中国輸入における無在庫販売のリスク【良い点の方が盛りだくさん】

こんにちは!

中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^

 

中国輸入の無在庫に興味がある子侍
中国輸入の販売方法は、有在庫と無在庫があるって聞いたよ。有在庫は在庫を持たないといけないし、やっぱり無在庫かな。でも、無在庫って本当にリスクがないのかな。中国輸入で無在庫販売をやる前に、リスクについて教えてほしいなぁ。無在庫が在庫を持たないのはわかるけれど、リスクがないビジネスって本当にあるのかな。

このような疑問にお答えします。

 

中国輸入の無在庫販売のリスクに関するtweet

中国輸入の販売方法は、有在庫と無在庫があります。初心者には、初期費用なしの無在庫がオススメ!的な記事やLPを見かけます。それは、無在庫を教えたいコンサル先生のキャッチですよ。リスクがないビジネスはそうはありません。ただ、リスクを許容しても無在庫は儲かります😌

この記事は、2021年は無在庫で4億円以上の取引をしているパンダ社長が書いています。コンサルをしていないからこそ書けることがあると思います。

 

この記事でわかること

  • 中国輸入における有在庫と無在庫のメリット、デメリット
  • 中国輸入における有在庫と無在庫の比較ポイント
  • 中国輸入における無在庫販売は、再現性が高く儲かる

 

中国輸入の販売方法は、有在庫と無在庫があります。

有在庫は在庫リスクがあるから、無在庫にしよう。というのは安易です。

資金がないから無在庫にしよう。というのも安易です。

有在庫も無在庫もそれぞれ特徴があり、在庫リスクや資金面も含め、総合的に理解・検討しておくことをオススメします。

 

この記事では、中国輸入における有在庫と無在庫の特徴を一覧にした上で、無在庫販売の良い点に加え、懸念点についてわたしの経験をもとに解説しています。

 

中国輸入における有在庫と無在庫の特徴比較

中国輸入の販売方法は、有在庫と無在庫があります。

有在庫と無在庫とでは、始めるにあたり必要な資金も違いますし、資金の増え方も違います。

はじめに、有在庫と無在庫の特徴をまとめます。

特徴チェック 有在庫販売 無在庫販売
初期資金(商品原価) 20万円
(商品代+代行業者への月額利用料+代行手数料+国際送料)
0~5万円
(代行業者への月額利用料)
初期資金(コンサル費用) 10~100万円 10~50万円
資金の増え方 増えにくい 増えやすい
1年目での最高月商 0~500万円 0~300万円
利益率 10~30% 40~60%
月収規模 0~150万円 0~180万円
在庫リスク 有り 少々
リサーチスキル 必要 必要
出品できるサイト すべてのサイト BASE、BUYMA、Stores.jp、Shopify等の自社ネットショップサイト+一部Amaozn 、au Payマーケット、Qoo10
商品ページ作成 必要 必要
外注の有無 月商に順ずる 月商に順ずる
融資の受けやすさ 受けやすい やや受けにくい
入金サイクル 1週間~2ヵ月
(出店サイトによる)
1週間~2ヵ月
(出店サイトによる)
投資回収期間 PCやツールなどの必要経費は、両者同程度。
(無在庫でも0ではない)
事業撤退のしやすさ しばらくかかる
(在庫の処分または売り減らし後)
すぐ
(受注中の注文処理が完了次第)

パンダ社長
転売を想定した数字ですよ。簡単のため、有在庫にOEMは含まれていないです。

 

次に、上記比較表の中で、有在庫と無在庫とで内容が異なる項目について、無在庫の視点で解説します。

比較表に戻りながらお読みいただくと、比較がしやすいです。

 

初期資金(商品原価)

ここで、大変残念なお知らせです。

中国輸入における無在庫販売は、初期資金が0から始められる。というのはウソです。

無在庫販売という特性上、確かに商品代をエンドユーザーが先に支払ってくれるので、商品代は0です。

 

商品代に含まれるものは次の通りです。

商品代 = 仕入原価 + 代行手数料 + 国際送料 + あなたの利益

 

「仕入原価+代行手数料+国際送料」の部分をエンドユーザーが先に支払ってくれるので初期資金0で始められる。というロジックです。

これは一見、正しいように見えますが厳密ではありません。

代行業者を利用するために、月額利用料の支払いを考慮しておく必要があるからです。

月額利用料がかかる代行業者では、プランにより1~5万円の月額利用料が生じます。

この代金は、エンドユーザーから事前に回収できるものではなく、あなたの資金から支払うものです。

 

