物販の利益率を簡単に計算!儲かる商品選びのコツと利益率の目安

こんにちは!

中国輸入代行「誠」のパンダの社長こと酒井(@makoto1688)です^^

 

子パンダ
副業で物販をはじめて数ヵ月が経ちますが、思ったほど利益が出ていません。利益や利益率が大事とわかっていても、結構ざっくりで計算しています。そもそも利益率の考え方が間違っているのかもしれません。パンダ社長の過去の数字関連の記事も拝読させていただいておりますが、改めて、教えていただくことはできませんでしょうか。

今回は、こちらのご質問にお答えします。

 

利益率に関するtweet

商品リサーチの方法は次のうちいづれかです。①売りたい商品を探し利益が取れるか確認する。②利益が取れる商品を探して売る。

どちらも正解ですけれど、初心者ほど売りたい商品に固執しすぎる傾向にあるので、②の利益前提の方法が案外長続きするかもしれません。②の方法で月8桁ほどやっていた私。

この記事は、長年、中国との貿易仲介業を営むパンダ社長が書いています。

 

パンダの社長
売りたい商品が見つかったら利益率を確認する!もしくは、利益率が確保できる商品を売る!

 

それでは見ていきましょう。

 

物販の利益率とは?物販ビジネスにおける重要性を解説

物販の利益率とは、売上に対する利益の割合を示す指標で、ビジネスの健全性を評価する重要な要素です。

具体的には、利益率は「利益÷売上×100」で計算されます。

物販ビジネスでは、この利益率を把握することで、商品の価格設定や仕入れ判断、経費管理の指針となります。

利益率が高いほど、ビジネスの収益性が高いことを意味し、逆に利益率が低い場合、いくら売上があっても利益が出にくく、持続的な成長が難しくなります。

 

また、利益率を把握しておくことで、売上の量だけに頼らず、少ない販売数でも十分な利益を確保できる経営戦略を立てやすくなります。

たとえば、利益率を知ることで、資金繰りや経費の見通しがつきやすくなり、事業の健全な成長を促進できます。

物販ビジネスにおいては、利益率を意識した運営が、長期的な成功のカギとなります。

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利益率を計算するための簡単なステップと計算式

利益率は物販ビジネスにおいて、収益性を測るための重要な指標です。

利益率を正確に把握することで、商品の販売価格の見直しや仕入れコストの管理が容易になり、経営の効率化が図れます。

ここでは、利益率を計算するための簡単なステップと具体的な計算式を紹介します。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

利益率の基本的な計算式

利益率は「売上に対してどれくらいの利益が出ているか」を示す数値です。一般的な利益率の計算式は以下のとおりです。

利益率=利益÷売上高×100

 

ここで言う「利益」は、売上から原価や経費を差し引いた後に残る金額のことです。

たとえば、販売価格が2,000円の商品を700円で仕入れ、経費として送料や梱包材に800円かかった場合、利益は次のように計算されます。

 

たとえば

粗利益を計算します。

粗利益 = 売上 - 仕入れ原価
粗利益 = 2,000円 - 700円 = 1,300円

営業利益を求めます。

営業利益 = 粗利益 - その他の経費
営業利益 = 1,300円 - 800円 = 500円

利益率を計算します。

利益率 = (営業利益 ÷ 売上)× 100
利益率 = (500円 ÷ 2,000円)× 100 = 25%

このように、利益率を計算することで、どれだけの利益が得られたかを把握できます。

利益率が高いほど収益性が高く、ビジネスの健全性を保つための重要な指標となります。

 

利益率計算のステップ

利益率の計算は、以下のステップでおこないます。

1.売上額を把握する

商品の売上価格を確認します。

すべての計算はここからはじまります。

2.仕入れ原価を確認する

商品を仕入れるためにかかった費用、つまり原価を計算します。

3.経費を差し引く

送料、梱包材、広告費など、商品の販売にかかるその他の経費を算出し、これを粗利益から引きます。

4.利益率を計算する

上記の公式を使って、最終的な利益率を計算します。

利益が出やすい商品かどうかを判断するための大切なステップです。

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物販の平均利益率と商品ジャンルごとの違い

物販ビジネスにおいて、利益率は商品ジャンルによって大きく異なります。

利益率の目安を知ることで、どのジャンルに注力すべきか、またどのような価格設定が有利かを把握しやすくなります。

ここでは、物販の平均的な利益率と商品ジャンルごとの違いを詳しく解説します。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

物販の平均利益率とは?

