中国輸入のFBA納品で、適正税率で通関する方法【5つの必要書類とは】

こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^

 

中国輸入でのFBA納品に興味がある子侍
中国輸入でアマゾンのFBA倉庫へ納品したいです。いくつかの代行に問合せてみましたが、「以前はやっていたけれど今はやっていない」というところも結構ありました。関税率が高くなり利用者が減ったことが理由のようですが、「誠」さんではFBA直納プランとしてサービスを提供していますよね?最近、中国輸入でのFBA納品をはじめたので、昔のことがよくわかりません。関税率が高くなった経緯や以前と同じ税率でFBA納品できるのかなど、アドバイスいただけると助かります。

このような疑問にお答えします。

 

中国輸入でのFBA納品に関するtweet

中国からのFBA納品で、自宅や会社などの日本の拠点を経由している人は注意が必要ですよ。理由は、①日本通関での不定期検査でFBAバーコードが見つかると、関税率30%が適用され、配送先虚偽として税関から連絡がある。②リードタイムが長くなる。③拠点からFBA倉庫までの日本国内送料が生じる。です😌

この記事は、長年、貿易業を営むパンダ社長が書いています。

 

▼この記事でわかること▼

  • 中国輸入のFBA納品では、適正税率で通関できなくなった経緯
  • 中国輸入のFBA納品で、新税率で通関した場合の関税のギャップ
  • 中国輸入のFBA納品で、適正税率で通関する方法
  • 中国輸入のFBA納品で、適正税率で通関するために必要な5つの書類

パンダ社長
2020年4月24日より、中国からの日本のFBA倉庫へ納品する荷物の関税率は、アマゾンでの販売価格の30%~80%になりました。関税率は通関業者によってマチマチです。この記事では、適正税率で通関する方法を紹介しています。

 

それでは見ていきましょう。

 

中国輸入のFBA納品では、適正税率で通関できなくなった経緯

2020年4月24日より、中国から日本FBA倉庫へ納品する荷物は、適正税率で通関することができなくなりました。

そのかわりに、関税率をアマゾンでの販売価格の30%として、関税を徴収するルールが適用されるようになりました。

この経緯は、時系列でまとめるとわかりやすいかもしれません。

  • FBA行き荷物のinvoiceの申告価格に、不当な(虚偽の)価格を記載している代行が増えている。
  • しかし、フォワーダーや税関では、不当な価格かどうかを判断する術や証拠がない。
  • アマゾンの販売価格に対し料率を設定することで、あるべき申告価格に近付くだろう。
  • 関税率は、アマゾンでの販売価格の30%で徴収しましょう。

パンダ社長
深圳のある業者は80%と話していましたし、広州のある業者は60%と話していましたよ。ちなみに、中国→米国の荷物では、2019年以前から同様のことがありました。

 

中国輸入のFBA納品で、新税率で通関した場合の関税のギャップ

適正税率での関税と新税率での関税のギャップを見ていきましょう。

仮に、アマゾンで2,000円で販売するアパレル商品を中国で10元(=200円)で仕入れたとします。

アパレル商品の関税率はだいたい10%です。

パンダ社長
厳密には、商品原価に代行手数料や月額利用料、OPP袋代等も加算する必要がありますよ。

 

 

▼ 適正税率の場合(=これまでの方法) ▼

invoiceには、申告価格として「$2」(=200円)と記載します。

「$2」に対し関税率10%が適用され、関税20円が徴収されます。

パンダ社長
invoiceには、申告価格は米ドルで記載するのが商習慣ですよ。

 

▼ 新ルールの場合(=2020年4月24日以降) ▼

アマゾンでの販売価格2,000円の30%です。

日本の税関では、申告価格が600円として認識されます。

すると、600円の10%で、関税60円が徴収されます。

 

適正税率での関税が20円に対し、新ルールでの関税は60円です。

この例では、売価2,000円に対し、原価のうち関税は1%だったのが3%になりました。

関税法上、invoiceに記載する申告価格は多くても少なくてもダメと書いていますが、悲しいかな、特例が適用となる事例です。

パンダ社長
2022年4月現在も、中国から日本FBA倉庫向けの荷物は、上記新ルールが適用されています。次の項では、

 

中国輸入のFBA納品で、適正税率で通関する方法

中国から日本FBA倉庫向けの荷物を、適正税率で通関する方法は2つあります。

  • 日本の拠点を経由する方法
  • 代行を変更する方法

 

詳しくみていきましょう。

 

日本の拠点を経由する方法

1つ目は、日本の拠点を経由する方法です。

日本の拠点とは、たとえば「貴店の自宅・会社」や「貴店が提携している倉庫」です。

中国からの配送先を、FBA倉庫以外の日本の拠点にすることで回避することができます。

実際に、当社でも試験し、上記方法でFBA納品できたことを確認しています。

パンダ社長
この方法の懸念事項は3つです。①日本通関での不定期検査でFBAバーコードが見つかると、新ルールの関税率が適用される。また、配送先が虚偽として税関から連絡がくるリスクがある。②日本の拠点を経由するためリードタイムが長くなる。③日本の拠点からFBA倉庫までの日本国内送料が生じる。

 

代行を変更する方法

2つ目は、代行を変更する方法です。

当社のような、適正税率で通関できる業者と取引している代行を探してください。

ただし、FBA倉庫向けの荷物が適正税率か新ルールでの税率か明記している代行はあまり多くはありません。

気になる代行へ直接問合せてみるのが無難です。

パンダ社長
この方法の懸念事項は、通関に必要なセラセントラル関連の書類を6点ほど準備する必要があることです。ただし、書類は代行を通じて受渡できますし、自社で荷受けをしなくてよいメリットの方が大きいとパンダ社長は思います。

 

中国輸入のFBA納品で、適正税率で通関するために必要な5つの書類

適正税率で通関するために必要な書類は、5つです。

中国側の通関業者からの指示で、書類は都度追加になったり不要になったりします。

中国側の通関業者も日本側の税関からの指示を受け、我々代行へ依頼しています。

  • 「FNSKU」「ASIN」「アマゾンで出品上の商品名」「数量」を明記したエクセルリスト
  • FBA専用配送ラベル
  • FBA配送明細
  • 当該ASINの在庫管理画面
  • 特定商取引法に基づく表記

パンダ社長
セラーセントラルの扱いに慣れている人なら、上記資料は簡単に準備できると思います。書類のイメージ画像やSNSでのやり取り方法などの詳細は、【会員様専用】FBA納品窓口を参考にしてくださいね。

 

結論:中国輸入のFBA納品では、適正税率で通関できます!

まとめます。

  • 中国からのFBA納品で適正税率で通関できなくなったのは、アマゾンでの中国人セラーを中心に不正価格で申告していることが長年続いたため。
  • 適正税率での関税と新ルールでの関税は、新ルールでの関税の方が多く支払うことになる。
  • 適正税率で通関する方法は、①日本の拠点を経由する、②代行を変える。の2つ。
  • 適正税率で通関するために必要な5つの書類は、
    ①「FNSKU」「ASIN」「アマゾンで出品上の商品名」「数量」を明記したエクセルリスト
    ②FBA専用配送ラベル
    ③FBA配送明細
    ⓸当該ASINの在庫管理画面
    ⑤特定商取引法に基づく表記

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました^^

参考:アマゾンのFBA倉庫へEMSで直納できない理由【受取人と輸入者】