中国輸入OEMとは?アリババ仕入れのやり方|ODMとの違いも

こんにちは!

中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^

 

パンダ娘
OEMをはじめました。先日、同じ商品についていくつかの代行へ見積依頼したら、異なる条件や金額で見積が上がってきました。工場を指定して依頼しましたが、代行業者によって見積が異なりました。中国輸入で、代行業者にOEM商品の見積をするにあたり、注意する点など何かアドバイスをいただけると助かります。

 

このような疑問にお答えします。

 

中国でのOEMに関するtweet

「アリババ=工場」というわけではないですよ。工場以外にも、メーカーや卸問屋も出品しています。また、アリババは出店費用がそこそこするので、個人事業主や転売している個人の出品は少ないです。そういう点では、タオバオに比べ、商品の質や店舗の信頼度は高いと感じます。

この記事は、長年、中国との貿易仲介業を営むパンダ社長が書いています。

 

それでは見ていきましょう。

 

(タップできる)もくじ

中国OEMとは?国内OEMとの違い

中国OEMとは、自身で企画した商品の生産を中国の工場に委託することです。

中国OEMが国内OEMと違う点は「製造地が中国か日本か」です。

国外で製造することで、現地に脚を運んだり、書類やサンプルを送ったりすることに手間がかかります。

 

言語や文化の違いにより、コミュニケーションに難しさを感じることもあるでしょう。

そのため、通訳や代行業者を利用することが多くあります。

 

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アリババでのOEMの3つの方法

中国OEMには、簡易OEMとOEMがあります。

簡易OEMには、次のような方法があります。

 

 

一緒に、詳しくみていきましょう。

 

タグを付ける、交換する

タオバオやアリババで販売されている商品には、ノーブランド品が多く存在します。

ノーブランド品とは、ブランドを持たない商品のことです。

例えば、ロゴやブランド名が表記されていないTシャツや下着、スポーツウェアなどです。

 

それらの商品に、自社オリジナルのブランドタグを付けます。

これが最も簡易なOEMです。

パンダ社長
ノーブランド品は、アパレル製品やアウトドア用品に多く見られますよ。

 

 

ロゴを付ける

次に簡易なOEMは、ロゴを付けることです。

こちらはノーブランド品に対し、自社オリジナルブランドのロゴを印字または刺繍します。

タグ付けは製品本体とは別に付ける方法で、ロゴ付けは製品本体に直接付けるといった違いがあります。

 

使用者からすると、タグ付けした製品は見た目はノーブランド品であり(タグは切るため)、ロゴ付けした製品は何かのブランド品といった見た目の違いがあります。

タグ付けはブランドっぽく見せる感じ、ロゴ付けはブランドといった具合です。

いづれにしても、販売に繋げるためには、ブランド自体を認知させたり、もしくは商標登録をして侵害されないような対策も必要になりますね。

 

既製品の改良

3つ目は、既製品の改良です。

こちらはノーブランド品、ブランド品に関わらず、既製品をベースに改良する方法です。

既製品を製造している工場を探すことができれば、工場のリソースと技術を活用し、既製品を改良することもできます。

 

普段使いの製品で、「もう少しこんな機能があったらいいな」の視点でもよいですし、アマゾンや楽天市場で商品レビューをみて、ユーザーの意見を反映した製品を開発するといった視点もよいでしょう。

イラストレーターやフォトショップが使えなくても、既製品の写真をベースに、どこをどのように変更したいかわかるようにエクセルなどでまとめておくことで、工場へ伝えることもできますね!

 

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アリババでのOEMのメリット

中国OEMのメリットを3つ説明します。

中国OEMは費用や人員に関する生産コストを抑えやすく、長い期間にわたり安定したビジネスができます。

他と差をつけて開発した商品は労働に費やす時間が少なくても高い利益が出るのです。

 

 

一緒に、詳しくみていきましょう。

 

国内OEMよりもコストを抑えられる

中国OEMは、国内OEMに比べて高い利益率が見込めます。

人件費・材料費などの原価の安さ、世界から製造の拠点とされていたことによる発達した中国の製造業が理由です。

また、最小ロット数が多い傾向にあり、仕入れの量によって仕入れの単価が低くなる条件を持つ工場もあります。

 

中国OEMでは、生産にかかる費用を抑えやすいといえるでしょう。

中国OEMは、製造に関する業務を中国の工場に委託します。

そのため、工場設備への投資や人員にかかる費用を抑えられます。

 

企画から製造・販売までのすべてを自社で行う場合、工場の立ち上げや新しい商品の開発のために設備を購入することが必要です。

中国OEMでは、工場の管理や製造を委託することで、設備・開発にかかる費用や人件費を抑えられます

 

転売商品と比べ価格崩壊が少ない

転売商品は、選定商品の価格競争で需給バランスが崩れて、価格崩壊してしまうことがあります。

一方OEMですと、商品そのものだけではなく、ブランドやWebサイト、アカウントなどに商品価値がつけば、価格を維持できます

分かりやすい例としては、iPhoneが挙げられるでしょう。

 