そういう意味で、本当に資金が厳しい人は、月額利用料が0円の代行業者を利用することをオススメします。

月額利用料については、次の記事を参考にしてみてください。

参考:中国輸入における「デポジット払い制」と「月額制」の違いについて

参考:中国輸入 代行業者は月額利用料があった方がお得な場合もある話

パンダ社長
当社は、そもそも月額利用料という概念がないので無料です。貿易会社で月額利用料なんて取らないですよ。なぜ、個人や小規模事業者相手になると月額が発生するのか。中小企業との取引に比べ売上が小さいので、月額利用料という名目で徴収しているのですね。月額利用料を人件費や家賃に充てているとホームページに書いている代行業者もありますが、これもウソ。本当なら当社は潰れていますね。

 

初期資金(コンサル費用)

次に初期資金を考える上で見落としがちなのが、コンサル費用です。

コンサル先生が「初期資金0から始められます!」「無在庫は初期費用0!」と言っている中に、自身に支払わられるコンサル費用は含まれていないものです。

無料でコンサルをする人はいませんから、初期資金という意味ではコンサル費用も初期資金に入れた上で、参入を検討すべきです。

 

コンサル費用として10~50万円支払えたとしても、代行業者へ支払う月額利用料やツール代、外注費を支払う余裕がなければ、無在庫ビジネスを続けることが難しいです。

頑張れば何とかならなくもないですが、頑張った割にはあまり利益が残らないです。

パンダ社長
コンサル費用に加え、50万円ほどの生活費を除いた余裕資金がある。これが、参入の検討ラインです。余裕資金50万円未満でも参入はできますが、事業拡大が遅く、途中で止める確率が高くなります。それでもコンサル先生は儲かりますね。中国輸入は再現性が高いビジネスモデルですが、小資金の投資で一発逆転できるほど甘くはないですよ。

 

資金の増え方

資金というよりキャッシュ(現金)といった方が適切かもしれません。

現金の増え方は、無在庫の方が圧倒的に高いです。

有在庫と無在庫の現金は、次のような流れで増えていきます。

  • 有在庫:現金 → 在庫 → 現金 → 在庫 → 現金 → …
  • 無在庫:現金 → 現金 → 現金 → 現金 → 現金 → …

 

有在庫の説明をしようと、売上原価の説明が必要になりますが、簡単のため、上記図をイメージいただければ、無在庫の方が現金が増えることが理解できると思います。

パンダ社長
無在庫でかかる商品代(仕入原価+代行手数料+国際送料+上乗せ利益)は、エンドユーザーが先払いしてくれますから、売れれば上乗せ利益分だけあなたの現金は増えますよね。

 

1年目の最高月商

中国輸入を1年続けた結果の最高月商です。

有在庫でも無在庫でも、0円のことだってあり得ます。

出品しただけでは商品が売れるわけではないですからね。

 

上限については、正直ざっくりです。

肌感覚では、有在庫の方が月商は大きくなります。

なぜなら、ヒット商品が出れば、一気に売上が立つからです。

パンダ社長
無在庫は数を出品して何ぼの世界ですから、ツールで一気に出品した方が売上が立ちやすいです。少なくとも3,000点は出品しておきたいですね。ただ、3,000ページのテコ入れやメンテナンスをするのが現実的ではなく、売れるページを作るという点に集中できる有在庫の方が売上が爆発しやすいです。

 

利益率

利益率は無在庫の方が高いです。

理由は2つです。

1つは、有在庫は在庫リスクがあるからです。

10個売れる思って仕入れたら2個残った。

2個を売り切るために値下げした。

原価率が上がった

利益率が下がった

パンダ社長
在庫=現金です。在庫が全て予定通りに掃ければokですが、売れ残ると原価率が上がります。有在庫は、売れ残りも見越して試算しておくとうまくいきます。

 

もう1つは、無在庫は保管料が発生しないためです。

有在庫は、在庫を持つという性質上、どこかに保管する必要があります。

代行業者の倉庫であれ、日本で借りた倉庫であれ保管料が生じます。

売上が小規模の時には自宅から発送することで保管料を0にできますが、売上規模に応じ、保管の問題は必ず生じます。

パンダ社長
わたしは専らアマゾンのFBA倉庫で保管しています。利益計算の時点で、保管料も含めて試算しているので保管料は苦にならないです。それでも、やっぱり保管料がより安い倉庫の方が優位性は高いですね。わたしの場合、面倒なので倉庫を変えていないのと、ユーザー対応をアマゾンがやってくれるのでFBAを利用しています。

 

月収規模

月収規模はピンキリです。

有在庫でも無在庫でも始めて1年で、月利100万円をクリアできるビジネスモデルです。

月収面では、どちらがいいといったことはありません。

パンダ社長
有在庫と無在庫とでは、月収100万円までのプロセスが違うと理解してもらえればいいのかなと思います。

 

在庫リスク

無在庫は在庫リスクがないというのはウソです。

なぜなら、不具合品や返品が起きるからです。

中国輸入を行っている以上、輸送中の破損リスクや商品ページと若干使用が違っていたということは起きます。

 

