
こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダの社長こと酒井(@makoto1688)です^^
今回は、こちらのご質問にお答えします。
▼化粧品に関するtweet▼
2000年頃に、韓国コスメのブームがありましたが、最近は中国発の化粧品も日本に上陸し、人気が出てきているようです。使い勝手や性能についてはわかりませんが、代理購入の依頼も年々増えているので、昔に比べ安全性の面も改善されてきているのかな。とも思います。実際はわかりませんけど...
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行-誠 (@makoto1688) November 24, 2024
この記事は、長年、中国輸入代行を営むパンダの社長が書いています。
それでは見ていきましょう。
中国から化粧品を個人輸入できるのか?
中国から化粧品を個人輸入することは可能です。
ただし、輸入する際には日本の薬機法(旧薬事法)に基づく制限や規制が存在するため、注意が必要です。
個人輸入は自分で使う目的であれば基本的に問題ありません。
しかし、輸入できる数量や成分には制限があり、有害成分や使用禁止の成分を含んでいる場合には輸入できません。
さらに、関税や消費税が課される場合もありますので、事前に輸入する化粧品の成分や規制をしっかり確認することが重要です。
また、購入した商品が模造品や品質に問題がある場合もあるため、信頼できる販売業者を選ぶことが大切です。
このように、中国からの化粧品輸入は慎重なリサーチと規制の確認をおこなえば、個人使用の範囲内で十分可能です。
化粧品を個人輸入するための基本手順
中国から化粧品を個人輸入したいと考えている方は多いのではないでしょうか。
海外の製品は日本では手に入らないものや、ユニークな成分が含まれているものも多く、特に中国は魅力的な化粧品市場です。
しかし、初めての輸入には不安や疑問がつきものです。
ここでは、化粧品を個人輸入するための基本的な手順について詳しく解説し、安心して輸入できるようサポートします。
詳しくみていきましょう。
①購入するサイトを選ぶ
まず、化粧品を個人輸入するためには、どのサイトで商品を購入するか決める必要があります。
中国には多くのECサイトがあり、たとえば「タオバオ」や「京東(JD.com)」、そして「アリエクスプレス」などが代表的です。
これらのサイトには豊富な商品が揃っており、価格も魅力的です。
ただし、品質に関しては販売者によって差があるため、レビューを確認するなど、信頼できる店舗を選ぶことが大切です。
②商品の選定と成分確認
次に、購入したい化粧品を選びますが、ここで必ず成分表を確認することが重要です。
日本では使用が禁止されている成分が含まれている場合、税関で止められることがあります。
また、肌に合わない成分が含まれていないかもチェックしましょう。
特に初めて使用するブランドの場合は、パッチテストを行うなど、慎重に進めることをおすすめします。
③購入手続きの流れ
購入する商品を決めたら、次は注文手続きです。
各ECサイトでは、日本の住所に発送できるかを確認する必要があります。
一部のショップは日本へ直接発送しないこともあるため、転送サービスを利用することも選択肢の一つです。
転送サービスを利用する場合は、事前に転送業者に登録し、指示に従って商品を発送するようにしましょう。
④支払い方法の選択
中国のECサイトでの支払いには、クレジットカードやPayPalが一般的です。
サイトによってはAlipayなど中国国内向けの決済方法しか利用できない場合もありますので、日本から利用可能な支払い方法を選ぶことが大切です。
安全性を考慮し、信頼できる決済方法を選びましょう。
⑤通関手続きと関税について
化粧品を個人輸入する際には、通関手続きも避けては通れません。
化粧品は日本に輸入する際に税関で検査されることがあり、必要に応じて関税や消費税が課されます。
課税の対象となるかどうかは、輸入する化粧品の数量や価格によります。
高額商品や大量輸入の場合は税金がかかる可能性が高いため、輸入前に費用をしっかり計算しておくと安心です。
⑥商品受け取り後の注意点
商品が届いたら、まず中身を確認しましょう。
パッケージが破損していたり、中身が違う商品だったりする場合は、すぐに販売者へ連絡を取る必要があります。
また、輸入した化粧品を使う前に、肌に合うかどうかパッチテストをおこなうことをおすすめします。
肌トラブルを避けるために、自分の肌に合った製品かどうかをしっかり確認してから使用しましょう。