Apple社は自社工場ではなく、中国企業(フォックスコン・グループ)にメインで製造を依頼しています。

OEMの工場として、台湾の鴻海(こうかい)精密工業で製造が行われています。

他の格安スマホが乱立している中、iPhoneは独自のブランドで価格を維持しているのです。

 

転売商品と比べ長期的に稼げる

中国OEMですと、転売商品との差別化やオリジナルのブランドを作りやすく、長期にわたって利益を出せます

既存のさまざまな商品と差別化した企画商品のため、オリジナルとして独占的に売れることは少なくありません。

商品の質やサービスが高い評価を得ると、ブランドとして認知されるようになります。

 

ブランドが確立したあとはリピーターを確保してブランド力を高めることが可能です。

 

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アリババでのOEMのデメリットと対策

中国OEMは国内と国外を行き来して商品を生産するため、やり取りの難しさがあることは事実です。

それにより、トラブルや納品事故につながる可能性もあります。

中国OEMにおけるデメリットと、その対応方法について解説します。

 

 

一緒に、詳しくみていきましょう。

 

メーカー・工場とのやり取りに手間がかかる

中国OEMでは生産を中国で行うため、言葉やコミュニケーションに壁があることはデメリットです。

意思疎通ができないことで、商品のイメージが違ったり、誤解が生まれたりする可能性があります。

商品やビジネスについてお互いの認識を一致させず、トラブル・事故につながらないためにも、対策が必要です。

 

例えば、現地をよく知る従業員や信頼できる通訳など、中国でのビジネスを安心して任せられるスタッフを起用することが重要です。

 

品質に関するリスクヘッジが必要

中国OEMで起こるリスクとして、完成した製品の「イメージが違った」「品質が落ちていた」ケースがあります

クオリティの低い商品によっては、ブランド力や信頼を失墜させかねません。

対策として、サンプルの検品や製造方法・価格などを事前にチェックすることに加え、商品が不良であった場合に備える必要があります。

 

返金対応や再生産の依頼、出荷前に検品するなど、あらかじめ取り決めておくことが大切です。

不具合品が生じたにも関わらず誠実な対応がなされない場合、取引の中止や他の工場への依頼を検討しましょう。

不具合品に関する取り決めは、工場や代行業者と取引する前に明確にしておいた方がよいですよ。

 

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OEMを行う手順とポイント

中国OEMを行うために、具体的な手順を説明します。

商品を売るためのポイントや、トラブルにならないための注意点などもあわせて解説するため参考にしてください。

 

 

一緒に、詳しくみていきましょう。

 

工場のリサーチ

中国OEMを成功させるためには、生産する工場についてリサーチすることが重要です。

商品・ブランドのクオリティを保つために、イメージ通りの商品を高い品質で製造し続けられる工場であることが大切です。

中国OEMを成功させるために、工場を探すポイントについて解説します。

 

意思疎通が滞りなくできる

企画・商品に関する連携や、トラブルが起きた際の連絡を問題なく行えることは必須といえるでしょう。

 

日本の企業と取引した実績がある

文化の違う日本について、厳しい品質管理や顧客目線の対応などを理解しているとスムーズです。

 

優良店舗であると認められている

Webサイトによっては優良店舗であることが分かるため、参考にすることがおすすめです。

 

品揃えがマッチしている

売りたい商品について、品揃えの多い工場がある場合は選ぶ際の材料にできます。

 

リピート率が高い

低すぎる場合は避けたほうがよいでしょう。できる限りリピート率高い工場(=1688での評価が多い店舗)を選ぶことがおすすめです。

扱う商品に応じて複数の工場と比較した判断が大切です。

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工場での見積り

事前にリサーチした工場へ見積りを依頼します。

その際は商品を具体的に説明した指示書を作ることがおすすめです。

指示書の項目について例を紹介します。

 

  • 商品名
  • 商品のイメージ
  • 図面
  • (あれば)ロゴ
  • 既製品との改良点
  • 希望ロット数
  • 希望サンプル単価
  • 希望本製品単価
  • 製作期間

     

    指示書が不明瞭な場合、商品の製造でトラブルに繋がるリスクが高まります。

    また、売れる数よりかなり多くの最低発注量を要求されることがほとんどです。

    ただし見積り時点で、予想販売数よりも最低発注量が多く、費用が高すぎる場合、交渉で低くできる可能性があります。

     

    見積時の交渉には、中国の文化や交渉に慣れた代行会社に頼みましょう。

    100個からと見積があった商品に対し、10個からではダメかと返答するのは交渉とは言いませんよ。相手のメリットを考えて。

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    サンプルの依頼

    指示書への回答をもとに、サンプル製造の依頼をします。

    その際、意思疎通を図りつつ、質の良いサンプル品を製造してもらうことが大切です。

    具体的には、出来上がったサンプルのクオリティや対応などの結果から発注するかどうかを判断しましょう。

     

