という相談をいただきました。回答は、①アリエクの店舗へ問合せする、ダメなら②運営に相談する。です。購入前に正規品の可否を判断する方法はないこともないので、近々ブログにまとめようと思います
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行-誠 (@makoto1688) June 27, 2024
「アリエクで買い物をしたらコピー品らしいものが届いたのでどうすればよいか」という相談をいただきました。回答は、①アリエクの店舗へ問合せする、ダメなら②運営に相談する。です。購入前に正規品の可否を判断する方法はないこともないので、近々ブログにまとめようと思います。
この記事は、長年、中国輸入で物販ビジネスを営むパンダの社長が書いています。
それでは見ていきましょう。
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アリエクにも偽物やコピー品がある!?
アリエクでは、確かに偽物やコピー商品が流通しているとされています。
出品者によっては、ブランド品の模倣品やオリジナルに似せた低価格な商品を提供しており、購入者は十分な注意が必要です。
サイト内には出品者の評価やレビューが掲載されているため、信頼できる店舗を選ぶことが推奨されます。
しかし、アリエク自体は本物のハイブランド品の取り扱いを公式に認めていません。
実際、ハイブランドの正規品が見つかることはほとんどなく、もし見つかったとしてもその信憑性に疑問が持たれる可能性が高いです。
消費者は「安すぎる!」という魅力に引かれがちですが、模倣品に投資するリスクを理解し、購入前に十分なリサーチを行うことが重要です。
偽物の存在は事実です。
しかし、同時にアリエクは多種多様な商品を低価格で提供する市場でもあります。
利用者自身が慎重な判断と情報収集をおこなうことで、安全に利用することができます。
詳しくみていきましょう。
偽物・コピー品とは?
「偽物」とは、正規品に似せて作られた非正規の商品を指します。
たとえば、有名ブランドのロゴがついていても、メーカーの許可を得ていない製品は偽物になります。
デザインやパッケージが似ていても、品質や素材が劣っている場合が多いです。
日本では商標権や著作権の侵害にあたる可能性があるため、輸入自体が違法になることもあります。
見た目だけでは判断が難しいケースもあり、注意が必要です。
アリエクに偽物が出品されている背景
アリエクは世界中のセラーが自由に商品を出品できるプラットフォームです。
そのため、品質や法的チェックは十分におこなわれていないことがあります。
とくに中国国内では知的財産への意識が低い業者も一部存在しており、有名ブランドの模倣品が出回りやすい傾向にあります。
また、「ブランド風」に見せたノーブランド商品も多く、購入者が誤解するケースもあります。
価格の安さだけで判断すると、偽物を手にするリスクが高まります。
偽物の見分け方
まず、「価格が極端に安すぎる商品」には注意が必要です。
正規品の相場より大幅に安い場合は、ほとんどがコピー品だと考えてよいでしょう。
次に「レビューをよく読む」ことが大切です。
過去の購入者が「本物と違った」「質が悪い」と書いている場合、偽物の可能性があります。
「ブランド名が伏せられている」「ロゴが不自然」なども要チェックポイントです。
商品説明に「Replica」「Inspired」などの言葉が使われていたら、それはコピー品の可能性が高いです。
偽物を購入してしまったら
もし偽物を購入してしまった場合は、まずセラーに連絡して返金や返品の交渉を試みましょう。
それでも対応されない場合は、AliExpressの「紛争(Dispute)」機能を使って運営に報告できます。
その際、写真や証拠があるとスムーズに進みます。
支払い方法にPayPalを使っていれば、PayPal側にも申立てが可能です。
また、日本へ輸入した際に税関で偽物と判断されると、没収されることもあります。
なるべく早く行動し、トラブルを最小限に抑えましょう。
アリエクで偽物やコピー品を見分ける方法
一応、シェア
タオバオやアリエクなどでよくみかける商品ばかり。 https://t.co/IyS3xuZGjA— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行-誠 (@makoto1688) September 11, 2024
アリエクで販売されているブランド品は、ほとんどが偽物と考えてよいでしょう。