中国から化粧品を輸入するときのリスク
中国から化粧品を輸入することは、ユニークな製品を手に入れたり、コストパフォーマンスの良いアイテムを見つけたりするための魅力的な手段です。
しかし、輸入にはさまざまな注意点やリスクが伴います。
特に初めて輸入する場合、どのような点に注意すべきかを理解しておくことが重要です。
ここでは、中国から化粧品を輸入する際の注意点とリスクについて詳しく解説します。
詳しくみていきましょう。
日本で使用禁止の成分に注意
中国製の化粧品には、日本で使用が禁止されている成分が含まれている場合があります。
日本の薬機法(旧薬事法)は化粧品に使用できる成分を厳しく規制しており、違反成分が含まれていると税関で没収されるリスクがあります。
輸入する前に、成分表をしっかり確認し、日本で認可されている成分のみが含まれているかどうかをチェックすることが大切です。
また、成分表示が中国語のみの場合は、翻訳して確認することをおすすめします。
模造品・偽物のリスク
中国から輸入する化粧品には、模造品や偽物が含まれている可能性があります。
特に、人気ブランドの製品は偽物が多く出回っており、品質が保証されない場合があります。
信頼できる販売者から購入することが重要で、購入先のレビューや評価を確認することで、模造品を避けることができます。
正規販売店や公式ストアからの購入を心がけましょう。
関税や追加費用に注意
中国から化粧品を輸入する際には、関税や消費税が課せられることがあります。
特に大量に輸入する場合や高額な商品を購入する場合、関税の対象となることが多いです。
税関での通関手続きに時間がかかる場合もあり、その間に保管料が発生することもあります。
事前に輸入にかかる可能性のある費用を把握し、予算を立てておくことが必要です。
肌トラブルのリスク
中国製の化粧品には、肌に合わない成分が含まれていることがあります。
特にはじめて使うブランドや製品の場合、肌トラブルが起こるリスクがあるため、使用前にパッチテストをおこなうことを強くおすすめします。
また、中国と日本では気候や環境が異なるため、成分の効果や使用感が異なる場合もあります。
敏感肌の方は、特に成分に注意して製品を選びましょう。
配送トラブルの可能性
中国からの商品は国際配送を経て届くため、配送中のトラブルが発生することがあります。
長期間にわたる輸送や、途中での紛失、破損のリスクもあります。
追跡可能な配送方法を選ぶことや補償が付いた配送サービスを利用することで、リスクを軽減することができます。
また、到着までに時間がかかることを考慮し、余裕を持って注文することが大切です。
化粧品は、商用目的では輸入しない方がいい理由
中国から化粧品を輸入して販売しようと考える人も多いですが、商用目的での輸入には厳しい規制があります。
許可なしに販売すると違法になるため、注意が必要です。
以下、商用目的では輸入しない方がいい理由を解説します。
詳しくみていきましょう。
① 販売には許認可が必要
日本で化粧品を販売するには、「化粧品製造業許可」と「化粧品製造販売業許可」の2つの許認可が必要です。
これらは厚生労働省の管轄で、取得するには特定の基準を満たす必要があります。
個人や小規模事業者が簡単に取得できるものではないため、許可なしに輸入・販売すると薬機法違反となります。
② 成分規制が厳しく、輸入できないこともある
日本では、化粧品に使用できる成分が厳しく管理されています。
中国製の化粧品には、日本では使用が禁止されている成分が含まれていることもあり、税関での輸入が拒否される場合があります。
また、成分表記が不十分な商品は、安全性の確認ができないため、販売はもちろん輸入すら認められないことがあります。
③ ラベル表示の義務がある
日本で化粧品を販売する場合、成分・使用方法・注意事項などの日本語表記が必要です。
中国からそのまま輸入した化粧品は、日本語表記がないため、そのまま販売することはできません。
ラベルを貼り替える場合も、薬機法に基づいた適切な表示をしなければなりません。
④ 責任販売業者としての義務が発生する
化粧品を販売する事業者は、「化粧品製造販売業許可」を取得した上で、製品の品質や安全性に責任を持つ義務があります。
輸入した化粧品にトラブルが発生した場合、販売者がすべての責任を負うことになります。
たとえば、肌トラブルのクレームや健康被害が発生した場合、賠償責任を問われる可能性もあります。
まとめ
- 中国から化粧品を輸入するときは、日本の薬機法や輸出国の規制を確認することが重要。
- 信頼できる販売者から購入し、偽物や品質の悪い商品を避ける。
- 化粧品を商用目的では扱わない方がよい。