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Amazonから知的財産権の侵害で警告を受けたときの対処法|実例紹介

こんにちは!

中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^

 

パンダ娘
Amazonのセラーパフォーマンスチームというところから知的財産権の侵害ということで警告メールが届きました。アカウントの健全性に影響が出ているようで、そのASINが出品できません。どうしたらよいでしょうか。アドバイスいただけませんでしょうか。

 

このような疑問にお答えします。

 

知的財産権の侵害に関するtweet

FBA。
かれこれもう3年以上、
出品していないんだけどなぁ。

知財侵害か…
やれやれです。

 

この記事は、過去にAmazonのアカウントが1度閉鎖、3度停止を経験し、100名近くの方の再開をサポートしてきたパンダ社長が書いています。

パンダ社長
2024年最新です。Amazonのシステムの弱みを突いた知財真偽に関する申し立てをおこなっているセラーについて解説します。

 

それでは見ていきましょう。

 

知的財産権とは

知的財産権の種類や説明、関連する法律、リスクについて、Chat-GPTに聞いてみました。

 

知的財産権の種類 説明 関連する法律 リスク
特許権 新規性、進歩性、産業上の利用可能性を有する発明に与えられる権利。 特許法 他者による侵害、特許権の無効化
実用新案権 小規模な技術的創作物に与えられる保護。比較的短期間の保護が特徴。 実用新案法 侵害訴訟、保護期間の短さ
意匠権 製品の形状、模様、色彩などの外観に関する権利。 意匠法 模倣製品による市場競争
商標権 商品やサービスを識別するための標識に与えられる権利。 商標法 商標の無断使用、ブランド価値の損失
著作権 文学、音楽、美術などの創作物に対する権利。独占的な使用・利益権を有する。 著作権法 海賊版、違法コピー、著作権侵害

知的財産権の中で、Amazonのアカウント停止や閉鎖になりやすいものは商標権の侵害です。

 

知財の管轄省庁は、経済産業省の特許庁です。

Chat-GPTの出力情報は、わたしが見る限り誤りはなさそうですが、確実のために、特許庁の当該ページをリンクします。

参照経済産業省 > 特許庁 > 知的財産権について

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Amazonでの知的財産権の侵害に関するtweet

はじめに、知的財産権の侵害で困っているAmazonセラーのtweetを紹介します。

「Amazon 知財」や「Amazon 商標権」などで検索してみますと、思いの他、困っている方が多いのだなと実感します。

 

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Amazonから商標権に関する警告メールが届く

ここからは、最近のわたし自身の経験を綴ります。

2023年11月11日に、Amazonから商標権に関する警告メールが届きました。

わたしは、Amazonの販売用アカウントを所有していますが、数年前に出品をやめています。

 

警告メールが届いたときには、「何かの間違いだろう」と思っていました。

Amazonのアカウント健全性に関するシステムは自動化されており、稀に誤ったメールが届くことがあります。

数日間、放っておくと、Amazonから誤りだった旨のメールが届くこともあります。

厳密には、「お客様を保護するため、慎重に慎重を重ねる場合がございます」と書いてありますが、システムエラーのこともあると体感的には思います。

 

ここ3年では、年に一度のペースで、知財に関する警告メールをいただきます。

以下に、先日届いたメールを引用紹介します。

平素は Amazon.co.jp をご利用いただき、誠にありがとうございます。

このたび出品者様の出品について、以下の権利者より著作権を侵害しているとの連絡を受けました。Amazon.co.jp では、出品者が著作権を侵害する商品を出品したり、商品詳細ページを作成したりすることは認められていません。

本 E メールの末尾に記載されている商品の出品をキャンセルさせていただきましたのでご了承ください。この商品の出品を再開するには、権利者からの申し立ての取り下げが必要になります。権利者の連絡先情報は以下のとおりです。

tk
**********@gmail.com

出品を再開する方法
セラーセントラルのアカウント健全性ページ (https://sellercentral.amazon.co.jp/performance/dashboard?ref=ah_em_nr) より、この出品停止に対する申し立てを提出してください。アカウント健全性ページの「商品規約の遵守」セクションで商品の横の「申し立て」リンクをクリックしてください。

権利者が申し立てを取り下げない場合、または出品者様から必要な情報の提供がない場合は、権利者の要請に応じて出品者様の連絡先情報を伝える場合がありますので、ご了承ください。