    サンプルを依頼するときの注意点を紹介します。

     

    商品の詳しい説明・設計書を送る

    より高品質なサンプル品を製造してもらうためには、商品についての詳細な説明書・設計図を送ることがおすすめです。

     

    サンプル品を確認し再検討する

    工場からサンプル品が届いたら、イメージ通りの商品かを確認します。材質・設計などの改善点がある場合は、再度サンプルを依頼しましょう。

     

    初期量産品について確認を取る

    初期量産品について、工場によってはサンプル品の生産ラインと異なるケースがあるため、事前に確認を取ることが大切です。

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    OEMの量産依頼

    サンプル品に納得がいったら、量産依頼します。

    OEMの量産について、注意点や抑えるポイントを紹介します。

     

    費用はPayPalで払う

    量産にかかる費用は、買い手保護機能が付いているPayPalで支払うことがおすすめです。資金の持ち逃げを防ぐためです。

     

    検品は自分で行う

    完成した商品は、工場に任せず自分自身で検品しましょう。不良品・小さな傷・箱の破損を見逃さないようにします。

     

    サンプル品と違う点はないかをチェックする

    見た目や材質、条件など、サンプル品と異なる点がないかを確認することが重要です。

     

    小さな誤解が大きなトラブルになることは少なくありません。

    販売まで連携を取りながら商品を完成させることが大切です。

    PayPal払いに対応した工場は、多くはないです。代行業者であれば、対応しているところもあるかもしれません。

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    販売

    量産品の検品が終わったら、商品の販売に移ります。

    売れる商品を育てるためには、インターネットの販売ですと商品ページを作り込むことが重要です。

    OEM商品を売るためのポイントを紹介します。

     

    商品画像を正確に作る

    商品を売るWebサイトに準じた条件・サイズ・拡張子で画像を作る必要があります。

     

    適切な画像を使う

    画像を見るだけで商品のメリットや使用感が伝わる画像を使うことが大切です。

     

    商品の詳しい情報を記載する

    商品名・価格・材質・商品説明・仕様などの情報を明確にしましょう。

     

    表示順位が上がるキーワードを入力する

    商品ページにキーワードに関する項目がある場合、ライバルに勝てるキーワードを調査することがおすすめです。

     

     

    OEMでは、売れる商品を企画するだけでなく、売るための商品ページを作り込むことが大切です。

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    OEM工場を選ぶ際のポイント

    工場の選定は、OEM商品販売において最も重要な工程といえます。

    中国では各工場ごとに品質のばらつきや、対応の違いが大きいためです。

    トラブルを避けるためには、次のポイントを押さえた企業を選ぶことがおすすめです。

     

    OEM工場を選ぶ際のポイント
    • 製品の完成度は問題ないか
    • FBAや日本語での取引に対応しているか
    • 検品を問題なくしてもらえるか

    いくつかの工場が候補にあがった場合は、上記に加えてコミュニケーションがスムーズに取れるかを考慮するとよいでしょう。

     

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    種類別!中国でOEMを行う際のポイント

    ここではOEM商品を販売する際におさえた方がよいポイントを、商品の種類ごとに解説します。

    また、同時に気を付けたほうがよい点や販売戦略についても紹介しますので、是非参考にしてください。

     

     

    詳しく見ていきましょう。

     

    車・バイクのアクセサリー

    車関連のアクセサリーは、純正品の販売があるかを調べましょう。

    純正品が販売されている場合、社外品は信頼を得にくい傾向があります。

    純正品の販売のあるアクセサリーを販売する場合、数か月から1年程度の品質保証を付けることがおすすめです。

     

    大手メーカーは権利関係にシビアなため、商品の販売前に「商標登録の有無」や「知的財産権」の確認をすることも大切です。

    一般的な単語と考えて調べずに使った言葉が商標登録されていた場合、訴訟問題に発展する恐れもあります。

     

    アパレル

    アパレルの場合は、日本の工場でもOEM商品を作れる所があります。

    日本で作った場合は「日本製」と表示できるため、顧客の信頼をより得やすいでしょう。

    外国の方は「メイド・イン・ジャパン」と聞くと「品質がよいもの」と感じる人も一定数いるため、日本人以外からの興味もひきやすいというメリットがあります。

     

    一般社団法人の「日本アパレル産業協会」が出している自主的なルールでは、日本製の布はもちろん、中国の生地を利用して日本の工場でアパレルを作った場合も「日本製」と記して問題がないとされています。

    ただし、靴下やストッキングのような製品は、生地の原産国を表記する必要があります。

    このほかにも、製品次第で記載内容が異なる場合があるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

     

    ぬいぐるみ

    ご当地キャラクターや会社のイメージキャラクターが女性や子どもたちに人気が出ると、関連グッズも売れるのはどこでも見られるケースです。

    OEMで作ったぬいぐるみをキャラクター化し、そのキャラクターの関連グッズの販売につなげることも、戦略の1つとしてさまざまな企業で使われています。

    「3000円以上購入の方にはぬいぐるみプレゼント」のように、ノベルティとして配り広告代わりに使うこともできるでしょう。

     

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    OEMがうまくいく交渉術

    ここでは、OEMがうまくいく人の交渉術とうまくいかない交渉事例を紹介します。

    以下、当社と取引のある中小企業様との「交渉」事例です。

     

    手数料3.5元なんですか?

