デポジット制の中国輸入代行の良し悪しの話【月額制との違いも】

こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^

 

デポジット制に興味がある子侍
中国輸入をはじめるにあたり代行業者を探しています。決済方法が、デポジット制のところと都度支払うところがあります。初心者としては、都度払いの方が資金繰りの点でメリットを感じてしまいます。その中で、「誠」さんはデポジット制だということを知りました。何か理由があってデポジット制にしているのだと思いました。その辺りについて、もう少しアドバイスをいただけませんか。

このような疑問にお答えします。

 

中国輸入代行のデポジット制に関するtweet

代行にデポジットしたお金が戻ってこない。という話を年に何度か耳にしますよ。次のような代行は避けるのが無難かもしれません。あくまで自己責任です😌

・個人の代行
・家族経営の代行
・ホームページの日本語があやしい代行
・特商法に関する情報がない代行

この記事は、長年、貿易業を営むパンダ社長が書いています。

 

この記事でわかること

  • 中国輸入における「デポジット制」とは
  • 「デポジット制」のメリット
  • 「デポジット制」のデメリット
  • 中国輸入における「月額制」とは
  • 中国輸入代行誠の「デポジット制」と「月額制」に対する考え方

 

それでは見ていきましょう。

 

中国輸入における「デポジット制」とは

中国輸入における「デポジット制」とは、商品を注文する前に代行へまとまったお金を預け、注文したい時に預けたお金の中から引落す決済方式です。

 

デポジット制のイメージ

  1. 代行へデポジットする
  2. 注文したい商品が見つかる
  3. 代行へ注文する
  4. 代行へデポジットした残高から商品代が引かれる

パンダ社長
たとえば、代行へ5万円を預けて(=デポジットして)、2千円の商品を注文すると、預けた5万円の中から代行が2千円を使って店舗へ発注します。デポジット金を使い切れなかった場合でも、残高は清算してもらえることがほとんどです。

 

中国輸入における「デポジット制」のメリット

中国輸入におけるデポジット制のメリットは、次の3つです。

  • 振込手数料が節約できる
  • リードタイムを短くできる
  • 為替を気にしなくてよい

 

詳しくみていきましょう。

 

振込手数料が節約できる

1つ目は、振込手数料が節約できるです。

注文の度に都度海外送金すると、注文回数×送金手数料が生じます。

海外送金手数料の最安値は500円です。

たとえば、月に5回注文すると、2,500円の海外送金手数料が生じます。

デポジット制であれば、一度で済みますから500円です。

パンダ社長
「誠」のように、日本国内で決済ができる代行であれば、海外送金は不要です。ただし、日本国内の銀行間でも振込手数料やPayPal決済手数料が振込の度に生じます。いづれにしても、ある程度まとまったお金を一度にデポジットした方が営業コストを抑えることができます。

参考:中国輸入での決済方法に、楽天銀行をオススメしたい理由

 

リードタイムを短くできる

2つ目は、注文から商品到着までのリードタイムが短くできるです。

日本から中国へ海外送金すると、着金までどんなに早くとも1~2日はかかります。

代行は、着金を確認してからの店舗へ注文します。

「無在庫」販売の人であれば、1日でも早くエンドユーザーへ届いてほしいはず。

代行へ予めデポジットしておけば、送金によるストレスは軽減されますし、注文から商品到着までのリードタイムも短縮することができます。

パンダ社長
配送遅延は、運営サイトのアカウントが飛ぶリスクをはらんでいます。1日でも早く、エンドユーザーへお届けすべく、「誠」はデポジット制を採用しています。

参考:中国輸入のスピードが遅い代行業者の見極め方【徹底解説】

 

為替を気にしなくてよい

3つ目は、為替を気にしなくてよいです。

タオバオやアリババでの販売価格は、中国元で表示されています。

利益計算したい人は、注文の度に、中国元を円に換算する手間が生じます。

また、代行によっても時間帯によっても為替レートが変動するため、思っていたレートでなく残高が不足していると再度振込を行うことになります。

デポジット制であれば、代行側でまとめて中国元に換算してくれます。

残高を中国元で管理できるので、タオバオやアリババでの表示価格と一対一対応ができるメリットがあります。

パンダ社長
円表示しているサイトは、タオバオやアリババの正規サイトではありませんよ。代行が運営しているサイトです。タオバオやアリババから商品情報を引っ張り、中国元を日本円に自動換算しています。日本語表記なので、一見、初心者にはとっつきやすく感じるかもしれませんが、翻訳精度はいまいちですし、為替レートも高めの傾向があります。

 