当サイトは知的財産権の侵害に対する申し立てを深刻に受け止め、現在、出品者様のアカウントの審査を進めさせていただいております。出品者様の商品について、問題に関するご連絡がさらに寄せられた場合は、直ちに Amazon.co.jp への出品を停止させていただく可能性がありますのでご了承ください。

本ポリシーについて詳しくは、セラーセントラルヘルプページの「知的財産違反」をご覧ください。

ASIN: B07J67KY4J
商品名: Jeemitery 穴あけパンチ 1穴 金属ペーパーパンチ 手持ち パンチ 丸穴 穴径3mm

侵害の種類: 著作権
申し立て番号: **********

何卒、よろしくお願い申し上げます。

セラーパフォーマンスチーム
https://www.amazon.co.jp
Amazon.co.jp

通知: アカウントポリシーご確認のお願い

 

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警告メールを読み解くポイント

このようなメールは、現役時代に何度も経験し、都度対応してきました。

ですので、久々に警告を受けてもほとんど動揺はしません。

むしろ、冷静に対応しなければ、出品さえしていないのにアカウントを凍結されるリスクがあります。

 

「はて、Amazonは何を求めているのか?」

落ち着いて、何度かメールを読みます。

以下に、重点ポイントをまとめます。

 

 

メールアドレス

Amazonのアカウントに対し警告があった場合、まずはじめにみるところはメールアドレスです。

メールアドレスにより、原因をある程度特定することができます。

今回は、notice@amazon.co.jpでした。

 

noticeからはじまるアドレスは、商標権侵害が原因です。

わたしの経験やこれまでサポートさせていただいた方のデータをもとに、メールアドレスと原因の対応一覧を作成しました。

次の記事を参考にどうぞ。

参考メールアドレスを確認する

 

権利者より著作権を侵害しているとの連絡があったこと

Amazon自身が商品ページに対し知財侵害を指摘することは例外を除けばありません。

なぜなら、知的財産権の権利を持っているのは、権利者だからです。

Amazonから警告がある理由は、Amazonはプラットフォームの運営者として第三者の立場で警告することが健全なサイト運営に繋がると考えているからです。

 

例外として、Amazon Basicなど、Amazonが権利を有しているものについてはAmazonから警告が直接あります。

今回は、著作権として警告がありましたが後述するJ-PlatPatで調べてみますと商標権だということがわかります。

 

当該商品の出品がキャンセルされたこと

警告を受けると、当該商品の出品がキャンセルされます。

出品ができていない状況が続くと、FBA倉庫へ預けている商品であればもれなく保管料も発生しています。

出品できず保管料も徴収される。

 

踏んだり蹴ったりです。

早期解決しかありません。

 

出品を再開するには、権利者が申し立てを取り下げること

警告メールに記載がある権利者のメールアドレスへ、謝罪文を送ることで申し立てを取り下げてもらえることがあります。

しかし、わたしの経験上、取り下げてくれるセラーはほぼ皆無です。

メールを送ろうものなら、無視されるか強烈な言葉で罵られるのがオチです。

 

申し立てメールには、はじめから期待しないのが無難です。

中国商品の場合、中華系セラーもいますからそもそも日本語が通じない。ということもありますよ。さらに、日本人セラーなら確実に商標を取得していることが多くで、取り合ってもらえないことがほとんどです。

 

Amazonへ必要な情報を提供することで出品再開の可能性があること

出品再開のカギは、Amazonへ情報提供することです。

はじめて警告メールが届いた人こそ、まずはこの点を理解しておきましょう。

必要な情報とは何か?

 

本文中にヒントがあります。

「「申し立て」リンクをクリックしてください。」

上記をクリックすることで把握できます。

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警告に対し申し立てをおこなう

以下、今回の件でわたしがAmazonへ提出した文面と資料をすべて公開します。

 

お世話になっております。
ご不便をお掛けいたしております。

以下、誤って停止されたと思われる理由です。

1, 特許情報プラットフォームでは、ブランド名「Jeemitery」での登録商品は確認できないこと。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/t0100

