
こんにちは!
中国輸入代行「誠」の代表のじょに(こと酒井)です^^
中国から日本へ国際発送する方法は、船便またはエア便のいづれかになります。
国際発送は一般的にはコンテナで輸送(=国際宅配便)しますが、コンテナを借りるほどでもない小口サイズの荷物は国際郵便小包(=小型包装物)として国際発送することができます。
たとえば、国際郵便小包で最も有名な方法は、EMS(国際スピード郵便)ではないでしょうか。
案外知られていないことですが、国際郵便小包にはEMS以外にも方法があり、それぞれに特徴があります。
今回は、国際郵便小包の種類やメリット・デメリットについて解説いたします。
※ 郵便は日本郵政のサービスですが、ここでは便宜上、他社サービスも含むとしています。
この記事の目次
国際郵便小包の種類
国際発送には、「国際スピード便(EMS)」「航空郵便小包(エア便)」「郵便小包(船便)」の3つがあります。
国際スピード便(EMS)
その名の通り、最もスピーディに発送できる手段がEMSです。
EMSとは、Express Mail Serviceの略で、そのまま日本語訳すると、「特急郵便サービス」といった具合でしょうか。
中国からEMSで発送しますと、だいたい2~4日で日本の輸入者へ到着します。
そして、速い分、料金は高めです。
航空郵便小包(エア便)
航空郵便小包は、EMSよりは遅いですが料金はEMSより安いです。
中国から航空郵便小包で発送しますと、だいたい2~4日で日本の輸入者へ到着します。
中国や韓国、香港、台湾など日本と近い国や地域は、航空郵便小包でもEMSとあまり変わらないリードタイムで国際発送できますし、料金もEMSに比べ割安ですから、よほど急ぎの場合でない限りは、航空郵便小包での発送がオススメです。
郵便小包(船便)
国際郵便小包は、船でも発送することができます。
ただし、船は飛行機に比べスピードが出ませんし、さまざまな港へ寄港しながらの輸送になりますから、必然的に到着が遅くなります。
しかし、エア便に比べ料金は割安です。
国際郵便小包の特徴
国際郵便小包は、輸出者から輸入者へダイレクトに発送することができます。
国内で郵便物を送る時と同じような感覚で発送ができますから、大変利便性も高いです。
ただし、EMSは、発送スピードが速い一方で、料金の高さや重量制限が30kgまでという点も考慮しておく必要があります。
EMS | 航空郵便小包 | 郵便小包 | |
輸送手段 | エア便 | エア便 | 船便 |
料金 | 高め | 手頃 | 割安 |
リードタイム | 2~4日 | 2~4日 | 14日~21日 |
追跡 | 可 | 可(※) | 可(※) |
重量制限 | 30kgまで |
中国輸入で国際郵便小包(=小型包装物)を利用する販売方法は?
無在庫転売
無在庫転売の場合ですと、原則1点ごとの国際発送(同梱しても数点)になることがほとんどです。
そのため、国際宅配便ではなく、国際郵便小包扱いで「EMS」または「航空郵便小包」を利用することになります。
さらに、先述の通り、中国と日本は近い立地にありますから、納期は「EMS」でも「航空郵便小包」でもあまり変わらないのです。
そのような理由で、当社の無在庫直送プランでは、「EMS」は利用せず、ヤマト運輸や佐川急便が提供している「航空郵便小包」を利用して発送しています。
これにより、お客様にとって国際送料を抑えることができ結果利益も生み出しやすくなり、さらにEMSと変わらないリードタイムでお届けすることが実現できます。
サンプル発送
季節商品や時限商品のOEMで、急にサンプルが必要な時にも国際郵便小包を利用するのは有効です。
そのような場合、一般的には「EMS」を利用されるケースが多いですが、中国→日本であれば「航空郵便小包」でも2~4日で届きますから国際送料が安い「航空郵便小包」を利用するのもアリですね!
少量の単純転売
国際送料は、21kg以上になりますとキロ単価が急激に下がります。
21kgのイメージとしては、だいたい150サイズ(50*40*60cm)のダンボール1箱分を想像してみるとわかりやすいでしょう。
中国輸入の単純転売ビジネス(たとえば、Amazonやメルカリ、ヤフオク!などのモールでの転売)をはじめたばかりで物量が少ない場合は、21kg以上になるまで注文を続けるか、早く販売したい場合は、国際郵便小包で発送することになります。
国際郵便小包の料金は、「はじめの500gは〇元で、以降500gごとに〇元加算」といった具合が一般的で、21kg以上で適用される国際宅配便の料金に比べ、キロ単価が割高になるため、初心者の場合でも最低21kg以上になるくらいの発注量ははじめからあった方が利益が出しやすいです。
とは言っても、たとえば、ピアスやサクセサリーといった小物類をメインに販売される場合は、150サイズいっぱいになるのを待っていますと、相当な個数になりますため、そのような場合は、国際郵便小包を前提にリサーチ時の国際送料を概算しておくとよいでしょう。
まとめ
国際発送の方法は、「国際宅配便」と「国際郵便小包」の2つがあります。
1箱の実重量が21kg以上であれば「国際宅配便」、21kg未満であれば「国際郵便小包」を利用することになります。
さらに、「国際郵便小包」には、「国際スピード便(EMS)」「航空郵便小包(エア便)」「郵便小包(船便)」の3つがあり、特に中国輸入ビジネスでは、「航空郵便小包」をオススメします。
中国輸入での無在庫転売やOEMのサンプル発送には、納期がEMSと変わらず国際送料が割安な「航空郵便小包」がベストな選択肢ではないでしょうか。
なお、当社中国輸入代行「誠」では、お客様のビジネス形態にあった国際発送方法を予めご用意することで、いい意味でそれしか選択できない環境(=料金プラン)をご用意しています。
選択肢が増えますと、お客様も混乱する原因になりますし、「やっぱり変更」といったことが起きますと、双方トラブルの原因になりますので、敢えて、航空会社や配送方法を選択できないことで、結果的に効率化や合理化を図ることができています。
本日もお読みいただき、ありがとうございました^^