中国から日本への荷物をヤマト運輸で確実に!最短日数と料金ガイド

こんにちは!

中国輸入代行「誠」のパンダの社長こと酒井(@makoto1688)です^^

 

パンダ娘
日本の物流キャリアでは、佐川急便よりもヤマト運輸の方が安心感があります。中国輸入で荷物を日本へ発送したとき、日本国内の物流キャリアはぜひヤマトを利用したいです。ただ、ヤマト運輸に対応した代行業者が少なくてどうしてだろうと思っていました。日本の配達はヤマト運輸を利用したいです。この辺りの理由について、アドバイスいただけると助かります。

このような疑問にお答えします。

 

中国からの国際便に関するtweet

当社が推奨している最新のキャリアは、「通常サイズなら佐川」「小型サイズならOCSorヤマト」です。中国輸入ならキャリアは●●!ではなく、用途ごとにキャリアを選択することをオススメします。ちなみに、通常サイズはOEMや有在庫販売の人、小型は無在庫の人が利用することが多いです。

この記事は、長年、貿易仲介業を営むパンダ社長が書いています。

パンダの社長
日本国内での物流キャリアとしてのヤマトは、佐川よりもサービスがよいように感じます!

 

それでは見ていきましょう。

 

ヤマト運輸の国際宅急便とは?

ヤマト運輸の国際宅急便

ヤマト運輸の国際宅急便は、日本国内で知られている宅急便のサービスを海外との配送にも展開したものです。

特に中国から日本への配送においては、信頼性とスピードが求められる中でヤマト運輸の国際宅急便はその期待に応えています。

中国国内からの集荷、通関手続き、そして日本国内での配達までを一貫してサポートしており、荷物の追跡もリアルタイムで可能です。

ヤマトは自社で通関手続きを行うため、通関がスムーズである点も大きな特徴です。

さらに、配送日数は通常3~5日と非常に短く、急ぎの荷物にも適しています​。

また、個人輸入やビジネスの双方で利用されており、特に重量のある荷物や繊細な商品に適したサービスを提供しています。

これにより、安全で確実な配送を希望するユーザーにとって、信頼できる選択肢となっています。

公式ヤマト運輸の国際宅急便

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ヤマト運輸は、15年連続1位(顧客満足度指数)

生産性に関する調査研究等を行う日本生産性本部サービス産業生産性協議会は、毎年、JCSI調査の結果を発表します。

JCSIとは、Japanese Customer Satisfaction Indexの略語で、日本版顧客満足度指数を指します。

先日、2023年版の宅配便業種部門での結果が発表され、ヤマト運輸が15年連続1位という結果になりました。

調査対象の宅配便業者は、佐川急便・日本郵便・ヤマト運輸の3社だったとのこです。

調査は次の9指標でおこない約2万6000人から聴取した結果、ヤマト運輸が1位となりました。

  • 顧客期待
  • 知覚品質
  • 知覚価値
  • 顧客満足
  • 推奨意向
  • ロイヤルティ
  • 感動指標
  • 失望指標
  • CSR指標

感動指数では、佐川急便が1位でした。私ならヤマト運輸を1位に上げますよ。

出典通販通信:EC・通販、ネットショップを支援するメディア

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中国からヤマト運輸で荷物を送る際の送料と配達日数の目安

ヤマト運輸の国際宅急便を利用して中国から日本へ荷物を送る際、送料や配達日数は荷物のサイズ、重さ、目的地によって異なります。

一般的に、10kg以下の小型荷物の場合、送料は1万円前後が目安とされていますが、重量が増えると共に送料も上がります。

また、配送オプションによっても価格が変動し、急ぎの荷物にはエクスプレスサービスが適しています。

ヤマト運輸の公式ウェブサイトや問い合わせフォームから、正確な送料を事前に確認することが可能です​。

 

配達日数に関しては、通常の国際宅急便では、3〜5日程度で荷物が届くことが多いです。

具体的な日数は、中国国内での発送準備や税関の状況、さらには日本国内での通関手続きにも影響を受けますが、ヤマト運輸は自社で通関手続きを行うため、他の業者に比べてスムーズに進むことが期待できます​。

