中国輸入の繁忙期

こんにちは!
中国輸入代行「誠」の代表のじょに(こと酒井)です^^

 

11月11日は、中国では毎年恒例の「独身の日」です。

 

昨年は、この一日だけで4兆円の売上があったようですよ^^

 

アマゾンジャパンの2019年の売上が1.7兆円だったことと比べますと、とんでもない売上と盛り上がりですね!

 

・・・そして、11月11日は2020年の今年も間もなくやってきます。

 

昨年以前に、11月11日を経験なされた方の中には、もはや昨年のことを忘れている方もいらっしゃるかもしれません。

 

また、昨年以前は現在よりもビジネスが小規模だった方であれば、今年は影響を受ける可能性が高いかもしれません。

 

今回は、「代行業者」の視点で、中国側の「店舗」や「物流業者」の実情を交えながら、物販繁忙期(10月~2月)における仕入の考え方や対策について解説したいと思います。

 

 

中国国内物流における4大繁忙期

中国輸入ビジネスにおける仕入先は、「中国」です。

 

仕入先の「国」や「企業」の情報を把握しておくことは、計画的なスケジュールを立てるのに役立ちます。

 

・・・その上で、

 

「中国」国内の物流が混雑する時期は長期休みを中心に4つあり、それらの時期前後の物流は例年混雑します。

 

  • 国慶節(10/1~10/8頃)
  • 独身の日(11/11)
  • 年末年始(12/30~1/1頃)
  • 旧正月(2/中~2/末頃)

 

 

特に10月~翌2月にかけては、中国では長期休みやECサイトのセールが続くことで、平常時(3月~9月)に比べ注文~日本到着までのリードタイムが長くなる傾向にあります。

 

日本での物販の繁忙期と、中国での長期休みが被っていることがまた厄介なんですよね...^^;

 

店舗での受注ミスや物流業者での紛失・破損が多発する

・・・繁忙期の物量はとにかく半端ありません。。

 

荷物は、物流業者の倉庫からはみ出し、倉庫前の駐車場はもとより路上まで並べられることもあります。

 

悲しいかな、並べるというよりも、放り投げられるといった方が近いかもしれません。。(そして、また別のトラックへ放り投げられるという...)

 

また、受注量が多すぎる(=処理できるキャパシティを超えている)ことにより、タオバオ店舗での受注ミスや中国国内物流業者の配送ミス、紛失・破損が発生しやすくなります。

 

さらにこの時期は、ただでさえ気質が短気な^^;中国人(全員がそうではない)が、あまりの忙しさにより感情的になり始め、考えられないようなトラブルが多発しやすくなります(泣)

 

 

今年はコロナの影響が甚大!?

ただでさえ、繁忙する10月~翌2月。

 

2020年11月5日現在、すでに国慶節は明け、「店舗」→「物流業者」→「当社倉庫」までの到着は、例年より数日(2~7日)遅延していました。

 

国際物流は遅延したとしても1~2日です。

 

国際物流の部分は、当社から物流会社への影響力が若干(だけ)有ることで、幾分コントロールが可能な範囲ではあるのです。

 

一方で、中国国内物流の部分は、ECサイトの店舗や工場が直接手配した物流業者になりますため、当社ではどうすることもできない(ひたすら待つだけ)のです。。

 

・・・そしてこれから。

 

「独身の日」明けと「旧正月」明けは、「国慶節」明けにも増して中国国内の物流が混雑(といいますか麻痺・混沌に近い?)します。

 

特に今年はコロナの影響により、中国国内での物流や店舗とのトラブルがどれだけ多発するのか、想像もできません。

 

・・・想像するだけで疲弊してしまいそうです。。

 

 コロナの影響で、農村部の出稼ぎが減る→人件費高騰→工場や卸、小売、運送会社の人員不足という構図です。そして、必然的にお金目的の新人が増えますから、トラブルも多発するのです。。他社のことですから、代行業者では何ともし難い部分です。。

 

ダミーの追跡番号で発送連絡

平常時であっても、タオバオ店舗とのやり取りにはさまざまなトラブルがあります。

 

たとえば、1つには、ダミーの追跡番号が発番されることです。

 

タオバオ店舗には、在庫を持たない店舗(無在庫店舗)も多く(50元以下の商品が数千点以上並んでいる店舗は無在庫店舗の可能性が高い)、そのような店舗は在庫が確保できないとわかると、タオバオの管理画面で発送したことに見せかけるため(=自店のアカウントを守るため)、ダミーの追跡番号を発番することがあります。

 

タオバオで追跡番号が登録されますと、当社システムのステータスは「店舗発送済み」となりますが、ダミーであるが故実際には発送されておらず、いつまで経っても到着しない。といった状況が起こってしまいます。

 