とはいっても、中には「偽ブランド品らしきものは見かけたことがない」という方がいらっしゃるかもしれません。
ここではアリエクで偽物やコピー品を探す方法を紹介します。
たとえば、中国限定のアディダスやナイキの正規品も出品されています。
このような製品は並行輸入品として購入できますが、判断が難しいので購入しないのが無難です。
代行業者や現地パートナーにお願いして、ブランドの実店舗で購入するのが確実です。
詳しくみていきましょう。
ブランド名で文字検索しても表示されない
本物のブランド品は、正規に販売していれば商品タイトルや説明にブランド名がきちんと記載されています。
ところが偽物の場合、検索しても同じブランド名で商品が出てこないことが多いです。
あえてブランド名をぼかしていたり、スペルを崩していたりするのも特徴です。
検索結果で出てこない時点で少し怪しいと考えてよいでしょう。
こうした場合は購入を控えるのがおすすめです。
ブランド品の写真で画像検索する
もし気になる商品があれば、商品写真を使ってGoogle画像検索してみましょう。
すると正規品の画像と比較できるので、違いに気づきやすいです。
デザインやパッケージが少しでも違えばコピー品の可能性大です。
特にロゴの位置や色味に注目してください。
小さな違いでも本物とは大きな差があります。
おすすめ表示から探す
AliExpressは購入履歴や閲覧履歴に基づいて「あなたへのおすすめ」を表示します。
ここに表示されるブランド品の多くはコピー品の可能性があります。
安さでつい手を出したくなりますが、正規品が並ぶことは少ないと考えてよいでしょう。
おすすめに出てきた商品を安易に信じないことが大切です。
写真がわかりにくい商品を探す
商品の写真があいまいで細部がわからないなら、それは偽物の可能性があります。
たとえば、ロゴが見えない角度で撮影されていたり、画像が不自然にぼやけていたりすることがあります。
販売者はわざと隠しているケースも多いのです。
写真が鮮明でない時点で警戒したほうが安心です。
価格が安すぎる
正規品と比べて明らかに安すぎる場合は注意しましょう。
ブランド品が定価の1/5や1/10で売られているのは、まずありえません。
安すぎる価格には必ず理由があると考えるべきです。
特に人気ブランドの最新商品が激安なら、ほぼ間違いなくコピー品です。
レビューの内容を確認する
購入者レビューには大きなヒントがあります。
レビューに「偽物っぽい」「正規品ではなかった」といったコメントが書かれていれば要注意です。
また、レビュー写真が正規品と比べて違和感がある場合もあります。
レビューは星の数だけでなく、内容までしっかり確認しましょう。
あえて!アリエクでのスーパーコピー品の探し方
AliExpressではブランド品を安く見かけることがありますが、その多くは正規品ではありません。
とはいえ、「ネタとして」「コスプレ用として」など、あえてスーパーコピー品を探したい人もいます。
また、スーパーコピー品の探し方を知っておくことで、偽物を購入するリスクを減らすこともできます。
ここでは、そういった商品の探し方や注意点を紹介します。
詳しくみていきましょう。
ブランド名をそのまま検索する
AliExpressでは「Louis Vuitton」や「NIKE」などのブランド名を直接検索しても、本物はほとんど出てきません。
出てきたとしても、多くは削除対象のリスクがあるため非表示になっています。
コピー品を探す人は、あえて「ブランド風」「ロゴなし」などのキーワードを使うのが一般的です。
たとえば「LV bag」ではなく、「Luxury women bag」「designer style bag」などで検索すると近い商品が見つかります。
ただし、これらも偽物である可能性が高いため、自己責任で確認しましょう。
「ブランド風」「inspired」「replica」などの表記に注目
AliExpressでは、出品者が「replica」「inspired」「designer style」などの表現を使うことがあります。
これは「ブランドに似せた非正規品」という意味です。
こうした表記がある商品は、ほぼ間違いなく本物ではありません。
ただし、「replica」と書かれていても品質が悪いとは限らない点も特徴です。
用途に合わせて、納得したうえで購入することが大切です。
アリエクで偽物が多い商品カテゴリー
アリエクスプレスにはさまざまな商品が並んでいますが、なかには「これは本物?」と疑いたくなるようなものもあります。
