中国輸入をはじめ物販ビジネスでの在庫管理の重要性を解説!

こんにちは!

中国輸入代行「誠」のパンダの社長こと酒井です^^

 

子パンダ
昨年に個人事業主として物販ビジネスをスタートして、今年がはじめての決算です。注意することがあればアドバイスいただけませんか。

ずばりこの疑問にお答えします。

 

在庫管理に関するtweet

個人事業主は12月決算です。法人成りしたばかりの法人も12月のことが多いです。有在庫系の物販では、期首の在庫金額が誤っていると、当期の利益にそのまま直結します。遅くとも確定申告の3月までには、前年12月末時点の正しい在庫金額を把握(=棚卸)しておきましょ。早い方がよいです。

この記事は、長年、中国輸入で物販ビジネスを営むパンダの社長が書いています。

パンダの社長
在庫金額を把握しないで物販はできませんよ!

 

それでは見ていきましょう。

 

在庫管理しないとどうなるか?

物販ビジネスがはじめてですと、商品リサーチに重きを置きがちですが、実は在庫管理こそがとても重要です。

なぜなら、在庫数や在庫金額は利益に直結するからです。

はじめに、在庫管理しないとどうなるかについて解説します。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

在庫切れのリスク

在庫管理を怠ると、人気商品の在庫切れが発生しやすくなります。

顧客が必要とするタイミングで商品を提供できなければ、信頼性が低下し、リピーターを失う原因となります。

急な注文やセール期間中に対応できない状況が、売上の大幅な減少を招く恐れがあります。

そのため、常に最新の在庫状況を把握することが不可欠です。

 

余剰在庫の負担

過剰な在庫は、保管コストや劣化、陳腐化のリスクを伴います。

商品の回転が遅くなると、陳腐化した商品が発生し、最終的に大幅な値引き販売を余儀なくされることもあります。

余剰在庫は資金の固定化を招き、他の投資機会を逃す原因となります。

効率的な在庫管理によって、適正な在庫量を維持することが重要です。

 

顧客満足度の低下

在庫管理が不十分だと、顧客の注文に迅速に対応できず、配送の遅延や品切れが頻発します。

これにより、顧客の信頼を失い、口コミでの悪評が広がる可能性があります。

顧客満足度が低下すれば、競合他社への流出も避けられません。

結果として、長期的なビジネスの成長に悪影響を及ぼします。

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中国輸入ビジネスでの在庫管理のやり方

次に、在庫管理のやり方を紹介します。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

在庫管理システムの導入

専用の在庫管理システムを導入することで、リアルタイムに在庫状況を確認できるようになります。

デジタルツールを活用すれば、手作業のミスを防止し、業務の効率が大幅に向上します。

システムは自動で再発注のタイミングを知らせる機能を持つものも多く、欠品リスクの低減に寄与します。

初心者でも操作が簡単なシステムが多いため、初期投資として検討する価値があります。

在庫数が少なく、自力で管理できるならエクセルでも十分ですよ!

 

定期的な棚卸し

定期的に棚卸しを行うことで、実際の在庫とシステム上の在庫との乖離を防止できます。

定期点検は在庫の劣化や紛失を早期に発見するためにも重要です。

計画的な棚卸しスケジュールを設定することで、経営状況の正確な把握が可能となります。

これにより、在庫管理の精度が向上し、無駄なコストの削減につながります。

毎月月末に棚卸しすることをオススメしますよ!

 

適切な発注管理

過去の販売データや季節変動を参考に、適切なタイミングと数量で発注することが求められます。

市場の需要に応じた発注は、在庫切れと余剰在庫のリスクを同時に回避するための鍵です。

発注管理の最適化には、定期的なデータ分析が有効です。

システムを利用すれば、これらの分析を効率的に行い、より正確な発注計画を立てることが可能です。

発注は、後述する在庫回転率を加味しておこないましょう!

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不良在庫を清算する手段

過剰在庫を抱えていると、倉庫代や管理コストがかさみ、利益を圧迫してしまいます。

そのため、決算前に在庫を適切に処分することで、余分なコストを削減し、利益を確保することができます。

ここでは、中国輸入物販ビジネスにおいて、決算前に在庫を効率的に処分する方法について詳しく解説します。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

割引セールで売れ残りを一掃

決算前に最も効果的な方法の一つは、割引セールを実施することです。

中国輸入物販では、仕入れた商品が売れ残ることも多いため、これを大幅に割引して販売することで在庫を素早く減らすことができます。

たとえば、季節外れの商品や人気が落ちた商品に対して、最大50%〜70%の割引をおこなうと、購買意欲が高まります。

特に、定価ではなかなか売れなかった商品が割引価格で販売されると、消費者はお得感を感じて購入する可能性が高くなります。

また、期間限定のセールを開催することで、急いで在庫を処分したいという消費者心理を引き出すことができます。

 

