こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダの社長こと酒井(@makoto1688)です^^
このような疑問にお答えします。
▼PayPalに関するtweet▼
中国輸入ビジネスをしている人で、PayPalが個人アカウントになっている人はいませんか?PayPalを事業目的で利用する場合、法人に限らず、個人でも個人事業主でもビジネスアカウントへ無料でアップグレードできますよ
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行「誠」 (@makoto1688) May 10, 2022
この記事は、長年、貿易業を営むパンダ社長が書いています。
それでは見ていきましょう。
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PayPalビジネスアカウントとは?個人アカウントとの主な違い
PayPalは、オンラインでの支払い方法として広く利用されていますが、アカウントには「個人アカウント」と「ビジネスアカウント」の2種類があります。
どちらを選ぶかによって、利用できる機能や手数料、取引の柔軟性が異なります。
この記事では、PayPalビジネスアカウントとは何か、そして個人アカウントとの主な違いについて詳しく解説します。
詳しくみていきましょう。
PayPalビジネスアカウントとは?
PayPalビジネスアカウントは、主に企業や個人事業主向けに設計されたアカウントで、商品やサービスの販売、定期的な支払いの受け取り、そしてビジネスの効率的な管理を可能にする機能が備わっています。
たとえば、複数のユーザーが同一アカウントにアクセスできる「複数ユーザー機能」や、API連携による支払いの自動化が代表的な機能です。
また、請求書の発行や定期課金の設定ができるため、ビジネスの運営がスムーズになります。
さらに、PayPalビジネスアカウントでは、PayPalの売り手保護制度が適用されます。
これにより、不正な取引やキャンセルに対するリスク管理が強化され、安心して顧客と取引ができるのが大きな利点です。
個人アカウントとの主な違い
一方で、個人アカウントは主にオンラインショッピングや友人・家族間の送金など、個人の使用に特化したアカウントです。
個人アカウントでは、商品やサービスの販売、定期的な支払いの管理といったビジネス向けの機能は基本的に利用できません。
たとえば、複数ユーザーによるアクセスや、APIを利用した高度な取引管理機能はビジネスアカウントにのみ提供されています。
また、個人アカウントでは売り手保護が限定的であるため、ビジネスでのリスク管理やトラブル対応においてはビジネスアカウントが有利です。
さらに、ビジネスアカウントは法人や個人事業主が利用することを想定しており、税務申告や会計ソフトとの連携機能も備わっているためビジネス運営の全体的な効率化が可能です。
PayPalビジネスアカウントの手数料と個人アカウントの手数料の違い
PayPalを利用する際、ビジネスアカウントと個人アカウントでは手数料に違いがあります。
どちらのアカウントを選ぶかによって、取引手数料や送金手数料、引き出し手数料などが異なるため、それぞれの違いを把握しておくことが大切です。
ここでは、PayPalビジネスアカウントと個人アカウントの手数料の違いについて詳しく解説します。
詳しくみていきましょう。
PayPalビジネスアカウントの手数料
ビジネスアカウントは、企業や個人事業主向けのアカウントで、商品やサービスの販売に対応しています。
ビジネスアカウントの主な手数料は以下のとおりです。
決済手数料
ビジネスアカウントでは、商品やサービスの代金を受け取る際に発生する決済手数料がかかります。
国内での取引の場合、3.6%+40円、海外取引の場合は4.1%+固定手数料(例えば米ドルでは0.30USD)がかかります。
これは、売上に応じて発生する費用であり、ビジネス活動を行う上で重要なコストの一つです。
送金手数料
国内の同じ通貨間での送金は無料ですが、海外への送金や異なる通貨を使用する場合は499円の送金手数料がかかります。
外貨のやりとりに関しては、為替手数料も発生します。
たとえば、米ドルから日本円への換算では約4%の手数料が追加されます。
引き出し手数料
ビジネスアカウントで銀行口座に資金を引き出す際、5万円未満の引き出しには250円の手数料が発生しますが5万円以上の場合は無料です。
これにより、高額な引き出しをする場合はコストを抑えることができます。
個人アカウントの手数料
個人アカウントは、主にオンラインショッピングや個人間での送金に使用されます。
個人アカウントでは、ビジネスアカウントとは異なる手数料が設定されています。
決済手数料
個人アカウントでは、友人や家族への送金やオンラインショッピングの支払いは無料です。
ただし、個人間での送金はあくまで同一国内での使用に限られ、ビジネス取引には適していません。
個人アカウントでの受け取りには通常の決済手数料は発生しません。
送金手数料
個人アカウントでも国内送金は無料です。
ただし、海外送金や異なる通貨での取引の場合は、ビジネスアカウントと同様に499円の手数料がかかります。
また、為替手数料も発生するため、外貨での取引には注意が必要です。
引き出し手数料
個人アカウントでの引き出し手数料も、ビジネスアカウントと同様に5万円未満の引き出しでは250円、5万円以上の引き出しは無料となります。
個人アカウントからビジネスアカウントへのアップグレード方法
PayPal。アカウントは2種類あります。ビジネスアカウントと個人アカウントです。商売をやっている人は、ビジネスアカウントを使用します。アプデせずに商売で個人アカウントを使っている人。売り手保護制度が適用されますし機能も増えるので、アプデしておいた方がよいかとも思いますよ
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行-誠 (@makoto1688) October 24, 2024
