中国輸入の事業者が決算前後で注意すること【在庫金額の把握が肝】

こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井です^^

 

中国輸入での決算が初めての子侍
昨年に個人事業主として中国輸入をスタートして、今年が初めての決算です。注意することがあればアドバイスがほしいです!

ずばりこの疑問にお答えします。

 

有在庫物販の決算に関するtweet

個人事業主は12月決算です。法人成りしたばかりの法人も12月のことが多いです。有在庫系の物販では、期首の在庫金額が誤っていると、当期の利益にそのまま直結します。遅くとも確定申告の3月までには、前年12月末時点の正しい在庫金額を把握(=棚卸)しておきましょ。早い方がよいです😌

この記事は、長年、中国輸入の有在庫での物販業を営むパンダ社長が書いています。

 

この記事でわかること

  • 中国輸入の事業主が、決算前後で注意しておくべきこと
  • 中国輸入では1月に在庫金額のカウントが漏れやすい理由
  • 中国輸入の決算期に、在庫を水増しすると利益が増える理由
  • 中国輸入で在庫をカウントする際の注意

パンダ社長
この記事は、物販が初心者の人や在庫管理をしたことがない人にとって、とてもおもしろくないテーマだと思います。だけれど、せっかく1年間、物販をやってきたのに、この考え方を知らずに大損してほしくないと思って解説しています。難しいことはなしで、簡単に要所だけ説明しますから、最後までお読みください~^^

 

それでは見ていきましょう。

 

中国輸入の事業主が、決算前後で注意しておくべきこと

個人事業主の決算は12月と決まっています。

個人事業主から法人成りした場合も、決算期を変更しない限り12月が決算月です。

なお、この記事は、在庫をもって(=有在庫)で物販をしている人を対象にしています。

パンダ社長
ちなみに、在庫をもたない(=無在庫)で物販をしている人は読み飛ばしていただいて問題ありませんが、今後、有在庫での物販を検討している人は一読しておいた方がよいですよ。

 

中国輸入の事業者が、決算前後に注意しておくべきことは、次の期間での在庫金額です。

なぜなら、有在庫での物販は、在庫金額が最終利益を決定付けるからです。

  • 12/30~1/1頃は、中国の公休日
  • 1月中旬~2月初は、中国の春節(=旧正月)休み

 

もう少し詳しくみていきましょう。

 

12/30~1/1頃は、中国の公休日

12/30~1/1の間に、12/31というあなたの決算期末が含まれていることを意識してください。

12/31時点の正確な在庫を把握しておく必要があります。

12/31の23:59時点での在庫金額は、あなたの一年間の利益を決めることになります。

パンダ社長
経費は、あとからでも集計できますが、在庫金額は、翌日に売上が立ったりすると、時間の経過とともに、だんだん正確に把握できなくなるのですね。何となく、そうかと思ってもらえればよいです。わたしも20年以上の物販歴の中で、5年目くらいでようやく在庫金額の把握(=棚卸)の重要性がわかってきたので^^;無論、棚卸の重要性をわかっている人は、この記事はスルーで問題ありません!

 

1月中旬~2月初は、中国の春節(=旧正月)休み

1月中旬~2月初の間に、1/31という期首である1月の最終日が含まれていることを意識してください。

決算を左右する12/31の在庫金額に比べれば重要度は劣ります。

しかし、期首の売上は当期の売上を予測するのに重要なファクターでもあります。

1/31の23:59時点での在庫金額を把握するようにしてください。

パンダ社長
物販の繁忙期は9月~12月です。後半になるに連れ、売上が上がります。有在庫物販の売上は、在庫金額に連動します。物販は、12月の売上を最大化することがテーマであり、そのため、仕入れが増えます。1月も、12月の名残りで11月や12月の水準で売上が推移することもあります。結果、12月と1月は、仕入れが増える分、在庫金額のボラティリティ(=変動)が大きくなります。加えて、決算と期首を跨ぐので、仕入れながら売りながらも、在庫金額をしっかり把握しておくことが求められます。と、長々と書きましたが、12/311/31の在庫カウントだけ忘れなければモーマンタイ(=没問題)です!

 

中国輸入では1月に在庫金額のカウントが漏れやすい理由

前述の通り、中国は、1/31が春節期間にあたります。

月末が休みの月は時に気を付けた方がよいです。

なぜなら、在庫金額が正確にカウントできにくいからです。

 

どういうことかというと、在庫が必ずしも手元にあるわけではないということに起因します。

会計上は、お金を支払ったタイミングで在庫に変わりますから、あなたの手元になくても、注文した時点で在庫ですよ。ということです。

たとえば、注文後の在庫(=商品)のステータスは次のようなものがあります。

  1. 商品を注文済の状態
  2. 商品を店舗から代行業者へ発送中の状態
  3. 商品が代行業者に到着した状態
  4. 商品が国際発送された状態
  5. 商品があなた指定の日本の所在へ到着した状態

    パンダ社長
    5番の状態の商品はカウントしますけれど、1.~4.の状態の在庫をカウントしていない人って、結構いるかもしれませんよ。在庫のカウントが漏れると、現金から在庫に変わった分が消えたことになるので、会計上の利益は本来よりも少なくなります!カウント漏れ、気を付けてくださいね^^ちなみに、1/31は代行業者が休みなので、カウントの精度が下がるのは仕方ないです。私の場合は、1/15まで注文して、すべての商品を5.の状態になるようにとか逆算することで対応していますよ!