代行業者が中国側で検品を行い、不具合を発見したとしてもタオバオの店舗が不具合を認めなければ返金を受付てくれません。

その商品はどうするか。

「代行業者で廃棄」してもらうか「あなたの元へ国際発送(=在庫を持つ)」するかのいづれかです。

 

詳しくは、次の記事に譲りますが、無在庫でも在庫リスクはあるということを覚えておいてください。

パンダ社長
ちなみに、当社での検品による不具合率は、2021年1月~同12月のデータで0.21%です。Sクラスの検品専門業者の不具合率が1%です。(不具合率とは、発送点数のうち、日本到着後ユーザーからクレームがあり当社の検品による不具合点数が占める割合です。)

 

参考:タオバオで、20元以下のアパレル製品を購入しない中国人の話|無在庫必見

 

出品できるサイト

無在庫での販売を禁止しているサイトもあります。

メルカリやヤフオク!は無在庫での販売を禁止しています。

詳しくは、【炎上】無在庫は「クズ」なビジネス【違法ではない】 を参考にしてください。

 

融資の受けやすさ

融資の受けやすさは、有在庫に軍配が上がります。

銀行の担当者の理解によります。

銀行員の思考は次の通りです。

物販

商品を仕入れるために資金がほしい

過去の実績含め、いくらまで貸せるか検討

 

無在庫は、仕入れが発生しないことが前提になりますから、何のために資金が必要なのかを明確にしておく必要があります。

パンダ社長
わたしの回りで、無在庫での融資に成功したと言っている人がいました。その時は、ふーんと流していましたが、事業計画書に何を書いたのか気になりますね。それで、この記事を書きながらググってみたのですが、なるほどなと思える記事は見当たりませんでした。もし、無在庫で融資を受けたよ。という人がいましたら教えていただけるとうれしいです。

 

投資回収期間

無在庫の投資先は、コンサル費用と代行業者への月額利用料です。

コンサル費用が10万円、代行業者への月額利用料が3万円とすると、投資金額は13万円です。

利益率50%ですと、累計26万円以上を売り上げれば回収できたことになります。

 

有在庫の投資金額は、上記に加え商品代も含まれます。

ですから、無在庫の方が投資回収期間は短いと言えます。

パンダ社長
事業を行う上で、投資回収期間の試算はどの企業でも行うことです。毎月の売上利益の試算をする人は多いですが、事業参入にあたり、初期投資金額の予測・実績や回収期間を試算する人は少ないように思います。ちなみに、わたしは新卒で経営戦略の仕事でしたので、新規店舗のオープン資料作成を通じ、手を動かして学びました。試算通りにいくことは稀でもあるのですが、試算=基準ですから、試算がないと事業開始後の評価ができなくなるのですね。

 

中国輸入はビジネスです。ビジネスは事業です。

事業には、投資回収の試算や事業計画などの経営知識と実践が不可欠です。

中国輸入の勉強と合わせて、経営数字の勉強もしておくと、より中国輸入でうまくいきやすいですよ。

本もたくさん出ていますが、どれか1冊読んでおけば十分です。(←アマゾンへリンクします)

たとえば、マンガですと1時間以内で読めますしビジュアルでインプットできてオススメです。

事業撤退のしやすさ

事業撤退は無在庫の方が圧倒的にしやすいです。

在庫を持っていないので、最後の受注処理が終わり次第、撤退できます。

ネットショップとの契約条項にもよりますが、撤退を決めて1ヵ月ほどで解約できます。

パンダ社長
有在庫は、在庫が掃けるまで続けるか、廃棄するかの選択があります。やはり、有在庫は、在庫を抱えるというジレンマが撤退するまで続きますね。それでも、大きな売上を作りやすいので有在庫が物販の主流なのですね。今後もユニクロが無在庫販売することはないはずですし。

 

結論:中国輸入における無在庫販売は儲かりやすい

まとめます。

  • 中国輸入における無在庫販売は、初期資金が0から始められるというのはウソ。
  • 初期費用に、代行業者への月額利用料も含めておく。
  • コンサル費用として10~50万円支払えたとしても、代行業者へ支払う月額利用料やツール代、外注費を支払う余裕がなければ、無在庫ビジネスを続けることが難しい。
  • 現金の増え方は、無在庫の方が圧倒的に高い。
  • 有在庫の方が月商は大きい。
  • 利益率は無在庫の方が高いです。
  • 無在庫にも在庫リスクはある。
  • 事業には、投資回収の試算や事業計画などの経営知識と実践が不可欠です。
  • 事業撤退は無在庫の方がしやすい。

 

中国輸入における無在庫販売は、再現性が高く儲かるビジネスです。

ここで上げたリスクを頭のどこか片隅にいれておいてください。

この記事で、中国輸入に関し何かを実践することはありません。

ただ、中国輸入ビジネスをやるにあたっては、経営に関する書籍をさら~っと読んでおくことをオススメします。

「中国輸入×●●」=「あなたにしかできないスキル」です。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました^^