
こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダの社長こと酒井(@makoto1688)です^^
今回は、こちらのご質問にお答えします。
▼BASEに関するtweet▼
BASEに関する記事はこれまで1本しか公開していませんでした。が、どのような経緯があってか、直近で数件お問合せが続いたので、持っている知識と経験を踏まえ、いくつかのテーマにわけてブログを執筆しはじめました。すでに4記事が完成。まずはショップ開設について。以降、ちびちび公開していきます
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行-誠 (@makoto1688) July 23, 2024
BASEに関する記事はこれまで1本しか公開していませんでした。が、どのような経緯があってか、直近で数件お問合せが続いたので、持っている知識と経験を踏まえ、いくつかのテーマにわけてブログを執筆しはじめました。すでに4記事が完成。まずはショップ開設について。以降、ちびちび公開していきます。
この記事は、長年、物販ビジネスを営むパンダの社長が書いています。
それでは見ていきましょう。
BASEの基本情報
BASEは、オンラインショップを始める方にとって分かりやすく、透明性のある料金体系を備えたプラットフォームです。
はじめてショップを開設する方でも、各種費用や手数料を理解することで、安心してビジネスをスタートできます。
具体例を交えながら、料金プランから各種手数料について解説します。
公式:BASEの料金プラン
詳しく見ていきましょう。
料金プラン
BASEでは、基本的に初期費用や月額料金が不要で、無料でショップを開設できます。
スタンダードプランは、初期費用や月額費用が一切かかりません。
一方、グロースプランがあり、初期費用は無料で、月額が19,980円かかります。
各手数料は、売上が発生してから必要な費用が引かれる仕組みのため、リスクを最小限に抑えられます。
決済手数料
BASEでは、料金プランに応じた決済手数料が設定されています。
スタンダードプランはグロースプランに比べ、月額を支払っていない分、若干高めの設定になっています。
また、amazon payやPayPalも選択できますが、手数料は高めです。
初心者は、はじめはクレジットカードと銀行振込で十分です。
振込手数料
売上金は申請することで、10営業日で入金するしくみです。
手数料を引かれた金額が着金します。
振込手数料は一律250円で、事務手数料が売上2万円以上で無料、未満で500円が生じます。
BASEでのショップ開設する手順
まずはBASEの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成します。
メールアドレスとパスワードを入力して登録を完了させます。
その後、ショップ名やショップURLを設定します。
これらは後から変更できるので、気軽に設定して大丈夫です。
公式:BASEのショップ開設(新規アカウント登録)はどこから可能ですか?
詳しく見ていきましょう。
①ショップ名とURLの決定
ショップ名はブランドの印象を左右する重要な要素です。
分かりやすく、覚えやすい名前を選びましょう。
URLもシンプルで検索しやすいものを設定してください。
②URLはあとから変更できない
BASEでは、一度設定したショップのURLは後から変更することができません。
ショップのURLは店舗のアイデンティティを表す重要な要素であり、設定後は固定されます。
そのため、URLを決める際は慎重に検討し、ブランド名や商品の内容に合ったわかりやすいURLを設定することが大切です。
③独自ドメインの取得
BASEでは、標準の無料サブドメインのほかに、独自ドメインを取得して利用することも可能です。
独自ドメインを使用することで、ショップの信頼性が向上し、ブランドの認知度が高まるメリットがあります。
独自ドメインの取得には費用がかかりますが、以下のような利点があるため特に本格的にショップを運営したい場合にはおすすめです。
- 信頼性の向上
独自ドメインを使用すると、訪問者にプロフェッショナルな印象を与え、信頼感を持たれやすくなります。 - SEO効果の向上
独自ドメインはSEO(検索エンジン最適化)の観点でも有利で、特定のキーワードでの検索結果で上位に表示されやすくなる可能性があります。 - ブランドの認知向上
