
こんにちは!
じょにです^^
Amazonが所有する倉庫でありますFBAは、注文処理や商品管理、発送代行、返品に関するカスタマーサービスなどあらゆることを代行してくれますので非常に便利です。
しかし便利な反面、コストもなかなかいい値段します。
今回は、「販売不可在庫を返送または廃棄」と「余剰在庫数を確認」することで倉庫保管料をコストカット(適正化)する方法について解説いたします。
※ 2019年2月15日より長期在庫保管手数料が改定されます。
FBA倉庫の在庫保管手数料
倉庫業のキャッシュポイントの1つに保管料があります。AmazonのFBA倉庫も保管期間と保管容積によって、しっかり手数料を請求しています。
以下に、FBA倉庫の在庫保管手数料を引用します。
新料金(2019年2月1日在庫分から適用)
期間 | 小型/標準 | 大型商品 | |
---|---|---|---|
在庫保管手数料 | 1月 - 9月 | 5.070円 x ([商品サイズ(cm3)]/(10cmx10cmx10cm) x [保管日数]/[当月の日数] | 4.290円 x ([商品サイズ(cm3)]/(10cmx10cmx10cm) x [保管日数]/[当月の日数] |
10月 - 12月 | 9.000円 x ([商品サイズ(cm3)]/(10cmx10cmx10cm) x [保管日数]/[当月の日数] | 7.615 円 x ([商品サイズ(cm3)]/(10cmx10cmx10cm) x [保管日数]/[当月の日数] |
1年の中でも期間によって在庫保管手数料が変わります。繁忙期に割高になります。
在庫保管手数料の請求タイミング
在庫保管手数料の請求タイミングについて引用します。
在庫保管手数料は、毎月7日から15日の間に前月分の在庫保管手数料の計算を行い、次回の決済時に請求されます。たとえば、1月の在庫保管手数料を確認するには、2月7日から15日のトランザクションを含む2月度のペイメントレポートを参照してください。
amazon selelr central
長期在庫保管手数料
さらに厄介なのが長期在庫保管手数料です。
新料金(2019年2月15日在庫分から適用)
頻度 | 在庫一掃チェック実施日 | 対象在庫 | 長期在庫保管手数料(10 cm x 10 cm x 10 cm あたり) |
---|---|---|---|
毎月 | 毎月15日 | フルフィルメントセンターに365日を超えて保管されている商品 | 17.450円 |
2019年2月15日より、これまで2月と8月の年2回だった長期在庫保管手数料が365日以上保管した商品に対し発生することになります。
手数料の単価は同じです。FBA倉庫のキャパオーバー解消に伴い、利用者に毎月在庫を見直してもらうのが目的ではないでしょうか。
2019年2月以降は年2回ではなく、在庫一掃チェック実施日の15日前に、毎月在庫長期保管在庫のチェックをすることをオススメいたします。
ストレージ容量の状況を確認する方法
FBA倉庫には在庫保管制限がセラーごとに設定されています。
セラーごとに割り当てられた在庫数制限(=ストレージ容量)に対し、現在どれくらい埋まっているのかを確認することができます。
初回の在庫数制限は、標準サイズで5000点、大型サイズで500点からスタートし、在庫回転率(売上に比例)によって増えることもあります。
現在の在庫数制限(ストレージモニター)は下記で確認ができます。
[セラーセントラル]→[在庫]→[FBA納品手続き]画面の最下方
保管料を適正化する方法
リサーチ時の売れ行きと実際に販売をはじめてからの売れ行きは必ずしも同じではありません。
売れ行きがよくなればリピートすればよいですが、例えば、相乗り出品者が増えたり、季節や口コミなどの外部環境で売行が鈍ったり、、ということもあります。
FBAへ納品して安心せず、納品後は適正在庫を意識することをオススメします。意識していないと、結構なコストを毎月垂れ流ししていることになり、想定していた利益率(利益額)から遠ざかる原因となります。
販売不可在庫を返送または廃棄
[販売不可在庫を返送または廃棄]には、下記のような商品がリストアップされています。
- 購入者から返品になった商品のうち、開封済みや再出品できる状態でないもの
- 権利者などから出品制限がかかったもの
- FBA倉庫で受領中に破損したもの
放置しておくと、保管料が膨らむ原因となります。定期的にチェックして返送または廃棄するとよいでしょう。
なお、手続きの最後の画面で上記画像のような理由が記載されている場合もあります。
手続きしてから返送や廃棄までは時期にもよりますが数日~1週間程度かかります。
また、FBAが破損した場合もここにリストアップされますが、保管料は取られていないのでご安心ください。
余剰在庫数
[セラーセントラル]→[在庫]→[在庫健全化ツール]から入り、[余剰在庫の管理]を押下。
対象商品の一覧が表示されます。[在庫日数]を押下し、[+365]のものから順に並べ替えます。
※前述の通り、2019年2月15日より、在庫期間日数が365日以上のASINに対し毎月長期保管料が発生します。
画面右側の選択ボタンを押下し、上記の中からどれで対処するか選択します。
ここの画面は、初期ではAmazonが推奨する対処する方法が表示されていますので、それを参考に頂いてもよいですし、自身で変更頂いても構いません。
私の場合はですが、基本は[セール価格の作成]を選択していますが、商品により広告をかけたりキーワードを追加したり、出品情報を編集したりといった具合にASINによって対処するようにしています。
なお、[セール価格の作成]を押下しますと、自動で現在の価格の20%offの価格がセール価格として出品されます。すると、他のセラーもツールで追いついてくることもありますので、価格を合わせられにくくするようなちょっとした小技を使います。
※ 小技については本編からそれますので、機会がある時か別の媒体でご紹介いたします。