物販ビジネス全般での平均利益率はおおよそ20%から30%が一般的とされています。

この数値は、新品商品と中古商品、または異なる業界やビジネスモデルによって変動します。

たとえば、新品商品は一般的に15%から20%の利益率が期待される一方、中古品は30%から50%と比較的高い利益率を出すことができます。

新品の商品はコストが高く、価格競争も激しいため、利益率が下がる傾向がありますが、回転率が高いという利点もあります。

 

新品商品の利益率

新品商品は、特に人気が高く、競合が多い分野では利益率が15%から20%程度に落ち着くことが一般的です。

安定して在庫を確保できるものの、仕入れ価格が高く、送料や広告費などの経費もかさむため、利益率は低めです。

ただし、商品を大量に販売できることで総売上を増やし、収益を確保する戦略が取られます。

 

中古商品の利益率

中古商品は新品に比べて仕入れ価格が安いため、利益率は30%から50%と高くなる傾向があります。

特にリサイクルショップやオークションなどで安価に仕入れられる中古品は、大きな利益を得やすいジャンルです。

ただし、中古商品は状態が異なりやすく、品質管理や修理が必要な場合もあるため、手間がかかることも考慮すべき点です。

 

ファッションやアパレルの利益率

ファッションやアパレル業界は、トレンドに敏感で季節によって売れ行きが変動しやすいジャンルです。

平均的な利益率は20%から40%程度とされています。

トレンド商品の販売では、短期間での回転が重視されるため、在庫管理が重要となります。

仕入れ価格を低く抑えられれば、比較的高い利益率を維持しやすいジャンルです。

 

家電やガジェットの利益率

家電やガジェット類は、新品であれば利益率が低めで、10%から20%程度が一般的です。

特に高価格帯の製品は競争が激しく、利益率が圧縮されがちです。

しかし、中古市場では仕入れ価格が下がりやすく、利益率が向上します。

リファービッシュ(再生品)なども、利益率を確保するための手段として注目されています。

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利益率を上げるための実践的なコツ

物販ビジネスにおいて、利益率を上げることは収益性の向上と安定した経営を実現するために重要です。

利益率を高めるためには、仕入れコストの見直しや価格設定の工夫、さらには付加価値を提供するなど、いくつかの具体的な方法があります。

ここでは、利益率を上げるための実践的なコツを詳しく解説します。

 

 

詳しくみていきましょう。

 

利益率に囚われすぎない

利益率は1つの商品がどれだけ利益を生むかを判断する指標になりますが、「利益率が高い商品=売れやすい」わけではありません。

利益率が高い商品であっても、回転率が低ければ利益が出にくくなります。

逆に、利益率が低くても、需要の高い商品や送料の安い商品であれば安定した利益を生みます。

利益率に囚われすぎることなく、あくまでも目安にとどめることが重要です。

 

高利益率の商品に注力する

物販ビジネスでは、利益率の高い商品を見つけてそれに注力することも、全体の利益率を向上させるポイントです。

たとえば、利益率が低い商品は販促用として扱い、利益率の高い商品を中心に販売活動を展開することで、収益性を向上させることができます。

商品の利益率を定期的にチェックし、どの商品が最も収益を上げているかを把握することが重要です。

 