    はい。初回ですし、まずは3.5元でいかがアルか?

    あのね~。それだと貴社が儲からないですよね?このサービスなら相場は5元ですよ。

    あ、相場はそうですね^^;
    そのように理解いただけているのでしたら5元でお願いできますか。

     

    値引き交渉が「交渉」というわけではないということです。

    相場を知り、相手のメリットも考える。

    長期視点でみれば、この考え方が理に叶っています。

     

    この例は、製作側から値上げを提案する事例ですが、初回の取引は取引先の言い値であればうまくいきます。

    ただし、相場を知っておくことも大切です。

    相場を知るには経験しかありませんが、損しても得しても初回が大事です。

    当社の大口のお取引様ですと、初回から「値下げ」交渉があった企業とは現在1社も取引がないです。

     

     

    詳しく見ていきましょう。

     

    店舗との交渉事例


    はじめに、中国輸入での交渉がうまくいかない人の事例を紹介します。

    アリババ店舗との交渉事例です。

     

    この10元の商品、よいですね!10個買うからもっと安くしてくれませんか。

    アリババ店主
    10個~99個の価格は、すでに割引価格で表示しているアルよ。

    はい。確認しました。
    ただ、今後も取扱を検討していて、まずは10個試験したいから、もう少し安くしてくれませんか。

    10個??・・・うちは全然儲からないね。交渉にならないアルね~。再見~!

     

    新規で信用もない状況で未来を語っていますね。

    店舗は何を根拠に信じればよいのでしょう。

    交渉の心構えは、相手側のメリットを理解することです。

     

    リサーチや過去の経験から売れる見込みがあるようでしたら、まずは10個100元で仕入れて、売れ行きを確認してから判断することをオススメします。

    0.数元安くなったところで、目先の利益にしかならないです。相手との関係性も悪くなります。

     

    アリババ工場との交渉事例

    次に、工場との直接交渉する事例です。

     

    綿100%のレディース服をこの仕様書通りに1万枚作って、5万元でお願いできますか。

    看板娘
    再見積のとおり5.5万元あるよ。これ以上は厳しいアルね!

    そこを何とかお願いできませんか。リピートもありますし、新商品の準備も進んでいますから。

    ・・・う~ん、、okアルよ。じゃあ、あなたの希望価格で決まりネ!

     

    今回の事例は、OEMの交渉でよくある事例です。

    一見、交渉がうまくいったかのように思いが、実のところの仕上がりは、なんと!「綿80%、ポリエステル20%」の製品になったというオチです。

    あまりにしつこく交渉すると、思ってもいないことが起きますし、それでいて、プロでない限り、「綿100%」ではないことに気付かないものなのです。

     

    単価を下げる交渉をしすぎると、材質に影響がでること。気付いていないだけで案外あることです。

    仮に気付いて返品依頼しようものなら、価格相応ということで泣き寝入りになることもあります。

     

    代行業者を経由する交渉事例

    次に、代行業者経由の交渉事例です。

     

    この10元の商品。9元になるように店舗と交渉していただけませんか。

    小籠包代行
    1個で交渉ですか?

    はい。中国輸入がはじめてなので、まずは1個です。できるだけ安くしたいです。

    ・・・かしこまりました......

     

    代行業者によっては、注文数に下限を設定しているところもありますが、その理由の1つがコレです。

    1個での「交渉」は、工場や店舗に対し、一体どういうメリットを提示して「交渉」すればよいのか。

    はたまた、仮に9元になったとしても、代行手数料が料率(パーセント)で決まっている代行業者の立場からすれば交渉により利益が少なくなるというのに、本気で「交渉」に臨めるのでしょうか。

    仮にご希望の価格にできたとしても、感謝の言葉はあるのかないのか......

