中国輸入における注文から商品到着までの流れ【よくある勘違いも】

こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^

 

中国輸入の国際物流に興味がある子侍
中国輸入で、代行に注文してからエンドユーザーに到着するまで、一体どのようなルートで商品が配送されているのか知りたいです。リードタイムに影響する部分やキャリアについてもアドバイスいただけると助かります。

このような疑問にお答えします。

 

中国輸入の国際物流に関するtweet

中国国内の運送業者(店舗→代行)との契約は、貴店指定の店舗が行うものですよ。そのため、代行を通じて、運送業者を変更したり、料金を交渉したりすることはできません。代行へ注文する前に、店舗選定や商品選定をしっかりしておくことがトラブル回避に繋がります。代行任せは危険です😌

この記事は、長年、貿易業を営むパンダ社長が書いています。

 

▼この記事でわかること▼

  • 中国輸入における注文から商品到着までの流れ
  • 中国輸入の物流でよくある勘違い

パンダ社長
物流の流れを把握していると中国輸入への理解が深まり、エンドユーザー対応もスムーズになりますよ。

 

それでは見ていきましょう。

 

中国輸入における注文から商品到着までの流れ

中国輸入で、代行へ注文した商品は次のルートで、最終目的地に到着します。

  1. 店舗・工場
  2. 代行倉庫
  3. 運送業者、通関業者(フォワーダー)
  4. 空輸・船便
  5. 通関業者(日本で通関する)
  6. 運送業者(日本国内)
  7. 最終目的地到着

     

    詳しくみていきましょう。

     

    店舗・工場

    1つ目は、店舗・工場です。

    中国国内の運送業者(店舗→代行)は、店舗が手配します。

    つまり、タオバオやアリババの店舗が契約している運送業者が運びます。

    パンダ社長
    タオバオは9.5割以上の店舗が送料無料です。中国国内の送料は10元くらいからです。つまり、販売価格が10元未満の商品は、不具合品であったり、配送が遅い可能性がありますよ。また、注文からエンドユーザー到着までのリードタイムは、店舗の商品手配スピードと、店舗が契約している運送業者の質に左右される部分が大きいです。

     

    代行倉庫

    2つ目は、代行倉庫です。

    中国国内の運送業者(代行→通関業者)は、代行が手配します。

    多くの場合、ユーザーへ提示している国際送料の中に、代行→通関業者の陸路分の料金も含まれています。

    また、中国側での通関可否は通関業者の判断となります。

    パンダ社長
    代行の所在によっても、通関業者ごとの優位性は異なります。北京や上海など人件費や家賃が高い地域であれば、その分、国際送料が高い傾向にあります。また、当社のように、青島や義烏、広州といった複数に拠点があり、それぞれ異なる通関業者を採用している代行もあります。

     

    参考:中国輸入代行の拠点は、義烏や広州に多い理由【所在地一覧あり】

     

    通関業者(フォワーダー)

    3つ目は、通関業者(フォワーダー)です。

    代行と契約を結んでいる通関業者が、中国での通関と国際発送の手配を行います。

    国際送料は、代行と通関業者の契約書に基づいています。

    パンダ社長
    代行を利用するにあたり、貿易条件の確認が必須です。なぜなら、国際送料を貴店が負担することは多くの人が理解していますが、貴店がリスクを負担することを理解していない人が多いからです。当社の場合、貿易条件はFOBです。中国を出航して、紛失や破損等のリスクを負うのは貴店ですよ。

     

    参考:中国輸入でよく使われる3つの貿易条件【FOBやCIFって何だっけ】

     

    空輸・船便

    4つ目は、空輸・船便です。

    空輸、船便の業者は、代行と通関業者の契約書の中で決まっています。

    代行は、ユーザーが指定した方法で国際発送の手配を行います。

    パンダ社長
    船便のブッキングは代行がおこないます。船の予約は、ある程度熟練していないと難しいです。また、船会社との関係性も重要です。当社は、エア便よりも空輸の方が実績が多く、コロナ禍でコンテナ不足の中、手配できています。また、空輸は代行ではめずらしくチャーター機を手配しています。

