
こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^
ずばりこの疑問にお答えします。
▼中国輸入の国際物流に関するtweet▼
無在庫。「誠」の無在庫プランは、ヤマトプランに加え、3/1からOCSプランもあります。2ヵ月半での効果検証では、OCSの方がリードタイムが短く、破損も少ない傾向にありますよ。また、エンドユーザー不在時に通関倉庫へ返送された場合も30日保管とヤマトの1週間に比べ長いです。参考まで😌
— パンダ社長@中国輸入代行「誠」🇨🇳OEMと無在庫直送の専門業者 (@makoto1688) May 16, 2022
この記事は、長年、貿易業を営むパンダ社長が書いています。
▼この記事でわかること▼
- 中国輸入代行誠の無在庫プランの違いについて
- 無在庫ヤマトと無在庫OCSの違いについて
- 無在庫佐川プランが無くなった理由
それでは見ていきましょう。
中国輸入代行誠の無在庫プランの違いについて
当社の無在庫プランには、2つのプランがあります。
- 無在庫ヤマトプラン
- 無在庫OCSプラン
2022年3月1日より、無在庫OCSプランが加わりました。
理由は、ヤマトよりもOCSの方が国際送料が抑えることができるためです。
ただし、国際送料だけでは判断しずらい部分もあります。
たとえば、「破損や不具合、紛失はどうなのか」「納期はどうなのか」「返送後の対応はどうなのか」などです。
無在庫OCSプランとしてのサービス開始から2ヵ月半が経ち、概ねデータが揃ってきました。
次の視点で、ヤマトとOCSの違いについて紹介します。
- 日本での運送会社
- 中国での発送拠点
- 国際送料
- 最大サイズと最大重量
- 納期
- 不在時の通関倉庫保管期間
- 破損、紛失の頻度
- 洗濯タグの取付可否
詳しくみていきましょう。
日本での運送会社
1つ目は、日本での運送会社です。
プラン名で区別がつきやすいように、無在庫ヤマトはヤマト、無在庫OCSはOCSです。
ただし、OCSは大阪近郊はOCSが直接運んでいますが、それ以外の地域は佐川です。
参考:OCSのホームページ
中国での発送拠点
2つ目は、中国での発送拠点です。
無在庫ヤマトは、江蘇省塩城市です。
無在庫OCSは、山東省青島市です。
参考:中国輸入代行の拠点は、義烏や広州に多い理由【所在地一覧あり】
国際送料
3つ目は、国際送料です。
簡単のため、料金体系を表にしますね。
国際送料だけで判断するなら、無在庫OCSが圧倒的に安いです。
プラン名 | 0~500g | 以降500gごとに | 遠隔地手数料 |
無在庫ヤマト | 55元 | +18元 | +210元 |
無在庫OCS | 50元 | +15元 | 沖縄と離島に対し+80元。北海道は追加なし。 |
最大サイズと最大重量
4つ目は、最大サイズと最大重量です。
どちらのプランもサイズは、3辺100cm以内かつ1辺最大40cmのサイズです。
また、1箱あたりの最大重量はヤマトはヤマト8kg、OCS5kgまでです。
参考:【暴露】中国輸入の国際送料を安く見せる方法【容積重量は要注意です】
納期
5つ目は、納期です。
2ヵ月半の間で集計したところ、ヤマトに比べOCSの方が1日弱、リードタイムが短いです。
ヤマトとOCSのサンプル数が平均化されているのでまだまだデータが必要ですが、OCSユーザーが増えれば、さらに無在庫OCSの方が早くなると予測されます。
不在時の通関倉庫保管期間
6つ目は、不在時の通関倉庫保管期間です。
エンドユーザーが不在だったり、何らかの理由で受け取らない場合、荷物は管轄の営業所へ返送されます。
その後、1週間以内に再配達依頼をしない場合、税関倉庫へ戻されます。
税関倉庫からの再配達には期限があります。
無在庫ヤマトは1週間、無在庫OCSは30日間のようです。
「のようです」というのは、ヤマトやOCSは日本側の企業のため、中国側では把握しにくく、実績や各方面の情報から推察しています。
参考:中国輸入における無在庫販売での再配達リスクの話【エンドユーザ不在】
破損、紛失の頻度
7つ目は、破損、紛失の頻度です。
破損、紛失の頻度は、ヤマトに比べOCSの方が少ないです。
洗濯タグの取付可否
8つ目は、洗濯タグの取付可否です。
洗濯タグは、どちらのプランでも取付ができます。
ただし、無在庫OCSプランであればシステムから依頼することで、1点ずつ異なる内容で取付ができます。
一方、無在庫ヤマトプラは、洗濯タグを自身で用意(日本で自身で作成したものを郵送、または当社へ作成依頼)いただくことで利用できます。
参考:【中国輸入の落とし穴】アパレル製品の品質表示と洗濯表示について
無在庫佐川プランが無くなった理由
2020年頃までは、無在庫佐川プランしかありませんでした。
なぜなら、佐川の国際送料が最も安くブランド力もあったからです。
しかし、2年ほど取引しているうちに、次のような問題が起きました。
- 破損・紛失リスク
- 追跡番号の使い回し
- 受取拒否や長期不在時の対応
- 倉庫保管料と再配達料
- リードタイムの長さ
参考:中国輸入での無在庫では、佐川をオススメしない理由【ヤマトとOCS】
結論:中国輸入で無在庫をやるならOCSがよし!
まとめます。
- 中国輸入代行誠の無在庫プランには、「無在庫ヤマト」プランと「無在庫OCS」プランがある。
- 無在庫ヤマトと無在庫OCSの違いは、次の視点で確認する。
①日本での運送会社
②中国での発送拠点
③国際送料
⓸最大サイズと最大重量
⑤納期
⑥不在時の通関倉庫保管期間
⑦破損、紛失の頻度
⑧洗濯タグの取付可否 - 無在庫佐川プランが無くなった理由は、次の通り。
①破損・紛失リスクがある
②追跡番号の使い回しする
③受取拒否や長期不在時の対応がよくない
⓸倉庫保管料と再配達料が高い
⑤リードタイムが長い
本日もお読みいただき、ありがとうございました^^