     

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    OEMとODMの違い


    OEM(オーイーエム)とODM(オーディーエム)。

    違いは、生産工程での役割分担(=工場へ委託する工程内容)の違いです。

    簡単のため、表でまとめます。

     

    生産工程 OEM生産 ODM生産
    企画 -
    仕様設計 -
    開発(サンプル作成) -
    生産(サンプル作成、製造)

     

    既製品のサンプルをベースに、生産(製造)のみを工場へ委託するのがOEMです。

    一方、企画、仕様設計、開発(サンプル作成)、生産(製造)までの一連の生産工程を工場へ委託するのがODMです。

     

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    OEMやODMをしている企業の例

    違いはわかれど、ピンとこないかもしれません。

    よりイメージで理解しやすいように、OEMやODMをしている企業を紹介します。

     

    OEMをしている企業例

    OEMをしている世界的企業ですと、たとえば、セブンイレブンやAppleがあります。

     

    生産工程 カップラーメン iPhone
    企画 日清 Apple
    仕様設計 日清 Apple
    開発(サンプル作成) 日清 Apple
    生産(製造) 工場(日清が委託している) 鴻海(Appleが委託している工場)
    販売 セブンイレブン (Apple)、DoComo、SoftBank、au

     

     

    セブンイレブンのプライベートブランド(=PB)として販売しているカップラーメン。

    日清が企画~開発までを行っている製品をセブンイレブンが日清の許可を得て、同じ生産ラインでパッケージを変えて生産し、販売しています。

     

    また、DoComoやSoftBank、auなどのスマートフォンキャリアは、Appleが鴻海(台湾の工場)へ委託生産したiPhoneを販売しています。

     

    ODMをしている企業例

    ODMをしている世界的企業ですと、たとえば、FOREVER 21やSONYがあります。

     

    生産工程 アパレル用品 VAIO Phone
    企画 ODM工場 Quanta Computer(台湾のODM工場)
    仕様設計 ODM工場 Quanta Computer(台湾のODM工場)
    開発(サンプル作成) ODM工場 Quanta Computer(台湾のODM工場)
    生産(製造) ODM工場 Quanta Computer(台湾のODM工場)
    販売 FOREVER 21 SONY

    米国アパレルチェーンのFOREVER 21(2019年9月破産)は、すべての商品を自社で企画しているわけではなく、さまざまなODM工場と協力することで新商品の提案を貰っています。

    提案の中から、自社で販売したい商品を選定し、ODM工場へ生産依頼を行います。

     

    また、SONYが販売して話題になったVAIO Phoneも然りです。

    VAIO Phoneの場合は、台湾のODM工場であるQuanta Computerが企画~開発まで行った製品をSONYが採用し、VAIO Phoneとして販売しています。

     

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    OEMとODMの良し悪し

    次にOEMとODMのメリットとデメリットです。

     

    OEMのメリットとデメリット

    販売者にとってのOEMのメリットとデメリットは、次のとおりです。

     

     

    もう少し詳しくみていきましょう。

     

    他社の既製品をベースにすれば企画が不要

    OEMは、本来自社で企画した商品を外注することですが、受託側が制作した既製品をベースに、商品の制作を依頼することも可能です。

    本来必要な企画や開発の手間を省け、自社に合うように既製品の一部を変更したい場合にも「別注」という形で依頼できます。

     

    初期費用が少ない

    自社で商品を製造するとなると、初期投資だけで数千万の費用が必要です。

    工場の管理や設備投資、工場で働く人材や責任者など、工場を稼働させるまでにも多くの費用と時間がかかります。

    多くの人材を雇うとなれば、簡単に工場の供給を止めることもできず、在庫ばかりが増えるという事態にもなりかねません。

    一方で、OEMであれば、依頼するだけで必要な量を生産し、納品されます。

    工場の管理をする必要がなく、少量でも依頼できるため、在庫を抱えるリスクがありません。

     

    販売に専念できる

    商品がなければ販売することはできませんが、販売よりも製造することに設備投資や人員がとられ、本来の販売事業に集中できないと悩む企業は少なくありません。

    OEMに依頼すれば、製造に関わる作業を全て任せられるため、費用や人員を販売分野に配属できます。

    販売に専念できれば、マーケティングや顧客のニーズに応える時間が作れ、次に打ち出す企画を検討する余裕も生まれるでしょう。

     

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    次に、OEMするデメリットです。

     

     

    もう少し詳しくみていきましょう。

     

    生産技術やアイディアを他のOEM企業へ奪われる危険性がある

    自社に十分な技術力やノウハウが備わっている場合、OEM企業へ細かな指示やアイデアを提案できるでしょう。

    しかし、そのようなアイデアや技術は、本来であれば他社に漏らすべきではない、重要な情報です。

    製造を依頼し、より良い商品を求めるのであれば、ノウハウやアイデアは伝えなければなりませんが、全ての技術やノウハウを開示することは避けましょう。

     

    受託側が別の商品を製造する際や、自らが販売事業へ進出した場合に似たような商品で対峙する可能性があります。

    秘密契約の締結や、どうしてもノウハウも漏らされたくないのであれば、特許取得を視野に入れることをおすすめします。

     

    二番煎じの場合、機能面・価格面が求められる

    OEM企業の既製品をベースにして商品を製造することは、企画や開発の手間を省ける一方で、「二番煎じ」になることは避けられません。

    多少見た目に変化をつけただけでは、顧客は価格の安い方を購入するでしょう。

    既製品をベースにして商品を製造するのであれば、機能面や価格面で勝る点を付け加えなければ、売上は伸び悩んでしまう恐れがあります。

     