特に大都市圏(東京や大阪)への配送は、比較的迅速に行われますが、地方への配送ではもう少し時間がかかる場合があります。

また、繁忙期や天候の影響、税関での手続きが遅れる可能性も考慮に入れおくとよいでしょう。

なお、荷物の追跡サービスが提供されており、リアルタイムで荷物の状況を確認できるため、遅延の有無をすぐに把握できます​。

 

国際便はヤマト運輸が運んでいるわけではない

中国からの国際便で、ヤマト運輸を指定することもできます。

ヤマト運輸を指定した場合、中国から日本の空港までは、中国または日本の航空会社が運びます。

(航空会社は、代行業者を利用していれば、代行業者と提携している航空会社になります。)

日本の空港に到着すると、荷物は通関業者へ運ばれます。

無事、通関しますと、通関業者は運送業者へ引き渡します。

ここでようやく、ヤマト運輸指定であれば、ヤマト運輸へ荷物が引き渡される。といった具合です。

ヤマト運輸指定というのは、あくまで日本国内での物流キャリアを指定した。ということなのですね。

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ヤマト運輸利用の代行業者が少なかった理由|最近は増えた?

中国輸入でも、国際発送のキャリアとして「ヤマト運輸」を選択することができます。

ただし、150サイズ以上のダンボールを国際発送する場合、「ヤマト」を選択できる代行は多くはありません。

150サイズ以上のダンボールを利用するのは、中国輸入では「OEM」や「有在庫」で販売している人です。

「OEM」や「有在庫」で、ヤマトを利用するケースは、たしかに多くはないですし、そもそも代行業者のプランにないこともあります。

その理由は、「ヤマト運輸」はキロ単価が高いためです。

料金表に「ヤマト運輸」で21kg以上の欄はあっても、実際に利用している人は多くはない(ほとんどいないのではないか)かもしれません。

ただキロ単価が高いのではなく、「ヤマト運輸」は紛失がほとんどありませんし、私見となりますがドライバーの対応もよいです。

 

一方、無在庫で利用することが多い小型サイズの荷物は、「ヤマト運輸」に対応している代行業者も最近は増えています。

単価は、通常サイズ同様、他社キャリアに比べ、「ヤマト運輸」は高いです。

単価が高いのに、「無在庫でヤマト運輸利用」は、もはやこの業界では定番といってもよいかもしれません

「ヤマト運輸」は、通常サイズでは利用できる代行は少ないのに、小型サイズではスタンダード

この理由は、無在庫販売とヤマト運輸には、次のような相性の良さがあるからです。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

破損・紛失が少ない

1つ目は、破損・紛失が少ないことです。

2023年8月現在までの当社の実績ベースでは、「ヤマト運輸」での小型包装物が紛失になったことはありません。

一方、「佐川急便」は月に10件程度発生していました。

 

また、多くの破損や紛失は、中国での通関倉庫での保管中に生じています。

たとえば、佐川急便の場合ですと一般レーンで、ヤマト運輸の場合ですとビジネス専用レーンで管理しています。

「一般レーン」と「ビジネス専用レーン」という言葉は便宜上使用していますが、「ヤマト運輸」の方が商品保管倉庫の管理品質が高いということです。

管理品質がよい分、国際送料にも反映されています。

紛失や破損されるよりは、少し高くても「ヤマト運輸」を選ぶ。という考え方もありますね。

 

リードタイムが短い

2つ目は、リードタイムが短いことです。

中国での通関倉庫の管理品質の差は、リードタイムにも影響します。

また、invoice情報の引き渡しタイミングもリードタイムにも影響します

 

invoice情報の受け渡し。

当社の場合、「佐川急便を利用していたときには商品と一緒に受け渡していました。

一方、「ヤマト運輸」では、データを通関業者へ送信するシステムを自社構築できました。

これにより、通関倉庫に商品が届く前に通関業者が受け取ることができるため、中国での通関を円滑になりました。

「佐川急便」は結構アナログなイメージがあります。

 