     

    日本での通関業者

    5つ目は、日本での通関業者です。

    日本での通関業者も、代行と中国の通関業者とで交わしている契約書で決まります。

    日本での通関業者を指定することはできますが、中国の通関業者の事情で指定通りにならないこともあります。

    パンダ社長
    中国の通関業者と日本の通関業者は、それぞれ契約関係にあります。依頼のタイミングにもよりますが、ユーザーから指定を受けた日本の通関業者を通すと、中国の通関業者が損することもあります。また、中国の通関業者が、指定の通関業者と取引していない(=指定できない)または取引したくないケースもあります。

     

    日本国内での運送業者

    6つ目は、日本国内での運送業者です。

    日本国内での運送業者もまた、代行と中国の通関業者とで交わしている契約書で決まります。

    当社であれば、有在庫なら佐川急便、無在庫ならヤマト運輸かOCSかOCSの下請けが担います。

    日本通関後に生じた不具合や再配達については、追跡番号を元に、貴店やエンドユーザーから運送業者へ問合せることができます。

    パンダ社長
    OCSが直で配達しているのは、大阪市内だったと思います。それ以外の地域は、OCSの下請けが配達しています。また、日本で通関した荷物は、関空か成田(羽田)に最も近い運送業者の営業所に搬入されます。佐川で関空到着なら、佐川のりんくう営業所です。りんくう営業所から最終目的地を管轄の営業所に配送されます。

     

    参考:中国輸入における無在庫販売での再配達リスクの話【エンドユーザ不在】

     

    中国輸入の物流でよくある勘違い

    中国輸入の物流に関する質問の中から、よくある勘違いを紹介します。

    • 中国国内(店舗→代行)の運送は、代行が手配している
    • 代行とキャリアが取引している
    • キャリアが飛行機を持っている
    • 紛失や破損は代行に非がある
    • 無在庫なら関税が生じない
    • エンドユーザーが不在の場合、荷物は中国に返送される

     

    以下、Q&A形式で解説しますね。

     

    中国国内(店舗→代行)の送料を運送業者と交渉できますか?
    中国国内送料は、店舗と運送業者の契約で決まっています。中国国内送料に代行は一切関与していないです。
    代行とキャリアが取引しているのですか?
    キャリアとは、たとえば、ヤマトや佐川です。代行は、通関業者(フォワーダー)と取引していて、通関業者が取扱いのあるキャリアを選択しています。
    キャリアの飛行機に乗せられますか?
    ヤマトや佐川は、飛行機を持っていません。航空会社の貨物枠をヤマトや佐川が買っていて、その枠を通関業者へ卸しています。そうすることで、代行は間接的にキャリアを選択できるようになっています。例外として、OCSはANAグループということで、自社飛行機を持っています。料金は日系のため高目です。日系だから安心ということもなく、安心は代行が契約している中国の通関業者に起因する部分が大きいです。
    紛失や破損は、すべて代行が補填してくれますか?
    代行ごとの利用規約に準じます。
    エンドユーザーが不在でした、荷物は中国に返送されますか?
    日本の運送業者の営業所、または通関業者の国際貨物倉庫へ返送されます。追跡状況を確認の上、運送業者の担当者の指示を請う流れになります。なお、通関業者の国際貨物倉庫まで返送となった場合、自身で再配達依頼ができず、シッパー(代行)の依頼が必要なケースもあります。

     

    結論:中国輸入では、物流の流れも抑えておく!

    まとめます。

    • 中国輸入における注文から商品到着までの流れを把握していると、クレーム対応がスムーズになったり、予測してビジネスをおこなえる。
    • 中国輸入では、通関業者や物流業者は代行がある程度決めたパッケージ(ルート)がある。代行の力量が試される部分でもある。

    本日もお読みいただき、ありがとうございました^^

    参考:中国輸入における国際発送の手段【無在庫やOEMでのサンプル発送】