
こんにちは!
中国輸入代行「誠」の代表のじょに(こと酒井)です^^
当社より2018年10月から案内しておりました「ポータブルリチウムイオン蓄電池(モバイルバッテリー)」の輸入規制がいよいよ2019年2月1日からスタートしますね。
それを受けまして、今回はPSEマークの届け出手順について解説いたします。
この記事の目次
各プラットフォームからの規制案内
PSEマークのないモバイルバッテリーの取扱いについて、各プラットフォームから案内が始まっています。
以下、あるモールからの案内文を引用いたします。
*****
出店者 様お世話になっております。*****です。
経済産業省の発表にもありますとおり、2019年2月1日(金)
以降は、
PSEマークのないモバイルバッテリーは販売禁止(流通在庫を含む)となります。 また、過日ご案内いたしましたとおり、2019年1月25日(金
)に
*****運用ガイドラインを改定し、製品安全4法(※)が
指定する商品について、安全基準を満たす「PSEマーク」がない商品の販売を
禁止いたします。※消費生活用製品安全法、電気用品安全法、ガス事業法、液化石油
ガスの保安の
確保および取引の適正化に関する法律該当製品をお取り扱いの出店者様におかれましては、経済産業省の
発表を
ご確認いただき、安全基準に適合しないモバイルバッテリーの販売はお控えください。 なお、2019年1月25日(金)以降に、ガイドラインに違反す
る商品を発見した場合は、
商品の削除措置を行うほか、ストアの利用停止措置を行うことがありますので、
あらかじめご承知おきください。◇電気用品安全法 モバイルバッテリーについて(経済産業省)
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/topics.htm l ◇電気用品安全法 モバイルバッテリーに関するFAQ(経済産業省)
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/mlb_faq.ht ml 電気用品安全法についてご不明な点がある場合は、以下の窓口に
直接お問い合わせくださいますようお願いいたします。------------------------------
------------
経済産業省 産業保安グループ 製品安全課
電話番号(直通)03-3501-4707
------------------------------------------ 今後とも*****をよろしくお願いいたします。
PSEマークが付いていない商品を出品または販売したことがわかった場合は、利用停止になるとのことです。アマゾンや楽天市場など含め、各プラットフォームでPSEマークのない商品を販売されている方は今のうちに売り切るか出品を控えることをオススメいたします。
特に、欧米輸入でよく売れている有名メーカーのモバイルバッテリーを取り扱っている方は多いかと思います。ご注意くださいませ。
PSEマークとは
PSEマークとは、電気用品安全法によりますと、電気用品を製造または輸入を行う事業者が製品に表示することを義務付けられたマークのことです。簡単にいいますと、この電気用品が日本国の基準を満たしており安全ということを示すためのマークですね。
以下のサイトでよくまとまっていますので参考にしてください。
一般財団法人 日本品質保証機構
https://www.jqa.jp/service_list/safety/service/mandatory/pse/
PSEマークの種類
PSEマークの種類は2つあります。
- 特定電気用品(角PSE):ACアダプタやコード類
- 特定電気用品以外の電気用品(丸PSE):ヘアアイロンやシュレッダーなど
以下に、経済産業省のサイトをリンクします。特定電気用品と特定電気用品以外の電気用品の具体的な分類をご参照ください。
※ 特定電気用品は検査にクリアする工程がありお金もたくさんかかりますので、ACアダプタ類のOEMはあまりオススメいたしません。
モバイルバッテリーは丸PSE!
PSEマークは申請して貰えるものではない
PSEマークは申請して貰えるものではありません。検査に通過し、然るべき手続きを取った後、自身でPSEマークを製品に刻印やシールを貼付する流れになります。
PSE届け出の手順
経済産業省のサイトをご覧ください。
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/procedure.html
上記は経済産業省のホームページからの抜粋のフローチャートです。大きなポイントは3つあります。
基準適合確認
中国の工場へ国際基準であるCE認証を満たしているのか確認する。
適合性検査
「特定電気用品」=角PSEの場合、JETなどの指定された第三者機関へ適合検査を依頼し、適合検査証明を取得する必要があります。また、検査費用として、50万円~100万円かかります。
「特定電気用品以外の電気用品」=丸PSEの場合は、適合検査は不要です。
自主検査
以下の項目を検査記録し3年間保管することが義務付けれれています。
- 電気用品の品名及び型式の区分並びに構造、材質及び性能の概要
- 検査を行つた年月日及び場所
- 検査を実施した者の氏名
- 検査を行つた電気用品の数量
- 検査の方法
- 検査の結果
自主検査については、下記経済産業省のサイトをご確認ください。
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/procedure_07.html
問い合わせ先
PSEマークの届け出方法や丸と角どちらに該当するかなど、わからないことがありましたら経済産業省へお問い合わせください。
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/contact.html
なお、当社では中国の生産工場が特定できればCE認証確認を取ることもできます。また、OEMでありましたら確実に確認を取ることができます。お気軽にご相談下さいませ。