
こんにちは!
中国輸入代行「誠」の代表のじょに(こと酒井)です^^
ヤフーショッピングや楽天市場で注文があった商品をアマゾンのマルチチャンネルを利用し、発送している方は多いかと思います。
私は頻繁にマルチチャンネルを使用していますが、5年(6年?7年?)越しに気付きがありました。
今回は、マルチチャンネルを使用する前に、セラーセントラルなどで設定しておきたい事前準備と注意点について解説いたします。
この記事の目次
FBA マルチチャンネル発送とは?
FBAマルチチャンネルを利用するには、アマゾンのFBA倉庫に商品を預けていること(大口出品)が前提になります。
大まかな用途としては、アマゾンで出品している商品と同じ商品をヤフーショッピングや楽天市場でも販売し、そして、ヤフーショッピングや楽天市場で商品が売れた際、FBAマルチチャンネルという機能を使って、FBA倉庫にある在庫を指定の住所へ発送指示を行います。
在庫管理画面で対象商品にチェックを入れ、[FBAマルチチャンネルサービスを新規作成]を押下しますと、発送先情報を入力するページが開きます。
発送先情報を入力後、[続ける]を押下し、時間指定やお急ぎ便などオプションを選択しますと、あとはFBAが指定の住所へ配送してくれます。
FBA マルチチャンネルの料金
手数料は若干高めですが、在庫を持たず梱包資材や運送会社との価格交渉もすべてアマゾンが一括してやってくれますから、手数料相応またはそれ以上の価値がある機能ではないでしょうか。
詳しい料金表はこちらからご参照ください。
事前準備
事前準備は3つです。
納品書の宛名を販売店舗名へ変更する
上記は商品と同梱となる納品書です。
通常、ピンクの矢印の部分にアマゾンのロゴが入ります。
ヤフーショッピングや楽天市場など他モールで売れた商品をマルチチャンネル発送する場合、何も設定を行わないとアマゾンのロゴが入った納品書が送付されます。
下記場所にて、出品者名や店舗名などの変更を行うことができます。
セラーセントラル>設定>FBAの設定>マルチチャネルサービスの設定
無地段ボールの申請を行う
マルチチャンネルでも通常は、アマゾンのロゴの入った段ボールで発送されます。
しかし、他モールで購入した商品がアマゾンから発送されているということが視覚的にわかりますと、受取り拒否やクレームの連絡があることが比較的よく起きます。
無地段ボールの申請を行っておくことで、アマゾンのロゴが入っていない段ボール(=無地段ボール)で発送することができます。
申請方法は、こちらのフォームより申請するだけで完了です。(数年前まではメールで申請でしたが、変わったようです)
他モールでの発送案内メールにアマゾンから発送されることを明記する
上記は、アマゾンから発送した際の宛名ラベルのイメージです。
送り元の欄にアマゾンの住所が記載されており、購入者様によっては不振に思われる方も稀におります。
そして、メールか電話でお問い合わせを頂くことになります。
お問い合わせをできるだけ頂かないよう、発送完了メールなどに「当店は、アマゾンの倉庫機能を利用し、受注・発送を行っている」旨の一文を入れておくことをオススメいたします。
実は、ここまでやっても問い合わせが解消されない、、
先日、私がヤフーショッピングでたまたま購入した商品がマルチチャンネルで到着しました。
ピンポーンとチャイムが鳴り、受話器越しに出ますと、「アマゾンさんのお届けでーす」と元気のよい声(近所にも聞こえるので幾分迷惑)で応答されました。
「アマゾン?注文していないけど?」と思いながら、玄関を開け確認しますと、ヤフーショッピングで注文していた商品でした。(開封してからわかる)
私は仕事柄アマゾンから商品が届く理由がすぐにわかりましたが、実際に経験したことで、「アマゾンから商品が届いているけどどうなっているの?」の問い合わせの原因を垣間見ました。
すぐに、テクニカルサポートへ確認の電話を行い、アマゾンの配送オペレーションではなく、「委託先の配送業者のさらに営業所ごとで対応が異なる」とのことでした。
上申するとは仰っておりましたが、ここまで用意周到に準備しているのに、最後のところで配達員に「アマゾンさんのお届けでーす」で、すべてがリセットされることが何だか残念な気持ちになりました。
まとめ
マルチチャンネルは非常に便利です。
アマゾンほどは有名ではないかもしてませんが、他モールでも楽天市場やQoo10も倉庫事業を行っていて、マルチチャンネルと同じようなことができます。
そして、それらはアマゾンより安いです!!
しかし、楽天の倉庫は昨年より利用者の募集を本格的に始め、需要が共有を上回っているようで現在数か月待ちの状況だと担当より伺っています。
また、安い方がいいじゃん!と思いがちですが、私の場合はアマゾンでの売上シェアが物販売上の大半を占めますので、アマゾンの通常配送を利用した方が安くできますし、また、中国にある自社の納品代行からFBAへ直納していて効率化の点でもFBA倉庫を利用することに価値を感じています。
マルチチャンネル。
事前準備を行っても、配達員次第では問い合わせやクレームまがいな事態に繋がってしまうのが残念ですが、今後のアマゾン内のルールやポリシーの変更に期待をしたいところです。
本日もお読み頂き、ありがとうございました。