2021年上期予測 中国輸入ビジネスを取り巻く環境について|代行業者の視点で

こんにちは!
中国輸入代行「誠」の代表のじょに(こと酒井)です^^

 

この原稿を書いている時点で、2020年も残り20日となりました。

 

おそらくこの記事が2020年最後の記事になります。

 

ここまで拙い文章をお読みいただいた読者様ならびに中国輸入代行「誠」のユーザー様に深く感謝申し上げます。

 

今回は、2021年上期(1月~6月)に中国輸入ビジネスで起こり得る事象について、物流業界の近況や中国政府の方針、各モールの規約改編などのファクト(=現時点で確定していること)を踏まえ、予測(私見)を交えながら解説したいと思います。

 

 

コロナウィルスの猛威拡大

周知の通り、ウィルス学や免疫学の専門科によりますと、2020年に引き続き、2021年もコロナウィルスは猛威を振るうようです。

 

メディアの扇動過多として受け止めたいところではありますが、一向に収束の気配を見せません。

 

英国で発見された変異ウィルスは、数日後には世界各地で発見されるまでに感染スピードは上がっています。

 

一方、生きるためにはお金が必要で、お金を得るためには仕事が必要です。

 

輸入ビジネスに関わらず、ビジネスでは、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」の移動が生じるもので、それらのバランスが成果として現れるものです。

 

特に「ヒト」の点では、ワクチンの効き目や需要供給が気になるところではあります。

 

旧正月明けの世界が想像できない

いよいよ、北京市でもロックダウンになりました。

 

そして、2021年2月8日~同2月22日は、中華圏の国では春節(=旧正月)です。

 

例年ですと、2月いっぱいは休みの企業もよくある一方で、2021年は1月1日から2月28日まで休みと発表している企業(当社の取引先では工場が多い)もあります

 

中国政府から移動を控えるようにと通達がありましたが、仮に中国の人口の1割が移動しただけで、日本国民全員が移動するのに匹敵する数になります。。

 

旧正月明けに、中国での感染者数が今よりも減ることが全く想像ができません。

 

(中国製ワクチンの有効性と中国国内での供給率が気になるところです)

 

年末年始は国際送料が値上げの季節

例年、12月中旬~年明けにかけ、運送業者より値上げの通達があります。

 

直近数年は通達がない年はほぼなく、12月の国際送料の値上げはもはや恒例となりつつあります。

 

当社も例外ではなく、2020年12月某日に各社より通達がありました。

 

企業努力により、当社の国際送料は今のところは据え置きとしていますが、正直なところこれ以上の値上げがあった場合は、ユーザ様の料金に反映せざるを得ない状況になるかもしれません。

 

ちなみに、ホームページ所有の代行業者様の国際送料を確認しますと、たとえば500gの料金はすでに+5元~+10元値上げになっている代行業者を比較的多く確認できます。

 

また、小型包装物での発送サービスを取りやめている代行業者もあるようです。

 

深刻な人材不足と尋常ではない人件費高騰

例年、旧正月明けは従業員が全員出社するわけではありません。

 

旧正月中に親戚や友人との会話を受け、旧正月明けに転職するケースは中国では珍しくありません

 

そして、当社も例年のように例外ではありません。

 

前年から人材確保に動いていても、この問題は一向に改善できない課題です。

 

旧正月明けは不具合品が多発する

上記により、旧正月明けは中国の企業は人材不足に陥りやすく、「工場」「メーカー」「小売」含め、あらゆるジャンルの企業が人材不足に悩まされます。

 

実は、このことが旧正月明けに不具合品が多発する要因です。

 

2021年の旧正月明けには例年以上に不良品が発生することが予測されます。

 

そして、今年は「タオバオ」や「アリババ」の店舗は自店の存続のために、不具合品の返品・交換を受け入れしない(=不具合として認めない)傾向にあるでしょう。

 

「アリババ」「タオバオ」は返品・交換不可

上記記事を書いていましたら、アリババグループより次のような通知がありました。

 

