
こんにちは!
中国輸入代行「誠」のパンダ社長こと酒井(@makoto1688)です^^
ずばりこの疑問にお答えします。
▼中国の代行業者の拠点に関するtweet▼
代行を選ぶときに、中国内での「所在地」は結構大事ですよ。北京は地価が高いですし、内陸は国際発送に向いていないです。多くの代行は沿岸部にあり、特に、義烏や広州に集まっています。上海空港と港があるためです。ただし、人件費と地価が高騰していることもあって、年々廃業傾向にあります
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行「誠」 (@makoto1688) February 19, 2022
この記事は、長年、中国との貿易仲介業を営むパンダ社長が書いています。
▼この記事でわかること▼
それでは見ていきましょう。
(タップできる)もくじ
代行業者の拠点を把握すべき3つの訳
中国輸入をはじめるのあたり代行業者の拠点を把握すべき理由は、次のとおりです。
詳しくみていきましょう。
拠点により、料金が異なる
1つ目は、拠点により料金が異なるためです。
日本でも地域ごとに物価や人件費、地価が異なるように、中国でも異なります。
代行業者にとって、コストが抑えられる地域(拠点)の方が利益が出しやすくなります。
固定で生じるコストが高いほど、提供するサービスの価格も高くなります。
拠点により、配送スピードが異なる
2つ目は、拠点により配送スピードが異なるためです。
中国は、最西端の新疆ウイグル自治区から最東端の黒龍江省までの距離は約5200キロあります。
極端な話ですが、これだけ距離が離れていると、代行業者の拠点によって配送スピードが変わることは想像に難くないです。
拠点により、サービスの質が異なる
3つ目は、拠点によりサービスの質が異なるためです。
ビジネス拠点である上海には、人材が集まります。
人が集まるところには優秀な人材も集まりやすく、一方で人が集まりにくい地方では人材確保がなかなか難しいです。
代行業者の拠点は、義烏が最大勢力
次に、輸入代行業者の拠点を調べてみましょう。
この記事では、ホームページを持っている輸入代行業者約70社の会社情報(や特定商取引法上の情報)を集計しました。
以下が集計結果です。
浙江省 | 27 | |
浙江省義烏市 | 20 | |
浙江省杭州市 | 3 | |
浙江省金华市 | 3 | |
浙江省紹興市 | 1 | |
広東省 | 19 | |
広東省広州市 | 11 | |
広東省深圳市 | 7 | |
広東省東莞市 | 1 | |
江蘇省 | 5 | |
江蘇省南通市 | 4 | |
江蘇省無錫市 | 1 | |
山東省 | 山東省青島市 | 5 |
上海市 | 上海市 | 4 |
北京市 | 北京市 | 3 |
香港 | 香港 | 4 |
この結果からわかることは次のとおりです。
もう少し、詳しくみていきましょう。
中国東部の湾岸エリアに集まる
1つ目は、中国東部の湾岸エリアに集まるということです。
国際貿易では物流手段は船や飛行機です。
そのため、代行業者の多くは必然的に湾岸エリアに拠点があります。
人と物が集まるエリアに集まる
2つ目は、人と物が集まるエリアに集まるということです。
貿易拠点の条件は、交通の便がよいことです。
交通の便がよいと自然に人と商品が集まります。
便利になる一方で人件費や地価が上がりますが、それでも利便性を求め、浙江省や広東省、上海市、香港といった地域に貿易会社が多く所在します。
複数拠点ある代行業者の利便性
2019年12月に、コロナウィルスは湖北省武漢で発生しました。
これを受け、湖北省での経済活動は完全にストップしました。
さらに、2020年2月には、近隣の省である安徽省(ドレス工場が多い)や河南省、江西省、重慶市、湖南省でも経済活動に制限が加わりました。
翌3月には、代行業者の拠点が多い浙江省(杭州、義烏)や広東省(広州、香港)でも陸路やエア便、船便に遅れが出始めました。
コロナウィルスに関わらず、たとえば不謹慎ですが自然災害など生じた場合でも、拠点が複数ある代行業者の方がリスク回避という点でオススメです。
▼ 「誠」の拠点に関するtweet ▼
代行を選ぶときに、中国内での「所在地」は結構大事ですよ。北京は地価が高いですし、内陸は国際発送に向いていないです。多くの代行は沿岸部にあり、特に、義烏や広州に集まっています。上海空港と港があるためです。ただし、人件費と地価が高騰していることもあって、年々廃業傾向にあります
— パンダの社長(酒井隆太)@中国輸入代行「誠」 (@makoto1688) February 19, 2022
最近は、ホームページに拠点に「青島」を加えている代行業者があります。
「青島」は当社の庭。
横のつながりも深く把握していた代行は5社でしたが、この記事の初稿2020年2月7日後に、ホームぺージに「青島」と記載する代行業者が増えたのは事実です。
実際に行ってみると、看板やそれらしき倉庫がない代行もあります。
結論:代行業者選びの1つの複数拠点の有無があります!
まとめます。
- 中国輸入の代行業者の拠点を把握すべき訳
①料金が異なる
②配送スピードが異なる
③サービスの質が異なる - 代行業者の拠点は、義烏が多い!
- 拠点が複数ある代行業者は優位性や利便性が高い!
編集後記
現存する代行業者のほとんどが中国東部の湾岸エリアに所在していますから、立地の面ではほぼほぼ心配する必要はありません。
なお、上海や北京、香港など地価や人件費が高騰しているエリアの代行は、今後ますます、料金設定が高めになると思います。
5年前。手数料が3%の代行もありましたが、2022年2月現在、手数料は5%~で平均7%です。
本日もお読みいただき、ありがとうございました^^