    独自性をどのような点で付け加えるかについて検討しましょう。

    普段使いの中で、「あったらいいな」を具現化してみることもよいと思います。

     

    販路と企画力が必要になる

    OEMの場合、製造と販売の業務は完全に分担されます。

    OEM企業の担当は製造工程のみで、販売に関しては業務範囲外です。

    そのため、販路開拓やマーケティング、商品の宣伝は販売側で行わなければなりません。

    また、OEM企業の製品をベースにするのではなく、自社で企画したものの製造を依頼する場合は、企画力も必要です。

    いくら優秀なOEM企業が企画に沿って製造したとしても、企画自体が弱ければ、売上が伸び悩んでしまう可能性は大いに考えられます。

     

    ODMのメリットとデメリット

    ODMのメリットは、次のとおりです。

     

    OEMと同様、企画~開発の知識や設備が不要

    OEMでは、企画~開発まで自社で行うケースと、既存商品をベースに商品開発を依頼する2つの依頼方法があります。

    一方、ODMでは、自社で企画は行わず、基本的に企画~製造までに至る一連の工程を依頼します。

    そのため、社内に企画~開発の知識がなく、進出したい業界に対する知識を持っていない企業でも、独自の製造が可能です。

     

    また、製造に関する工程は全て外注するため、工場設備に費用をかける必要もありません。

     

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    次にODMするデメリットです。

     

     

    もう少し詳しくみていきましょう。

     

    企画〜開発が不要な分、製造コストはOEMよりも高くなる

    OEMでは、自社で企画~開発したものを、外注する形でOEM企業に製造してもらいます。

    一方で、ODMでは、企画から依頼するため、製品に対する責任は全て受託側にのしかかります。

    企画~開発に関する費用や責任の重さはOEMより重くなるため、製造コストはOEMに比べると高くなる可能性があるでしょう。

     

    二番煎じであれば差別化が必要

    企画~開発を依頼する場合、受託側が持っている商品を基にして、製造することもあります。

    OEMと同様、全く同じ商品になると顧客にとっては価格の安い方を購入するでしょう。

    ODMの場合、販売側に開発に関するノウハウを持っていないことが多いため、商品に関しては受託企業に依存してしまいます。

     

    二番煎じを避けるのであれば、どのようにすれば差別化を図れるか、受託側と相談する必要があるでしょう。

     

    OEMと同様、販路が必要になる

    OEMと同様、ODMでも、受託側は製造までが担当のため、販路や販売に関しては販売側の責任です。

    ODMの場合、企画~製造までは受託側に依存する形になり、製造~販売までは受託側が販売側に依存します。

    OEMよりも互いの依存率が強くなる分、信頼関係がなければ、ODMは失敗に終わります。

     

    お互いが相手の利益を考えられるような関係の構築が、ODM成功の鍵でしょう。

     

    生産・原価管理が難しい

    販売側は、委託側に企画~製造の全てを任せる形になるため、生産・原価管理をしづらくなる可能性があります。

    OEMであれば、販売側も製造に関する技術やノウハウを持っていることが多いため、製造に関して的確に指示することもできるでしょう。

    一方ODMの場合は、販売側に技術・ノウハウを持っていないことが多く、的確な指示ができません。

     

    製品完成まで主導権を握れなければ、最終的に完成した商品も他社製品の二番煎じのものや、自社ブランドにそぐわない商品になる恐れがあります。

     

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    その他OEM・ODMと類似する用語

    近年ではOEMであっても、受託側の商品をベースに製造を依頼できるため、次第にOEMとODMの区別が付きづらくなっています。

    OEMとODMに類似する用語は他にもあります。

    違いも含めて、覚えておきましょう。

     

    OEM・ODMと類似する用語

     

    詳しく見ていきましょう。

     

    OBM

    OBMとは、「Original Brand Manufacturing」の略称で、オリジナルブランドを自社で生産することを意味します。

    OEMで商品を製造していた企業が、培った技術やノウハウを活かしてOBM企業に成長することがあります。

    OEMやODMのデメリットに挙げた、技術やノウハウが流出した結果ともいえるでしょう。

    自社で生産から販売までを行うケースですね。

     

    PB

    PBとはブライベートブランド(Private Brand)の略称で、小売業者がメーカーに自社のブランドとして製造を依頼する形式のことです。

    「ストアブランド」と呼ばれることもあります。

    違いとして、OEMはメーカーとして、他のメーカーに製造を依頼することです。

     

    近年、人気の業務スーパーでは、商品の企画や開発は自社で行い、製造・輸入は中国や欧州から行っています。

    PBであれば、企画は自社で行い、販売価格も自由に設定ができるため利益率を上げられるメリットがあります。

    イオンではトップバリュー、セブンイレブンではセブンプレミアムなどが挙げられます。

     

    EMS

    EMSとは、「Electronics Manufacturing Service」の略称で、OEMのうち、電子機器の生産を受託するサービス、または請け負うメーカーです。