無論、到着しない場合は、3日おきに当社から店舗へ問い合わせしていますが、「発送した」と言い張られます。。(どうすればよいのでしょうか。。)

 

他にも、「先日の追跡番号は嘘で、実は今日発送しました。」という連絡もあります。(・・・はぁ、、)

 

 

サイズや色違いでの確信犯的発送

たとえば、レディース服を専門に扱っているタオバオ店舗ですと、1つのデザインに対しバリエーション(「サイズ」や「色」)ごとに在庫を持つものです。

 

売れ筋の「サイズ」や「色」を多く持ちたいところですが、店舗と仕入れ先との都合や工場側や市場での在庫状況により、どうしても在庫に偏りは出るものです。

 

つまり、売れ筋でない「サイズ」や「色」も持たざるを得ない状況があるということです。

 

しかし、タオバオは中国国内向けのBtoC、CtoCのサイトですから、そのような状況でもあまり問題にはなりません。

 

というのも、中国国内の取引では下記のようなことが起こります。

 

 

購入者
Mサイズでお願いします。

店員
okあるよ!

購入者
Lサイズが届きましたよ。

店員
Mサイズないね~。3元安くするからLサイズでいいあるか?

購入者
okよ~。

 

 

まさに、中国特有のやり取りですね。・・・金で解決という。。

 

何度も言いますが、タオバオは中国国内向けのモールですから、当社が代理購入しましても店舗は同じ対応になるということです。

 

無論、当社としてはサイズ違いはNGなわけで、返品・交換を依頼しますが、商品返送後もなかなか再発送されなかったり、終いにはタオバオの運営へクレーマーとして通報されるといったことが、しょっちゅう起きています。

 

わかっていても泣きたくなります。。

 

数量違いで同梱して発送

当社より店舗へ、同一商品を複数注文することもあります。

 

たとえば、商品Aを6名の方が1点ずつ注文したとします。

 

店舗は受注した商品Aを6点同梱し、追跡番号1つ発番(追跡番号が必ず発番されるわけでもありませんが...)し、タオバオの管理画面へ登録します。

 

そうすると、当社のシステムへ追跡番号が登録され、到着を待ちます。

 

それから商品が到着し、開封しますと中には3点しか入っていない。といったことが起きたとします。

 

当社は追跡番号から社内システムの注文No.ごとに自動振分を行いますから、そのタイミングで3点不足していることに気付きます。

 

店舗へ問い合わせると、「在庫がなかったから、在庫があった3点を発送した。」と回答があります。

 

社内システム上のステータスは、「店舗発送済み」になっている状態ですから、上記のようなことが起こりますと、ステータスが「発注済み」に戻ります。

 

当社ご利用のお客様へ、詳細を説明しましてもなかなかわかっていただけないような現象が起きることになります。。

 

・・・泣きたくなります。。(当社でコントロールできる範囲を超えています。。)

 

不具合品による返品・交換の実態

平常時であっても、不具合品による返品・交換は、「代行業者」にとってとんでもなく過酷な作業です。

 

ここまで解説してきました「ダミーの追跡番号」や「サイズや色違いでの確信犯的発送」「数量違いで同梱して発送」は、倉庫での荷受時に生じる問題です。

 

そして荷受けを無事にクリアできた商品は、検品ラインへと運ばれます。

 

・・・出るわ出るわの不具合品。。受注点数に対し、約3割が不具合品です。

 

  • 微妙なものの流れはこのようなフローです。お客様へ確認

    レスポンス待ち

    返信がない

    タオバオの返品期限7日超過

    返品できず

    お客様へ確認

    廃棄orお客様へ発送

     

    • 明らかに不具合のものの流れはこのようなフローです。店舗へ連絡

      返品・交換okかを確認

      NGであればお客様へ連絡

      okであれば、ステータスを変更し、新たな商品が届くのを待つ

      届くまでにどんなに早くても10日前後はかかるので催促

      届けばラッキーくらいで、催促が続く

      あまりに問い合わせしすぎて、阿里旺旺のチャットをブロックされる。。

      どうしようもない。ただ、到着を待つ。。

       

      そして、平常時に3割ある不具合品は、間違いなく11月11日に買い付けた商品や以降の運送過程において多発し、不具合点数も割合も増します。

       

      倉庫は、不具合品だらけになり、不具合品の返品作業にスタッフが割かれ、検品がなかなか進まない。といった状況が例年続いています。

       

      特に今年はコロナの影響で不況店舗も多いと思いますから、どれくらい不具合品が発生するのかを考えても、あまり無意味に感じてしまいます。。

       

       

      長期休暇前後の仕入に対する考え方と対策.1

      ここまで、長期休暇の前後で、「店舗」「物流業者」「代行業者」で何が起きているのかについて解説してきました。

       

      書いているだけでも苦しかったです。。^^;(あ、あのことも書いていなかったなどまだまだありますし、、)

       

      一旦、事象についてはここまでにして、ここでは、対策について触れておきたいと思います。

       

      そもそも対策はあるのか??