PayPalの個人アカウントを利用していると、ビジネスの成長や新たなニーズに応じてビジネスアカウントへのアップグレードを検討することがあります。
ビジネスアカウントに移行することで、商品やサービスの販売、請求書の発行、APIを使った決済の自動化など、より多機能なビジネスツールを活用できるようになります。
ここでは、個人アカウントからビジネスアカウントへのアップグレード方法を詳しく解説します。
なお、すでにお持ちのアカウントが、個人アカウントかビジネスアカウントかは、以下で確認できます。
PayPalへログイン > 担当者名押下(画面右上) > プロフィール設定 > ログインとセキュリティ > アカウントタイプ
詳しくみていきましょう。
アップグレードのメリット
ビジネスアカウントにアップグレードすることで、PayPalを通じての取引が一層効率的になります。
たとえば、複数のユーザーがアカウントにアクセスできる機能や会計ソフトと連携して取引履歴を自動で管理できる機能など、ビジネス運営に役立つ多くのツールが利用可能になります。
また、売り手保護制度を利用することで、不正取引やキャンセルリスクを軽減できる点も大きなメリットです。
アップグレードの準備
アップグレードをおこなう前に、まずは必要な準備を整えましょう。
ビジネスアカウントでは、会社名や個人事業主としての登録情報が求められます。
たとえば、法人の場合は会社名や登記住所、個人事業主の場合は屋号や所在地を正確に入力する必要があります。
また、本人確認書類の提出や、銀行口座・クレジットカードの登録も必要です。
PayPalアカウントのアップグレード手順
PayPalにログイン
まず、PayPalの公式サイトにアクセスし、現在使用している個人アカウントにログインします。
画面右上の「設定」ボタンをクリックし、アカウントの設定ページに進みます。
ビジネスアカウントへの切り替え
設定画面内の「アカウント設定」タブを選び、「ビジネスアカウントにアップグレード」というオプションを探します。
このオプションをクリックすることで、アップグレード手続きが開始されます。
必要事項の入力
ビジネスアカウントに必要な情報を入力します。
たとえば、事業名、事業形態(個人事業主や法人など)、業種、そして連絡先の情報が求められます。
また、ビジネスに関連する銀行口座やクレジットカードを登録することで、PayPal上での取引がよりスムーズにおこなえます。
本人確認書類の提出
ビジネスアカウントの開設には、本人確認が必須です。
会社の場合は法人登記簿謄本や代表者の本人確認書類が必要となり、個人事業主の場合は屋号が記載された公共料金の請求書などが一般的です。
これらの書類をアップロードし、PayPalが確認した後にアカウントが正式にビジネスアカウントとして有効化されます。
完了後の確認
書類の審査が完了すると、ビジネスアカウントへのアップグレードが完了します。
PayPalに再ログインすると、ビジネス機能が利用できる状態になっているはずです。
請求書発行や売り手保護制度など、ビジネス向けの機能が使えるか確認しましょう。
補足:PayPalで名義違いが起きやすい理由
PayPalで決済したときに、受取側に表示されるのは「事業者名」の欄です。
「事業者名」の欄は、次で確認・更新ができます。
PayPalへログイン > 担当者名押下(画面右上) > アカウント設定 > 事業情報 > 事業情報 > 更新 > 事業情報 > 商号・屋号
ビジネスアカウントは、ビジネスを行う個人・個人事業主・法人向けのアカウントです。
個人や個人事業主ですと、「事業者名」欄に何を記入すればよいのか迷われるかもしれません。
「事業者名」欄には、次のルールで自由に記入してokです。
- 個人:個人名
- 個人事業主:開業届に記載した事業者名。つまり、個人名または屋号(ショップの名前・サイト名など)
- 法人:商号または屋号
たとえば、当社の場合、商号とは「株式会社誠」で、屋号は「中国輸入代行 誠」です。
事業情報欄には、「中国輸入代行 誠」と登録しているので、貴店が当社へ決済するときには明細に「中国輸入代行 誠」と表記されます。
同じく、当社が貴店へ決済するときには貴店の明細には「中国輸入代行 誠」と記載されます。
繰り返しになりますが、PayPalで決済したときに、受取側に表示されるのは「事業者名」の欄です。
上述のとおり、個人や個人事業主の場合、「事業者名」に個人名を登録している場合は受け手側には個人名が表示されるのですね。
補足:PayPalのビジネスアカウントを新規開設する方法
PayPalでビジネスアカウントを新規に開設する手順は、次のとおりです。
- 無料ビジネスアカウント開設を押下する
- ビジネスアカウントを選択する
- 画面に従い、「メールアドレス」「氏名」「住所」「電話番号」「事業者名」を登録する
- PayPalから送信されたメールに記載の「メールアドレスを確認する」をクリックする
- パスワードを入力し、「メールアドレスを確認」をクリックする
- アカウント登録完了!
- マイページへログインして、「本人確認を完了させる」をクリックする
- 本人確認書類をアップロードする
- 2週間ほどで、登録住所へ郵送で確認書類(はがき)が届く
- 確認書類に記載された暗証番号を入力して、本人確認完了!
まとめ
- PayPalビジネスアカウントと個人アカウントには異なる機能と手数料がある。
- ビジネスアカウントは法人や個人事業主向けで、複数ユーザー管理や売り手保護制度が利用可能。
- 個人アカウントは主にオンラインショッピングや友人・家族への送金向けで、手数料が少ない。
- アカウントを変更する場合は、PayPalの設定画面から簡単にアップグレードができる。
- ビジネスの成長に合わせたアカウント選びが重要。
編集後記
PayPalへ登録した時の情報は、案外覚えていないものです。
改めて、事業情報欄を確認してみるとよいですよ。
ご質問、いつも歓迎です!
本日もお読みいただき、ありがとうございました^^