
こんにちは!
じょにです^^
中国の代行業者をこれからお探しの方も既に代行業者をご利用の方も、代行業者の拠点(立地・所在地)を確認したことはありますか?
代行業者の拠点(立地・所在地)は、配送スピードやOEMの生産スピード・価格に多少なりに影響します。
今回は、ホームページを持っている代行業者84社の会社情報(や特定商取引法上の情報)を集計した結果を考察してみたいと思います。
義烏のある浙江省が最大勢力
浙江省 | 27 | |
浙江省義烏市 | 20 | |
浙江省杭州市 | 3 | |
浙江省金华市 | 3 | |
浙江省紹興市 | 1 | |
広東省 | 19 | |
広東省広州市 | 11 | |
広東省深圳市 | 7 | |
広東省東莞市 | 1 | |
江蘇省 | 5 | |
江蘇省南通市 | 4 | |
江蘇省無錫市 | 1 | |
山東省 | 山東省青島市 | 5 |
上海市 | 上海市 | 4 |
北京市 | 北京市 | 3 |
香港 | 香港 | 4 |
日本のみ | 15 |
中国輸入をやっていますと、義烏(イーウー)や広州、深圳(シンセン)という言葉をよく耳にします。
調査の結果、代行業者の所在地は、浙江省の義烏市がもっとも多く、義烏市に隣接する市を含めると浙江省が一番多く、次いで、広州や深圳を擁する広東省のようです。
よく耳にする地名に代行業者が多いことがわかりました。
所在地を地図で確認する
中国の地名を聞いても、いまいちどこに位置するのかわからないかもしれません。
上記にまとめましたので参考にしてみてください。
白地図に地名がなかったので補足として、青島市は山東省内のピンク枠、南通市は江蘇省内のピンク枠に位置しています。
代行業者は中国東部の湾岸エリアに集まる
代行業者に関わらず、国際貿易では物流手段は船や飛行機になります。
そのため、必然的に代行業者の多くは湾岸エリアに所在しています。
ではなぜ、福建省や海南省、遼寧省など海に面したエリアには代行業者がない(今回の調査ではないだけで実際には所在する可能性はありますが、あったとしても少ないはずです)のでしょうか。
人と物が集まるエリアに代行業者も集まる
貿易の拠点は、交通の便がよいことが条件になります。
交通の便がよいと自然に人と商品が集まります。
便利になる一方で人件費や地価が上がりますが、それでも利便性を求め、浙江省や広東省、上海市、香港といった地域に貿易会社が多く所在することになります。
福建省や海南省、遼寧省に代行業者が少ないのは、その地域に特産品が少なかったり、大きな港がなかったり、人口が少なかったりといったことが主な原因です。
複数拠点ある代行業者の優位性
2020年2月現在、コロナウィルスが流行しています。
たとえば、当社「中国輸入代行 誠」の拠点がある義烏は、武漢に比較的近く、政府より業務に制限がかけられている状況があります。
しかし、当社は、青島や広州にも拠点があるため、1拠点のみの代行業者よりも立地の面で優位性があります。
今回は、湖北省武漢市が発症でしたが、ウィルスに関わらず、たとえば不謹慎ですが自然災害など生じた場合でも拠点が複数ある代行業者の方がリスク回避という点でオススメです。
(何かが起きた時に、新しい代行業者を探すのは結構大変です...経験的に...注文方法が変わったり0から依頼することになったりしますからね...)
まとめ
中国輸入の代行業者を探す際に、月額利用料や代行手数料、国際送料に目がいきがちで、もちろんそれらの視点は必要条件にはなります。
一方で、拠点(立地・所在地)はどこにあるのか、拠点は複数あるのか。といった視点で見ている方は少ないかもしれません。
現存する代行業者のほとんどが中国東部の湾岸エリアに所在していますから、立地の面ではほぼほぼ心配する必要はありませんが、拠点が複数ある代行業者の方がよいという前述の通りです。
また、上海や北京、香港など地価が高いエリアの代行業者は、(一概には言えませんが)純粋に考えますと料金設定も高めになる傾向にあるかもれません。
中国輸入の代行業者を選定する際は、拠点(立地・所在地)の視点も入れて考えてみてもよいかもしれませんね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。