
こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^
ずばり疑問にお答えします。
▼タオバオでの在庫切れに関するtweet▼
タオバオにも無在庫で出品している中国人セラーがいますよ。在庫を確保していないため、注文後に「在庫切れ」になるリスクが非常に高まります。このようなセラーの見分け方は、①累計評価10以上を選ぶ、②他の同じ商品に比べ激安の場合は対象外にする、③直近2ヵ月で評価がある店舗を選ぶ。などです
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行「誠」 (@makoto1688) February 16, 2022
この記事は、長年、タオバオと共に仕事をしてきたパンダ社長が書いています。
▼この記事でわかること▼
それでは見ていきましょう。
(タップできる)もくじ
タオバオで「在庫切れ」を回避する5つの方法
タオバオで「在庫切れ」リスクを回避する方法は、次の5つの視点で商品リサーチをすることです。
詳しくみていきましょう。
累計評価10以上を選ぶ
1つ目は、累計評価10以上を選ぶです。
商品ページの「累计评论」(=累計評価)の欄を確認してください。
「累计评论」は、商品写真の下方の欄(ピンク枠)にあります。
今回の例では、「累计评论 3」となっていることがわかります。
この「3」の部分が「10」以上を基準としてください。
「10」以上ということは、過去に10件以上の購入があり、うち10名の購入者からレビューをもらったということです。
なお、「10」という数字は経験測上の数字です。
絶対!という数字ではありません。
目安として理解してください。
ただし、「9」以下はオススメはしないです。
直近2ヵ月で評価がある店舗を選ぶ
2つ目は、直近2ヵ月で評価がある店舗を選ぶです。
ピンクの枠は、評価のあった年月を意味しています。
例では、直近ですと2020年4月4日に評価があることがわかります。
また、ダイヤ3つの評価を貰っていることもわかります。
営業開始日が半年以上前の店舗を選ぶ
3つ目は、営業開始日が半年以上前の店舗を選ぶです。
ピンクの枠は、タオバオのセラーがタオバオに出店してから何年が経過していることを示しています。
例の場合、出店から9年が経過していることがわかります。
さらに出店日を細かく知るには次の方法が有効です。
上記画面のピンク枠の少し下に表示されている「掌柜:」の部分を押下してください。
すると、この商品を販売しているセラーのトップページに遷移します。
遷移した画面の中央上に「店舗名」が記載されていますので、カーソルをあてると、上記ピンク枠の画面が現れます。
ここで、タオバオでの出店開始日を確認することができます。
写真や情報がたくさんある店舗を選ぶ
4つ目は、写真や情報がたくさんある店舗を選ぶです。
意外とこの視点を持って商品リサーチされている方は多くはないかもしれません。
商品ページを下方へスクロールすると、写真がたくさん表示される店舗があります。
一方で、写真が全くない店舗もあります。
写真が多いほど、商品ページの作成に力を入れている証になります。
商品ページを開いたときに見える写真ではなく、画面を下の方にスクロールした時に写真がふんだんに掲載されている部分です。
この部分へ写真を登録するには、ツールで取得しようとしても結構な手間とテクニックが必要です。
そのため、タオバオ内の無在庫の転売ヤーのサイトですと写真が表示されていないことが多いのですね。
最安値は注意する
5つ目は、最安値は要注意です。
タオバオで画像検索すると、同じに見える商品がヒットすることがあります。
たとえば、ある商品ページでは100元で販売されていて、ある商品ページでは20元で販売されていることもあります。
同じ商品で、ここまで差があるのには何か理由があるはずです。
疑ってみてください。
安い商品は、タオバオの無在庫セラーの商品の可能性も考えられますよ。
タオバオの無在庫セラーに注意する理由
タオバオに出品しているセラーは、次の4つの形態に分類できます。
- メーカー
- 小売り
- 個人転売(有在庫)
- 個人転売(無在庫)
上記4つの形態のうち、「メーカー」と「小売り」に属する店舗から購入することで、在庫切れのリスクを極めて減らすことができます。
一方、「個人転売」は要注意です。
タオバオにも副業や個人で出品しているセラーがいます。
このようなセラーのうち、在庫を確保して販売しているセラーはまだよいのですが、在庫を確保せず(=無在庫)転売しているセラーから購入しますと、「在庫切れ」のリスクが非常に高まります。
「在庫切れ」リスクを減らすには、店舗リサーチを行う際に、「個人転売」なのかどうかの見極めが重要です。
ただし、在庫を持っている「個人転売」もいれば、無在庫での「個人転売」もいて、どちらの業態なのかは商品ページからは判断が付きません。
上記に上げた5つの視点を参考に、やりながら経験値を蓄えていくことが最短です。
タオバオの在庫数は正確ではない理由
「タオバオの商品ページには、在庫〇点と記載があるのに、どうして注文できないのですか?」というお問い合わせを、週に2~3回いただきます。
タオバオにかかわらず、中国のECサイト上の在庫数は日本ほど正確ではありません。
特に、タオバオの無在庫セラーの商品ページの在庫数は極めて正確ではありません。
「9999」点と登録している店舗もよくみかけます。
機会ロスを減らすために、「1」ではなく、ひとまず「9999」と登録してしまうようです。
また、メーカーや小売りの店舗であっても、日本のECサイトほど正確に在庫数を登録していないことが多いです。
結論:「在庫切れ」を回避するには、商品リサーチの基準を決めることが大事!
まとめます。
- タオバオで「在庫切れ」を回避する5つの方法
1. 累計評価10以上を選ぶ
2. 直近2ヵ月で評価がある店舗を選ぶ
3. 営業開始日が半年以上前の店舗を選ぶ
4. 写真や情報がたくさんある店舗を選ぶ
5. 最安値は要注意
編集後記
「在庫切れ」は、特に無在庫では、できる限り避けたいところです。
今回紹介した5つの視点を取り入れることで、店舗リサーチや商品リサーチの精度を格段に向上させることができます。
現に月500万円以上のお取引がある当社ユーザー様の中にも、極めて「在庫切れ」になることが少ない方もいらっしゃいます。
正しい方法でリサーチを行えば、エンドユーザーからのクレームを最小限に抑えられ、そして、貴店の収益も業務効率も改善できるかもしれませんね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました^^