価格設定を工夫する

価格設定を適切におこなうことも、利益率を上げるための有効な方法です。

競合他社の価格を参考にしつつ、自社の商品が持つ付加価値を考慮して価格を設定します。

また、セット販売や数量限定のキャンペーンを導入することで、消費者にお得感を与えつつ、実際の利益を増やすことも可能です。

 

仕入れにかかる費用を抑える

利益率を高くするには、仕入れにかかる費用を抑えることが効果的です。

商品を安く仕入れる方法として、1つの仕入れ先からのまとめ購入があげられます。

大量購入により商品1個あたりの単価が安くなります。

 

また、仕入れ先を1か所ではなく、複数検討することもよいでしょう。

1つの仕入れ先で仕入れ値が上がっても、ほかの仕入れ先から安く仕入れられます。

その他にも、海外の仕入れ先に目を向けることもおすすめです。

中国をはじめとするアジア諸国の店舗や生産者から直接購入すれば、日本国内の仕入れ値より安く購入することができ、利益率も上がります。

 

商品に付加価値をつける

付加価値をつけて販売を促進する手法も有効です。

付加価値としては「送料を無料にする」「まとめて購入すれば安くなる」「おまけやギフトラッピングなどの特典をつける」などが方法があります。

「10日間の期間限定」「先着何名まで」といった限定性をアピールすれば、買い手の購買意欲をより刺激するでしょう。

 

商品が思うように売れないとき、やってはいけないことが値下げです。

商品や店舗のイメージを下げるリスクがあります。

価格はそのままにして、付加価値をつけて販売しましょう。

 

代行業者を利用する

仕入れにかかる費用を抑えたいとき、日本国外の商品を輸入する手段があります。

しかし、輸入に必要な手続きをすべて個人で進めることは困難です。

輸入代行を利用すれば、仕入れ先との交渉や関税の手続きなどの煩雑な手続きを任せられます。

梱包や発送を代行する業者もあります。

代行手数料は発生しますが、結果として物販ビジネスの効率が上がり、収益の増加につながるでしょう。

 

自身が必要とするサービスを把握し、そのようなサービスを提供する輸入代行業者を選びましょう。

いくつかの候補の中から比較検討してみてください。

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補足:在庫管理と利益率の関係

在庫管理は、物販ビジネスにおいて利益率を左右する重要な要素です。

商品の回転率を高めることで、在庫にかかる保管費用や劣化リスクを削減し、資金の効率的な運用が可能になります。

高い回転率は、在庫が迅速に売れ、キャッシュフローが改善されるため、利益率の向上につながります。

しかし、回転率を重視しすぎて在庫を過度に減らすと、品切れによる販売機会の損失や顧客満足度の低下を招く可能性があります。

一方、在庫を多く持ちすぎると、保管コストや在庫の陳腐化リスクが増加し、利益率を圧迫します。

そのため、適切な在庫量を維持し、回転率とのバランスを取ることが重要です。

 

たとえば、需要予測を正確におこない、販売データを分析することで、最適な在庫レベルを維持することが可能です。

また、仕入れ先との連携を強化し、迅速な補充ができる体制を整えることで、過剰在庫や欠品を防ぐことができます。

これにより、在庫回転率を適切に保ちつつ、顧客のニーズに応えることができ、結果的に利益率の向上につながります。

さらに、在庫管理システムやツールを活用することで、在庫状況をリアルタイムで把握し、迅速な意思決定が可能となります。

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まとめ

  • 利益率を把握することで、価格設定や経費管理の指針となり、収益性の高い経営を目指せる。
  • 利益率は「利益÷売上×100」で計算可能。これにより、実際にどれだけの収益が得られたかが明確になる。
  • 仕入れコストや経費を削減することで、利益率を高めることができる。
  • 新品と中古品では利益率が異なり、中古品のほうが高い傾向がある。
  • 回転率と利益率のバランスを意識することで、資金効率を高め、ビジネスを安定化させることができる。

 

ご質問、いつも歓迎です!

本日もお読みいただき、ありがとうございました^^

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