「2021年1月15日~同2月28日の注文分は、不具合品も含め如何なる理由でも返品・交換は受け付けない」

 

当社が交渉しましても、モールがそのような方針ですから方針に従うしかありません。。

 

なお、2021年3月以降はどのようになるのかは2020年末時点では通達はいただいていないです。

 

・・・どうなることやら。。

 

コンテナの減少が加速する

2020年4月以降、コンテナ船に載せるコンテナが不足しています。

 

これも原因はコロナです。

 

ロジックは次の通りです。

 

  • 4月~6月:経済活動の自粛
  • 7月:経済活動が徐々に再開 → 中国から世界へコンテナ船が出航
  • 9月:コロナ第2波
  • 10月~12月:欧米でのハロウィンおよびクリスマス需要増
  • 各国で、港での積荷・荷受スタッフおよびシャーシ(コンテナを引き上げるクレーン)不足、内陸へ輸送するドライバー不足
  • 各国で、コンテナが滞留

     

    コロナが収束を見せなければ、上記現象はさらに顕著になっていくことは想像に難くないです。

     

    実際に当社でも、11月にコンテナ船を1隻ブッキングしました。しかし、コンテナが足りずに2回にわけて中東へ発送することになりました。。

    エア便および船便の本数減少

    人員が不足しますと、エア便や船便の物流業者は、価格を維持するために本数を減らします

     

    たとえば、当社のエア便は、2020年4月まで、週7で1日3便運航していましたが、現在は週5で1日2便です。

     

    船便も週3で1日3便が、週1で1日1便です。

     

    日本での隔離期間が2週間による減便

    2021年1月31日までの間、海外から日本へ入国するには2週間の隔離が義務付けられました。

     

    これにより、エア便のパイロットや船の乗組員は少なくとも2週間動けなくなります。

     

    これまでの中国入国での2週間隔離に加え、日本入国での2週間隔離となり、さらに人手不足も相まり、運航便数が減便となる可能性は否めないです。

     

    タオバオセラーに課税

    「タオバオ」や「アリババ」に個人で出店しているセラーには、これまで課税されていませんでした。

     

    厳密には、納税義務はあってもセラーが申告をしていないという状況でした。

     

    「タオバオ」や「アリババ」への出店時には事業届を提出していますから、課税はできるのですが、構造上の問題もあってかこれまでは役所は目を瞑っていたようです。

     

    しかし、中国政府の方針により、2021年以降はインターネットビジネスを行っている事業者に対し、納税調査を徹底しておこなうことが通知されました。

     

    納税分が売価に反映されることになれば、「タオバオ」や「アリババ」から仕入れている方の原価は上がることになります。

     

    ただし、市場の価格(ここでは原価)が上がれば、売価にも反映されるもので、長期的にみれば時間と共に均されますから、あまりここだけをフォーカスしない方がよいとは考えています。

     

    まとめ

    2021年上期もコロナウィルスによる影響は続きます。

     

    ただ、捉え方を変えれば、コロナ禍は誰にでも平等です。

     

    コロナ禍だからこそ、うまくいく商売もあると思いますし、結局のところはいつもと同じで自分次第です。

     

     

    最後に、わたしの思考の一部を文字に残しておきますね。(よく言われることですけれど、要は基本に忠実に。ロジカル思考で。ということが根本にあります)

     

    「ヒト」が動けば「モノ」「カネ」が連動し、経済が循環するようになります。

     

    しかし、「ヒト」は不足傾向、「モノ」「カネ」は滞留傾向で、

     

    唯一、「情報」だけはインターネットの発展により従来どおりコロナの影響を受けにくいように感じています。

     

    また、最近では「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」に加え「時間」というキーワードもあります。

     

    わたしの2021年上期は、「情報」にアンテナを張りめぐらしながら、「時間」の流れを意識し、「ヒト」をどのように確保し、そしてどう動かすか。という視点で、引き続き、取り組んでいきたいと思います。

     

    本日もお読みいただき、ありがとうございました^^

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