追跡番号を使いまわさない

3つ目は、追跡番号を使いまわさないことです。

佐川急便をやめた理由で、最も大きかった理由はコレです。

佐川急便は、なぜか追跡番号を使いまわすしくみでした。

そのため、運送業者の物量が多くなると、先に発送した荷物の追跡情報があとで発送した知らない荷物の追跡情報に置き換えられる。という現象が多発しました。

ヤマト運輸では、追跡番号を使いまわしはありません。

ウソのようで本当の話です。

エンドユーザーにとっても、当社ユーザーにとっても、とても困るしくみです。最近はどうなんでしょうか。

 

不在時の対応がスムーズ

4つ目は、不在時の対応がスムーズなことです。

エンドユーザーは、何らかの理由で受け取らないことがあります。

不在時の対応として、「佐川急便」は1週間以内に受け取らなかった場合、自社倉庫や提携業者の倉庫(シノトラスジャパンなど)へ返送されます。

 

また、通関倉庫まで戻ると、おおよそ100元~150元を再発送費や保管料として徴収されます。

さらに、保管から1ヵ月程度経過すると、提携業者のルールにより廃棄となることもあります。

最近は、「ヤマト運輸」も似たようなものです。

しかし、営業所の担当者が的確にサポートいただけることが多いです。

「佐川急便」ですと下請けが多いこともあってか、海外発送の荷物ということを理解していなかったり、中国側の荷主(代行)から依頼しないと再配達できない。など、再配達するまでに時間を要します。

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ヤマト運輸を利用する際の税関手続きと注意点

ヤマト運輸の国際宅急便を利用して中国から日本へ荷物を送る際には、税関手続きが重要なポイントとなります。

税関手続きがスムーズに進むことで、荷物が遅れることなく届けられますが、何か不備があると予想以上に時間がかかる場合もあります。

ここでは、ヤマト運輸の国際配送における税関手続きの流れと、注意すべき点について詳しく解説します。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

税関手続きの流れ

中国から日本へ荷物を送る際、国際的な輸送には必ず税関手続きが必要です。

税関手続きとは、輸出国と輸入国の双方で、輸送される物品が法律に適合しているか、輸入規制に違反していないかを確認するプロセスです。

ヤマト運輸の国際宅急便の場合、自社で通関をおこなうため、他の業者と比べてスムーズに手続きが進むことが多いです。

これは、輸入者にとって大きなメリットで、通常よりも迅速に荷物が届けられる可能性が高いです。

 

たとえば、税関で問題が発生した場合、荷物が検査されることがあります。

この検査には少なくとも数日がかかるため、事前に荷物の内容が税関に引っかかる可能性があるかを確認することが重要です。

また、通関の際には正確なインボイス(請求書)やパッキングリストを提出する必要があり、不備があると荷物が税関で止まってしまうことがあります。

 

税関手続きでの注意点

ヤマト運輸を利用する際に特に注意すべきポイントは、輸入品に関する規制です。

日本には、特定の物品に対して輸入規制がかかっている場合があり、たとえば知的財産権を侵害する商品や危険物、薬事法に抵触する商品などは輸入が禁止されています。

こうした品目が含まれていると、税関でストップされるだけでなく、最悪の場合、荷物が没収されてしまうこともあります。

発送前に、扱う商品が日本で合法であることを確認することが大切です。

 

また、商品の価格が高額である場合には、関税が課される可能性があります。

この関税は荷物の内容や価格に基づいて計算され、輸入者が支払う義務があります。

関税を支払わなければ、荷物を受け取ることができないため、事前に輸入品に関する関税情報を確認しておくことも重要です。

 

迅速な税関手続きのためのアドバイス

スムーズに税関手続きをおこなうためには、正確な情報を提出することが最も重要です。

たとえば、インボイスには正しい価格と商品詳細を記載し、税関職員が内容を確認しやすいように整備します。

また、通関に時間がかかりそうな場合や急ぎの荷物の場合は、ヤマト運輸に相談してエクスプレス配送オプションを選択することも検討すると良いでしょう。

 

さらに、配送の時期によっても税関手続きのスピードは変わります。

中国の大型連休(春節や国慶節)などは、物流が混雑しやすいため、税関手続きにも遅れが生じることがあるため、その期間を避けて発送をおこなうのが理想的です。

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ヤマト運輸と他の配送業者との比較|中国からの荷物を早く安全に送るには?

