
こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^
このような疑問にお答えします。
▼代行業者のリードタイムに関するtweet▼
「誠さんのリードタイムはどれくらいですか?」
↓
受注から日本の指定地までの区間、通常時は、エア便で平均8日、船便で平均2週間です。リードタイムに起因するのは、国際便の運航状況もありますが、それよりも、ご指定の店舗や中国国内での物流業者の対応スピードに左右される部分が大きいです— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行「誠」 (@makoto1688) March 26, 2022
↓
受注から日本の指定地までの区間、通常時は、エア便で平均8日、船便で平均2週間です。リードタイムに起因するのは、国際便の運航状況もありますが、それよりも、ご指定の店舗や中国国内での物流業者の対応スピードに左右される部分が大きいです。
この記事は、長年、貿易業を営むパンダ社長が書いています。
▼この記事でわかること▼
それでは見ていきましょう。
(タップできる)もくじ
代行業者により、リードタイムに違いがある要因
中国輸入代行によって、リードタイムに違いがあります。
リードタイムを遅くする要因は、次の5つです。
- 受注:受注方法がスプレッドシートであること
- 在庫確認:「在庫あり」なのに「在庫なし」と返答があること
- 荷受:倉庫での荷受体制が人力であること
- 検品:検品体制がアナログであること
- やり取り:レスポンスが遅いこと
もう少し詳しくみていきましょう。
受注方法がスプレッドシートであること
1つ目は、受注方法がスプレッドシートやエクセルであることです。
スプレッドシートやエクセル、メール、Dropboxは代行泣かせの媒体です。
当社もサービスをはじめて1年間は、Dropbox+エクセルの方法で受注していました。
トラブル続きでした。
webによる注文システムで受注するようになって以降は、多くの問題を解消できています。
トラブルが起きやすいのは、バリエーションです。
たとえば、タオバオに表示されているバリエーションの中国語表示がコピーできなかったり、そもそもセラー側の設定でバリエーション名が表示されていないことが往々にしてあります。
そうすると貴店は代行に対し、バリエーション画像を送付したり、「左から何番目のバリエーションです」といった連絡をします。
代行業者では、このようなやり取りが1人のユーザー様ならともかくも、複数のユーザー様と毎日続きます。
結果、注文ミスや注文モレなどを誘発します。
また、バリエーション確認のやり取りだけでも、注文~受注までのリードタイムが長くなります。
バリエーションの他にも、注文ステータスの更新や受注タイミングにおいても、スプレッドシートは上書き反映されるリスクがあるため、全くオススメできません。
「在庫あり」なのに「在庫なし」と返答があること
2つ目は、「在庫あり」なのに「在庫なし」と返答があることです。
中国輸入では、注文する前に、店舗へ「在庫確認」することはとても重要です。
なぜなら、「タオバオ」や「アリババ」を含め、中国のサイトに表示されている「数量」は正確でないことが多いからです。
さらに、「タオバオ」には無在庫の転売ヤーもたくさんいて、在庫確保ができていない商品ページもあります。
「在庫あり」と思って代行へ注文したのに、いつまで経っても商品が届かない。ということはありませんか。
当社は店舗への注文前に、必ず在庫確認を行っています。
稀に、自身で店舗へ在庫確認したら「在庫あり」と言われたのに、「誠」からは「在庫なし」と言われた。
どういうことですか?と、仰る人もいらっしゃいますが、どちらを信用するかは貴店次第でしょう。
倉庫での荷受体制がアナログであること
3つ目は、倉庫での荷受体制がアナログであることです。
店舗や工場が発送した荷物は、運送会社を通じ代行の倉庫へ到着します。
倉庫では、複数の運送会社(当社の場合、10~15社)からランダムに届き、荷受け場に放り投げる勢いで置かれます。
そのような荷物の山の中から、代行は、荷物を開封し、エクセルのリストと照らし合わせながら「かるた取り」を行います。
仮に、100箱の荷物が届いたとして、その中から、商品とユーザー様を一致させるのは考えただけでも気が遠くなります。
さらに、似たような商品があった場合や同梱商品がバラバラ届きますと、お手上げ状態になり兼ねないのです。
なお、当社では、倉庫での荷受に際し、人員による仕分けは行っていないです。
荷受け後、追跡番号をスキャンすることで、ユーザー様ごとの注文No.と紐づくようにシステム化しています。
倉庫到着と同時に、web注文システム上の追跡ステータスが「誠到着」へとリアルタイムに反映します。
ユーザー様も同じ追跡情報を確認することができます。
検品体制がアナログであること
4つ目は、検品体制がアナログであることです。
仕入先がタオバオやアリババですと、サンプルがないため、代行は商品ページのURL写真を基準に検品します。
スプレッドシートの注文情報からURLをパソコンで開き、現物との相違をチェックします。
相違をチェックすると言うは簡単ですが、多岐に渡る商品を1日数百~数千点検品することを考えますと、工夫をしない限り、検品ミスは頻発することは想像に難くないでしょう。
当社では、スマートフォンによる検品システムを構築し運用しています。
商品をスキャンすると、検品項目が表示され、検品スタッフは項目順に検品作業を行います。
okであれば、項目にチェックを入れることで次の項目に進めます。
この検品システムは、中国で特許取得済み(登録番号:2021SR0526853)です。
レスポンスが遅いこと
5つ目は、ユーザーからの返答が遅いことです。
やり取りの手段として、多くの代行がSkypeやWechat、ChatworkなどのSNSを利用しています。
理由は、メールよりもやり取りが早いからです。
ただし、「SNS=早い」というのは一理ありますが、双方のレスが遅ければSNSも宝の持ち腐れになります。
代行業者なら、検品時に問題があり連絡したはよいけれどユーザーから返信がない。
ユーザー様なら、商品仕様について確認したはよいけれど代行から返信がない。
やり取りで一番重要なことは、レスポンススピードです。
当社では、web注文システム内に、注文No.に紐づいたchat機能を実装しているので、SNSは不要です。
また、営業日24時間以内に返信させていただいています。
SNSですと、「注文番号」や「顧客情報」などの必要情報を言わないユーザー様がいると、都度、情報確認を行うことでリードタイムが長くなる原因になります。
リードタイムの早い代行業者の見極め方
代行のリードタイムを見極める方法は、上記で掲げたリードタイムを遅くする5つの要因を吟味・精査することです。
5つの要因を受け、代行業者のリードタイムを見極める基準を紹介します。
- 受注:受注方法がスプレッドシートであること
- 在庫確認:「在庫あり」なのに「在庫なし」と返答があること
- 荷受:倉庫での荷受体制が人力であること
- 検品:検品体制がアナログであること
- やり取り:レスポンスが遅いこと
- スプレッドシートでの受注なら見送り
- 注文前に在庫確認を行うサービスがなければ見送り
- 荷受がかるた取りであれば見送り
- 検品は実態を把握するのが難しく、利用してみないと判断できない
- レスポンス日数が24時間以上なら見送り
結論:リードタイムは、代行利用前にある程度予測できる!
まとめます。
- 中国輸入代行によって、リードタイムに違いがある要因
①受注:受注方法がスプレッドシートであること
②在庫確認:「在庫あり」なのに「在庫なし」と返答があること
③荷受:倉庫での荷受体制が人力であること
⓸検品:検品体制がアナログであること
⑤やり取り:レスポンスが遅いこと
本日もお読みいただき、ありがとうございました^^