ブランド名や商品名を組み込んだドメインにすることで、ブランドの印象を強く残し、リピーターの獲得にもつながります。
独自ドメインはBASEの「独自ドメイン設定」から簡単に連携可能です。
登録手順に沿って設定することで、スムーズに使用を開始できます。
BASEでショップ開設するメリット
ここでは、BASEでショップ開設するメリットを紹介します。
詳しく見ていきましょう。
初心者でも簡単に開設できる
登録からショップ開設までの手順がシンプルで、わかりやすいマニュアルが用意されています。
たとえば、画像やテキストをドラッグ&ドロップで配置できるテンプレートがあるため、プログラミング不要でデザインを調整できます。
実際に利用しているユーザーからも、「直感的に操作できる」と高い評価を受けています。
初期費用がほとんどない
ショップ開設に必要な初期費用が低く、リスクを抑えたスタートが可能です。
たとえば、月額固定費や初期投資が不要なため、売上が発生してから費用がかかる仕組みとなっています。
そのため、はじめての方でも安心してビジネスを始めることができます。
ショップロゴが作れる
デザインツールを利用して、プロ顔負けのロゴを簡単に作成できます。
具体的には、豊富なフォントやアイコンが用意されており、独自のブランドイメージをすぐに反映可能です。
自分で作成したロゴは、ショップの信頼感向上にもつながると好評です。
販売に役立つ無料の拡張機能がある
各種マーケティングツールや分析機能など、販売促進に役立つ無料の拡張機能が充実しています。
たとえば、クーポン発行やメールマーケティングの機能があり、効果的なキャンペーンが実施できます。
これにより、販売戦略の幅が広がり、効率的な売上アップが期待できます。
Instagramと連携できる
Instagramとの連携機能を活用することで、SNS上でのプロモーションがスムーズに行えます。
具体的には、Instagram投稿を自動でショップの商品ページにリンクさせることができ、フォロワーに直接アプローチ可能です。
これにより、SNSからの集客効果が高まり、売上拡大にも寄与します。
BASEでショップ開設するときの注意点
BASEはさまざまな機能を持ち、簡単にネットショップがはじめられますが、開設前に確認しておきたい注意点があります。
8つのチェックリストを紹介します。
詳しく見ていきましょう。
プラン・売上に応じて手数料が意外とかかる
BASEはネットショップ開設の初期費用がかかりません。
売上が出るまでの費用は0円で、ネットショップの開設・運営を後押しします。
しかし、商品が売れるようになると売上に応じて意外と手数料がかかりますので、注意が必要です。
料金プランは次の2つです。
料金プラン名 | スタンダードプラン | グロースプラン |
はじめるときの初期費用 | 0円 | 0円 |
はじめるときの月額費用 | 0円/月 | 16,580円/月 |
売れたときの決済手数料 | 3.6%+40円 | 2.9% |
売れたときのサービス利用料 | 3% | 0円 |
なお、スタンダードプランの決済手数料は、決済がAmazon Pay・PayPalの場合、システム手数料相当額1%が加算されます。
また、グロースプランのサービス利用料16,580円/月は年払いを利用したときの金額で、月払いなら19,980円/月です。
手数料の一例として、4,500円の商品を送料500円で販売した場合の手数料を計算してみましょう。
売上金は5,000円ですので、スタンダードプランであれば、
- 決済手数料:220円(=5,000円×3.6%+40円)
- サービス利用料:150円(=5,000円×3% )
手数料は 220 + 150 = 370円 です。
BASE公式サイトでは、月商50万円以上のショップにグロースプランへの切り替えをおすすめしています。
高度なサイトデザインを作成するには制限がある
BASEのサイトデザインは、基本的に無料です。
そのまま使えるテンプレートが用意されており、一部有料のテンプレートもあります。
ただし、高度なサイトデザインを作成するには制限がありますので、物足りなさを感じる人もいるでしょう。
自由にデザインできるアプリを使用すればデザインの自由度があがりますが、HTMLやCSSの知識がない人には難しいです。
海外からの輸入商品には別途注意事項がある
