
こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^
このような疑問にお答えします。
▼ 中国輸入のアパレル無在庫に関するツイート ▼
中国輸入で無在庫を始めるなら、アパレル用品がオススメです。なぜなら、生活必需である衣食住のうちの「衣」だからです。食は消費者の健康面で、住は多額の費用面で参入障壁が高いです。その点、アパレルはいくつかの点に気をつければ、参入しやすいカテゴリーです。課題は、ブランド化と認知です😌
— パンダ社長@中国輸入代行「誠」×NFT×米国株 (@makoto1688) December 23, 2021
この記事は、長年、貿易業を営むパンダ社長が書いています。
▼この記事でわかること▼
- 中国輸入で、アパレルを無在庫で販売したときの失敗事例
- 無在庫ではリードタイムが重要であること
それでは見ていきましょう。
中国輸入におけるアパレル無在庫での失敗事例
中国輸入におけるアパレル無在庫での失敗事例には、次のようなものがあります。
パンダ社長の経験事例です。参考にしてみてください。
- サイズが違うケース
- 関税が生じるケース
- 洗濯タグの日本語表示がないケース
- 粗悪品にあたるケース
サイズが違うケース
1つ目は、サイズが違うケースです。
中国のサイズ感は日本に比べ、0.5~1サイズ大きいです。
Mと記載があると、日本ではMかLサイズということです。
Mと書いてあっても、サイズ表示(●●cm~●●cm)を確認することで回避できます。
関税が生じるケース
2つ目は、関税が生じるケースです。
中国輸入での無在庫ですと、1点発送が基本になりますから、関税が発生することはあまりありません。
ですから、基本的には無在庫での関税は気にしなくてよいです。
ただ、次の場合には課税される可能性があるので注意してください。
- 同梱(=複数商品を1つにまとめて発送する)
- 課税価格1万円以上の商品
- 革製品や靴、編み物など、1万円未満での関税が生じる品目
参考:中国輸入での関税を免税にする方法【計算方法や税率も解説です】
洗濯タグの日本語表示がないケース
3つ目は、洗濯タグの日本語表示がないケースです。
日本には、「家庭用品品質表示法」という法律があります。
アパレル用品の洗濯タグの表示については、「家庭用品品質表示法」の繊維製品品質表示規程に明記されています。
要点は次の通りです。
アパレル用品(=繊維製品)を販売するに当たり、次の表記を洗濯タグに記載してください。
- 日本語表記
- 繊維の混合率
- 家庭洗濯の取扱方法(洗濯マーク)
- 表示者名及び連絡先
- (あれば)撥水性
参考:【中国輸入の落とし穴】アパレル製品の品質表示と洗濯表示について
粗悪品にあたるケース
4つ目は、粗悪品にあたるケースです。
タオバオには、無在庫セラーも多く出品しています。
アリババには、工場から不具合品を回収し、販売する業者もいます。
タオバオやアリババで、やけに安い商品があるのは、これが理由です。
タオバオやアリババで店舗リサーチするときの基準は次の通りです。
100%没問題(メイウェンティ)とはいえませんが、この基準を満たす店舗を選択することで粗悪品がかなり減りますよ。
- 「描述」:4.8以上
- 「服务」:4.8以上
- 「物流」:4.8以上
- 「累计评论」:10以上
参考:【無在庫は必見】タオバオで「在庫切れ」リスクを回避する方法【5つです】
中国輸入無在庫におけるリードタイムの重要性
無在庫では、リードタイムはとても重要です。
貴店が出店している販売サイトの納期規約を越えると、エンドユーザーからのクレームにも繋がりやすくなります。
また、アカウントが閉鎖になることもあります。
参考:【無在庫は必見】タオバオで「在庫切れ」リスクを回避する方法【5つです】
リードタイムが遅い原因について、もう少し詳しくみていきましょう。
店舗が発送しないケース
1つ目は、店舗が発送しないケースです。
貴店が指定した店舗が、商品をなかなか発送しないことがあります。
理由は3つです。
- 代行業者が店舗へ注文していない
- 店舗が受注確認をしていない
- 店舗に在庫がない(無在庫)
運送会社が紛失するケース
2つ目は、運送会社が紛失するケースです。
中国では、荷物の紛失はよくあることです。
とくに、繁忙期である長期休暇(旧正月前後と国慶節前後)は顕著です。
国土が広いのもありますが、店舗が指定した運送会社が激安すぎて、運送会社の対応も雑になるなのですね。
参考:春節や国慶節期間における中国輸入での注文リスク【対処法も解説】
代行のリソースが足りないケース
3つ目は、代行のリソースが足りないケースです。
代行側での問題もあります。
たとえば、次のような理由があります。
- 代行があなたの受注を見落としている
- 代行が店舗へ催促していない
- 代行の倉庫に到着後、商品が行方不明になっている
- 代行の倉庫に到着後、検品する人的リソースがない
国際発送の運送業者の対応が遅いケース
4つ目は、国際発送の運送業者の対応が遅いケースです。
たとえば、次のような理由があります。
- 通関書類を間違った情報で作成した
- 繁忙期で、日本および中国の通関がパンクした(仕方ない)
結論:失敗事例を知る。結果、成功につながる!
まとめます。
- アパレル用品は、中国と日本のサイズ感が違う
- アパレル用品の関税は、免税と簡易関税があるが、基本免税が多い
- アパレル用品を日本で販売するには、日本語での洗濯タグ表示が必要(新古品や中古品は不明)
- タオバオのアパレル用品は粗悪品も多い
- 無在庫は、リードタイムも重要
本日もお読みいただき、誠にありがとうございました^^