とくに注意が必要な商品ジャンルについて紹介します。
詳しくみていきましょう。
ハイブランド商品
有名ブランドのバッグや靴、アパレルなどは、アリエクで特に偽物が多いカテゴリーです。
たとえば「CHANEL」「GUCCI」「NIKE」などのロゴ付きアイテムは、ほぼすべてが偽物と考えた方がよいでしょう。
価格が正規品の1/10程度で出ているケースが多く、見た目は似ていても品質はまったく異なります。
中にはロゴの綴りが微妙に違うものもあり、初心者は見分けにくいのが現実です。
安さにつられて買ってしまうと、違法輸入になる可能性もあるため注意しましょう。
ファッション関連商品
ブランド名がついていないファッション商品にも偽物は多く含まれています。
とくに「人気インフルエンサーが着用していた服」や「韓国風ファッション」は模倣品が出回りやすいです。
商品写真と実物が大きく異なる「画像詐欺」もこのカテゴリで多く見られます。
また、サイズ感や縫製の質も低いことが多く、期待外れになることもしばしばあります。
レビューや実物写真をよく確認してから購入しましょう。
時計・アクセサリー
高級時計ブランド(例:ROLEX、OMEGA)やジュエリーブランド(例:Tiffany、Cartier)風の商品が多数出品されています。
見た目はそれらしく作られているものの、機能や素材は明らかに粗悪なケースが多いです。
また、ロゴやブランド刻印があるものは明確なコピー品として規制対象になることもあります。
アリエクで高級感のある時計を安く買おうとするのは、リスクが高い選択です。
電子機器・家電製品
AirPodsやPlayStation周辺機器など、人気ガジェット系も偽物が出回りやすいカテゴリです。
とくにApple製品風のワイヤレスイヤホンや、GoPro風のカメラは注意が必要です。
機能面で正規品に遠く及ばないばかりか、安全性に問題があることもあります。
バッテリー発火やショートのリスクもあるため、あまりに安すぎるものには手を出さないのが無難です。
キャラクターグッズ・アニメ商品
アニメやゲームの公式キャラクターグッズも、アリエクでは非公式なコピー商品が多く見られます。
たとえば「ポケモン」「ワンピース」「ディズニー」などのぬいぐるみやフィギュアは、そのほとんどが版権を取得していない模造品です。
公式ロゴが入っていても、印刷の質や仕上げを見れば粗悪品だとわかることが多いです。
好きな作品のグッズは、公式ショップや正規取扱店から買うようにしましょう。
偽物でもアリエクから輸入できる?
アリエクでは、見た目が本物そっくりの偽物やコピー品が出品されていることがあります。
「じゃあ、それを日本に輸入したらどうなるの?」と不安に思う人も多いはず。
ここでは、偽物を輸入した場合のリスクや、トラブル時の対応について解説します。
詳しくみていきましょう。
輸入するとどうなる?
偽物を日本に輸入した場合、税関で没収される可能性があります。
とくに有名ブランドのロゴやデザインが含まれていると、商標権の侵害として違法と判断されるケースが多いです。
税関では、X線検査や目視などで偽物と判断されると、その時点で通知が届き、商品は返送・廃棄されます。
また、悪質だと判断された場合は警告書が届いたり、再犯として記録が残る可能性もあります。
個人輸入でも「知らなかった」では済まされないので注意が必要です。
返品・返金できる?
偽物を購入してしまった場合でも、条件を満たせば返金対応が受けられることがあります。
まずはセラーに連絡し、証拠写真とともに「偽物だった」と伝えるのが第一歩です。
それでも解決しない場合は、AliExpressの「紛争(Dispute)」機能を使って運営に申請することができます。
対応には数日かかりますが、証拠がしっかりしていれば返金されることもあります。
ただし、偽物かどうかの判断が微妙な場合は却下される可能性もあるため、やりとりは丁寧におこないましょう。
関税や輸入消費税はどうなる?
偽物でも、税関で見つからずに届いてしまった場合は、正規品と同じように関税や消費税が課されることがあります。
つまり、「違法なコピー品に税金まで払う」という理不尽な状況になることもあります。
しかも、その後に偽物と気づいて返品しようとしても、税金や送料は戻ってこないケースが多いです。
税関で没収された場合には税金の支払いは発生しませんが、当然ながら商品も受け取れません。
損をするだけにならないよう、あらかじめリスクを理解しておきましょう。
日本で偽物を販売するとどうなる?
