
こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^
ずばりこちらの疑問にお答えします。
▼タオバオでの買付に関するtweet▼
タオバオで直買付できますよ。そうすれば代行へ支払う手数料は要らなくなります。ただし、①検品がない、②クレカ会社による決済手数料2.0%前後、③タオバオによるクレカ決済手数料3.0%、⓸国際送料が4pxの激高価格。ということを鑑みると、代行を通じた方がむしろコスパよく仕入れができるのですね
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行「誠」 (@makoto1688) February 18, 2022
この記事は、長年、タオバオやアリババで貿易業を営むパンダ社長が書いています。
それでは見ていきましょう。
(タップできる)もくじ
日本から閲覧できるのは国際版タオバオ
タオバオには、2つあります。
1つは、中国国内で閲覧できるタオバオです。
もう1つは、中国以外の国から閲覧できるタオバオです。
日本からタオバオへアクセスすると、「world.taobao.com」と記載されたURLが表示されます。
中国からタオバオへアクセスすると、「www.taobao.com」と記載されたURLが表示されます。
それぞれのサイトは中国語で表示され、日本語や英語で直接表示することはできません。
タオバオで直接購入するときの5つの注意点
タオバオで直接購入する際に注意すべきポイントは5つです。
詳しくみていきましょう。
決済はアリペイTourPass
タオバオで決済するには、アリペイ(Alipay)のアカウントが必要です。
厳密には、アリペイTourPassのアカウントは、外国人用のアカウントになります。
アカウントを持っていない人は、決済画面でアリペイ用のパスワードを登録し、クレジットカードと紐づけることで決済できます。
なおmアリペイTourPassは、2019年から中国人以外の外国人向けにはじまったサービスです。
クレジットカードでのチャージが最大2,000元(約40,000円)までできます。
有効期間は90日間で、残高は申請した口座へ返金できます。
わたしは、アリペイTourPassは持っていませんが、もし繰り返しチャージできないとしたら、最大40,000円まで使えないのでビジネスでは利用しないです。
あくまで、タオバオは個人使用を想定して、アリペイTourPassのサービスを提供していると思います。
「VISA」または「Master」での決済手数料2.2%
アリペイTourPassに紐づけられるクレジットカード会社は、「VISA」または「Master」です。
「VISA」または「Master」で、海外で決済すると、手数料が1.6~2.2%生じます。
また、為替レートはそれぞれのクレジットカード会社が設定しているレート(裸のレートではない)です。
タオバオに支払うカード決済手数料3.0%
海外から購入する場合、タオバオはクレジットカードでしか使えません。
タオバオでクレジットカードで支払いをすると、カード決済手数料として3.0%がかかります。
不具合品の返品が難しい
タオバオは、中国人の低~中所得層が利用するサイトです。
日本人の感覚でいると、とても困ったことが起きやすくもあります。
破損や汚れなどの不具合品がそこそこの頻度で発生します。
不具合品が生じた場合、タオバオから返品申請できます。
しかし、大概において申請を棄却されたり、写真を求められたりするので、阿里旺旺アプリを使って交渉することになります。
タオバオの店主は、日本語や英語を話せる人は極めてレアなので中国語でやり取りすることになります。
▼ タオバオでの中国人とやり取りに関するtweet ▼
タオバオの店舗で直接買い付けて、不具合品が届いて、返品交渉したら、大変なことになった記事です。とてもリアルです。「Diy Net Bank」さんのこちらの記事が参考になりますよ https://t.co/d56FncRMAb
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行-誠 (@makoto1688) February 18, 2022
4pxによる国際送料
海外からタオバオで購入した荷物は、タオバオが提携している4pxという会社の倉庫へ発送されます。
複数点荷物がある場合も4pxの倉庫にまとめ、一度に発送すれば国際送料を抑えることができるので便利です。
ただし、国際送料は代行業者に比べ高めです。
タオバオ直購入ではなく、代行経由をオススメする理由
正直なところ、タオバオで直接購入するメリットが見当たらない。というのがパンダ社長の見解です。
理由は、次のとおりです。
- 代行手数料が5%なら、タオバオの決済手数料と変わらない。
- クレジットカードで決済できても、カード会社のレートで元決済になる。円で決済できる代行の方がよい。
- 販売目的であれば、不具合は避けたく、検品があった方がよい。
- 不具合品の交渉に余計な時間を取る。国際送料も返金されないことが多い。
- 国際発送の質が同じであれば、より安価な代行にお願いした方がよい。
1つでも2つでも同意できるところがあれば、代行へ依頼することをオススメします。
上記を踏まえ、これまで代行業者を通じ中国輸入ビジネスを行っているのでしょうし、また、代行業者の需要があるから2023年現在も法人で約50社の代行が営業できているのでしょう。
結論:中国輸入は、タオバオ直ではなく、代行経由をオススメ!
まとめます。
- 日本から閲覧できるのは国際版のタオバオです。
- タオバオで直接購入するときの5つの注意点
①決済はアリペイTourPass
②「VISA」または「Master」での決済手数料2.2%
③タオバオに支払うカード決済手数料3.0%
⓸不具合品の返品が難しい
⑤4pxによる国際送料 - タオバオ直ではなく、代行経由をオススメする理由
①代行手数料が5%なら、タオバオの決済手数料と変わらない。
②円で決済できる。
③検品がある。
⓸不具合品の交渉をやってくれる。
⑤国際送料が手頃である。
編集後記
たとえば、イオンがアパレル商品を開発するときには、中国に現地エージェントを挟んで取引することが多いです。
取引先が間に入ることでコストが膨らみますが、不具合リスクや金銭授受でのリスクがあるからこそ、エージェントを挟む傾向にあります。
個人の貿易ビジネスでも同様のリスクはあります。
不具合品を弾くことができ、かつ仕入れを抑えられることができるのであれば、代行を挟んだ方がメリットがあるように感じてなりません。
本日もお読みいただき、ありがとうございました^^