こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^
このような疑問にお答えします。
▼デポジット制に関するtweet▼
代行にデポジットしたお金が戻ってこない。という話を年に何度か耳にしますよ。次のような代行は避けるのが無難かもしれません。あくまで自己責任です
・個人の代行
・家族経営の代行
・ホームページの日本語があやしい代行
・特商法に関する情報がない代行— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行「誠」 (@makoto1688) March 25, 2022
代行にデポジットしたお金が戻ってこない。という話を年に何度か耳にしますよ。次のような代行は避けるのが無難かもしれません。あくまで自己責任です
・個人の代行
・家族経営の代行
・ホームページの日本語があやしい代行
・特商法に関する情報がない代行
この記事は、長年、中国との貿易仲介業を営むパンダ社長が書いています。
それでは見ていきましょう。
(タップできる)もくじ
デポジットとは?
デポジットとは、一時的な預かり金のことです。
海外のホテルに宿泊する際に、デポジット金を求められた方もいるのではないでしょうか。
これは、宿泊客の未払いや盗難を防ぐために、宿泊前に一時金として預かるといった意味合いがあります。
デポジットは、チェックアウトの時に、宿泊料と相殺される形で返金されます。
日本では、馴染みが薄いかもしれませんが、身近ですと電車のIDカードもデポジットです。
たとえば、Suicaに1,000円チャージしたとします。
Suicaを使わなくなったら、駅の窓口またはアプリで残高を返金してもらえます。
電車に乗る度に切符を購入するのもちょっと手間。
そんな方には、デポジット(チャージ)はとても便利なサービスだといえます。
中国輸入におけるデポジットとは?
代行業者で採用しているデポジットとは、商品を注文する前に代行業者へまとまったお金を預け、注文したい時に預けたお金の中から引落す決済方式です。
たとえば、代行業者へ5万円を預けて(=デポジットして)、2千円の商品を注文すると、預けた5万円の中から代行業者が2千円を使って店舗へ発注します。
デポジットを使い切れなかった場合でも、残高は退会時などに清算・返金してもらえることが多いです。
- 代行業者へデポジットする
- 注文したい商品が見つかる
- 代行業者へ注文する
- 代行業者へデポジットした残高から商品代が引かれる
- 代行業者が注文する
- 商品が届く
デポジット制の3つのメリット
代行業者におけるデポジットのメリットは、次の3つです。
詳しくみていきましょう。
振込手数料が節約できる
1つ目は、振込手数料が節約できるです。
注文の度に都度海外送金すると、注文回数×送金手数料が生じます。
海外送金手数料の最安値は500円です。
たとえば、月に5回注文すると、2,500円の海外送金手数料が生じます。
デポジット制であれば、一度で済みますから500円です。
「誠」のように、日本国内で決済ができる代行業者であれば、海外送金は不要です。
ただし、日本国内の銀行間でも振込手数料やPayPal決済手数料が振込の度に生じます。
リードタイムを短くできる
2つ目は、注文から商品到着までのリードタイムが短くできるです。
日本から中国へ海外送金すると、着金までどんなに早くとも1~2日はかかります。
代行は、着金を確認してからの店舗へ注文します。
「無在庫」販売の人であれば、1日でも早くエンドユーザーへ届いてほしいはず。
代行へ予めデポジットしておけば、送金によるストレスは軽減されますし、注文から商品到着までのリードタイムも短縮することができます。
為替を気にしなくてよい
3つ目は、為替を気にしなくてよいです。
タオバオやアリババでの販売価格は、中国元で表示されています。
利益計算したい人は、注文の度に、中国元を円に換算する手間が生じます。
また、代行業者によっても時間帯によっても為替レートが変動するため、思っていたレートでなく残高が不足していると再度振込を行うことになります。
デポジット制であれば、代行業者側でまとめて中国元に換算してくれます。
残高を中国元で管理できるので、タオバオやアリババでの表示価格と一対一対応ができるメリットがあります。
なお、円表示しているサイトは、タオバオやアリババの正規サイトではありません。
代行業者が運営しているサイトです。
タオバオやアリババから商品情報を引っ張り、中国元を日本円に自動換算しています。
デポジット制の2つのデメリット
デポジット制のデメリットは、次の2つです。
詳しくみていきましょう。
一時的にキャッシュが減る
1つ目は、一時的にキャッシュが減るです。
代行業者へデポジットすることで、貴店の手持ちのお金(キャッシュ)が一時的に減ります。
中国に預けていますから、仮に急に必要になった場合、清算依頼は出来ても、中国から日本へ着金するまでに時間を要しますし、為替差で概ね損になることが多いです。
デポジット金が返ってこないリスクがある
2つ目は、デポジット金が返ってこないリスクがあることです。
代行業者へ預けていたお金が返って来ず、急に連絡も取れなくなったという話は、年に何度か聞く話です。
このリスクを回避する方法は、次のような代行業者を避けることです。
- 個人の代行
- 家族経営の代行
- ホームページの日本語があやしい代行
- 特定商取引法に関する情報のページがない代行
中国輸入における月額制とは?
