
こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^
このような疑問にお答えします。
▼中国輸入の国際物流に関するtweet▼
中国国内の運送業者(店舗→代行)との契約は、貴店指定の店舗が行うものですよ。そのため、代行を通じて、運送業者を変更したり、料金を交渉したりすることはできません。代行へ注文する前に、店舗選定や商品選定をしっかりしておくことがトラブル回避に繋がります。代行任せは危険です😌
— パンダ社長@中国輸入代行「誠」🇨🇳OEMと無在庫直送の専門業者 (@makoto1688) April 20, 2022
この記事は、長年、貿易業を営むパンダ社長が書いています。
▼この記事でわかること▼
- 中国輸入における注文から商品到着までの流れ
- 中国輸入の物流でよくある勘違い
それでは見ていきましょう。
中国輸入における注文から商品到着までの流れ
中国輸入で、代行へ注文した商品は次のルートで、最終目的地に到着します。
- 店舗・工場
↓ - 代行倉庫
↓ - 運送業者、通関業者(フォワーダー)
↓ - 空輸・船便
↓ - 通関業者(日本で通関する)
↓ - 運送業者(日本国内)
↓ - 最終目的地到着
詳しくみていきましょう。
店舗・工場
1つ目は、店舗・工場です。
中国国内の運送業者(店舗→代行)は、店舗が手配します。
つまり、タオバオやアリババの店舗が契約している運送業者が運びます。
代行倉庫
2つ目は、代行倉庫です。
中国国内の運送業者(代行→通関業者)は、代行が手配します。
多くの場合、ユーザーへ提示している国際送料の中に、代行→通関業者の陸路分の料金も含まれています。
また、中国側での通関可否は通関業者の判断となります。
参考:中国輸入代行の拠点は、義烏や広州に多い理由【所在地一覧あり】
通関業者(フォワーダー)
3つ目は、通関業者(フォワーダー)です。
代行と契約を結んでいる通関業者が、中国での通関と国際発送の手配を行います。
国際送料は、代行と通関業者の契約書に基づいています。
参考:中国輸入でよく使われる3つの貿易条件【FOBやCIFって何だっけ】
空輸・船便
4つ目は、空輸・船便です。
空輸、船便の業者は、代行と通関業者の契約書の中で決まっています。
代行は、ユーザーが指定した方法で国際発送の手配を行います。
日本での通関業者
5つ目は、日本での通関業者です。
日本での通関業者も、代行と中国の通関業者とで交わしている契約書で決まります。
日本での通関業者を指定することはできますが、中国の通関業者の事情で指定通りにならないこともあります。
日本国内での運送業者
6つ目は、日本国内での運送業者です。
日本国内での運送業者もまた、代行と中国の通関業者とで交わしている契約書で決まります。
当社であれば、有在庫なら佐川急便、無在庫ならヤマト運輸かOCSかOCSの下請けが担います。
日本通関後に生じた不具合や再配達については、追跡番号を元に、貴店やエンドユーザーから運送業者へ問合せることができます。
参考:中国輸入における無在庫販売での再配達リスクの話【エンドユーザ不在】
中国輸入の物流でよくある勘違い
中国輸入の物流に関する質問の中から、よくある勘違いを紹介します。
- 中国国内(店舗→代行)の運送は、代行が手配している
- 代行とキャリアが取引している
- キャリアが飛行機を持っている
- 紛失や破損は代行に非がある
- 無在庫なら関税が生じない
- エンドユーザーが不在の場合、荷物は中国に返送される
以下、Q&A形式で解説しますね。
結論:中国輸入では、物流の流れも抑えておく!
まとめます。
- 中国輸入における注文から商品到着までの流れを把握していると、クレーム対応がスムーズになったり、予測してビジネスをおこなえる。
- 中国輸入では、通関業者や物流業者は代行がある程度決めたパッケージ(ルート)がある。代行の力量が試される部分でもある。
本日もお読みいただき、ありがとうございました^^