    EMSでは、販売側が使用する部品を指示するのではなく、受託側で部品や資材を独自に調達し、製造を行うことが特徴です。

    中国やマレーシアなどの低賃金で人員を確保できる地域に工場を設けることで、委託側は予算を抑えた製造ができます。

     

    受託側は技術やノウハウを得られるため、双方にメリットがあります。

    近年でもEMS企業は勢力を拡大しています。

    前述した鴻海精密工業(フォックスコン・グループ)は、iPhoneのOEMと説明しましたが、厳密にはEMSです。

     

    設計から配送まで幅広く請け負っています。

     

    JDM

    JDMとは、「Joint Design Manufacturing」の略語で、販売側・受託側が共同で商品の設計を行うことが特徴です。

    近年ではスマートフォンの生産にJDMが多く利用され、韓国のSamsungが取り入れています。

    自社で工場を持つ必要がなく、安く大量に生産が行えることから、1つあたりのコストを下げられます。

     

    また、商品の設計を共同で行うため、設計期間の短縮効果も期待できるでしょう。

    受託企業としては中国企業が多く関わっています。

     

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    補足:転売の延長がOEMとは限らない


    転売の先にOEMがあるわけではありません。

    もし、転売の先にOEMがあるなら、大企業は創業時は転売をしていたことになります

    個人でのネット物販ビジネスで、知識や経験がないからまずは転売という発想までは理解できます。

     

    転売の先にOEMがある。というのは安易です。

    転売の延長で、OEMで儲かっている人はほんの一握り。

    そのようなプロの世界へあなたは入っていくんだ。という覚悟を持って望むべきです。

    ここでいうOEMとは、タグを付けたり、刻印したりする簡易OEMの話ではなく、本気のゼロベースでのOEMのことです。

     

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    補足:OEM経験がある人でも知らない話

    中国でのOEM経験がある人という人でも、よくよく伺ってみると理解していないかもと思われた事例を紹介します。

    すべて、当社での体験話です。

     

     

    詳しく見てきましょう。

     

    「アリババ=工場」というわけではない

    アリババは、BtoBのプラットフォームです。

    (「会社と個人(BtoC)」と区別して、「会社と会社(BtoB)」の取引という意味です)

    そのため、アリババは「工場」以外にも「メーカー」や「卸問屋」も出店しています。

    (出店費用が高額のため、個人での「小売」や「転売ヤー」は少ないです)

     

    リサーチ先の店舗が、「工場」なのか「メーカー」なのか「卸問屋」なのかの視点を持っておくだけで仕入金額や交渉時間が変わります。

    サイト上でも見分けがつくことありますが、自社工場を持っている「メーカー」もありますから、詳しくは店舗へ尋ねてみるか、代行へ確認してもらうのがよいです。

    当社ご利用のお客様(コンサル先生含む)で、「アリババ=工場」と勘違いなされている方もいらっしゃいました。工場と交渉していると思っていたら実は「メーカー」や「卸問屋」と交渉している。なんてこともあるようです。

     

    一次工場はアリババに出店しない

    アリババに出店している工場は、B~Cランクの工場が多いです。

    中国では、工場にSABCのランクが付いています。

    (公式についているわけではありません)

     

    ランクは、「規模」「清潔」「製品精度」の視点でSから順に評価されています。

    Sランクは、資本力のある工場(数億元~)や有名企業(例えば、アパレルですとユニクロやH&Mなど)です。

    そのような企業と取引している工場は、アリババに出店せずとも引き合いがあるので、敢えてお金をかけてアリババへ出店する必要はありません。

     

    一方で、集客に困っている工場が、集客の手段としてアリババに出店しているケースが多く見受けられます

    アリババに出店している工場の中でもAランク工場に当たれば、完成度が高く、あなたの希望通りのOEM製品が制作できる可能性が高くなります。

    ただし、単価は高めです。

     

    また、工場へランクを尋ねても正確な回答が得られることはあまり期待できません。

    ちなみに、わたしはアパレル系の工場は、S~Cランクの工場を視察していて、現地でみることで概ね判断が付くようになります。

    アリババ上の情報は、工場の写真も含め参考程度です。

    親会社や一次工場の写真を掲載しているところもありますからね。工場選定は、代行へ相談するか現地へ赴くかがベターです。もしくは、自身の直観を信じるか。

     

    代行業者で見積が上乗せ

    「誠」が提示するOEMの商品見積は、工場からいただいた価格をそのまま提示しています。

    それが当たり前だと思っていましたが、実は必ずしもそうではないようです。

    他社へ見積なされた人によると、これまで次のような話がありました。

     

    • 誠さんの方が安いです。
    • 安すぎるのでなんかあやしい
    • この価格で〇〇も付いているのですか。
    • 桁間違えていませんか。

    OEMの見積は、相みつが基本ですよ。パンダ社長が新人で勤めていた会社でも相みつしないと上司に叱咤されていましたよ。企業は、利益を出し、世の中に還元することが目的なんですから。