「高額コンサルを受ければハイリターンが得られる」と思っている人と同じように、「代行に月額利用料を支払えば手厚いサポートが受けられる」と思っている人。少なくはないかもしれません。恩恵を受けられる人は2割です。残り8割の人は、口コミ重視のコンサルを受け、月額なしの代行を選ぶのが無難
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行「誠」 (@makoto1688) April 28, 2022
月額制とは、月謝のようなものです。
フィットネスクラブやスイミングスクールに通うと、毎月決まった金額を支払いますね。
月額制の代行業者を利用すると、あなたは毎月決まった月額利用料という名の月謝を代行へ支払うことになります。
月謝なので、1年を通じ、毎月固定費が生じます。
月額利用料が1万円であれば、年間12万円を支払いします。
月謝なので返ってきませんし、授業料でもないので、別途、商品代や代行手数料、国際送料などが生じます。
月額なしの代行業者をオススメする理由
以前に、「代行の月額利用料とは月謝のようなもの」と解説したことがあります。今考えてみたら、月謝には授業料が含まれます。一方、中国輸入での月額利用料は、商品代や代行手数料、国際送料は別途です。初心者が月額制の代行を利用する理由が未だよく理解できていません。ナゾです
— パンダ社長@中国輸入代行「誠」中国で正規輸出入権を持つエージェント (@makoto1688) March 25, 2022
中国輸入が初心者の人は、月額利用料が生じない代行がオススメです。
理由は3つです。
詳しくみてきましょう。
ハイリターンは期待すべきでない
1つ目は、ハイリターンは期待すべきでないです。
- 「月額を支払った方がよいサービスを受けられる。」
- 「月額を支払った方がリターンも大きい。」
といった考えは妄想に近いです。
お金をかけることは自己投資という意味ではよいことです。
ただ、現代の代行業者は、どこもどんぐりの背比べです。
月額がなくても、注文システムがあり、担当者が付く代行が標準モデルになりつつあります。
お金を使って節税対策したい人を除いては、月額利用料にお金をかけるべきではないです。
固定費は削減すべき
2つ目は、固定費は削減すべきです。
中国輸入ビジネスをしている時点で、経営者です。
経営において、固定費の浪費は死活問題です。
使っていないツール、読んでいないサブスク。
すぐにでも解約すべきです。
急がば回れ
3つ目は、急がば回れです。
経営の使命は、長く続けること。
一発逆転とかお金持ちになりたいとか、先急ぐことはありません。
急がば回れです。
まずは、月額利用料が無料の代行でトライしてみて、経験を積むことです。
代行業者が月額制を採用する背景
パレードの法則。食べ放題の店に行って、元を取れる人は2割。残りの8割のお客さんが店を支えているのですね。代行も同じで、月額を支払っている人のうち、恩恵を受けている人は2割かもしれませんよ。月額無料でも代行は経営できます。あとは、経営判断です
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行「誠」 (@makoto1688) February 18, 2022
代行業者が、月額制を採用する背景には2つあります。
詳しくみていきましょう。
経営安定のため
1つ目は、経営安定のためです。
代行業者にとって、月額は安定的なキャッシュポイントになります。
月額制を敷くと、ユーザーが利用しない月でも一定の収益を得られます。
特に、2月~3月の閑散期や最近ではコロナの影響等でユーザー離れが進んだときでも、「会員数×月額利用料」の収益を見込めます。
収益が見込める分、人件費や地代家賃、その他販売管理費のコントロールが行いやすくなります。
紹介者への報酬確保のため
2つ目は、紹介者への報酬確保のためです。
「売上=客数×客単価」です。
客数を増やすには、集客が必要です。