       

      ・・・答えは、「有ることにはある」です^^;

       

      具体的には、貴店の仕入基準や仕入先、タイミングを見直すことで改善できる部分があるのではないか。ということです。

       

      「店舗」や「物流業者」を貴店や当社が変えることはできませんからね。

       

      たとえば、店舗評価基準の見直し。

       

      うまくいっている先生であればあるほど、店舗評価数や発送元地域などのデータは取っているものです。

       

      データですから統計的な数字になりますが、店舗開店から〇年以上で、配送スピードの評価が〇以上で、総合評価が〇以上で、発送元地域は〇のあたりでといった具合に、エンドユーザーからのクレームがあったURLに対しデータを貯めていくのです。

       

      たとえば、当社ですとタオバオで20元以下の商品は不具合率が極めて高い。というデータがあります。

       

      そのようなデータから、では20元以下の商品は、「BASEへ商品登録は止めておこう」とか「ツールの仕入価格の下限を20元に設定しておこう」といった対策ができます。

       

      また、OEMであれば、ご自身や代行業者を通じ、工場(や仕入先)へ長期休みの期間を確認しておくことで、生産スケジュールや配送スケジュールにある程度の目安を設けることができます。

       

      たとえば、中小企業の場合ですと、遅くとも四半期前にデザインの生産依頼を行いますから、企画は半年以上前から行っていることになります。

       

      私見ではありますが、長期的な丸投げはうまくいかないです。

       

      外注さんや代行業者へ任せっぱなしにするのではなく、PDCAサイクルを自分自身で回し、他者のせいにせず自身の問題として捉える。

       

      不具合を改善し、納期を早くしたければ、貴店自身でのデータ収集やスケジュール立案など準備をしっかり行っていくことも必要なのではないかと思いますね。

       

       

      長期休暇前後の仕入に対する考え方と対策.2

      このようなことを言うとお叱りを受けるのかもしれませんが、11月11日の「独身の日」やセール日での仕入れは避けることも対策になります。

       

      冒頭でも触れましたが、1日で売価4兆円規模の商品が、11/11~当面の間、中国から中国国内や世界へ向けて発送されます。

       

      アマゾンジャパンの年間売上の約2倍の量を一日で受注するわけですから、受注や発送でトラブルが起きないことを私はどうしても考えにくいのです。

       

      参考として昨年11月11日の実例を書いておきます。

       

      当社から「タオバオ」や「アリババ」で手配した商品のうち4~5割が不具合品でした。

       

      さらに、それらの不具合商品の内、「返品」や「交換」ができたのは半分程度で、残りは泣き寝入り(=お客様負担)でした。

       

      また、「返品」や「交換」ができた半分程度の商品も、店舗からすぐに連絡があるわけでもありません。

       

      年明けに返信があったり、罵られ脅し紛いなことも言われたり、運営モールへ通報されアカウントを飛ばされたり、、

       

      当社としましても、できる範囲の中で店舗と交渉を進めていますが、この時期、もはや鬼畜と化した店舗には何を言っても交渉にはならない。・・・です。。

       

      そして、今年はコロナの影響で多くの退店がありましたし、退店を考えている店舗も多いと思いますから、そのような背景が加算されることで今年は「返品」や「交換」できない商品がより増えるのではないかと推察しています。

       

      「返品」や「交換」ができない商品が増えるということは、貴店の利益に影響が出る。ということですから、敢えて、11月11日の「独身の日」やセール日での仕入れは避けるという選択は、結果、貴店の利益確保(=損失回避)に繋がるのではないでしょうか。

       

      まとめ

      本当に今回の記事は書いていて気持ちが苦しくなってきました。

       

      「どうすればもっと、倉庫業務を円滑に進めることができるのか。」

       

      「どうすればもっと、不具合商品を少なくすることができるのか」

       

      「どうすればもっと、タオバオ店舗とのやり取りを円滑に行うことができるのか」

       

      「どうすればもっと、利用者様へご迷惑をお掛けしないようにできるのか」

       

      ・・・悩みが尽きません。。

       

      今回、敢えてこの時期にこのような記事をリリースしたのは、これからの繁忙期に少しでも貴店の店舗運営や会社運営での一助になればという想いからです。

       

      無論、代行業者の内情までを知ってほしいわけではなく、少しでも繁忙期での中国側の実情を把握いただくことで、「貴店でも事前に何か対策ができることがあるのではないか」と思ったからです。

       

      これから、特に無在庫で販売なされている方にはとって厳しい時期が続きますが、ぜひ参考にしていただければと思います。

       

      本日もお読みいただき、ありがとうございました^^

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