     

    代行業者によって得意なカテゴリーがある

    今でこそ何でも屋のようになりつつある「代行」ですが、「代行」だからといってどのような製品でも「OEM」を仲介できるわけではありません。

    たとえば、「誠」は、青島という地域柄、「アパレル系」や「木製品系」の製品が得意です。

    加えて、アクセサリーの自社工場があり、ガジェット系の知り合いも多いです。

     

    一方、義烏や深圳界隈の「代行」であれば、地域柄「スマホのガジェット系」や「電子機器系」、広州界隈であれば「玩具系」や「ウィッグ系」が得意な業者が多いです。

    また、代行業者独自の取引先工場もあります。

    アリババへ出店していないSランクやAランクの工場を「代行」はよく知っています。

    中国は人脈社会ですし、同郷で幼馴染となれば、卸価格もあり得ないほど安くなることがよくあります。

     

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    OEMを代行業者に依頼するときの選定基準

    OEMを依頼するときには、OEMや自分が扱いたい商品のジャンルに対する理解が深い業者を選ぶことがおすすめです。

    ここでは、OEMを依頼する業者の選定基準について解説します。

     

     

    詳しく見ていきましょう。

     

    価格の安さやサービス内容を基準にする

    OEMを依頼するときには、代行業者への手数料・送料・その他サービス(検品サービスや梱包など)の料金を確認し、費用対効果が優れている業者へ依頼することがおすすめです。

    仕入れに慣れてくると、オリジナルパッケージやショップカードを作ったり、説明書の同封などをお願いしたりなどを依頼する場合もあります。

    そのため、はじめから「オプションサービス」が充実している業者へ依頼すると、他の業者へ依頼をする手間が省けます。

     

    価格だけでなく、サービスの範囲も業者ごとに違いがあるため、例えば検品や梱包の程度などを細かく比較して決めるとよいでしょう。

    たとえば、次のような点を参考にしてください。

     

    • 手数料
    • 検品の信頼性・口コミ
    • オプションサービスの豊富さ
    • 担当者の初期対応
    • 実績・経験

     

    やりとりのスムーズさを基準にする

    代行業者に速やかな対応をしてもらえても、中国の工場の反応が遅い場合もあります。

    自分とのやり取りだけではなく、中国の工場ともスムーズにやり取りができる業者を選ぶこともポイントです。

    いくつかの代行業者へ見積もりを取り、見積もりの段階でのやり取りから、自分と相性がよいと感じた業者へ頼むとよいでしょう。

     

    いくつかの代行業者を一度利用して、各種の対応を確認したうえで契約することを推奨します。

     

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    代行業者へOEMを依頼する手順

      さいごに、当社を例に、OEMを依頼する手順を紹介します。

      はじめてのご相談・ご依頼は、次の手順を参考にしてください。

       

       

      詳しくみていきましょう。

       

      「OEM/ODM」プランとして利用登録する

      はじめに、「OEM/ODM」プランとして利用登録をお願いします。

      ご担当者名や法人名、メールアドレスなどの必要情報をご入力・ご送信ください。

      折って、アンケートメールが自動送信されます。

      利用登録フォームはこちらです。

       

      アンケートメールへ返信する

      利用登録しますと、ほぼリアルタイムにアンケートメールが自動送信されます。

      アンケートの内容は、希望ロットや希望納期、サンプルの有無など、簡単なものです。

      全部で10項目のアンケートへ回答し、そのままメールをご返信ください。

       

      折って、OEM事務局より返信がございます。

       

      仕様書を送付する

      アンケートに返信いただきますと、アンケートの内容に応じ、仕様書を依頼するメールが届きます。

      仕様書の作成が初めての方でも、次の雛形を参考に埋めていただくことで作成ができるようになっています。

      仕様書の雛形は、OEM事務局からのメールにも記載がありますのでご安心ください。

       

      専用SNSへコンタクトする

      仕様書の内容に問題がなければ、貴社専用のSNS(skypeまたはwechat)をご案内差し上げます。

      以降のやり取りは、専用SNSを通じ、専任の現地担当者とおこなっていただきます。

      担当者は中国人ですが、日本語での意思疎通がおこなえます。

       

      また、専用SNSには日本人も事務局として参加しますので、言葉の問題はストレスになりずらいです。

      2023年現在、wechatは回線状況があまり芳しくないようです。そのため、skypeをオススメしています。

       

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      結論:アリババでOEMするなら、相みつを!

      まとめます。

      • 中国OEMのメリット
        - 国内OEMよりも費用がかかりづらい
        - 転売と比べ価格崩壊が少ない
        - 転売と比べ長期的に稼げる
      • 中国OEMのデメリットと対策
        -メーカー・工場とのやり取りに手間がかかる
        - 品質に関するリスクヘッジが必要

      本日もお読みいただき、ありがとうございました^^

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