バンドル販売(セット販売)を活用

バンドル販売は、複数の商品をセットにして販売する方法で、売れ残りを効率的に処分するために非常に効果的な方法です。

中国輸入物販では、異なる商品をセットにして提供することで、個別に販売するよりも販売数を増やすことができます。

たとえば、人気商品と一緒に売れ残りの商品をセットにして割引価格で提供することで、セット全体の売上を伸ばすことができます。

消費者にとっても、単品で購入するよりもお得感を感じやすく、購入を促すことができます。

この方法は、特に在庫がかさばっている場合や、商品が似ている場合に有効です。

 

返品・返金対応を柔軟におこなう

決算前に在庫を処分する際に、返品・返金対応を柔軟におこなうことも重要です。

顧客から返品リクエストがあった場合、返金や交換を迅速に対応することで、在庫の滞留を防ぎ、リピーターを確保することができます。

たとえば、商品が売れ残り気味であった場合、購入者に対して「返品可能期間を延長する」といったサービスを提供することが効果的です。

また、顧客からのフィードバックを受けて商品を改善することができれば、次のシーズンに向けた仕入れの参考にもなります。

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在庫管理と在庫回転率の関係性

在庫管理と在庫回転率は、物販ビジネスにおいて切っても切り離せない関係にあります。

まず、在庫管理は商品の保管量や品質、配置を適切に把握し、余剰在庫や欠品を防ぐための基本的な手法です。

一方、在庫回転率は一定期間にどれだけの在庫が売れたかを示す指標で、効率的な在庫利用と資金の回収速度を測る重要なデータとなります。

適切な在庫管理により、必要なタイミングで十分な在庫を確保し、余剰在庫を抑えることで、回転率が向上します。

結果として、資金繰りが改善され、利益の拡大につながります。

初心者でも、まずは在庫状況を正確に把握し、定期的な棚卸しやデータ分析をおこなうことで、在庫回転率の改善に寄与する管理体制を整えることが可能です。

自社の在庫いくらありますか?と聞かれてすぐに答えられるくらいになっておきたいですね!

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在庫回転率を理解して売上・利益を上げる

ここまで在庫管理の重要性について解説しました。

次に、在庫回転率について解説します。

これら2つは密接に繋がっており、双方の理解が物販ビジネスをおこなう上では必須です。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

在庫回転率とは?

在庫回転率は、一定期間内に在庫がどれだけ売れたかを示す指標です。

一般的には、年間売上高を平均在庫で割ることで計算されます。

この指標は、在庫の効率性や資金の回収速度を測るために非常に重要です

正確な在庫回転率の把握は、在庫管理の改善や利益向上に直結するため、ビジネスのパフォーマンスを評価する上で欠かせません。

 

在庫回転率を把握するメリット

在庫回転率を把握することで、在庫の動きを数値化でき、現状の管理体制の改善点が明確になります。

これにより、売れ残りや在庫切れのリスクを事前に察知することが可能です。

さらに、効率的な在庫管理は資金繰りの改善にもつながり、企業全体の財務健全性を高める効果があります。

データに基づいた経営判断ができるため、無駄なコスト削減と利益拡大に貢献します。

 

物販ビジネスでの在庫回転率の目安

業種や商品によって適正な在庫回転率は異なりますが、一般的に低回転率は改善の余地があるとされています。

たとえば、日用品やファストファッションの場合、回転率が高いほど効率的に資金が回収できると考えられます。

一方、専門性の高い商品では、一定の在庫保持が必要となるケースもあります。

自社のビジネスモデルに合わせた目標設定が重要です。

 

在庫回転率を上げる手段

在庫回転率を上げるためには、まずは売れ筋商品の把握と在庫の最適化が必要です。

定期的なデータ分析を行い、需要予測を正確におこなうことで、余剰在庫の削減や欠品リスクの回避が可能となります。

販売促進策やキャンペーンの実施も、在庫回転率向上に寄与する手段の一つです。

複数の戦略を組み合わせ、柔軟に対応することで、効率的な在庫管理と高い回転率を実現できます。

ECサイトの需要予測は、Keepaなどのツールで把握できますよ!

参考Keepa

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まとめ

  • 在庫管理は利益向上と資金効率の改善に直結する重要な業務です。
  • 定期的な棚卸しで実際の在庫状況を正確に把握し、誤差を防ぎます。
  • 専用システムの活用により、手作業ミスを大幅に削減できます。
  • 過剰在庫や在庫切れのリスクを低減することで、経営の健全化が図れます。
  • 在庫回転率の改善が、迅速な資金回収と持続的な成長に寄与します。

ご質問、いつも歓迎です!本日もお読みいただき、ありがとうございました^^

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