中国から日本へ荷物を送る際、ヤマト運輸の国際宅急便は多くの利用者に信頼されていますが、他の配送業者との違いを理解することは、最適な選択をするために重要です。

特に、送料や配達スピード、安全性の観点でどの配送業者が自分のニーズに合っているかを知ることは、円滑な輸送のために欠かせません。

最後に、ヤマト運輸と他の主要な配送業者(EMSやDHLなど)を比較し、どの業者を選べばよいかについて解説します。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

ヤマト運輸の特徴

ヤマト運輸の国際宅急便は、国内外での知名度が高く、日本の顧客にとっては非常に馴染み深い配送サービスです。

特に少量の荷物や重量のある荷物を迅速に配送することが得意で、一般的な配送日数は3〜5日と比較的短いです。

また、ヤマト運輸は自社で通関手続きをおこなうため、他の業者よりもスムーズに通関が進むことが多く、通関での遅延を最小限に抑えることができます。

 

もう一つの利点は、追跡サービスの充実です。

ヤマト運輸では、荷物の詳細な追跡が可能で、リアルタイムで荷物の状況を確認できるため、顧客に安心感を与えます。

特に、日本国内での配送網が広いため、到着後の配送も迅速に行われます。

 

EMS(国際スピード郵便)の特徴

EMSは、郵便局が提供する国際スピード郵便で、世界中に荷物を送ることができる標準的な配送方法の一つです。

最大の特徴は、比較的低価格でありながら、迅速な配送が可能な点です。

配達日数はヤマト運輸とほぼ同等の3〜5日ですが、配送地域によってはもう少し時間がかかる場合もあります。

たとえば、中国の地方都市から日本の地方都市に配送する場合、EMSでは中継地点が増えるため、配送が遅れることがあります。

 

EMSのもう一つの強みは、国際的に広く利用されていることです。

世界中の郵便局と連携しているため、信頼性が高く、特に料金の安さを重視する場合には良い選択肢と言えます。

ただし、通関手続きに関しては、EMSは郵便局の手続きを利用するため、ヤマト運輸のようなスムーズな対応は期待できないことがある点が注意です。

 

DHLの特徴

DHLは国際物流の大手企業で、世界中に広がる配送ネットワークを持っています。

特にビジネス用途での大規模な配送に強みを持ち、大量の荷物や急ぎの配送において非常に優れたパフォーマンスを発揮します。

DHLは配送速度が速く、最短で2〜3日で荷物が到着することもあります。

中国の主要都市から日本への配送においては、DHLは他の配送業者よりも一歩リードしていると言えます。

 

ただし、DHLのサービスは高価格であることが多く、個人利用の場合はコストが問題になることがあります。

また、ビジネス向けの大規模な配送を得意とするため、少量の荷物の配送では割高になる傾向があります。

しかし、通関手続きの迅速さや追跡サービスの充実度、配送の正確さにおいては非常に高い評価を得ており、特に緊急を要する荷物の配送には最適な選択肢です。

 

どの配送業者を選ぶべきか?

ヤマト運輸、EMS、DHLのそれぞれに特徴があり、どの配送業者が最適かは荷物の内容や配送条件によって異なります。

たとえば、少量の荷物を安全かつ安価に送りたい場合はEMSが適していますが、スピードと信頼性を重視するならヤマト運輸、さらに大量の荷物やビジネス配送であればDHLが優れた選択肢となります。

ヤマト運輸は、特に日本国内での安心感や通関手続きのスムーズさで評価が高く、個人輸入や少量のビジネス輸送に適しています。

一方、DHLは国際配送のエキスパートとして、ビジネスシーンで圧倒的な信頼を得ています。

EMSは、リーズナブルな料金で広く使えることから、一般的な国際配送に最適です。

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まとめ

  • 中国輸入ではヤマト利用の代行が少ない理由
    ①「通常サイズ」:キロ単価が高い
    ②「小型サイズ」:キロ単価は高いが、佐川急便に比べ次の優位性がある。
  • 無在庫でのヤマト運輸の優位性
    ①破損・紛失が少ない
    ②リードタイムが短い
    ③追跡番号を使いまわさない
    ⓸不在時の対応がスムーズ

 

ご質問、いつも歓迎です!

本日もお読みいただき、ありがとうございました^^

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