2,当該ASINの商品ページにはブランド名「Jeemitery」と記載があるが、販売元情報を確認すると、ブランド名「kitekorosso」(登録番号6744500)と記載があること。
https://www.amazon.co.jp/sp?ie=UTF8&seller=A3JCNCHVAWWMB4&asin=B07J67KY4J&ref_=dp_merchant_link&isAmazonFulfilled=1

3,1.および2,の商標登録情報に整合性がないこと。

以上です。

なお、当社では本ASINは2020年以降、販売してございませんし、2022年よりFBAでの出品もおこなってございません。今後、FBAもしくは自己出品での販売を再開する場合も、本ASINは販売することは一切ございません。

当社でも、過去に知的財産権の侵害に対し非常に憂慮しておりました。侵害とのことであらば、商標登録番号を明示いただけますと幸いです。人為的なミスの可能性もございますため、調査し改めてご連絡させていただいきます。

よろしくお願いいたします。

 

詳しく解説します。

 

 

商標登録されていないことを明記する

知的財産権の登録状況は、特許庁が提供している特許情報プラットフォーム(=通称J-PlatPat)で確認することができます。

Amazonからのメールアドレスによると、商標権に関する権利ということがわかるので、J-PlatPat上の商標を選択します。

今回は、商品ページを確認すると、どうもブランド名「Jeemitery」で指摘されているため、「Jeemitery」で検索します。

 

ヒットしないので、「Jeemitery」の日本語(ジーミタリー?など)でいくつか検索してみます。

それでも、ヒットしないことがわかります。

では、何が問題になっているのか?

ブランド名は、Amazonブランド登録サービスにより保護されているため、セラーが勝手に登録することができません。この事実を知っていると、権利者が他の商標を使ってAmazonへ知財侵害を申し立てた可能性が高いと推察できます。

 

参照J-PlatPat > 商標権

 

販売元情報を確認する

Amazon商品ページ

 

商品ページ上には、ブランド名らしき単語が見当たりませんでした。

そこで、販売元をクリックしてみます。

案外、販売元ページで小癪(こしゃく)なことをしているセラーはいます。

 

Amazon販売元ページ

 

ビンゴです。

  • ブランド名「kitekorosso」
  • 登録番号:第6744500号

上記の登録番号で、J-PlatPatで検索しヒットすることを確認します。

 

おそらく、このセラーは、「kitekorosso」でAmazonブランド登録をおこない、その権利を使って今回のASINに対し申し立てをおこなったのだと思われます。

 

整合性がないことを伝える

最後に、上記2点より、権利者の主張が食い違っていることを指摘します。

目次に戻る▶▶

 

出品再開のメールが届く

平素は Amazon をご利用いただき、誠にありがとうございます。
以下の内容について、出品制限を解除し、アカウント健全性の規約違反記録を削除いたしま
した。

ASIN:B07J67KY4J
申し立て番号:*******

Amazon ではお客様を保護するため、慎重に慎重を重ねる場合がございます。本件についてご
不便をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

 

11月11日に警告メールを受け出品が停止され、11月12日に出品が再開することができました。

といっても、わたしは出品していないので再開となって直接的なメリットはありません。

ただし、アカウントの健全性の点で、半年間は記録に残るため、当方に非がないとわかっていても丁寧に冷静に対処しています。

 

現時点では、わたしにとってAmazonのアカウントは不要ですが、今後何があるかわからないですし、評価も数千あるアカウントなので小口アカウントで維持して持っておくつもりです。

なお、Amazonは現在に出品していなくとも、過去に出品していたASINに対しても警告メールを送付する傾向があります。

全く覚えがないということはないはずなので、当時の請求書や領収書、取引のエビデンスを残しておくことも早期解決のポイントです。

目次に戻る▶▶

 

まとめ

わたしが現役のころは、アカウントスペシャリストと呼んでいた部署はセラーパフォーマンスチームに変わったようです。

当時から、アカスペの対応はコンプライアンスの面で問題があるのではないか。と指摘されていましたが、そのような経緯もあり名称が変更になったのかもしれません。

 

今回のやり取りで感じたことは、以前よりもAmazonの対応が軟化したということです。

わたしのスキルが上がっていることも間違いなくありますが、以前ならもうひと悶着ふた悶着あってもよさそうな案件でした。

いづれにしましても、セラーパフォーマンスチームからのメールには、焦らず冷静に、そして丁寧に対応することが前提になるかな。と思います。

 

ご質問、いつも歓迎です!

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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