     

    中国輸入の決算期に、在庫を水増しすると利益が増える理由

    ここからは、少し難しくなるかもです。

    お腹いっぱいの人は、「12/31と1/31に在庫をカウントする。」これだけを覚えていただければokです!

    パンダ社長
    中国輸入をはじめた初年度から法人の人は、12/31と1/31とに加えて、ご自身の決算期の在庫をカウントしてくださいね!

     

    決算期の在庫を間違えてカウントすると、どのような結果になるか見ていきましょう。

    • 在庫を多くカウントしてしまった場合
    • 在庫のカウントが漏れてしまった場合

     

    もう少し詳しくみていきましょう。

    パンダ社長
    「売上総利益」とは、「売上」から「売上原価」を引いたものです。「売上」から「仕入金額」を引いてしまうと、売れなかった商品も仕入金額に含まれてしまうことになりますよね。極端な話、全く売れなかったから、「売上総利益」がマイナスになるというわけではないということです。売上0円で、仕入100万円なら、売上を作るのにかかった仕入れ(=売上原価)は0円ですから、「売上総利益」も0円なのですね。たいていの人が、ここで躓きます。わたしも、社会人1年目で躓きました^^;

    パンダ社長
    結論として、「売上原価」が利益に影響します。「売上原価」は、「仕入金額」に似たようなもので、次のように表します。

     

    売上原価 = 期首在庫金額 + 期中仕入金額 - 期末在庫金額

     

    • 期首在庫金額:会計年度の開始日にあった在庫の総額のこと。(12月決算であれば、1月1日時点の在庫金額)
    • 期中仕入金額:会計年度内に仕入れた商品代の総額のこと。(12月決算であれば、1月1日~12月31日に仕入れた在庫金額の累計)
    • 期末在庫金額:会計年度の終了日にあった在庫の総額のこと。(12月決算であれば、12月31日時点の在庫金額)

    パンダ社長
    たとえば、年間の売上が100万円だったとします。期首に在庫が0円で、期中に100万円仕入れて、期末に在庫が30万円だったとすると、売上原価は70万円ですね!売上総利益は、売上-売上原価でしたから、100万円-70万円で、30万円が正解になります!期中に100万円仕入れたからといって、売上100万円-仕入100万円で売上総利益0円という間違いはよくあることです^^

     

    在庫を多くカウントしてしまった場合

    期末在庫金額を多くカウントすると、売上総利益が高くなり、決算結果をよく見せることができます。

    たとえば、上記の例に対し、次の条件で期末在庫金額を50万円としてカウントしてみましょう。

    売上 100万円 100万円
    期首在庫金額 0円 0円
    期中仕入金額 100万円 100万円
    期末在庫金額 30万円 50万円
    売上総利益 30万円 50万円

    パンダ社長
    期末在庫金額を20万円分多くカウントしたため、売上総利益が20万円上がります。これが、粉飾決算の方法の1つでもあります。ですから、意図的でなくても、在庫はしっかりカウントすべきなのです!

     

    在庫のカウントが漏れてしまった場合

    仮に、期末在庫にカウントが漏れてしまった商品があったとします。

    すると、本当は数えるべき資産を数えていないかったことで、売上総利益が少なくなってしまいます。

    たとえば、上記の例に対し、次の条件で期末在庫金額を10万円としてカウントしてみましょう。

    売上 100万円 100万円
    期首在庫金額 0円 0円
    期中仕入金額 100万円 100万円
    期末在庫金額 30万円 20万円
    売上総利益 30万円 20万円

    パンダ社長
    20万円分の在庫をカウント漏れしてしまったため、その分売上総利益が20万円減ります。この方法は、以前、東芝が用いた方法で、在庫を少なく見せることで利益が出ていないようにみせかけることができますので、税金を少なくする手法として使われました。ダメですよ^^

     

     

    中国輸入で在庫をカウントする際の注意

    在庫といっても、商品代だけではありません。

    中国輸入の場合、在庫には次のようなものが含まれます。

    • 商品代
    • 代行手数料
    • オプション手数料
    • 国際送料
    • 関税

    パンダ社長
    中国輸入の有在庫で物販ビジネスをやっている人は、注文管理表をエクセルで作っていると思います。上記項目が入っていれば、在庫数の欄を設けて掛け算すれば、在庫金額がわかりますね!なお、関税や国際送料は、1点ずつかかるわけではないので、商品代と按分するなどで平均値で算出しておけばokです。この辺りは、自身でルールを決めておけば特に会計上のルールはありません^^

     

     

    結論:在庫は正確にカウントしましょう!

    まとめます。

    • 中国輸入の事業主は、12/31と1/31の在庫金額のカウントは正確に行うべし。
    • 中国輸入では1月に在庫金額のカウントが漏れやすい理由は、代行業者が春節で休みのため。
    • 在庫を水増しすると利益が増える。結果、税金も増える。
    • 在庫のカウントが漏れると利益が減る。
    • 中国輸入でいう在庫には、「商品代」「代行手数料」「オプション手数料」「国際送料」「関税」が含まれる。

    パンダ社長
    パンダ社長の場合は、毎月棚卸をしている(データで一発ドン)ので、期末や期首でも特にあわただしいことはなく、エクセルベースで正確な在庫を把握することができています。一度しくみを作ってしまえば簡単ですよ。

     

     

    本日もお読みいただき、ありがとうございました^^

    参考:【悲報】中国輸入ビジネスにコンサルはいらない話【ニッパチ原理】