中国輸入における「デポジット制」のデメリット

中国輸入におけるデポジット制のデメリットは、次の2つです。

  • 一時的にキャッシュが減る
  • デポジット金が返ってこないリスクがある

 

一時的にキャッシュが減る

1つ目は、一時的にキャッシュが減るです。

代行へデポジットすることで、貴店の手持ちのお金(キャッシュ)が一時的に減ります。

中国に預けていますから、仮に急に必要になった場合、清算依頼は出来ても、中国から日本へ着金するまでに時間を要しますし、為替差で概ね損になることが多いです。

パンダ社長
初心者は、少額をデポジットすることで、このリスクは回避することができます。「誠」は1万円~デポジットできます。

 

デポジット金が返ってこないリスクがある

2つ目は、デポジット金が返ってこないリスクがあることです。

代行へ預けていたお金が返って来ず、急に連絡も取れなくなったという話は、年に何度か聞く話です。

このリスクを回避する方法は、次のような代行を避けることです。

  • 個人の代行
  • 家族経営の代行
  • ホームページの日本語があやしい代行
  • 特定商取引法に関する情報のページがない代行

パンダ社長
契約に関する法的なエビデンスがあれば返金まで漕ぎつけられるかもしれません。ただ、弁護士を雇ったり、国際裁判を起こしたりする手間を考えると、あまり得策ではないように思います。逃げられても泣き寝入りするしかないのが実情です。

 

中国輸入における「月額制」とは

中国輸入における「月額制」とは、月謝のようなものです。

フィットネスクラブやスイミングスクールに通うと、毎月決まった金額を支払いますね。

中国輸入でも、「月額制」の代行を利用すると、あなたは毎月決まった「月額利用料」という名の月謝を代行へ支払うことになります。

 

月謝なので、1年を通じ、毎月固定費が生じます。

「月額利用料」が1万円であれば、年間12万円を支払いします。

月謝なので返ってきませんし、授業料でもないので、別途、商品代や代行手数料、国際送料などが生じます。

 


デポジット制+月額制の組合せは要注意 ▼

デポジット制ということは確認できていたけれど、月額制とは知らなかったという話を聞いたことがあります。

入会時に、5万円をデポジットしたそうです。

5ヶ月後、注文しようとしたら残高が0元で、代行に問合せたら、デポジット残高から毎月1万円が引かれていたそうな。

パンダ社長
月額制は、利用がない月でも請求が上がります。初心者は、月額無料の代行を選ぶのがベターではないかと思います。

 

中国輸入代行誠の「デポジット制」と「月額制」に対する考え方

中国輸入代行誠の「デポジット制」と「月額制」に対する考え方は、次の通りです。

  • デポジット制は、無在庫ならマスト
  • 月額制は、初心者なら無料一択

 

詳しくみていきましょう。

 

デポジット制は、無在庫ならマスト

無在庫は、リードタイムが命です。

デポジット制でない場合、注文の度に海外送金していると、送金手数料も都度かかりますし、着金までに2日はかかります。

一方、有在庫は、リードタイムを気にしなければ都度払いでも問題ありません。

ただし、送金手数料は都度かかりますし、為替の影響を受けやすくなります。

パンダ社長
ちなみに、当社と取引のある中小企業(=ガチのOEM)で都度払いの会社は1社もないです。年に一度、億単位でまとめて送金なされています。これにより、為替リスクを軽減できますし、毎度の送金手数料をカットすることができます。送金額の差はあれど、個人輸入ビジネスでも同様のことが言えます。

 

月額制は、初心者なら無料一択

「誠」では「月額制」は採用していないです。

なぜなら、ユーザーが代行のどのサービスに対して月額を支払っているかを明示できないためです。

一方で、初心者で「月額制」の代行を利用している人もいます。

このような人が、「月額制」の代行を利用している理由が把握・理解できれば、「月額制」の採用も検討します。

 

結論:初心者なら、デポジット制で月額無料の代行に絞るべし!

まとめます。

  • 中国輸入における「デポジット制」とは、商品を注文する前に代行へまとまったお金を預け、注文したい時に預けたお金の中から引落す決済方式です。
  • 「デポジット制」のメリットは3つです。
    ①振込手数料が節約できる
    ②リードタイムを短くできる
    ③為替を気にしなくてよい
  • 「デポジット制」のデメリットは2つです。
    ①一時的にキャッシュが減る
    ②デポジット金が返ってこないリスクがある
  • 中国輸入における「月額制」とは、月謝のようなものです。ただし、商品代や代行手数料、国際送料は別途必要です。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました^^

参考:中国の輸入代行が月額制を採用する理由【年間60万円の利益アップ】