コンサル先生からのユーザー紹介を通じて集客している代行業者は、コンサル先生へ紹介料を支払っていることがあります。
SEOや広告で集客している代行業者よりも、コンサル先生の指導を受けたユーザーに利用いただけるので代行業者としてもメリットがあります。
月額を採用していない代行業者は、紹介料を出せる原資がないです。
月額無料で、代行手数料5%で一体どこから捻出するのでしょう。
仮に、100万元の取引があった場合、5万元が代行手数料です。
人件費がどんなに安くても7千元で、雇用できるのは7名。
地代家賃や諸費用を含めるとやはり紹介料を捻出する原資はないのです。
紹介料がほしいコンサル先生は、月額の代行業者へご相談なさるのがよいと思います。
ちなみに、コンサル生で、月額1万円~5万円を支払える資金がある人はあまり多くないように思います。
月額ありの代行業者が支持される理由
繰り替えしになりますが、中国輸入が初心者の人は、月額が生じない代行がオススメです。
この主張に変わりはありません。
ただし、月額利用料があった方がコスパがよくなるケースもあります。
詳しくみていきましょう。
取引金額による優遇制度
1つ目は、取引金額による優遇制度です。
月にいくら以上の取引実績があると、たとえば代行手数料を免除するといった制度です。
月額利用料が5万円で代行手数料が5%の代行が、月100万円以上の取引で代行手数料を免除にした場合、月100万円以上取引実績がある人にとってはお得になります。
取引点数による優遇制度
2つ目は、取引点数による優遇制度です。
取引点数による優遇制度は、無在庫のサービスを提供している代行業者で見かけます。
月に何点以上の取引で、国際送料を優遇する。といった具合です。
紹介による優遇制度
3つ目は、紹介による優遇制度です。
紹介で入会するとキックバックが貰える。といった具合です。
キックバックを貰っても月額は毎月加算されるので、紹介された側にとっては一時的な値引きにしかなっていないです。
また、数を紹介しやすいのはコンサルの先生です。
コンサルの先生に紹介料を支払うことで集客できるので、先生のキャッシュポイントが増えますし、代行にとってもメリットがありますね。
デポジット+月額の組合せは要注意
デポジットということは確認できていたけれど、月額制とは知らなかったという話を聞いたことがあります。
入会時に、5万円をデポジットしたそうです。
5ヶ月後、注文しようとしたら残高が0元で、代行業者へ問合せたら、デポジット残高から毎月1万円が引かれていたそうな。
当社の「デポジット制」と「月額制」に対する考え方は、次のとおりです。
詳しくみていきましょう。
デポジット制は、無在庫ならマスト
無在庫は、リードタイムが命です。
デポジット制でない場合、注文の度に海外送金していると、送金手数料も都度かかりますし、着金までに2日はかかります。
一方、有在庫は、リードタイムを気にしなければ都度払いでも問題ありません。
ただし、送金手数料は都度かかりますし、為替の影響を受けやすくなります。
月額制は、初心者なら無料一択
当社では月額制は採用していないです。
なぜなら、どのサービスに対し月額を支払っているのかを明示できないためです。
その一方で、月額制の代行業者を利用している方もいらっしゃるようです。
月額制の代行業者を利用している理由が把握・理解できれば、月額制の採用も検討します。
まとめ
- 「デポジット制」とは、商品を注文する前に代行へまとまったお金を預け、注文したい時に預けたお金の中から引落す決済方式です。
- 「デポジット制」のメリットは3つです。
①振込手数料が節約できる
②リードタイムを短くできる
③為替を気にしなくてよい - 「デポジット制」のデメリットは2つです。
①一時的にキャッシュが減る
②デポジット金が返ってこないリスクがある - 「月額制」とは、月謝のようなものです。ただし、商品代や代行手数料、国際送料は別途必要です。
ご質問、いつも歓迎です!
本日もお読みいただき、ありがとうございました^^