海外からの輸入商品を扱う際には、注意事項がありますので確認が必要です。
注意事項は次のとおりです。
- 配送日数がかかる場合の記載事項:①「特定商取引法に基づく表記」の「役務または商品の引渡時期」②配送日数
- 追跡可能な配送方法
- 検品必須
- 在庫がない場合は即返金
- 販売禁止:コピー品・模造品・権利侵害商品
「特定商取引法に基づく表記」の「役務または商品の引渡時期」では、たとえば長期休業日の配送は通常時と異なる可能性もあります。
仕入れ先の休業日や自身の休業日を踏まえ、記載しておくようにしましょう。
集客は自身でおこなう必要がある
BASEは楽天市場のようなモール型ではなく、それほど集客力が高くありません。
Amazon.co.jpやYahoo!ショッピングに比べ集客力はなく、BASEに出店しただけで売上を伸ばすのは難しいでしょう。
集客するにはショップ運営者自身がSNSや広告を駆使し、工夫を重ねる必要があります。
そのような点をマイナスと感じる人も多いと考えられます。
販売禁止商品がある
BASEには販売不可・登録禁止の商品があります。
たとえば、BASE公式サイトでは次のような禁止商品を挙げ、注意を促しています。
- 覚せい剤、麻薬
- 合法ドラッグ(脱法ドラッグ)に関連する商品
- 超小型カメラ、赤外線カメラなど、犯罪に使用される恐れがあるとBASEが判断した商品
- ゲームのキャラクターやアイテムなどのデータ
- 実際の商品と商品説明や画像が著しく異なるもの、説明が不明瞭な商品
規約に違反して販売すると、ショップ運営停止の処分を受けることがあります。
販売禁止商品の詳細はBASE公式サイトのショップ向けヘルプ「販売不可・登録禁止の商品はありますか」を参照ください。
設定したURL(ドメイン)は後で変更できない
BASEでは、ショップを開設する際に登録したURLを、あとで変更できません。
どうしても変更したい場合は、一度退会したのち改めて別のURLを登録する必要があります。
また、以前使用していたURLを、再登録の際に使用することはできません。
自身の会社や店舗などで別途契約している独自ドメインを、BASEでのURLに反映することは可能です。
「独自ドメイン App」というアプリを利用してください。
出典:「URLの変更」や「好きなURLの設定」「URLの紹介」はどうすればいいですか
入金申請に手間がかかる
BASEでは、商品を購入した人が支払った商品代金を、BASE側で一旦預かるシステムを採用しています。
ショップが購入者へ商品を発送し、注文ステータスを「対応済」へ変更すると、商品代金は売上残高として計上されます。
この売上残高は「お金管理」の画面から振込申請することによって、ショップの銀行口座へ振り込まれます。
その際、振込申請ごとに「振込手数料」と「事務手数料」がかかります。
実際の振込金額=振込申請額-振込手数料-事務手数料
- 振込手数料:一律250円
- 事務手数料:振込額が2万円未満なら500円、2万円以上なら0円
この振込申請には6か月以内の期限があります。
期限を過ぎると売上金は失効となり、引き出すことができなくなりますので、注意が必要です。
BASEのこうした入金申請システムを、煩雑だと敬遠する利用者もいるかもしれません。
クレーム対応は自分一人で解決しないといけない
BASEでは、ショップを運営するうえで何かクレームがあったとき、自身で対応し、解決しなくてはなりません。
同様のケースでも、メルカリであれば運営が対応してくれるでしょう。
しかし、BASEではそのような可能性がほぼありません。
ショップの責任者はBASEではなく運営者自身なのです。
クレームやトラブルへの対応は自己解決する、という気持ちで臨みましょう。
なお、BASEはメールや問い合わせフォームでの質問を受け付けていますが、電話によるサポートはありません。
メールでのやりとりはラグがあります。
連絡が必要であれば早めに問い合わせるのがよいでしょう。
まとめ
- BASEは初心者でも簡単にショップ開設ができ、豊富なテンプレートや機能が揃っている。
- URLは一度設定すると変更不可のため、慎重に決めることが大切。
- 独自ドメインの取得により、ショップの信頼性やSEO効果が向上する。
- 商品の利益率や手数料の設定に注意し、収益を確保する工夫が必要。
- BASEの規約を確認し、ガイドラインに沿った運営を心がける。