日本で偽物を販売する行為は、知的財産権の侵害として重大なリスクを伴います。
以下、偽物販売が引き起こす具体的な影響について、3つの視点から説明します。
詳しくみていきましょう。
法的リスク
偽物の販売は、知的財産権侵害や不正競争防止法違反として刑事罰の対象となります。
たとえば、日本では不正競争防止法に基づき、違反が認定されると懲役2年以下または罰金100万円以上が科される可能性があります。
また、国際取引の場合、各国の厳しい法規制により、さらに重い刑罰が課せられることも考えられます。
このように、法的なリスクは事業運営にとって非常に大きな打撃となります。
プラットフォームからの措置
アリエクは偽物の流通防止に力を入れており、違反が発覚した場合は直ちに出品停止やアカウントの永久停止などの措置が取られます。
これにより、出品者は今後一切の販売機会を失うリスクにさらされます。
プラットフォーム内での信頼性が著しく低下し、将来的な再出品も困難となる可能性があります。
結果として、ビジネス全体が大きなダメージを受け、収益減少に直結する恐れがあります。
ブランドイメージと信頼の喪失
偽物を取り扱うことで、消費者からの信用を一瞬で失うリスクが高まります。
ブランドイメージの低下は、長期的な顧客関係の構築や再販に大きな障害となります。
さらに、偽物によって正規品の価値や評判まで傷つくことがあり、業界全体に悪影響を与える可能性があります。
健全な市場環境を維持するためにも、正規品の取り扱いと厳格な品質管理が求められます。
偽物・コピー品だった場合の返金・返品手続きの手順
もし購入した商品が偽物だった場合でも、AliExpressには「紛争解決(Open Dispute)」という制度があるので安心です。
最後に、返金や返品を進めるための具体的な流れを紹介します。
詳しくみていきましょう。
《手順①》 購入履歴から問題の商品を選択
まずはAliExpressアプリや公式サイトで、自分の「注文履歴(My Orders)」を開きましょう。
そこで偽物と思われる商品を探してクリックします。
対象の商品ページには「Open Dispute」のボタンが表示されています。
間違えないように対象商品を正しく選ぶことが大切です。
ここから返金・返品の手続きがスタートします。
《手順②》 紛争解決(Open Dispute)を開始
商品を選択したら、「Open Dispute」を押して紛争解決の手続きをはじめます。
これはAliExpressに対して「この商品に問題があります」と申告するステップです。
偽物やコピー品といった理由を選択できるので、適切な項目を選びましょう。
この操作をしないと返金は受けられません。
初心者でも簡単に進められるよう、画面には案内が表示されます。
《手順③》 問題の説明と証拠を提出
次に「問題の詳細」を入力する画面になります。
ここでは「偽物である可能性が高い」と説明し、証拠を提出しましょう。
たとえば、正規品との比較写真やロゴの違いを示す画像が有効です。
証拠がしっかりしていれば、AliExpress側の判断もスムーズになります。
文章はシンプルでOKなので、事実を淡々と伝えるのがポイントです。
《手順④》 返金または返品のリクエスト
証拠を提出したら、「返金のみ」または「返品して返金」を選びます。
偽物の場合は、多くのケースで「返金のみ」が認められやすいです。
返品を求められる場合もありますが、その場合の送料負担についても注意してください。
返金金額は商品代金の全額が基本ですが、場合によっては送料も含まれることがあります。
自分が希望する対応をしっかり選びましょう。
《手順⑤》 販売者の対応を確認
申請後は販売者からの回答を待ちます。
販売者がすぐに同意すれば返金はスムーズですが、時には否定してくることもあります。
その場合でも慌てずに、AliExpress側の最終判断を待ちましょう。
期限までに解決しない場合は、自動的にAliExpressが介入して判断してくれます。
やり取りはすべて記録されるので安心です。
《手順⑥》 問題が解決しない場合
もし販売者が応じず解決しない場合でも、AliExpress本部が調査して裁定を下します。
この段階では、提出した証拠がとても重要になります。
正しい情報と写真があれば、購入者側が有利になることが多いです。
裁定後は返金が自動的に処理され、クレジットカードや支払い元に戻ります。
初心者の方でも安心して手続きを進められる仕組みになっています。
まとめ
- AliExpressでは偽物やコピー品の出品も珍しくなく、注意深く見分ける必要があります。
- 偽物を見分けるには、価格が極端に安すぎないか、レビューや写真の質、ブランド名の表記などをチェックするのが効果的です。
- 購入後に偽物と判明した場合は、まずセラーへ連絡し、それでも対応がなければ「紛争(Dispute)」機能を利用して返金・返品を申請するのが安心です。
- 特に画像や比較証拠を添えることで、運営側に状況を伝えやすくなり、返金申請がスムーズに進む可能性が高まります。
- 万が一輸入が合法であっても税関で没収されるリスクや、安全性の低い電化製品のリスクがあるため、購入前の判断と対処をしっかり行うことが重要です。